町屋の劇場電報・最終ポー!


二足のわらじを履く、という言葉がありますが…
今回の舞台、僕は五足もの靴を履きました。

昴に入団して三年目。
『クルーシブル』『暗いところで待ち合わせ』では一足しか履いてなかったのに、今回は五足…。



大変でした。
汗だくのひどい顔になってます。
因みにこの写真、今回は舞台監督役一足の、涼しい顔をした宮本さんが撮りました。


『危機一髪』は昨日、幕を降ろしました。

お客様のアンケートを読んでいて、「明日からまた頑張ろうという気持ちになれました。ありがとう!」と書かれていたものがありました。

嬉しかったです。
お客様にいい顔をして劇場から帰宅して頂くことが、劇団昴の使命なんだと、あらためて感じました。

僕は、ご来場下さったお客様から元気と感動を頂きました。
本当にありがとうございました。                                                     町屋圭祐



●そうね。僕は今回、全然汗をかきませんでした。
衣装合わせの時には、名前を書いたテープを靴のつま先に貼っていた君も、5役もやって、本当に成長したね。

皆さま、ご来場、有難うございました!                                            舞台監督・宮本充
| 稽古場日記::危機一髪 | 01:14 | comments (x) | trackback (x) |
本日のポスト・ショウ・トーク
いよいよ、残すところあと1ステージとなりました『危機一髪』IN俳優座劇場。

三回行われたポスト・ショウ・トーク。

トリを飾るのは、

演出の鵜山仁氏と、次回、昴本公演『石棺-チェルノブイリの黙示録-』の演出を担当して頂く青井陽治氏。

そして、出演者からは、宮本充、米倉紀之子、司会進行を磯辺万沙子、助手町屋圭祐でお送りしました。

鵜山さんの『危機一髪』への思い、お二方の演出のこだわりや演出者になるきっかけ、オーディションでの視点、出演者から見た鵜山さんなどなど、芝居づくりの核心に迫るお話を沢山伺いました。

出演者も制作もスタッフもその内容に興味津々。

お客様は、どのように感じられたでしょうか?

今公演では、鵜山さん始め、翻訳の水谷八也先生、舞台美術の堀尾幸男さんにも、お忙しいところ、ポスト・ショウ・トークにご協力いただきました。

広いようで狭く、狭いようで広い演劇界。

私たち劇団昴の想いが通じて実現した、いくつもの素晴らしい出会いに感謝。

また、巡り会う機会を与えてくれた『危機一髪』とワイルダー、そして、劇場に足を運んで下さった皆様に感謝いたします。

本日ラストステージです。

劇団昴の歴史の中でも、特別な作品になりそうな予感のする演目です。

まだご覧になっていない方は、是非、目撃なさっておいてください。

俳優座劇場でお待ちしております。

写真は、イベント後、楽屋にて。左から、青井陽治氏、町屋圭祐、磯辺万沙子、鵜山仁氏。



| 稽古場日記::危機一髪 | 02:02 | comments (x) | trackback (x) |
本物
僕(宮本充)の役は、舞台監督です。
(なんで、舞台に舞台監督が出てくるのか、その理由は、まだ舞台をご覧になっていない方のために言えませんが)
出番の時以外は、舞台ソデから芝居を見ているか、たいていは、楽屋でコーヒーを飲みながら、くつろいでいます。
しかし、その間も、本物の舞台監督は働いています。



暗がりの中にかすかに見えるのは、舞台監督の黒木辰男さん。
カメラを「ナイトスナップモード」にして、撮影に成功しました。
(イリオモテヤマネコの写真みたい)

ここは舞台監督席。
せいぜい50センチ四方の小さな机の上に、台本、筆記用具、ストップウォッチなどが置かれ、机の前には沢山のスイッチが並んでいます。
ここから進行中の舞台を見つめ、音響さん、照明さんに指示を送り、何かトラブルがあれば、迅速に、解決にあたります。
綱元のロープを操作して緞帳を下ろし、幕間の転換中は忙しく走り回ります。
ニセ者がのんびりしている間も、本物は休むことはないのです。

黒木さん、辰男ということは、辰年?
ということは、還暦?
…若い!

