出雲とご先祖様と私。
父親マット役の三輪学です。
座組は島根県は出雲の地にやってまいりました。
初日は広島から出雲への移動のみの日であったこともあり、
メンバーの何人かは到着後『出雲大社』に参拝に行きました。



えーっ、出雲といったら出雲大社、またこの話題ですか…

と、お思いの皆様も多いかもしれません。
とくに、いずも演劇鑑賞会の皆様は

はいはい、そうですね

と、聞き飽きてしまっているかもしれませんね。

ちょっと待ってください!

わたくし三輪学の参拝には、一味も二味も違った意味合いがあるのです!

と、大きく出てみました。

わたくしの三輪という姓、これ本名なんですが、
『三輪氏』といえば太古の豪族であり、
出雲大社の主祭神である大国主大神【おおくにぬしのおおかみ】の子孫であるといわれているのです。
えっと、諸説あるお話でありますが。

諸説ございますという便利な言葉を使って、一応逃げ道を作っておきます。

…いや、弱気ではいけません、

出雲にきて出雲大社という定番ネタを持ち込んだ以上、
その期待を上回らねばならぬのです。

もしかしたら私は出雲王朝の末裔かもしれないのです!
わたしは帰ってきたのだ!この出雲の地に!


※なんと!三つの輪がこんなところに!まさに三輪!
(かつてあった巨大な柱、宇豆柱の跡ですけど。)

三輪と言えば、奈良には三輪山という有名な山があります。
そこにあるのが大神神社、【オオミワじんじゃ】と読みます。
神=三輪です。もう、これは私が神のようなものです。

…そろそろ怒られるので、冗談もほどほどにしておきます。

大神神社は日本で最も古い神社といわれていて、
三輪山がご神体そのものという珍しい神社です。
祭神は大物主大神【おおものぬしのおおかみ】であります。

日本の神話というのもなかなかややこしいものなのですが、出雲大社の大国主大神、大神神社の大物主大神、
諸説あるとは思いますが、同一神といわれております。

出雲大社のホームページのよくあるご質問に書いてありますので、概ね間違ってないと思います。

ポジションによって呼び名がかわるとかなんとか…

俳優・三輪学と、舞台監督・三輪学のようなものでしょうか。
俳優だろうと裏方だろうと、私は私なのであります。

さぁ色々とつながってきましたね。

でも、昔に我が三輪家のルーツを親族に聞いてみたところによると、
三重の出で、本家の金を盗んで東京に出てきて、一時は莫大な財を成し、
板橋駅近辺の土地を牛耳っていたらしいのですが、映画館を作るという儲け話に騙されて
没落した一家らしいので、たぶん出雲王朝とは関係ありません。すみません。

しかし、現在劇団昴が活動の拠点にしているPit昴が板橋区にあるというのは、何かの縁かもしれません。

そう、縁なのであります。
縁結びで有名な出雲大社ですから。
こうやって三輪姓のわたくしが出雲の地で舞台に立てるというのは、
もうこれはご縁があると言わざるを得ないわけであります。

ましてやこのコロナ禍です。
運営サークルのみなさんはもちろんのこと、たくさんの方々の準備に助けられ、無事上演が続けられています。

今回の巡演が無事成功しますように…
そして、また以前のように心穏やかに観劇の席についていただける日が来ますように…

きっとみなさんと同じ願いをこめて、参拝した次第であります。

〆のご縁は、この『願い』について。

『アルジャーノンに花束を』の登場人物は、みんな強い願いをもって物語に登場してきます。

チャーリィの家族たちの願い、働いているパン屋の同僚たちの願い、
施術を行った医療研究チーム、それぞれの願い。
もちろんチャーリィ本人の強い願いと、彼に寄り添うアリスとフェイ、2人の女性の願い…

ときにぶつかり合い、ときにはすれ違うこの願いが、『アルジャーノンに花束を』という作品の
ドラマの軸のひとつではないのかなぁと、個人的には感じております。

すでにご観劇いただけた方は、『願い』をキーワードに思い出していただけると、
各登場人物への印象がまた一味変わって感じられるかもしれません。
そして、これからご観劇いただける方は、是非頭の片隅に『願い』を置いて観ていただければと思います。

今回の巡演も折り返し地点、最後まで無事走り抜けられるよう強く【願い】、
【ご縁】を大事にしつつ、また次の公演へと進んでまいります!

