スペシャリスト集団
おはようございます!
「メス」と「洗濯女3モニカ」役、準劇団員の夏目陽希(なつめはるき)です。

前回は情念についてお話しさせていただきました。
今回はこの座組みについてお話しできればいいなと思っております。


なんと言ってもこの座組みは
昴だけではなく外部からスペシャリストの方々が集結し
チーム一段となって動いております!



大黒柱、ど迫力の「音響」と「照明」

世界観をグッと深める「舞台セット」と「衣裳」

イェルマの世界に引き込む「音楽」

その効果をより生み出す「歌唱」

情念、解放、渦巻く感情を効果的にする「ムーブメント」

衝撃的なインパクトを残す「アクション」



こんなにゴージャスで豪華な環境なかなかないのではないでしょうか!?!?


スタッフの皆さまは何度も稽古場に足を運んでくださり
稽古後は演出家の金澤さんと話し合い
修正、提案をスピーディーに行ってくださいます。
これがプロのお仕事なんだなと痛感する毎日です。


ゲネプロ終了後、一度集まりノート(演出家から修正点等ををいただくこと)を行いました。
その時の私は満足感が得られず
ずっと不安のまま押しつぶされそうになっておりましたが
ふと前を見るとスタッフの皆さまが話し合いをしておりました。

全員目がギラギラして誰一人諦めていない。
「絶対いい舞台になる。絶対いい舞台にする。」
そのお姿を見て、改めて覚悟を決めました。


素晴らしいものを提供してくださるだけでなく
いつだって一緒に頑張りましょう!と
大きな温かい手で背中を押してくださる皆さん。
本当に感謝の気持ちしかございません。


沢山の方々に支えていただいていることを忘れずに
このゴージャスで豪華な環境を思いっきり楽しみたいと思います。


是非、チーム一丸となって作り出した

イェルマの世界へ

皆さまお越しくださいませ!!!




そしてなんとなんと
今回、公演Tシャツを作りました!!!
1枚2,000円です。
とてもかっこいいデザインで、黒ベースなので日常使いも出来ちゃいますよ!



誰が誰だかわかりますか?笑
左からMサイズ、Lサイズ、XLサイズを着用しております(^^)

ちなみに、初日に演出の金澤さんが前後ろを入れ替えて着こなしていらっしゃいました。
なんて可愛いんだと思い私も真似しました〜



楽しく可愛くかっこよくイェルマTを一緒に着ませんか??
会場入り口にて販売中です!



皆さまのご来場を心よりお待ちしております!

夏目陽希
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 17:05 | comments (x) | trackback (x) |
お席のお話。
こんにちは。
本日の担当はブログ2回目の準劇団員、洗濯女1・女1役の山田梅(やまだうめ)でございます。前回書きそびれましたが洗濯女1の名前はリタでございます。
よろしくお願いいたします。

このブログが載る頃にはもう初日を迎えているのでしょうか。ドキドキ。

すでにご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ご来場誠にありがとうございました。観ていただけて大変嬉しいです。
少しでもなにかをお持ち帰りいただけていましたら、さらにとっても嬉しいです。

そしてこれからいらっしゃる方、あなたが来てくださることを座組一同全力で心よりお待ちしております。

さてさて。今回はですね、お席のお話をしたいなと思います。
「イェルマ」は【全席自由席】となっておりまして、HPにも記載がございますように、開演の【1時間15分前】に整理券をお配りします。
ですので、「絶対に早めに好きな席を選びたい!」という方は、ぜひこのお時間にお越しいただけますと幸いです。

どなたかもブログで書いていたように、今回の舞台はどこに座るかによって見え方が変わります。

「この舞台に正面はありません」
と稽古中演出の金澤さんは仰いましたが、客席に対しての正面というのが複数あるので、役者たちもいろんな方向を向いてお芝居をしております。
ですので、どこに座るかでちょっとずつ違ったものをお楽しみいただけるかと思います。