(と言っても、この写真じゃ分かりませんね。5月8日のブログをご覧ください)





| 稽古場日記::危機一髪 | 09:19 | comments (x) | trackback (x) |
制作日記 ロビーにて編
お陰様で、『危機一髪』、無事に中日を乗り越え、後半戦に突入です!
出演者はもちろん、私ども制作メンバーも、頑張っております!

毎回、恒例となりましたが、今回も劇団員が劇場ロビーにてお迎えいたします。

そして、ジメッとしたこの季節、爽やかにお迎えできればと、明るいカラー、特に白色のコスチュームで揃えました。

お気づきになった方、いらっしゃいますでしょうか?

今日は、特に、頭から爪先まで全身白でまとめた奥原千加さんをセンターに、記念写真を撮りました。

白すぎ?

前列左から、本間薫、奥原千加、茂在眞由美、寺内よりえ、中央左から、市川奈央子、小島千春、湯屋敦子、後列左から、吉澤恒多、原田康正、大島大次郎

明日からも、爽やかにお迎え致しますので、ご来場お待ち申し上げておりま〜す。


| 稽古場日記::危機一髪 | 23:31 | comments (x) | trackback (x) |
町屋の電報・第4ポー(劇場版)


本番前の楽屋はとってもミステリアスです。
待機している役者たちの、声にならない声がたくさん存在しているように思います。

例えばある日の男性楽屋。
本番開始30分前…

天井のスピーカーからは、客席に流れる音楽が聞こえてきます。

宮島さんに、打ち上げ会場についての相談をする高草さん。
公演の打ち上げの幹事なんですね。
歯をみがく佐々木さん。
その佐々木さんに、自分がオイオイ泣いて感動したNHKドキュメント番組の話をする宮本さん。

鏡前に来て、スポーツドリンクを一口飲んで直ぐにまた出ていく加藤来洸。
鏡前に来て、ハンガーラックに激突し去っていく加藤一平。
二人の加藤は今回、裏方業もやってくれています。
新人の二人には先輩がたくさんいる楽屋は、ちょっと居ずらそう。

物静かに、小道具の髭をハサミで手入れする伊藤さん。

ひとつひとつ、確かめるように衣装を着ていく金子さん。

カーテン越しからは忙しそうなドライヤーの音が聞こえてきます。
女性楽屋の音です。
女性楽屋の様子は、覗いてみたい気もしますが、見ない方がいいんでしょうね…

天井のスピーカーからは、観客席のざわめきが徐々に大きくなっていきます。

宮島さんが髪をセットしながら台詞を唱え始めました。
冒頭の台詞です。
この宮島さんの台詞で『危機一髪』の幕が開かれるのです。
責任重大、にも関わらず、宮島さんは全く緊張する様子も見えません。
内心はどうなんでしょう…

一方、高草さんは台本片手に真剣な眼差し。
時々台詞を呟いています。

と、宮本さんが、伊藤さんと金子さんを相手に目を輝かせながら何かを話しています。
どうやら新しい演技プランを考え付いたようです。
何やら、本番中のある場面で、演出の鵜山さんの名前を出し観客席を沸かせようという魂胆のようです。
…聞かされているお二人はちょっと引き笑い。

「本日もよろしくお願いします!」
サビーナ役の米倉紀之子さんが挨拶に訪れました。
本番15分前です。

舞台は毎回違います。
役者の体調によっても違いますが、何より、お客様の影響が舞台の内容を大きく左右しているように思います。
今回は果たしてどんなお客様との出会いがあり、そしてどんな舞台になるのでしょうか…
怖くもあり、楽しみでもあり。

そして宮本さんの試みは実行され、成功するのでしょうか…
乞うご期待です!
                                                               by 町屋圭祐


| 稽古場日記::危機一髪 | 23:26 | comments (x) | trackback (x) |
俳優座劇場(続き)
6月9日(土)
初日の幕が開きました!