三輪学
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 16:22 | comments (x) | trackback (x) |
全体稽古はじまりました!
皆様ご無沙汰しております。
『アルジャーノンに花束を』稽古が開始いたしました。
これから各出演者が交代で現場の様子をブログでお伝えしていきます。
まず初回は劇中に登場するパン屋の店員、
ジョウ・カープ役で出演させていただく三輪学です。
よろしくお願いいたします。

劇団の本公演、Page公演などでもお馴染みになってきましたPit昴が今回の稽古場です。
客席も一時撤去いたしまして、俳優座劇場を想定した稽古場に変身です。
久しぶりの客席のないPit昴、ちょっと新鮮であります。



現在、読み稽古ですので、テーブルを並べ、俳優は椅子に座り稽古が進んでいきます。

これが間もなく実際立って動いての稽古になります。
その際は、この稽古場が『舞台』と『客席』に区切られることになります。

我々演劇人にとって、『舞台』は聖域のような場所です。
たとえば小さなことですが、
今は各々自分のテーブルの上で飲み物を飲んだり食べ物を食べたりしていますが、
この稽古場にも聖域が現れた途端、『舞台』にあたる場所で飲食する俳優はまずいません。

私はこの『舞台』ってヤツは、格闘技のリングのような場所なようなだと思っています。
役者同士が身体と身体、言葉と言葉で殴り合う場所なのです(笑)
あながち間違ってないと思っているのですが…

実は昔、1日だけとある格闘技イベントの裏方のお手伝いさせていただいたことがありまして。

その時、リハーサルで選手の登場をチェックするとき、実際の選手の代わりに
リングまでの花道を歩いたことがあるんです。
そのとき、『リングの上には上がらないで、上がるふりをしてね。あそこは神聖な場所だから。』と言われたんですね。

なるほど、やはりそうなんだなと思いました。
そこに上がるために、日々努力し、命をかけて、勝負をする…

これからこの神聖な舞台に上がれる喜びと責任を持って、
『アルジャーノンに花束を』を最高の舞台にすべく精進してまいります!

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 15:53 | comments (x) | trackback (x) |
物語を―
劇団昴『谷間の女たち』全公演無事終了いたしました。

沢山のご来場ありがとうございました。



一夜明けて、劇場からの荷物を倉庫や稽古場に戻し、

稽古から走り続けてきた日常もやっとひと段落してこの記事を書いています。

それでも制作スタッフはまだまだ仕事はありますし、

すでに翌日から別の仕事現場に向かうメンバーもいます。

そして今回の公演で得たものは、身体や心に残り続けるでしょう。

我々の『物語』はこうやって常にクロスしていて、決して終わることの無いものなのかもしれません。

しかし、今回の舞台の題材になったような『奪われる命』というものは、突然の終焉に違いありません。

だからこそ生きるものは、『物語』を永遠に語り続けなくてはいけない…

今回そんなことを強く感じる舞台でした。

皆様の心に、我々の物語は届きましたでしょうか。

今回の『物語』が皆様の『物語』に強く残ることを願って…

我々の『物語』は次のステージに向かいます!

ご期待ください!

三輪学




















【写真撮影】梅原渉
| 稽古場日記::谷間の女たち | 02:31 | comments (x) | trackback (x) |
ラストワン!
「谷間の女たち」もとうとうあと1日となってしまいました。
稽古が始まってから初日まであっという間でしたが、
初日から千穐楽まではさらにあっという間でした!

はぁ、とうとう終わってしまう…やっと転換にも慣れたのに(今回の転換が難しいのは内緒)
あぁ、袖から見るカストリア兄の髪型が好きだったのに明日で見納めかぁ(写真を撮り忘れたのは内緒)
説明しますと永井さん演じるカストリア兄の髪がテッカテッカなんですね~(笑)
テカテカでは済まないぐらいすんごくテッカテッカなんですよ!是非見て頂きたい!
他にもソフィアが男たちの名前を言っていくシーンなどなどお気に入りのシーンを言っていけばキリがないのですが…
それも明日で終わり。

ここまでこれたのも皆様のおかげです!
毎日皆様から頂く拍手が役者一同の励みになり、
明日は今日よりさらにいい芝居にしようと頑張ってまいりました!

