福山市民劇場
研究所の研究員、
バート・セルドン役の岩田翼です

2017年に東京六本木の俳優座劇場で初演された今回の「アルジャーノンに花束を」に2019年の旅から参加し、近畿、首都圏、東北、九州の各演鑑連を巡演させていただいてきました。

2020年の九州と池袋東京芸術劇場での公演までは七三分けのヘアスタイルにメガネで演じてきましたが、



今回新たに参加するメンバーのうちの一人、僕と同期で歳も一つしか違わない中西陽介君が、多分かなり歳上で立場も上のストラウス博士を演じることになり、僕の方はより若く見えるほうが良いだろうと思い、前髪を下ろしメガネもやめてナチュラルなスタイルで臨んでいます


※撮影時のみマスクを外しております

岡山での5日間の公演を終え、移動日を挟んで福山へやってきました。中国地区の演鑑連様を回らせていただくのは、僕個人としては2007年に劇団NLT公演「嫁も姑も皆幽霊」に客演し、田村亮さんと音無美紀子さんの息子、水澤健太郎役を演じさせていただいて以来のことです(ちなみに、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、音無美紀子さんの実際の息子さんも名前は健太郎さんなのです)。15年前のこの中国地区巡演が僕の初めての演劇鑑賞会の旅だったので特に強く印象に残っています。当時はもちろんコロナもなく、各地で交流会の場やお通しをいただく際に会員の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。どの地でも大変温かく迎えていただき感激したのですが、中でも福山は、公演や交流をさせていただいたことももちろんですが、中国地方を西へ東へ新幹線や在来線で移動する際に幾度となく車窓から福山城の月見櫓の赤い手摺りが見え、中国地方といえば福山というくらい印象深い土地なのです

今回は一日移動日があり、かつ各々自由行動だったので、僕は本隊よりひと足早い時間の列車で福山入りしました。福山はバラの街。今丁度バラが見頃。駅前でもたくさんのバラが素敵な香りを漂わせています





早く着いたので、ホテルにチェックイン後、自転車を借り一時間ほどかけて瀬戸内海沿岸の港町、鞆の浦(とものうら)までサイクリングしてきました。青空の下、穏やかな海から吹く風と歴史を感じる街並みを散策して大いに癒されパワーをもらいました



雰囲気を味わうのに夢中であまり写真を撮らなかったので、訪れたことのない方もご興味があればぜひ画像検索してみて下さいね。とても素敵な場所です

福山駅前に帰ってきてから、ホテル近くの店で鞆の浦名産の魚「ねぶと(テンジクダイ)」を食べました。10cmにも満たない小魚ですがとても美味しい!


※ぬまくま夢工房様ホームページより引用

劇場入りすると、運営サークルの皆様からの、素敵な花束の絵をあしらったメッセージボードが僕らを温かく迎えて下さいました



気力体力ともに充実して福山での2日間の公演に臨みました。どの回も、完璧ではありませんが一回一回精一杯心を込めて演じています。客席の会員の皆様に、作品を通して素敵な花束をお届けできていれば良いのですが・・・

最後に、埼玉に残してきた家族が「アルジャーノンに花束を」の花束をイメージして作ったブーケです



まだまだ旅は始まったばかり
引き続き頑張ります!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:57 | comments (x) | trackback (x) |
岡山にて!!

さあ、ついに来ました岡山!

ここ岡山から、中国ブロック巡演が始まります!







初日を迎え、やっと皆さんに「アルジャーノンに花束を」を届けられたのが本当嬉しいです。
ダブルカーテンコールまで頂いて感無量です!!

初日には、演出家の菊池准さんも岡山に来てくれていたのでコメントをいただきました!


「アルジャーノンに花束を」2022年初日の為に岡山に向かっています。岡山は、私の演劇の師である、故内田稔さんの故郷です。このアルジャーノンでも、内田さんに教えて頂いた事が、色濃く反映しています。その「アルジャーノンに花束を」を、皆様のお陰で、故郷に眠る内田さんに届けられる事を有り難く思っております。



※撮影時のみマスクあり外しています。

准さん、ありがとうございました。


私は劇団の大先輩、内田稔さんには、残念ながらお会いしたことがありません。
ですが、沢山の方から内田さんが、とても素晴らしい役者だったと言うお話を聞いています。
そんな内田さんに、そして岡山市民劇場の皆さんに初めて芝居を届けられます。
本当に感謝しかありません。

残りの公演も全力で演じたいと思います。
楽しみにしていてください!!