劇場入りしたのが6月7日(木)。
その日は、仕込み。

翌8日は、朝から仕込み作業の残り、そして午後からテクニカル・リハーサル。
照明や音のタイミングなどを、場面ごとに細かく決めて行きます。
終わったのは夜の9時。

そして、9日、初日当日は、朝の10時に集合。
役者は全員、男性楽屋に集まり、演出の鵜山さんのダメ出し。
スタッフは、最終的な直し作業。
午後1時から舞台稽古。
舞台稽古が終わった数時間後には、初日の幕が開きました。
全員、疲労はピークに達していた筈。
しかし、稽古場から今までの中で、一番エネルギッシュな舞台になっていたと、僕は思います。

「俺達はついに到達したんだ!(金子さんの台詞)」


さて、前回の「俳優座劇場」の続きです。

大道具は、大きいものは、高さ4メートル以上、パネルなどは、5~6畳くらいの大きさのものもあります。
そんなものを、一体どこから入れるのか?
考えたら、眠れなくなっちゃいますね。



仕込み前の空の舞台。
向こうの光の差し込んでいるところが大道具専用の搬入口。
舞台の上手(客席から見ると右側)になります。
実は、搬入口は建物の2階なのです。



俳優座劇場の建物の側面。
2階の壁の一部が鉄製の大きな扉になっていて、開けると舞台の上手につながります。
壁にぽっかりと開いた、手すりもない大きな穴は、ちょっと異様な雰囲気。

大道具、小道具、衣装、照明機材、音響機材など、全てを劇場に入れると、仕込みの開始です。
大道具を組む前に、まず舞台の天井のバトンを下におろし、照明機材を吊り込みます。
仕込みは必ず、照明の吊り込みが先です。
理由は簡単。
先に大道具を組むと、バトンがおろせなくなるから。



照明プランナーの古宮俊昭さん。
SLS(照明会社)の社長さんです。
沈着冷静、いつも温厚。
この人が怒鳴っている姿を見たことがありません。



照明の仕込みの間は、大道具のスタッフさんが、舞台監督の黒木さん(左端)を中心に、図面を見ながら打ち合わせ。
照明のバトンが上がったら、大道具の仕込みにかかります。

そうして出来上がった、ワイルダー・ワールド。
舞台美術家の堀尾幸男さんの手による舞台装置は、それだけでも一見の価値あり。

六本木の演劇の聖地、俳優座劇場。
是非、お出かけ下さい!
| 稽古場日記::危機一髪 | 13:46 | comments (x) | trackback (x) |
俳優座劇場


やって来ました、六本木!
地名の由来は、昔、六本の松の木があったという説と、木に関係のある名前の大名屋敷が六つあったという説があるそうで(byウィキペディア)。
まあ、それは今はどうでもよろしい。
これは、ミッドタウン。
すぐ近くには、国立新美術館もあります。



六本木交差点。
向こうに見えるのは、六本木ヒルズ。
この交差点を中心に東京で有数の繁華街が広がります。



その六本木交差点のすぐそば、ミッドタウンや、六本木ヒルズが出来るずっと前から、六本木のど真ん中に鎮座するのが、演劇界の聖地、俳優座劇場。
ここは、お客様の入口。
我々俳優は、ここからは入りません。



建物の裏側にある楽屋口。
このドアの向こうは、演劇ワールド。
外の喧騒とは全く無縁の世界です。



楽屋口のドアを開けて中に入ると、付きあたりが劇場の事務室。
事務室の脇にある、着到板。
赤色は、不在の意味。
関係者は、劇場に入ると、この札をひっくり返して、黒色にします。
おや、役者では、僕だけがまだ楽屋入りしてなかったみたい・・・



事務室の横のドアを開け、更に奥に進むと、楽屋に辿り着きます。
大きな劇場には、大抵、神棚があります。
舞台に出る前に、ここで手を叩く役者もいます。
今日も、無事に舞台をつとめられますように。


次回は、仕込みの時の様子をお届けします。
大道具は、一体どこから入れるのか?
お楽しみに!


いよいよ、今日(9日)、俳優座劇場で、「危機一髪」の初日の幕が開きます。
ご来場、心より、お待ち申しあげています!

| 稽古場日記::危機一髪 | 02:26 | comments (x) | trackback (x) |
さらば稽古場
舞台の初日を3日後に控えた6月5日。
稽古が終わった後に稽古場で、皆で乾杯をしました。
ビールと簡単なおつまみで、公演の成功を祈念しての、ささやかなパーティーです。

いやあ、本当にハードな稽古でした。
連日、7時間以上。
最後には稽古休みの日も稽古になりました。
米倉紀之子ちゃん(サビーナ)の台詞の心境。
「とにかく私達、これまでのところは、どうにかこうにか、やって来られたわ