稽古の間「出番じゃない人たちはいろんな席から見てみてください」とのご指示がありまして、金澤さんもシーンを繰り返す度に客席をあっちこっち移動して演出されていました。

私も上手側の1番端の席だったり逆の下手側だったり、上の段だったり下の段だったりと日替わりでいろんな席を楽しみました。

いろんな席を楽しんだ結果、正直どこもおすすめです。

こちら側からしか見られない表情。
このお席だからこそ聞こえたちょっとした会話。
客席のすごく近くを通る役者たち。

そこだけのスペシャルがなにかしらございます。
これは複数回観たくなっちゃいますね。

ありがたいことに売り切れの回も多い今回の公演、もしリピートをご希望でしたらどうぞお早めに!

以上、山田梅でした。


(写真は準劇団員 工藤凪紗)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 10:43 | comments (x) | trackback (x) |
追加公演決定!!
『イェルマ』の作者ガルシア・ロルカは1898年6月、スペインのアンダルシア地方グラナダ近郊フエンテ・バケロスに生まれました。
フエンテは「泉」、バケロスは「牛飼い」を意味するそうです。どのような地域なのか、なんとなく想像ができます。



アンダルシアはスペインの一番南に位置し、西にはポルトガル、南には地中海・ジブラルタル海峡があります。つまりアフリカにもかなり近い場所です。歴史的にイスラム支配期もあり、その時期の史跡が現在も数多く残っています。
世界遺産のグラナダのアルハンブラ宮殿はとても有名です。



アンダルシア州の州都セビリアは、オペラ「カルメン」や戯曲「セビリアの理髪師」の舞台にもなっています。
また、アンダルシア地方は世界最大のオリーブの産地としても知られています。



【お知らせ】


追加公演決定!

10月13日(金)19時の回、追加公演が決定致しました。
皆さま、この機会を是非お見逃しないよう、よろしくお願い致します。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 11:24 | comments (x) | trackback (x) |
祝初日!&舞台を彩る小道具の世界
本日のブログ担当、劇団員二年目の宮崎貴宜です。宜しくお願いいたします!

いよいよ本日10/6、「イェルマ」初日を迎えました!
この日を迎えられたこと、満席のお客様に観ていただけたこと、本当に感謝の気持ちしかありません
しかし、まだ旅の途中です
ここからさらに気を引き締めて座員一同千秋楽まで全力を尽くして参ります


僕は今回「オス」を演じます
比喩でもなんでもなく「オス」という役です
作中の儀式で男を象徴し、皆を先導する存在として暴れまわります

オスという一言の中に男の欲望や本能、生命力が詰まっている濃密な役で、そこをどれだけダイナミックに皆様へお届けできるか稽古を通して奮闘しております!

さて、出演者、作者のロルカやスペインのことについては他の方が紹介してくださいました(是非過去のブログもご覧ください!)

ですから、僕は自分の担当でもある劇を彩る小道具に焦点を当ててみたいと思います!



小道具とは一般的に、コップや杖など手で持ち運べるモノを差します。
逆にタンスや暖炉のような移動が難しいモノは大道具と呼ばれます。

劇団に入ったばかりの頃先輩からは「小道具にも芝居をさせろ」と教わりました

例えば汚れ具合一つでも、それがどれくらいの期間使われているものなのか、日常的に使っているものなのか、それを使っている役の経済状況や生活水準はどうなのか...などなど
お客様が受けとる役の印象や背景に多大な影響を与えてしまうのです

いやはや責任重大ですね...
では今回、そんな大事な小道具を取り仕切っているリーダーを紹介しましょう!



劇団員一年目の洲本大輔くんです
今回の舞台で初めての小道具チーフを務めています

演出家との相談や舞台本番までに小道具を揃えるための段取りなどを仕切ってくれています
彼がいなければパントマイムでお芝居をしなければならないかも...

