嗚呼、折り返し!
11日でちょうど8ステージ、全16ステージの半分まできました。
前回【マナイタの上の鯉】と書いたハリー役の一柳みるです。あの鯉はどうなったのか?静かに覚悟を決めて、鯉のあらいになったのか、鯉こくになって、お客様の舌を満足させたのか?

うーん、わかりません。
確かな事は、静かな覚悟なんて出来ないという事。ジタバタ、ジタバタの日々です。

先輩達から「芝居は幕を開けたら後はお客様が教えてくれる」と教わりました。
Pit昴のような狭い空間だとなおのこと、直にお客様の反応が伝わります。一緒に呼吸しているという一体感もあります。支えられている感じがするのです。
あと半分のステージで、どれくらい発見出来るか、楽しみでもあります。


さて、13日 月曜日 14時の回、ミニミニポストショートークを行います!
今回は小道具や舞台上の仕掛けに、ひと工夫、ふた工夫ありまして、座内からもどうやってるのと質問があるくらいで。
そこで、各スタッフの許可を得て、技をお見せしようと思います。
また、道具作りなどに携わった若手のメンバーもご紹介させていただきます。
終演後30分くらいを予定しております。
お時間がありましたら、どうぞご参加くださいませ!

あ!撮りたかった写真があったのに忘れた!
13日に実物をお見せします。

あと半分、皆さま、一緒に走ってください!

| 稽古場日記 | 11:52 | comments (x) | trackback (x) |
ポストトークショーが開かれました!!
『埋められた子供』の幕が開き、序盤戦が終わりました。さあ、これから中盤戦へと入って行きます。
毎日、たくさんのお客様にご観劇いただいております。アンケートやご意見では
•芝居の迫力がすごい!
•舞台美術が素敵すぎる!
などのお声が多数。


さて、本日は終演後にポスト・ショー・トークが開催されました。演出の桐山知也さん、翻訳の広田敦郎さん、そして出演者4人。
事前の打ち合わせ??


演出の裏話や、サム•シェパード作品の翻訳の難しさなど、興味深いお話が展開されました。
(私も裏で聞いていました。)


本公演期間中、もう一度ポスト•ショー•トークが行われます。

テーマはこちら↓

『埋められた子供』舞台美術家、青木氏を囲んで、演出・翻訳・出演者と一緒にPit昴の舞台美術の秘密を解く!!
10月16日(木) 14時の回の終演後
この回は私(ブラッドリー役の中西陽介)も参加予定です。劇場へ足を踏み入れるや否や別世界へと誘う舞台美術、私自身も興味津々です。さて、どんなお話になりますでしょうか。

さらにさらに
追加イベントも決定しました!!

10月13日(月・祝)14時の回の終演後
ミニミニ★バックステージトーク~『埋められた子供』の小道具等紹介します!
司会はハリーを演じる、一柳みる。
舞台で使った小道具の数々をご紹介しつつ、その作品の魅力もお伝えします。
また、この作品を一緒に創った、若手俳優たちもご紹介します。

この若手たちの力が無ければ、今回の舞台は成り立ちません。いろいろな面白い裏話、苦労話も聞けるかもしれません。

乞うご期待!!
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 13:26 | comments (x) | trackback (x) |
初日開演!!
今回のブログ担当はティルデン役の佐藤洋杜です

いやはや、遂に、遂に来ました初日です!
これまで、稽古予定表を見る度に、いやあ焦る焦る!
「あとこれだけしか稽古の日にちが無い❗」と。そしてあっという間に初日を迎えた次第です。

昨日は、「TR(テクリハ)」と「GP(ゲネプロ)」をやりました。
テクリハは、照明・音響・衣装・演出部・役者が、皆が皆、少しでもこの作品を良いものに、という思いがぐわっと集結してる時間なのです。
ギリギリのギリギリまで、数センチの立ち位置、数文字のセリフでのきっかけ、数枚の布、数滴の汚し、との勝負が静かに、淡々と続いているのです。
そんな時間が、そういう、皆が「そこ」を目指してる時間が僕は好きです。
この作品にたずさわってるんだということを実感できるのです。

そして昨日の「ゲネプロ」、
いやあ、足がガクガクでした。はい。
何度も言いますが、9年ぶりの舞台出演です。出番の前にガクガク、舞台上でもガクガク。
制御不能でありました。

そんなこんなで、始まりました。全16ステージの旅路。
皆様に、この「笑い」と「カオス」をしっかりとお届けできたらば、とひたすら願いつつ。

https://www.theatercompany-subaru.com/public.html

こちら、アフタートーク等の最新情報が掲載されていますので、こちらもチェックしてみてください!!