嬉しいことに明日はほぼ満員!まだ若干のチケットがございますので、
まだ観てない!観に行きたい!という方は明日劇場まで足をお運び下さい。
受付は13時からやっております!

泣いても笑っても明日が千穐楽!
皆様のご来場、心よりお待ちしております!

兵士役 加賀谷 崇文
| 稽古場日記::谷間の女たち | 04:21 | comments (x) | trackback (x) |
残りあとわずか…

『谷間の女たち』の公演も残すところあと2ステージになりました。

アロンソ役の三輪学です。

「怪我無く、体調も崩さず、無事終わってほしい」と思う反面、

「あ~もうこのお芝居も終わってしまうのかぁ~」という寂しい気持ちが

楽屋にいるとき、家に帰る途中、ふと湧き上がることが多くなりました。

重い題材のお芝居でも、切り替えの上手な出演者一同は和気藹々と本番までの時間も楽しんでいますし、

演出の森さんは、幕が開いてもあいかわらずパワフルで、前日のよかったところ、もっとよくしたいところを

役者に伝え、開場間際まで『今日最高の舞台』を目指しています。

そして本番。

舞台はやはり観客の皆様と一緒に作るもの。

皆さんに観ていただいて『その日の完成』を迎えるのです。

伊藤雅子さんの舞台美術、佐々木真喜子さんの照明、藤田赤目さんの音響、

そして仲村祐妃子さんの手がけた衣裳を纏った出演者、それらを支えるスタッフ一同が

皆さんの想像力をかきたてます。



そんな舞台もあと2ステージ…



24日(土)14:00 当日券あります!

25日(日)14:00 ご予約可能です!

是非ご一緒に最高の舞台を作りましょう!

皆様のご来場、心よりお待ちしております。


昴チケットコール 03-6907-8415
| 稽古場日記::谷間の女たち | 04:02 | comments (x) | trackback (x) |
お待ちしております…!
いつも本番始まるとあっという間だなぁと感じます。

劇場に向かう途中で、オーディションの日のこととか配役が決まった時のこととか…
秋の空気もあいまっておセンチな気持ちになりました。

劇場の舞台に立ち…本番前に稽古をし…
お客様が観劇してくださりと…毎日進化し続けております。

そして18日は終演後にポスト・ショー・トークがありました。
公演を終えたばかりの役者たちと、演出の森さんを交えた約30分ほどのアフタートーク!
森さんや役者たちから、作品のことや舞台装置のことなど、
ここでしか聞けない話が盛り沢山!

次回のポスト・ショー・トークは22日(木)の終演後です!
司会:高山佳音里
参加(予定):森新太郎(演出)、久保田民絵、林佳代子、市川奈央子、あんどうさくら、三輪学

どんな話が飛び出すのか!アフタートーク付のお得な回、
お席はまだご用意できますので、ぜひぜひお越しくださいませー!
皆様のご来場お待ちしております!

あんどうさくら

| 稽古場日記::谷間の女たち | 02:14 | comments (x) | trackback (x) |
是非劇場へ!
『谷間の女たち』が17日に無事初日をむかえました。

