【フツーの生活~長崎編~】「これでいいのだ、我が同期。」
こんにちは!劇団員の髙橋慧です!
劇団昴ザ・サード・ステージ「フツーの生活 長崎編」に、看護婦の武田里実 役として出演いたします!

ただいま、絶賛稽古中です!
稽古の様子をチラッとお届け!

こちらの写真は、私の同期の横井麻子(左)と、町田大征(右)です。

タンクトップ坊主の町田は、とにかく話題に事欠くことがない男なのです。常にどこか怪我しているし、やらかしている。だけどなんかいつも楽しそう。いつも誰かに怒られているけど、なんか嬉しそう。
総一朗さんからのノートに対し、トンチンカンな発言をしては周りの不安を煽り、時に爆笑を巻き起こす。

横井麻子は、なくてはならない存在です。本当にカッコいい女でなのです。そして面白い。
私の爆笑している原因の8割、横井麻子だと思います。町田を見守る…いや、一瞥する横井の表情。

この2人が揃うと爆笑の嵐が巻き起こります。冷静に対処する横井と、慌てふためき暴れる町田。
この対比。横井にガチ説教をされているのに嬉しそうな顔の町田。

そんな私たちは、いつも先輩方、後輩たちに見守られています。(本当に、ありがとうございます)

こちらの写真は、真面目なシーンのとき、不安そうに町田を見守っている後輩たち。そして作戦会議をする先輩と町田。



「絶対に何かやらかすぞ…」
構えの姿勢が半端じゃない。
実際にやらかすことが多いのですが、彼らのフォロー力たるや…!

総一朗さん、磯辺さんを筆頭に、彼の個性を生かしてくれる座組に、同期として本当に感謝しています。この座組では、いつもどこかで笑いが起こっている。中心に町田がいたりする。とても腹が立って、同じくらい嬉しい。

座組の皆様は、大変なことも多いであろうに、いつも周りに気を配り、優しい言葉を掛け合う。温かい。
なにより、こんなに笑いが溢れる稽古場は初めてです。

戦時中である今作品。楽しく愛しい現場であればあるほど、ふと思うのです。

これが一瞬で消えてしまうのか。

スタンバイしている時、舞台上でイキイキとしているキャストを見て、そして裏でニコニコ動いてくれている裏付きスタッフを見て。
ああ、幸せだな…と思った瞬間、たまらなくて怖くて涙が出ました。失いたくない。

今を生きている。今ではフツーのことかもしれない。思想は自由で、ありのままの自分でいていいのだと思える居場所がある。でも、これが、どれほど幸せで、ありがたいことか。

たまたま同期になった2人。でも、私にとっては、なるべくして同期になれた2人。

当たり前だと思うことも、フツーだと思っていることも、本当はとても幸運なことが多い。苦しさの中に、どれだけの幸運を見つけていけるか、それが私のフツーの生活を豊かにするカギなのだと、今回の稽古を通して感じています。

町田って男は、たくさん迷惑をかけている。でも周りを暗くするような発言は絶対にしない。
フツーの人なら落ち込んでシーンとした空気にしてしまうところを、奴は笑いを巻き起こす。時に救ってくれる一言を何の気なしに言ってくれる。それってフツーのことじゃない。

ある日、頭をポリポリ掻きながら「ごめんね」と言ってきた町田。

いいんだ、お前はこれでいいのだ。

私が落ち込んで前を向けなくなったとき横井がずっと言い続けてくれた「そのままでいいんだ。髙橋にしかできないことがある」という言葉。

今回は、何かあったら私が町田に伝えようと思っていたのですが、まだ奴がとことん落ち込んだ姿を見ていないので、この秘伝の言葉は使っていません。笑

でも、いつでも思っています。
「直すべきところ直し(ここ重要!)、あとはそのまま、これでいいのだ我が同期!」


〜おまけ写真〜
稽古後の和気あいあいの作業風景


稽古開始前の、先輩2人のツインズ姿

(左:宮崎貴宜さん 右:洲本大輔さん)
| 稽古場日記 | 18:18 | comments (x) | trackback (x) |

  
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