※内田稔=劇団昴 創立メンバーの1人 2018年 死去

               ジョウ・カープ役  
                   加藤和将
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 00:25 | comments (x) | trackback (x) |
ゲネプロ!そして新スタッフ紹介!!

旅公演に向けての一大イベントの始まりです!
その名もゲネプロ!
ゲネプロとは、舞台装置、衣裳、照明、音響、すべて本番通りに行うものです。
このゲネプロで全ての最終調整をして、旅に向かうのです!

もう100回以上も公演しているのに、ゲネプロと聞くと僕は緊張してしまいます。

ノミの心臓なんですかね?

もちろん、本番も毎回緊張します。

ノミの心臓なんですね(笑)


さあ、今回は新スタッフとして着いてきてくれる、僕よりも、もっと緊張しているであろう若手3人を紹介します。

まずは、須々田浩伎くんと上林未菜美さん
彼らは、下手の小道具を担当してくれています。

この日は、ずっとスタッフとしてついてくれていた、近藤瑞希くんに小道具のさばき方や、配置等々を教えてもらっていました。


(左 近藤瑞希くん 右 上林未菜美さん)


(左 近藤瑞希くん 右 須々田浩伎くん)

須々田くんは、下手小道具と共にチャーリーの持ち道具や衣裳チェンジの手伝い等も担当しています。
それも稽古場で、前までスタッフでついてくれていた笹井達規くんが来てくれて丁寧に教えてもらっていました。

近藤くんも、笹井くんも教え方が上手で、須々田くん、上林さんは、二人とも飲み込みがいいので、とても安心感があります。

こうやって、スタッフの動きも前任者が教えに来てくれるのは、本当に助かります!
近藤くん、笹井くん、本当にありがとう!!

そして須々田くん、上林さん、いつも助けられています!
ありがとう!!


さあ、残る一人をご紹介です!
衣裳係としてついてきてくれる、宮田瞳さんです!



彼女は、稽古場から衣裳のメンテナンスや、用意などをしてくれます。

彼女も、ウインズロウ他 役の新藤さんから衣裳係を引き継いで、手際よくこなしていて凄く優秀です!

様々な役の早替えのサポートなどもバッチリです!


そんな若手3人は、今回が初旅!
色々、不安なこともあるだろうけど、一緒に緊張しないで頑張りましょうね!!


(左 須々田浩伎くん 中央 宮田瞳さん 左 上林未菜美さん)
※撮影時のみマスクを外しています




| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:59 | comments (x) | trackback (x) |
組み上げる
皆様、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
東京はこどもの日、最高気温27℃だったとか!
もう初夏を迎えたような気持ちです。
「アルジャーノンに花束を」の稽古もヒートアップしております!



Pit昴から広い稽古場に移り、「アルジャーノン」のセットを組み上げました。
Pitですと少し、「アルジャーノン」を演るにはスペースが足りないのですよ。

碁盤のようにマス目になった床、
無機質で重厚な鉄扉、
パイプで組み上げられた櫓…

どれも「アルジャーノン」の世界を象徴する、重要なピースです。

このセットが、それぞれの劇場で組み上げられ、解体され、また組上げられていきます。
芝居もこの舞台セットのように、組み上げられ、解体もし、より綿密に組み上げられていきます。




そして今回載せたかったのは、客席からでは見えない「アルジャーノン」の景色です。
どこからか分かりますか?
こちらは舞台下手袖に設置された窓から舞台中を見た景色です。
そう!芸術家のフェイの出入口!(笑)
フェイ役にとっては鉄扉よりも思い出深いのでございます。(少なくとも私は)

稽古は芝居・セット・音響・衣裳と揃って参りました!!
この後、志木に移り、「アルジャーノン」に照明が入ります…!
何度もやっておりますが、
毎度のことながら、どきどきしております!!!



望月真理子

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 14:19 | comments (x) | trackback (x) |
新キャスト紹介2
皆さん、こんにちは!
パン屋のジョウ・カープ役
加藤和将です。

さあ、今回は前回に引き続き、新たにキャストとして加わった、新藤真耶さんのご紹介です!