初日は満員御礼。そして18日には終演後に出演者と演出家によるポスト・ショー・トークが行われ、

こちらも沢山のお客様にご来場いただけました。感謝感激。


私ことアロンソ役の三輪学は今回の公演のブログ編集長を担当しております。

毎回担当している出演者からのブログ記事を選んだり添削したりしている立場でして、

忙しい中送ってもらった記事をカットするのは心が痛む作業であります。

あ、ちなみに書いてある記事に問題があるわけではありません。

その時々のタイミングでの判断であります、はい。


そんな諸事情により公開されなかった記事から一部抜粋してみると…


まずはセシリア役の舞山裕子から

『舞台装置が組まれ、私達も心踊り、身の引き締まる思いがします。』

と一緒に送られてきた写真が


劇場に掲示されている公演ポスター


そして兵士役の加賀谷崇文は

『9月の稽古からここまであっという間でした。とても面白い作品になっております!!』

と一緒に送られてきた写真が


公演パンフレット


もっと別の写真があるだろ!という方もいらっしゃるかと思います。

ええ、そのお気持ちよーくわかります。

なぜこの写真なのか…

やはり舞台装置とか衣裳とか小道具とか、それらと共に演技する役者の姿とか…これは

是非初見で観て頂きたい!

というブログ担当者の強い、つよーい思いの表れなのです。

すでにご観劇いただいた方はわかりますよね?

あのセット、あの衣裳、あの照明などなど…

なんだかブログに公開してしまうのはもったいない!という気持ちが。


今もどこかでブログ担当の出演者が記事の内容にきっと頭を悩ませています(笑)

別に舞台や衣裳の写真を載せちゃいけないという決まりはないんですけどね。

そうやって写真を載せないのも今回の舞台『谷間の女たち』への出演者の愛情だと思ってください。

そして劇場でその愛情の結晶をご観劇ください。

きっと、「ああ、なるほどね!」と思っていただけるはずです。


それでは本日も劇場でお待ちしております!
| 稽古場日記::谷間の女たち | 03:26 | comments (x) | trackback (x) |
衣裳合わせ
場ごとの稽古から、通し稽古へと変わりました。
シーンとシーンが一本に繋がったことで、より集中力が高まったり、
新しい発見があったり、緊張感ある通し稽古でした。

そしてそして、稽古場に突如現れた黒い囲い…。
その正体は…簡易更衣室…!!



そう、ついに衣裳合わせの日でございます。

稽古中、イメージで補っていた登場人物たちの服の形や色。
この衣裳がはっきりと形になると、一層、緊張感が増します…。
どんな生活をしているのか…どんな身分なのか…

衣裳の力も借りて明日も想像力豊かに挑みます!
本番はもうすぐそこ…!

あんどうさくら


| 稽古場日記::谷間の女たち | 23:30 | comments (x) | trackback (x) |
振り付け
こんにちは!
最近は肌寒くなってきましたね~
でもお日様に当たると気持ちよくてどこかに行きたくなっちゃいます。

さて稽古も進みますます作品が面白くなってまいりました!
この日の稽古はあるシーンの振付をやっておりました。
100本ノックです!何回も何回も踊っておりました!!

あ、僕は踊っておりません、が、出ている場です。
いや~、圧倒されましたね~。

とても迫力のある振付でございまして、一人一人が…
おっと、これ以上の詳細を言いたいんですが…
それは劇場に来てからのお楽しみと言うことで!!
早く見てもらいたいです!

あ~、言いたい!けど言えない!!

こればかりは言えない!!

穴があったらそこに叫びたい!!


今回、素敵な振り付けをしてくださったのは額田さんです!
ありがとうございます!

写真は稽古後の額田さんと村の女たちです!
額田さんは最前列右から2番目です!



劇場に是非観に来てください!

兵士役 加賀谷崇文

| 稽古場日記::谷間の女たち | 01:52 | comments (x) | trackback (x) |
氷山の水面下の部分
稽古場では立ち稽古が順調に進み、
いよいよ中盤の山場を迎えております。

今回の「谷間の女たち」は作家アリエル・ドルフマン氏が
1973年のチリ・クーデターとその後のチリの状況をベースに書いた戯曲です。

というわけで稽古場にはチリ関連の書籍が


さらに翻訳家の水谷八也先生からもお借りした


個人的に購入した(この本の翻訳も水谷先生でした。)


他にも今回の座組で映像資料を観たりと、
氷山の水面下の部分は確実に大きくなっています。

もちろん皆様にお見せする「水面上の氷山」も!

初日まであと19日!
劇場でお待ちしております!


本日のブログは兵士役の原一登(ハラカズノリ)でした。
| 稽古場日記::谷間の女たち | 02:48 | comments (x) | trackback (x) |

  
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