今日は、仕込み最終日、Pit昴は上から下まで大賑わいでした。

そして今日の役者紹介は、フランツ役の、田中久也君。


シュタージ側なので、私達アパート側住人とは顔を合わせることはありません。今回、共演初めてだね、もしくは、共演したことあるけど台詞交わすの初めてだね、というメンバー、結構多くて新鮮です。
田中君は、普段は控えめでソフトな青年なので、シュタージのイメージではないのですが…
東ドイツ関係の文献を読むと、え?この人が?という人がシュタージだった、という記述や写真も目にします。
シュタージは、非公式協力員と呼ばれる一般市民も使い、とにかく国民を監視して個人に関するファイルを沢山作り続けていました。
ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一され、シュタージ本部は博物館として残されることになり、また、シュタージファイルは、閲覧可能となりました。
そのため、家族や友人、同僚の裏切りに愕然とした人たちが本当に多くいたそうです。
稽古中に、日澤さんからの「皆さんは東ドイツ国民だったらシュタージファイルを見たいと思いますか?」との問いかけにそれぞれ答えていたのですが、「見ないと思います」と答えたのは久也君だけだったのが印象的でした。

久也君は小道具の補佐をしつつ、色々仕事をやってくれています。優しい心根の久也君が、どうシュタージのフランツとして舞台で生きてくれるか、乞うご期待です。

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『幻の国』 | 23:39 | comments (x) | trackback (x) |

  
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