そして、彼にはもう一つの顔があります
それは...



小道具職人! 
ここは、洲本君が小道具を作成するための工房です

小道具を集めるためには購入したり、借りたりなど様々な手段がありますが、入手が難しかったり、余りにコストがかかる場合は自分達で作成します

例えば「イェルマ」ではとあるシーンで【牛の角】、【羊の角】が登場するのですが、Amazonでも売っていません!
となると作ることになりますが、皆さんどうやったら良いと思いますか?
特別に製作課程をちょっとだけお見せしましょう

材料はこれを使います



洲本チーフが紹介しているこの青い物質。これは「スタイロフォーム」と呼ばれる断熱材です
固めの発泡スチロールのようなもので、実は今回の舞台上にある岩なんかもこれで作ってます!
そのあまりを回収して、削り出したものがこちら...





だいぶ形が見えてきたと思います
ここから完成形もご紹介したいところなのですが...ネタバレになってしまうので、是非舞台上でご確認いただければ!
特に羊の角は洲本工房の最高傑作になってます、探してみてください

それでは劇場でお会いできることを楽しみにしております
その際は是非小道具にも注目してみてくださいね!

宮崎貴宜
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 23:03 | comments (x) | trackback (x) |
色んな愛
新準劇団員の賀原美空(がはらみく)です。
2回目のブログ投稿になります!


さて、私演じる洗濯女達は、歌中で

夫への愛、性愛、子供への愛

について語っています。
全て同じ「愛」ですが、色も形もまったく違うものになっています。
私は全て「愛」と表現しましたが、もしかすると違う言葉の方が合う人もいるかも知れません。

人によって体現の仕方が様々な「愛」

夫への愛は、シャツをいつも綺麗にしておくとか、いつも温かいご飯が食べれるように準備しておくとか、そんなことで体現してみたり…、
子供への愛は叱ることだったり、褒めることだったり…、
性愛はとにかく情熱的に本能的に…、

とか色々考えみますが、きっと人によって全く違う答えが出てくるのが「愛」。
人によって解釈が全く違うので、「愛」を伝えてるつもりが全く別のものとして相手に受け取られてしまったり、自分も人からの「愛」をうまく受け取れていなかったり、そんなことが沢山あるのではと思います。

今回、お話の主軸であるイェルマ、フアン夫婦にもそういうところがあるかもしれません。

そこで、私は普段、色んな「愛」を見逃してしまっているのではないかと思い、身近な人が持っている「愛」とはどんなものなのか、考えてみました。
そこで思い浮かんだのが、洗濯女として一緒にお芝居させていただいている、奥原さんと大矢さん





(左から賀原、大矢朋子さん、奥原千加さん)

洗濯女としてはカースト上位なお二方ですが、普段は若手にもとても気さくに話しかけてくださります。
若手のみが参加する舞台の作業日には、毎度カップ麺などを買ってきてくださり、その「愛」にお腹も心も満たしていただいております。

奥原さんは稽古が始まる前から私が担っていた宣伝活動の手助けをしていただいたり、昨日も若手の搬入作業にサラッと紛れて、奥原さん自身より大きそうな荷物を運んでくださったり、何か大変な時に必ず助け舟を出してくださります。

大矢さんは「お腹が空いてる子は見てられない…!」というお言葉を聞いた時から、聖母様だと勝手に思っています。
通し稽古の前にチョコレートを配ってくださったり、今日も稽古後にピーナッツチョコをいただきました。
一年目で何かと不慣れな私に、いつも的確なアドバイスをくださります。

お二人だけでなく、色んな「愛」に溢れた先輩方に囲まれ、とても恵まれた環境で劇団員としての初舞台を迎えさせていただくことができました。
語り出すとキリがないので、次にブログを書ける機会が来たら、その時に…!