新藤さん、張り切って自己紹介どうぞ!!



はじめまして。ウインズロウ他役の新藤真耶です。

『アルジャーノンに花束を』は私の1番好きなお芝居です。縁があり入団してからずっと携わってきました。今回キャストとして参加することになった時は鳥肌が立ちました。私の人生に大きな影響を与えてくれている作品です。

そんな私にとっても大切な「アルジャーノンに花束を」を通して、観劇してくださる会員の皆さまに何かを残すことができたら幸せです。そしてまだまだ不安なご時世の中皆さまとお会いできること、本当に感謝ばかりです。

楽しんでもらえるように全力投球で頑張りますのでお待ちください!!!


新藤さん、ありがとうございました!

新藤さんは新キャストですが、近畿、首都圏、九州、東北とずっと旅を一緒にまわり、衣裳係として僕たちを支えてくれていました。
元から「アルジャーノンに花束を」のメンバーではありましたが、今回は演者として、共に頑張りましょうね!!




※撮影時のみマスクを外しています

新藤さん演じる役はウインズロウ含め7役演じます。
皆さん、彼女の七変化を期待していて下さい!



| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 20:00 | comments (x) | trackback (x) |
新メンバー!
皆様、ご無沙汰しております。

今回の「アルジャーノンに花束を」中国演鑑連ブロック巡演スペシャルブログを担当致します、

フェイ・リルマン役の望月真理子です。

初めてフェイを演じて、6年目…小学生が大学受験生になるまでの年月、2017年初演版アルジャーノンは皆様に愛され、育てられました。

私の「フェイ」も5歳になったということです。感慨深いです…。


そして今年、巡演にあたり新しいキャストを迎えました!



ニーマー役・石田博英

ストラウス役・中西陽介

そして次回ブログにて改めて紹介致しますが、

ウィンズロウ他役・新藤真耶


がメンバーに加わりました!

公演に向けて、日々白熱した稽古を重ねております。




↑お写真の間だけマスクを外しております





ニーマー役:石田博英より皆様へ

思い起こせば30年余り前に劇団に上がり最初の旅公演はスタッフとして「アルジャーノンに花束を」に参加。それから10年程が経ちパン屋のジンピイ役として、更に10年余りを経て今初夏の中国演鑑連、そして晩夏の四国市民劇場巡演に際して研究所教授ニーマー役を演ずる事になります。

劇団昴の宝とも言える今作。過去のバージョンで演じてこられたニーマー役の諸先輩方の記憶は表現者として人として様々な思い出があります。

そして私の表現する教授ニーマーも、これからの俳優人生に於いて実感・実体・・実として私の中に宿り、同時に観劇して下さる会員の皆様に「アルジャーノンに花束を」が皆様の心に宿る事を願いつつ・・。





ストラウス役:中西陽介より皆様へ

中国演鑑連の皆様、こんにちは!!

今回ストラウス博士役で出演させていただく中西陽介と申します。

10年以上前、バート・セルドン役で『アルジャーノンに花束を』に出演しておりましたが、研究所の助手から博士へ・・だいぶ偉くなったようです。

3月に行われた昴公演『一枚のハガキ』では、広島の人の役を演じ、広島弁も勉強しました。また、広島県の有田神楽団さんともコラボレーションさせていただいたので、非常にご縁を感じております。

また、山陰地方は芝居でもプライベートの旅行でも訪れたことがなく、ずっと行ってみたいと思っていたので、非常に楽しみです。

岡山、山口を訪れるのも久しぶりなので、皆様にお会いできるのを楽しみにしております!!





以上、お二人からのコメントでした!



もう1人のニューフェイス、新藤真耶からのコメントはまた次回掲載致します!

最後に、芝居中のお2人をこっそり撮っちゃいましたので…そちらも載せちゃいます。





続き▽
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:44 | comments (x) | trackback (x) |
アルジャーノン始動
皆さん、こんにちは!
「アルジャーノンに花束を」中国ブロック旅公演へ向けて稽古が始まりました!

2017年から新たに始まったこの作品も今年で6年目に突入し、今回もまた新しいキャスト、スタッフを迎え、さらに進化した「アルジャーノンに花束を」をお送りします!!