今回ブログ担当した佐藤さんは10月7日のポストトークショーに出演します!!
演出化、翻訳家とともにこの作品の深掘りをします!
面白いこと間違いなし!!

劇場にて一同お待ちしております!

| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
嗚呼、マナイタの上の鯉
初日まであと二日となりました。
本日のブログ担当はハリー役の一柳みるです。

演出の桐山さんが必ず稽古前に全員に聞きます。『今日の気分は?例えば色で』…食べ物であったり、動物、県名、花など色々ありました。

今、聞かれたら即答【マナイタの上の鯉】ですね。
あ、この言葉知らない若い方もいるかも!調べてみてね。

どんな俳優にとっても初日までの数日は胃の痛くなる日々です。装置も照明も音響も衣裳も小道具も何もかもが揃っていく中、自分だけが追いつけていないという焦燥感。
毎回同じように苦しみながら、だからと言って役者稼業をやめないのですから、ま、好きなんでしょうね、この仕事。

こんな日々の中、先日、金尾さんのお誕生日をお祝いしました!


金尾さんとケーキを持つ勝田君


金尾さん、何と何と75歳!
はい、高齢者から後期高齢者になりました!
とは言え、稽古場では一番元気、セリフも一番早く入ってました!後輩達の良いお手本です。
これからも頼もしい背中を見せ続けてくださいね!

さてさて、どんなに話を変えようと、初日はやってきます。ジタバタせず、鯉になります。
そして、最後に客席にお客様をお迎えして、芝居が完成します。見てくださる方無しには成立しません。

舞台の上でお待ちしております!

| 稽古場日記 | 13:55 | comments (x) | trackback (x) |
時代は変わる
劇団の連中と私との関り合いをちょっとお話しします。

あっ、申し遅れました、私ドッジ役の金尾哲夫です。


左から金尾、一柳
(※以降敬称略)

先ずは一柳みるさん。
この方とは同世代(敢えて年齢は申しませんが)。いやー、話が合いますねぇ。社会感とか生活習慣とか食習慣とかね。後は目が見えるとか見えないとか、足腰がどうのこうのとか。更には、話題として最近の若者たちのことを・・いやいやこれは止めておきましょう。
私達二人は、寛容力があり、包容力があり、包摂的な心を持った人間と自負しているのですから。


左から佐藤、宮島、中西

次は中堅三羽烏。
いやいや立派な大人ですな。先輩の私に、敬意を伴い、尊敬の念を持って接してくれます。
いや待て、分からんぞ・・・。人の心は疑ってかかれ。もしや私を引きずり落とそうと画策しているのかも・・・。
は、は、は、止めましょう。オセローじゃないんだから。とまあ、包容力のある私は彼等と日々暖かく接するのであります。


左から赤江、高橋

そして若者二人。
いいな、いいな、若いって!私もあの頃に戻りたいな!辛くても、楽しかったな!
元気だっな!お酒飲んでも、翌日酒残らなかったな!徹夜で喋ってても、翌日仕事に行ってたな!恋も何回かしたな!破れた方が多かったな!
もう止めなさい!
羨望と、愚痴しか出ない私は何なのだろう?若者たちと素直に接しようと思う、包摂性に富んだ私なのだから。


左後ろから櫻井、、勝田、鈴木、柴山
左前から筧、長瀬

今年入った準劇団員たち。
先日、彼等の会話をつい耳にした。ゲームの話しか何かだった。分からん!日本語のようだが87%は理解不可能。私の言葉の認知能力もここまで衰退したかと落ち込んだ。
そして彼等の年齢のこと、2000年前後の生まれだとか。はぁ?私と半世紀も違うのかい!
そこで自己啓発力の高い私は、未知の彼等との遭遇にあたり、新語の学習も含め接し方を深く学ぼうと固く心に決めた。