明日10/6は初日!!
臆せず、スペインの情熱をお届けします。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 00:17 | comments (x) | trackback (x) |
詩闘!
暑い日が少なくなり、段々と秋を感じる季節となりました。
先日、中秋の名月を稽古後に見たものの写真を撮り忘れて後悔している
新準劇団員の中島鱗(なかじま りん)です!

前回のブログ当番の時は劇場について書いたので、今回は作品について触れたいと思います!

作者のロルカをWikipediaで検索すると「劇作家」の前に「詩人」と出てきます。それだけにイェルマの台本にも詩が沢山登場します。
これまで台詞を「詩的だな〜」と思ったことは何度もありますが、「詩」として書いてある戯曲に出会ったことが無かったので、オーディションを受ける際に、頂いた台本を読んで驚きました(^_^;)

今回、ロルカの詩たちに素敵な音楽をのせてくださったのは 作曲・編曲家の寺田テツオさんと助手の北村友佳さんです。
お二人の曲はどの曲も耳に残りやすく、自分が出ていない場面の曲でも覚えてしまうほどです(*^^*)
稽古終わり、新準劇団員の賀原美空ちゃんと裁縫をしていた所気が付いたらイェルマ(市川奈央子さん)が歌う「可愛い坊や」を2人で口ずさんでしまっていました(笑)


洗濯女6として出演する「洗濯場」でも歌がありますが、先日の稽古で振付をしてくださっている明羽さんに「自分達がこの曲のリズムを作り出して欲しい」とご指示いただきました。
過去にミュージカルに出演していた時にも
「何故ここで歌うのか考えなさい!」と言われた事があり、何故歌うのか?どうしたらこのリズムでこの歌詞を言いたくなるのか?問題と格闘中です(>_<)

音楽関連で………
今回の曲の中にはコーラスの部分もあり、コーラス部隊は、舞台裏にあるこちらのマイクから客席に歌声を届けます♪


皆で素敵なハーモニーを奏でられるよう日々訓練しています!
私たち3人(左から 山田梅 中島鱗 賀原美空)は、ハモリにも挑戦します!!


中々難易度が高いですが、、、絶対綺麗な3度ハモリを響かせます!

チケット売り切れの回も出てきております!
気になる!と思ってくださった方、是非ご予約お待ちしております!!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 08:08 | comments (x) | trackback (x) |
ご縁
こんにちは!ブログが段々と2巡目に入りました。本日のブログ担当は準劇団員の関谷あづみです!

昨日(9月29日)は中秋の名月と満月が重なるという幸運な日でした。みなさんはまん丸なお月様を眺められましたか?私は月を見続けて歩いていたら柵にぶつかりました‥。歩くなら前を見ないとですね‥!


今年度、準劇団員に上がったメンバーは昨年からできた劇団昴附属養成所の1期生出身なのです。
1年間、演技・歌唱・ダンスの授業をメインとし、特別講義としてアテレコ・ステージファイト・演劇の歴史(座学)などを学び、最後に修了公演を迎えます。

今回「イェルマ」に昨年お世話になった先生方がいらっしゃるのでご紹介いたします!




まずはこちらのお二方!



寺内よりえさん(左)と林佳代子さん(右)!
天真爛漫元気ハツラツ、台本にいつもかじりついているよりえさんと役の多面性に挑んでいく佳代子さん。お二人には授業でフレージングなど読み方の基本的なものから、役者として役としての基盤を叩き込んでいただきました。また私たちの個性をとてもよくみてくださり、自分の中に秘めている可能性を引き出す導きをしてくださいました。
今回も立ち稽古に入ってからお二人の役者としての姿勢に毎日刺激をもらいます!自分で考えて、言語化して、試していく。そして演出家や振付師、音楽家の皆様とすりあわせていく。そして二人揃って面倒見がとてもいいのです!私も何度も助けていただきました!
これからもお二人についていきますっ!!




そしてこの方がいないと何も始まらなかった‥!!磯辺万沙子さん(右)です!