新しいキャストの皆さんは順次ご紹介していきますね〜

皆さん、楽しみに待っていて下さい!




※撮影時のみマスクを外しています。

岡山市民劇場の運営サークルの皆さんからメッセージいただきました〜!!

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 17:45 | comments (x) | trackback (x) |
アルジャーノンに花束を
チャーリー・ゴードン役の町屋圭祐です。
この舞台、2020年は東北の演鑑連巡演からスタートしました

当初の予定では3月から始まる予定の東北巡演が、新型コロナウイルスの影響で4月に延期されました。
4月1日盛岡公演からスタート、2日秋田公演を行いましたが、その後のスケジュールは全て取り払われ、再度の延期となりました。

そして9月15日、九州演鑑連の巡演が下関からスタート。豪雨被害の影響で、ひとよし・くま公演は中止となってしまいましたが、10月28日長崎公演まで、38ステージを行うことができました。
11月から東北巡演が再開、3日鶴岡公演から27日会津公演まで(途中一時帰京する行程でしたが)、4月の2公演含め計16ステージを終える事ができました。

今年は、新型コロナウイルス禍でたくさんの公演が中止を余儀なくされました。
そんな年に54ステージも舞台に立たせて貰いました。
役者にとって演じる場は生きる糧です。
その場を与えて下さった九州・東北演鑑連の皆さんには、本当に感謝しかありません。

ステージを重ねて行くと、同じ台本を上演していても、作品の質が変遷してゆきます。
作品も、役者も、公演する場があって育っていくのだと、旅を通して実感しました。
個人的にも、チャーリー・ゴードンという役が自分に根付く感覚を持つことができました。「こんなに気負わず、役として生きることができるのか…!」と、未知の経験をさせて頂きました。




そして、12月17日〜20日東京藝術劇場シアターウエストで6ステージが行われました。
東京公演の為の稽古は、三日間だけ。
その内容は、巡演で1000人規模の劇場で行っていた演技を、シアターウエストサイズに圧縮することを主にした稽古でした。
まさに、九州・東北の皆さんに育てて貰った「アルジャーノンに花束を」の集大成の場であったのです。

そして僕の喉が、公演2日目のマチネで壊れてしまいました。
同日のソワレはダミ声になりました。
3日目には高い音が出なくなりました。
千秋楽には息漏れの音しか出なくなりました。


僕が九州・東北巡演を終え悟った事があります。
「誰にも期待しないこと」
長い巡演、キャストもスタッフも、全員が毎公演絶好調ではいられません。
だから僕は、より自分の自立を自覚するプラスの意味で、そう思ったのでした。
周りに期待するな、自分の事は自分で、と。

自立したはずの僕の喉が壊れたのは、ステージ数を重ね喉の疲れが蓄積したからでは決してありません。
乾燥が要因です。
僕の、冬場の乾燥対策が甘かったからです。
「僕は喉は強いのだ」という過信があったからです。オオバカヤロウです。


しかしながら、周りに期待しない僕が喉をやってしまった時、助けてくれたのは、周りの人達でした。

声を奪われ途方に暮れている僕に対し、男性楽屋では、
金子さんが、おこりんぼのニーマー教授とは別人の、優しい声がけで気遣ってくださいました。
宮本さんは喉の秘薬を某ルートから入手してくださいました。
研志さんと三輪さんは、喉に良いマッサージをしてくださったし、
翼さんは「とっておきだよ」と喉の薬やお茶をくれ、また、バートとチャーリーの場面でも影ながらサポートをしてくださいました(真のイケメンとはこうしたものなのです)。
江﨑さんは楽屋の鏡前が隣りだったけど、僕が声が出ないのを解って、一緒に黙ってくれました。
加藤くんは、不甲斐ない先輩を演技で引っ張ってくれました。

しのぶさんは女性楽屋から何度も僕の状態を見にきてくださり、励ましたり、アドバイスをくださり、「喉には肉よ!肉!」とカツサンドを差し入れてくださいました。
大矢さん、市川さん、染谷さん、さくらさん、真理子も、いつも通りの…、いや、時にはそれ以上の演技で僕を引っ張ってくださいました。女優ってスゴイ……

