エンジュンの『ほんとうのタコを食わせてください。』 遠藤純一
こんにちは。
ブログ副隊長の服部肇役・遠藤純一です。

今日はこの戯曲のテーマである、食にまつわる思い出話をひとつ…。

昨日の稽古終了後、帰宅途中で街のお祭りに遭遇!

にぎやかな屋台の雰囲気(食べ物の匂い)に思わず寄り道してしまいました。




たこ焼き屋さんの屋台を見てたら、ふと子供の時の記憶が蘇って来ました。

母方の田舎に遊びに行った、夏休み。

開催されていた夜祭りでたこ焼き屋台を見つけて、「食べたい」と、おねだりして買ってもらった、たこ焼き。

親戚の家に戻って一同で食べはじめると、それは、『ちくわ焼き』だったのです。

屋台のショーケース(?)の部分には、確かに茹で蛸が、まるごと一匹鎮座していたのに…
たこ焼きとおぼしき丸い玉のなかに入っていたのは、『タコ』ではなく、『ちくわ』!

何故だぁ~!

怒りのおさまらない幼少期の純一少年は、「文句を言って来る!」と息巻いていたところ、大人な人達に引き留められたのでした。

純粋だったあの頃。

怖いもの知らずだった、あの頃。

本当に文句を言いに行っていたら、どうなっていたのでしょう?

屋台のおじさんは、『本当のタコ』を食べさせてくれたのでしょうか?


あれから数十年。

今はそんな店も見かけなくなりました。

だけど、夜祭り独特の怪しい雰囲気は今も健在でした。





あの射的の的、本当に倒れるのかよ?

この紐の先に、本当にプレステくっ付いてんのかよ?みたいな…。

でも、『かたぬき』に興じる子供達の姿を見て、やっぱり祭りっていいなぁ~と感じました。

本物とはなんぞや?

そんなほろ苦い、『たこ焼きもどき』の体験を経て、少年は大人になりました。


そして今日も、本物の芝居になる為の稽古は続くのです。


遠藤 純一


| 稽古場日記::本当のことを言ってください | 22:42 | comments (x) | trackback (x) |
キャスト紹介リレー『ホントのことを言わせてください。』その1 永井誠
一昨日スタートした『本当のことを言ってください。』の稽古、本日は3日目。

台本を見ながらの本読み稽古は、五里霧中の手探り状態。

藪あり沼ありの畑澤ジャングルを、演出・黒岩さんという強力なサーチライトを頼りに…慎重に慎重に、「三歩進んで二歩さがる」。。

そんな状況です。


さて、
それではお待ちかねのキャスト紹介リレー♪

トップバッターとして御紹介いたしますは…
ヒロイン・北林しおり役の、イッちゃんこと市川奈央子。



ヒロイン…なんとも甘美な響き。
純朴で天真爛漫、もしくは守ってあげたくなるような薄幸の乙女をイメージしがちですが…

イッちゃんという人はですねぇ…ひと言で形容すると…なんと申しますか…

『骨太』なんですよ!

ドシっと地に足が着いている。
デーンと構えている。
守ってあげたいというよりは、むしろコチラが守ってほしくなる…後輩なのに。

いやいや、私だけではない筈です、そう感じているのは!


この夏の『親の顔―』の中国地方巡演の時のこと。
出演者中で期が一番下のイッちゃんは、衣装係+お茶場係を一手に任されているのですが…

その頼りがいのあることと言ったら!

「イッちゃん、衣装ほつれちゃった」
「ドーラン付いちゃった」
「縮んじゃった(太ったんでしょ?)」等々、

先輩たちが次々持ち込むトラブルにも泰然自若。
「だいじょぶですヨ~」と瞬時に対応し、

「割り箸あるぅ?」
「七味なぁい?」
「綿棒ほしいんだけど」
「爪切りは?」
「ジップロック」
「醤油入れるちっこい魚みたいの…(何に使うのヨ?)」
…といった多様なリクエストにも、
「ありますヨ~♪」と嬉々として即応。

その様は、まるで「空飛びたいんだけど…」と言えば、
「はい、タケコプター」と出してくれる、ドラ○もんのような頼もしさ。。


…え~…
仮にも女優をド○えもんに例えてはあんまりなので、イッちゃんの乙女チックな一面をば。。

出雲での公演の日のこと。

会場から程近い、縁結びで有名な出雲大社へ参拝に行ける日を指折り数えていたイッちゃん。

朝からいつも以上の手際よさでお茶場を整え、いざ昼休み。

「行ってきま~す♪」と出掛けた30分後、「賽銭箱の前まで行って…お財布忘れた事に気付きましたぁ」

…そして、炎天下の参道を再びダッシュしてゆくサザエさん…じゃなかった、イッちゃん。。


そんな、2大国民的アニメキャラを足して2で割ったようなイッちゃん。。

大丈夫!
君なら畑澤&黒岩作品の骨太な世界観の中で、イキイキと生きてゆける!!

今回も頼りにしてるヨッ♪
…と、またまた後輩を頼ったところで本日はこれまで。


次回、骨太女優・市川奈央子が一体誰を紹介してくれることやら……
乞う御期待!

| 稽古場日記::本当のことを言ってください | 22:30 | comments (x) | trackback (x) |
『スタート!!!』 永井誠
いよいよ始まりました!