ザ・サード・ステージのトップとして制作に入り各方面で指揮をとってくださり、ご自身が出演されていた『WE HAPPY FEW われら幸運な少数』のときには並行して動いてくださってました。
昨年は10月の授業から終了公演まで約5ヶ月お世話になりました!
万沙子さんには挨拶の大切さから芝居をする時の準備を含めた姿勢、キャラクターについての考え方などを丁寧に教わりました。
一人ひとり丁寧にみてくださり、まるで母のようでした‥っっ!


私は外部で活動してから養成所に入りましたが、先生方が親身になって接してくださったので今日の私がいると思います。
人生という旅で出会える数は有限ですが、いつも新しい【ご縁】にわくわくします!
『イェルマ』に出会えたのもご縁。このメンバーで作れるのもご縁。感謝です‥!


劇団昴附属養成所3期生の募集が来年1月から始まります。
みなさまに出会えるご縁、楽しみですっ!ご応募、お待ちしております!


関谷あづみでした!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 09:14 | comments (x) | trackback (x) |
【詩】のご紹介
 【隣村の老婆=リンバァ】の寺内よりえです。

本番迄約1週間!
色んな意味で最後の仕上げの時期です。

 私達が煮上がる迄、ブログをご覧の皆様にはひと息ついて頂こうと思い、【詩】をご紹介します。
 今公演のパンフレットのキャストインタビューで「好きな詩人について教えて下さい」というコーナーがあります。
ロルカが詩人でもあり、その繋がりです。
そこでお答えした詩ですが、文字数の関係で〈好きな理由〉しか提示できませんでしたので全文をご紹介させて頂きますネ。

フランスの詩人
ジュール•シュペルヴィエル
『樹』

むかし愛情があった、いろいろの優しい感情があった、
それが木になった。
この上なく上品な言葉があった、
いまはそれが木になり、小枝や葉むらになった。
恋する心臓にまとう綺麗な着物があった、
女だったか、それとも男だったか?
それもいまは木になって うわべには心が見えない。
枝を折って筋を見つめても
何も言わない
少なくとも人間の耳にはわからない。
折れ口は一言も語らず ひたすらの沈黙だけが
あらゆる細い筋からあふれ そこを小さな蟻が這って行く。

何と体をよじるのだ 樹は あらゆる方角へ行くかのように、
それでいて一歩も動くでなしに!
風が空から 樹を進ませようと躍起になる。
あれは樹を むらがる鳥の中でも
普通より形の大きい 一種の鳥にしたいのだろう。
だが樹の方はそ知らぬ顔だ。
知らなければならない 四季を通じて一本の樹であること、もっと口をつぐみ じっと見つめること、
人間の言葉を聴き 決して答えないこと、
知らなければならない 一枚の葉にそっくり自分を移し
そして それが飛び去って行くのを見送ること。

 
 如何でしょう⁉︎
パンフレットのこの詩が好きな理由と見比べて、皆さんなりに想像を膨らませて見て下さいネ。

 最後に新メンバーのご紹介です。
子供が欲しいイェルマ、でも授かる事が出来ない。
葛藤の末イェルマは…
『イェルマ』のクライマックスのシーン、他のアクションを担当して下さいました。
【梶 武志】さん です。





 梶さんは、演出家の金澤菜乃英さんとのお仕事の繋がりで今回参戦して下さいました。
アクション指導•演技指導•作•演出…とマルチにご活躍の方です。
とても素晴らしいシーンになっています。瞬きなしでご覧下さい‼︎
お待ちしています‼️
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 00:48 | comments (x) | trackback (x) |
わたしたちの1日
『イェルマ』、稽古もいよいよ佳境です!

