第7次キャロル初舞台新人そして昴『クリスマス・キャロル』の思い出
『クリスマス・キャロル』首都圏巡演、無事中日を迎え、後半戦に入っております。
(12月3日4日は、ねりま演劇を観る会のステージでした、御観劇の方々ありがとうございました)



ブログをお読みくださっている皆さまこんにちは。
街の八百屋さん、料理人、クラチット夫人を演らせていただいております
米倉紀之子です。
今巡演中の『クリスマス・キャロル』は第7次。
私が昴公演『クリスマス・キャロル』を初観劇したのは第2次の舞台でした。
以前にも一度書いたことがあるのですが、観劇後、三百人劇場から巣鴨駅までの帰り道(当時劇団昴の三百人劇場が千石駅にありました、ひとつ隣の巣鴨駅まで歩くお客様も多くいらっしゃいました)、御観劇後の帰途のお客様の背中からまるで湯気が立ち上っているようなオーラが見え、中には天使の羽が生えているかのような人も!
これ大袈裟じゃないんですよ!本当でした!
『クリスマス・キャロル』の素敵さ、作者ディケンズの偉大さを実感した瞬間でした。

クリスマスシーズンに必見の、その『クリスマス・キャロル』今回の第7次に、舞台デビューの役者が1人居ります。
何度か既にブログに登場していますが、
聡鳥圭(さとりけい)さん、です。

何役も演り、姿形を変え、デビューにして大変な役回りです。
二幕に登場するクラチット家、の息子ピーターも演っています。
クラチット夫人を演っておりますわたくし米倉とはつまり親子関係です、
本当に愛しい良き息子です。
演劇への情熱が迸るデビューの舞台。
初舞台の役者の神々しさは、本当にファンタスティック!
これからこの『クリスマス・キャロル』首都圏巡演御観劇予定のかたがいらっしゃいましたら、是非ご注目くださいませ。
(本番中に、圭ちゃんの楽屋を訪ねた折、台本を読み返していました。そういう真面目なところとっても好感が持てます)

さて、もう一枚の写真は昴の衣裳ケース。

『クリスマス・キャロル』は何役も演る役者が多く、衣裳がたくさ〜んあります。(衣裳担当スタッフのみんな、いつもありがとう!)
この衣裳ケースが、まだいくつかズラッと並ぶ感じです。
第4次キャロルに、わたくし米倉も出演していたのですが、衣裳スタッフでもありました。
静岡の1ヶ月の旅で、ある演劇鑑賞会のカーテンコールの際に、スタンディングオベーションが巻き起こりました。
役者一同もう本当に感激したのですが、
終演直後、先輩男性楽屋に衣裳や洗濯物を取りに入ったら、なんと何人かの先輩が泣いてらっしゃるではありませんか!
それを見て、私たち衣裳スタッフも貰い泣きしてしまって、泣きながら衣裳ケースに衣裳を戻したり、洗濯機を回したりしたことを、今も覚えております。
衣裳ケースを見てふとその事を思い出しました。

クリスマス・キャロルは劇団昴の財産演目です。
皆さま、どうぞ佳きクリスマスをお迎えください。
いつもありがとうございます!
感謝申し上げます。

| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 16:01 | comments (x) | trackback (x) |

  
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