劇団員スタッフの久也さん、落合撤、近藤、笹井は、常に袖に温かい飲み物を用意してくれました。(余計な仕事を増やしてごめんなさい。)
同じく衣装部の新藤は、急遽使うことになった僕専用のピンマイクを、ヘアピンで上手に固定してくれ、のど飴もくれました。

音響オペレーターの今西さんには特にご苦労をかけてしまいました。
かすれて小さい僕の声を拾うため、公演3日目には舞台前面にフットマイクを設置。
千秋楽には、さらに出なくなった僕の声に備え、ピンマイクを仕込んでくださいました。
「バタバタしちゃってごめんねー」と、いやいやその原因を作ってるのは僕なのに…

制作の村上さんは、病院を手配してくださいました…本来の制作業や、毎公演の客席消毒作業もあるのに。
その病院には、代表の荒川さんが付き添ってくださいました…息を弾ませ、事務所から大急ぎで来てくださいました。


まだお世話になった方々はいるのですが、長くなりすぎるので書ききれません。


誰にも期待してなかった僕を、こんなにも多くの人達が助けてくれました。
そして驚くべきことに、誰ひとりとして僕を責め立てる人はいませんでした。
すごいチームです、本当に。
僕は自立などしていませんでした、素晴らしいスタッフの方々とキャスト陣に支えられていたのでした。
そして愚かな悟りはどこかに消え去りました。



東京公演を観にご来場くださったお客さま、申し訳ございませんでした。
観劇したうえで、物語の展開が分からなかったり、登場人物の関係性が見えなかったのでしたら、それは僕の責任です。

しかしながらカーテンコールで、お客さまは拍手を下さいました。
主人公の声はカスカスなのに、ダブルコールまで頂く回もありました。
きっと、僕の不十分なセリフを、お客さまが想像力で補填して下さったのだと思います。演劇のスゴイところは、舞台で起きることと、お客さまとの想像力が融合して完成するところです。

また、この舞台は、チャーリー・ゴードンにだけ感情移入できるわけではありません。
アリス・キニアン先生、芸術家フェイ、研究所の人々、パン屋の人々、チャーリーの家族…お客さまはそのいずれかに共感して下さった。
この舞台は、チャーリーの物語というよりも、チャーリーを取り巻く人々の物語なのだと思います。
そういったこともあって、お客さまは拍手をくれたのかな…。



あらためて、東京公演にご来場下さった皆さま、本当にありがとうございました!
そして九州演鑑連の皆さん、東北演鑑連の皆さん、ありがとうございました!
来年も劇団昴をどうぞ宜しくお願い致します。


2021年、劇団昴は四つの公演が用意されています。
1月20日からはさっそく、「プカプカ漂流記」が上演されます。
……いったい、どんな年になるのでしょう…。良くなるのだろうか。いや、良くなってほしい。

どうか神さま仏さま、劇場でお客さまと役者が思いを共有する場を奪わないで下さい…!
と願ってやみません。

町屋圭祐


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 20:48 | comments (x) | trackback (x) |
今週、いよいよ本日です!

先日、稽古場の仕込みとバラシの際に、男性スタッフ陣が「ちびパネル!ちび!ちび!」と連呼していて、ちょっと心にダメージを負ったノーマ役の染谷麻衣です。
(そのあと、近くにいた後輩たちが慰めてくれました。)

さて!
今週、12月17日木曜日から「アルジャーノンに花束を」の東京公演がはじまります。
今回は、先週の稽古のことをちょっとだけ書きたいと思います。

稽古初日。スタッフとスタッフ参加のキャストで稽古場仕込みを行いました。何十ステージと仕込みをしているスタッフ、仕込みが早い!
ですが、稽古場では劇場サイズを測り、バミリをしたりと、稽古場ならではの作業があります。
転換や出はけの段取りもあるので、細かくバミリが貼られていました。

さらに今回公演する東京芸術劇場シアターウエストは、巡演先のホールよりもサイズがコンパクトになるため、装置も芝居も劇場に合わせる稽古を行いました。



稽古では、冒頭のシーンから行い、転換や登退場の確認など、場当たりをしながら進めていきました。
が!問題なければ通す!
と言うことで、どんどん進んでいく!
気がつけば、後半は止まることなく通していました。