ブログ当番2度目、準劇団員の横井麻子(ヨコイアサコ)です。

稽古は大詰め、最近は通し稽古をすることが多くなりました。

1ヶ月程ある稽古の中では、大体決まった流れがあります。

最初はシーンごとに稽古し、少しずつシーンを繋げて、最後は何度も通してみる。

少しずつ少しずつ、ピースを繋ぎ合わせていくように、一つのお話を作っていきます。

という訳で、ある1日の稽古をご紹介します!


▼13:00 集合&稽古開始(2幕1場)

一番最初に稽古場に来るのは座組の若手です!

稽古開始より前に来て、鍵を開けてお掃除して皆が気持ちよく稽古できるよう、稽古場を整えます!


この日は抜き稽古なので、シーンごとに稽古。

該当シーンの出演者たちはこの時間までに稽古場に来て、各々準備をします。

ストレッチしたり声出ししたりご飯食べたり談笑したり…稽古場に来るのも1時間前だったり直前だったり。

来る時間も過ごし方も人それぞれです(⁠•⁠‿⁠•⁠)

ちなみに、イェルマ役の市川さんはいつもとても早く来られます(⁠^⁠^⁠)


▼16:00 別シーンの稽古(2幕2場)

時間通りに進んだり進まなかったり(⁠•⁠‿⁠•⁠)

少し休んで次のシーンの稽古にうつります。

この時間までに、該当の役者は稽古場に入ります。

以前からその流れはあるものの、コロナ禍以降は自分のシーンだけ稽古場に入る、ということも多くなりました。

一番流行していた頃は本当に、稽古場ってこんなに人いないもんだっけ…!?と思ったこともありました…

人がいっぱいいると、それだけで楽しくなります(⁠^⁠^⁠)


●18:00 また別シーンの稽古(2幕3場)


こちらも今までと同じく、該当の役者はこの時間までに入って準備します。

ところで…この2幕3場が!スゴイんです!!

静と動、どちらも兼ね備えたこの場面。

皆さんがどう捉えてくださるのか、私はとても楽しみです。

是非ご覧になって感想をお聞かせください♪


そして20:00、稽古は終了します。

その後個人練等あったのち、Pitならではかもしれませんが、舞台仕込みが始まります。

こちらも毎日少しずつ少しずつ、作り上げていきます。

舞台監督の三輪さんの指示に従い、本日の作業を終わらせて、ようやく1日が終了です。


こんな1日が、この一ヶ月ほど毎日のように繰り返されています!

明日も明後日も、Pitには人が居ない日がありません。

是非とも、全員で体当たりで挑んだ集大成を観に来てくださいね!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 16:22 | comments (x) | trackback (x) |
芸術の秋
2回目の執筆をさせていただきます。福田匡伸です。皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月もあと数日、気温も下がり一気に秋の様相を見せ始めました。


さて、今週より通し稽古が始まり『イェルマ』の舞台も着々と完成に近づいてきています。
そして通しで改めて『イェルマ』で紡がれる台詞の美しさを感じております。

作者である、フェデリコ・ガルシーア・ロルカは劇作家であると共に詩人でもあり、絵も描きピアノも演奏し即興で歌も作っていた多才な芸術家でした。そんな彼が『イェルマ』に込めた子どもを授かることへの想いは、時に心地よく、時に生々しさをもって僕の胸に突き刺さります。
まさに芸術に愛された彼の世界観をいかに表現するか、役者として誇らしさを感じずにはいられません。

今回の『イェルマ』でも台詞と歌、体全体で、観客の皆様に現代にも通じる彼の想いを届けたいと思います。


写真は自分達が出ているシーンを表しているメンズチームです。


(左から洲本大輔、永井誠、宮崎貴宜、福田匡伸)

これは…一体何を表しているのか(笑)
是非芸術の秋にpit昴で『イェルマ』をお楽しみください。

※注意※
本当はこのようなシーンはありませんのでご安心ください。

男2役 福田匡伸(ふくだまさのぶ)
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 16:18 | comments (x) | trackback (x) |

  
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