演出の鵜山仁さん(右)と談笑するプロデューサーの荒川秀樹さん。
このサビーナの台詞を一番噛みしめているのは、この人かもしれません。

プロデューサーの仕事は、全員が集まる稽古の、すでに数年前から始まっています。
演目の決定。
演出家との交渉。
劇場押さえ。
スタッフとの交渉。
キャスティング。
チラシ等の宣材作成。
新聞等のメディアへの宣伝。
等々…

今回、特に難航したのが演目選びでした。
昨年から、荒川さん、鵜山さん、劇団のレパートリー委員で上演作品を検討していたのですが、これだ!という作品がなかなか決まりませんでした。
色々な候補作が出て、検討しては、ボツになりの繰り返し。
途方に暮れていた時に、荒川さんから出されたのが「危機一髪」だったのです。
(その経緯は5月10日のブログ「水谷八也さんです!」をご覧下さい)。
しかし、奇想天外なストーリーに、レパートリー委員達は、「ちょっと、これは…」と、二の足を…
ところが、戯曲を読んだ鵜山さんが、
「これで行きましょう!」
一気に話は進みました。
今思えば、プロデューサーと、演出家の目に狂いはなかったのです。

ちなみに、お二人は同い年。
荒川さんが早稲田大学で、鵜山さんが慶応大学。
学生時代に神宮球場あたりですれ違っていたかもしれませんね。



翌日の6月6日は、稽古最終日。
大先輩の北村総一朗さんが見に来て下さいました。
稽古が終わった後、米倉紀之子ちゃんが総一朗さんのところへ助言を乞いに行きました。
総一朗さんの助言は、
「君に助言をする人は、これから何人もいるだろう。でも今は、その助言で迷っちゃいけないよ。ここまでやって来たんだ。あとは、演出家を信じて、自分を信じて頑張りなさい」

今回、彼女は殆ど出突っ張り。
大変な役です。
精神的にも体力的にも相当きつかった筈。
でも、へこたれずにやり通しました。
役者として大きな財産になった筈です。
あとは、これまでやってきたことを信じて、舞台に立つだけ!



稽古終了後に、稽古場の荷物をトラックに積み込みました。



きれいに片付けられた稽古場。
道具はトラックの中に、そして、稽古の成果は、皆の心の中に。
いよいよ俳優座劇場に乗り込みます!

| 稽古場日記::危機一髪 | 21:46 | comments (x) | trackback (x) |
おしえて!イッパツ先生!! 第3回
ついに衝撃の最終回です。



携帯電話の方はこちら

ニコニコ動画さんにも全三話アップしてあります!

第1話 http://www.nicovideo.jp/watch/sm17951523
第2話 http://www.nicovideo.jp/watch/sm17973969
第3話 http://www.nicovideo.jp/watch/sm18022175
| 稽古場日記::危機一髪 | 12:21 | comments (x) | trackback (x) |
町屋の稽古場電報 第3ポー



左が加藤来洸(らいこう)くん。
右が加藤一平くん。
今年の四月に入団したピカピカの新人です。
今回『危機一髪』の裏方として活躍してくれています。
稽古場の掃除、小道具作り、お茶場の準備等、『危機一髪』稽古の縁の下を支えてくれています。

カメラを向けられた二人は、一生懸命何かを磨いているフリをしていますね。
さて、何を磨いているのでしょうか…
今回の舞台でいちばんインパクトが大きいものかも知れません…!

因みにふたりは同じ名字ですが、兄弟ではありません。
北海道出身が来洸、神奈川県出身が一平です。
細目で一重なのが来洸、二重で栗目が一平です。
色白で肉食男子なのが来洸、色黒で草食男子なのが一平です。
彼女いないのが来洸、彼女い ないのが一平です。

新しい環境に入り、右も左も分からず、初対面の先輩方の中で揉まれ…。
3月までJOKO演劇学校の学生だった彼らにとって、この大きな環境の変化はさぞかし大変だろうと思います。
しかしながら、彼らは文句一つ洩らさず作業をこなしてくれています。

『危機一髪』稽古での経験によって、役者としても人間としても大きく成長していって欲しいですね。
ファイト!


| 稽古場日記::危機一髪 | 00:30 | comments (x) | trackback (x) |

  
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