今回、舞台サイズの変更により、芝居の密度が上がりました。
それは、客席に芝居が届く距離感でもあり、よりシーンの生活感が伝わる芝居になっています。

稽古最終日には演出の菊地准さんから、
演劇鑑賞会の会員の皆様とのアクション・リアクションによっていい関係を築けたのではないか。より人物(役)が身に染みてきている。
というお話がありました。
何十ステージと巡演をさせていただき、客席の会員さんからたくさんのものをいただき、今の「アルジャーノンに花束」があります。
本当にありがとうございます。
そして、東京公演を心待ちにしてくださっている皆様、ありがとうございます!
今度は、東京で舞台と客席との素敵な交流ができることを楽しみにしています。

この時期、さまざまな制限がありますが、注意を払いつつ、観に来てくださるお客様がこの作品の世界を楽しめるよう、キャスト、スタッフ、劇団員一同、しっかり準備し、皆様のご来場を心よりお待ちしております。




こちら、金子由之先輩です!
先輩が稽古用衣裳で付けていたネクタイが、くまモンのネクタイでした!
稽古場からは以上です!



染谷麻衣
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 11:43 | comments (x) | trackback (x) |
今回ブログを担当するのは ニーマー教授を演じ続けて ウン10年 金子由之です。
10日ほどの休演の後 再び東北
福島 いわき市へ ホテル フロントで出迎えてくれたのは クリスマス仕様のマスクした赤べこ 愛嬌があり心和む一瞬でした。


本番を翌日に控え 佐藤さん 市川さん 両手に花(笑)で夕食。 市川さんは昔 白虎隊を扱ったドラマでいたく感動したとのこと 話題は白虎隊から新選組そして戊辰戦争へ 正義と信じ戦っていたのにいつの間にか賊軍悪者扱いに〜日頃のおちゃらけもどこへやら ご当地の重みも手伝って 世の不条理さに思わず感慨深けになリました。

アルジャーノンに花束を〜にも似たような不条理さが色濃く漂っています。何が良くて何が悪いのか? 様々な問題提起がありますが 最後まで明快な提示はありません。人間のエゴを痛烈に批判しつつも そんな簡単に答え出ないでしょうと言いたげに 客に投げかけたまま物語は終わります。ちょっとずるい(笑)ですが 普遍的な優れた戯曲なのです。


本番当日の夕刻 ホテルの下で宝くじを求めて長い行列ができていました 居合わせた トラックのドライバー牧野さんによれば 有名な売り場なんだそうです。有名な売り場イコール当たる確率が高いということか?
逃したか 10億!! 買うべきだったか〜今更ながら後悔する金子でした。


ブランク明け 緊張と不安のなかの 再スタートでしたが 劇場は反響も少なく 声の通りもよく 会員の皆さんの反応も手伝って無事終演することができました。
翌日の公演では カーテンコールでなんとスタンディングオベーション!何か励ましを頂いているようで 感謝 感激でした!いわき市の会員の皆さん本当にありがとうございました!


そして遂に迎えた千秋楽 長いと思っていた巡演にも終わりがきました!
会津若松市へ!
劇場名 会津風雅堂 渋い 渋すぎる名称です。
楽屋口を開けるととてつもなく大きい神棚がありました。左に赤べこ 右に天神を従え かなりな威圧感 思わず手を合わせ公演の無事を祈りました。


神棚の神様のお力添えもあり千秋楽も無事終了!
毎度のことながら 安堵と寂しさが交錯する千秋楽 本当は打ち上げといきたいところですがそれもままならず 終了直後 楽屋の廊下でキャストが全員集まって せめてもの拍手! 本当にお疲れ様でした。
コロナ終息後には 飛沫をとばしあって 思いっきり打ち上げをやりたいものです。

そして東京公演を残し 舞台監督 井上 卓さんとは ひとまずお別れです。
関西弁和みました そして芝居中の安心感〜ありがとうございました!
代わって東京公演は 宮下 卓さんが舞台監督に。よろしくお願いします。

思いおこせば 3月の末に中断になった東北巡演 市民劇場の皆さんの尽力で見事再開 公演をやり遂げることができました。感謝しかありません お世話になりました そして本当にありがとうございました。

12月17日からの東京公演
新鮮に新たな気持ちで望めればと思ってます!乞うご期待!

コロナ終息を念じつつ!!

これにて!❢ 
担当は金子由之でした。

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:30 | comments (x) | trackback (x) |

  
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