ところで・・・
『時代は変わる』って歌、ご存知ですか?昔、ボブ-ディランやピーター-ポール-アンド-マリーが歌っていました。歌詞の中身は、古い時代の大人たちに、時代は変わってるんだよと警告するような内容。
実は私もギター抱えて、仲間と歌ってました。若かったのですね。
そう、時代は変わるのです。
| 稽古場日記 | 15:35 | comments (x) | trackback (x) |
衣装は舞台の世界観を作る重要な要素!
ブログをご覧の皆様!
こんにちは!
今回ブログを担当いたします!
劇団昴の新準劇団員として活動させていただくことになりました、筧実華、長瀬紗輝です!

今回は 衣裳部 としてこの作品に携わっています!
衣裳部リーダーのシェリー役髙橋慧さんを筆頭に、舞台に欠かせない衣裳を通して、作品の世界観づくりに関われること、とても嬉しく思っています。

まだまだ勉強中ですが、先輩方からたくさん学びながら、少しずつ力になれるよう頑張ります。
舞台を観に来てくださるお客様にとって、物語に入り込めるような衣裳を届けられるよう精一杯取り組みますので、応援していただけたら嬉しいです!


左から筧、高橋、長瀬
これからどうぞよろしくお願いいたします!!
| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
※この記事は本人の了解を得た上で書いております
お久しぶりです、『評決』以来の登場となりました、
ファーザー・デュイス役の宮島岳史です。


つい先日のことです。

感情を大きく揺り動かされた事件に遭遇しました。


大坂史子先輩がご自身のX(旧Twitter)に、Yahooニュースの「とある記事」のリンクを投稿されておりました。

見出しは「30歳女優が31歳俳優との結婚を発表」

一体何故このようなニュース記事をシェアしたのか、気になって元記事へのリンクをタップしました。

すると…



……。




「俳優の赤江隼平(31)」


――そこには『埋められた子供』の共演者「赤江隼平(31)」の名前が!!


いや…全然知らなかったんですけど。

彼とは連日、稽古場で顔を合わせているのです。

それがナゼ僕は、本人の口から直接ではなく、Yahooニュースの記事から…もっと言っちゃえば、先輩のSNSのシェアで知ることになっているんだ。


正直、胸がざわつきました。


僕も半世紀以上生きていますが、
知人の幸せなニュースを知って、祝福したい気持ちより先に【愉快な気持ち】が沸き上がって来たのは初めてのことだったのです。


この気持ちを言語化できずモヤモヤしたので、AIに聞いてみました。

とても鋭い問いですね。こうした感情には、いくつかの心理的な要因が絡んでいる可能性があります。以下に代表的なものを挙げてみます:

・親しみと距離感のアンビバレンス
祝福したい気持ちもあるけれど、身近な人が“公人”のように扱われることに対して、からかいたくなる心理が働く。

・文化的な“照れ”の表現
日本では、直接的な祝福よりも、軽い冗談や冷やかしを通じて感情を伝えることがある。「お前がニュースかよ!」というツッコミは、実は親しみや愛情の裏返しだったりもします。

ざわついたのは愛情の裏返しだったみたいです。

無事に自分の中で気持ちが整理できたので、日を改めてちゃんと祝福しました。



おめでとう赤江、末永くお幸せににね!


でもまぁ…
欲を言えば、記事に『埋められた子供』の宣伝を差し込めればもっと良かったのに…なんて。
| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
見えないところの楽しみ!
おはようございます!
今回ブログ担当させていただきます、
準劇団員一年目の勝田望夢、柴山晃生、櫻井達成と、演出部の鈴木遙です!
たまたまですが生まれた年が同じメンバーでブログ担当することになりました!


現在『埋められた子供』の裏方として、小道具や転換のお手伝いをしています。
客席からは見えない仕事ですが、スムーズな転換や役者さんが安心して使える小道具があることで、舞台の世界が成り立っているんだなあと日々実感します。

今回は柴山君主体で仮小道具をせっせと作りました。こういう工作のような作業も、舞台づくりの一部だと思うと楽しいものです。

そしてこちらはカゴいっぱいに詰め込まれた、仕上がった仮小道具です。表情も、良い感じの生産者の顔ですね。
なんの仮道具を作ったか気になりますよね?
劇場で答え合わせをしてみてください!



左:勝田 中:柴山 右:櫻井
写真撮影:鈴木遙(恥ずかしがり屋のため撮影を担当笑)

舞台の表も裏も一体となってつくる作品。
ぜひ客席で、その世界を味わっていただけたら嬉しいです。

ご来場、心よりお待ちしております!

新準劇男子一同&演出部鈴木遙より
| 稽古場日記 | 13:20 | comments (x) | trackback (x) |
チケット予約始まってます!!
皆さん、こんにちは!
劇団ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、ブラッドリー役の中西陽介がお伝えいたします。

稽古は、読み稽古から立ち稽古へと移行し、着々と進んでおります。
稽古開始から少し時間が経ってしまいましたが、本日は稽古後に親睦会が開かれ、一杯。

これまで劇団スタッフをまとめてくれていた矢﨑君は、他現場へ行くため今日まで。ありがとう!!



さあ、今回は『埋められた子供』の中に出てくる、重要な場所についてご紹介します。

まずは、イリノイ州。

アメリカ中西部に位置し、最大都市はシカゴです。
国際色豊かな文化と工業が発展し、ミシガン湖沿いの美しい街並みや農地も広がっています。

「コーンベルト」と呼ばれる地域の中心に位置し、肥沃な土壌と広大な農地を持つトウモロコシ生産の重要拠点です。
州内の農地の多くがトウモロコシと大豆の栽培に使われています。




次に、ニューメキシコ州。

アメリカ南西部に位置し、州都はサンタフェです。
年間を通して晴れの日が多く、砂漠や奇岩の景観、美しい自然に恵まれています。ネイティブアメリカンやスペイン、メキシコの文化が混ざり合う独特な街並みや伝統文化が息づいています。




チケット予約は始まっております。
皆さまのご予約、お待ちしております!!
| 稽古場日記 | 00:00 | comments (x) | trackback (x) |
こんな見方もあるんです!
おはようございます
準劇団員の石井海翔です。

今年の5月から6月にかけて公演した「フツーの生活長崎編」にて山口平蔵役をやっていました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。
今回は裏方として参加しています。

稽古は序盤も序盤。まだまだ始まったばかりで小道具も作り始めです。

劇中に噛みたばこが出てくるのですが、日本では文化としてほとんど使われていないので同じものを買うということができません。そもそも普通のタバコでも劇場という空間で受動喫煙をお客様に強いることはできないのでネオシーダーという薬用の無害のものを使っています。

噛みタバコは口の中に入れて噛むことによってニコチンを摂取するため、小道具として使用する場合は役者がもし食べてしまった場合でも安全でいて、見た目や食べたあと吐き出した時に似た状態で吐き出せるものでなくてはいけません。

こういう時に演出部はどうするか。
一から考えて作るのです。

噛みたばこと言ってもいくつか種類があるのですが、今回はプラグというブロック状になっていて噛みちぎって使用するものを用意します。

葉っぱさえ変えてしまえば無害なものになるためほうじ茶の茶葉を使用し、作り方は本来の噛みたばこの作り方を真似して作ってみます。



材料はほうじ茶の茶葉、水飴、メープルシロップの3つです。

まず、水飴とメープルシロップを火にかけ煮詰めてできる限り水気を飛ばします。
どろどろになってきたら茶葉と混ぜて型に流し入れます。
この時、できるだけ上から押し固めた状態にしてから冷蔵庫に入れます。
そして1日置いたものを試食したら、噛みたばこのように口の中に残らず全くダメなものができます。

こうして試行錯誤を重ねて小道具はできていくのです。一つひとつの小道具を見ていただくと我々演習部のこだわりが見えて来るので、そういう見方もおすすめです。

| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |

  
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