10月19日に初日を迎えます劇団昴公演『本当のことを言ってください。』の、本日は緊張の初顔合わせ=白熱の稽古スタートです。





作・演出は『猫の恋、昴は天にのぼりつめ』『親の顔が見たい』『イノセント・ピープル』に続き、今作で4回目となる、畑澤聖悟&黒岩亮のゴールデンタッグ。

会場は、昴では初となる『赤坂レッドシアター』。

小さな劇場で座席数が少ないため、チケットはぜひともお早めにご予約くださいますようお願い申し上げます。

本日、9/4より一般販売スタートいたしております。

さらに合わせまして、本日よりブログもスタート。



申し遅れました、私は東太郎ことブログ隊長の永井誠です。

なお服部肇役の副隊長・遠藤純一は、稽古場に何かオモシロイ事があったときや、お茶場に何かオイシイ物が出たときに、随時所感をアップいたします。





今回のブログは、総勢15名の出演者がリレー形式で共演者を紹介してまいります。

舞台上からは想像できない俳優達の意外な素顔や、座内ですら知られていないウラの顔をここぞとばかりに暴露する……

題して『ホントのことを言わせてください。』

近々アップの予定。
乞う御期待!


また今回はツイッターと連動して情報発信していく予定です。

金石一役の中西陽介と、東次郎役の大島大次郎、そして演出助手の助手を勤める新準劇団員の木村雅子が、日々の稽古場ニュースをビビッドにお伝えする……

題して『うそツイッターら駄目よ。』





え?そんなタイトルは嫌だ??

…ともあれ、こちらもお楽しみに♪

| 稽古場日記::本当のことを言ってください | 22:43 | comments (x) | trackback (x) |
ありがとうございました!
「何がすごいの?シェイクスピア!」無事千秋楽を迎えました。
観に来て下さった方々から、シェイクスピアの芝居に対する考え方が変わった…
トリビア盛り沢山で面白かった…等、本当に多くの感想をいただきました!!

今回、日本芸術専門学校との初コラボレーション、そして初めての劇場での公演でしたが、
とてもいい手応えを感じました。
これからも、この劇場と良いお付き合いができたらいいなと思っています!


さて、バラシが終わった劇場で、


学生達と懇親会、兼、打ち上げをしました。


……何と!


生徒さん達と先生方から、素敵な寄せ書きのプレゼントをいただきました!



イラストが散りばめられてこんなに凝った作りに加えて、額入りです!



こちらは演出の三輪えり花さんと、学生の取りまとめ役のミコトちゃん。





一夏を共に過ごした仲間と明日から会えなくなるのが、とても寂しいです…





で、その後は、


大人の打ち上げ。

先生方も参加してくださり、またこの作品を再演できたら…などと

野望を語り合いながら…

暑い夏が終わっていきます…


観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!

   高山佳音里
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
何がすごいの?シェイクスピア!日誌
舞台「何がすごいの?シェイクスピア!」、本番2日目です!

本番前の楽屋にて、

AKB48に憧れている岩田翼くんが――あ、重ねて言いますが、
AKBの「ファン」ではなく、AKBに 憧れている 岩田翼くんが、

「俺もAKBのコンサートみたいに、楽屋で円陣組んで号令かけたい」

とか言い出しまして。

……彼はAKBに入りたいと思っているみたいです。
その目は、本気(マジ)だ、と僕には思えました。

ま、それはともかく、

普段だったら一笑に付されてしまうような一言だったんですが、
プロデューサの秋元高山佳音里さんが「いいね!」とか
言っちゃったもんだから――

この公演、本番前の楽屋は、こんな状態です。


岩田「何がすごいの~~~~~!?
一同「シェイクスピアーーーーー!!



ィエアアアー!!!!!(ハイタッチ...ハイタッチ...)」


ロビーで一生懸命、受付業務をしている大森校の皆さんごめんなさい、
劇場で必死にお客様の案内をしている皆さんごめんなさい……!

バカな役者でごめんなさい……!


ラスト1ステージ、役者バカになって全力投球します。

   宮島岳史
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
何がすごいの?シェイクスピア!日誌
初日の幕は、ご来場いただいたお客様のあたたかい笑いと声援に包まれ
無事、幕を降ろすことが出来ました!!

今回、制作補佐の仕事をしています、大島大次郎です。


本番初日…

昼から続く大雨や雷に、これからご来場いただくお客様のことを考えると
ハラハラドキドキ、悪天候よ、去れ!!と開場の時間を祈る気持ちで待ちました。

そして、夜7時の初日開演、

決していい天気とはいえませんでしたが、雨も止み、劇団昴と日本芸術専門学校との
コラボレーション企画『何がすごいの?シェイクスピア!』は
無事に幕を上げることが出来たのでした…

初…初…

初といえば、もうひとつの『初』がこんなところに隠れていたんですね。

劇団昴の新準劇団員の三人娘は、今公演で昴の初舞台を迎えました~!!


前列左から木村雅子、脇坂晴菜、木村香織

彼女達にとってそういう意味でも思い出深い作品になるんだなぁっと、
自分の初舞台の頃を思い出し、初心を忘れずに
彼女達の初々しさや輝きから何かを学ぶ感じもありつつ…

さあ、千秋楽まで輝きつづけ、千秋楽まで公演を盛り上げて行きましょう!!!


まだお席はございます。

彼女達の記念すべき作品、
是非、是非、ご覧になってファンになっていただけたらと思います!!

   大島大次郎
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
何がすごいの?シェイクスピア!稽古場日誌
皆さん こんにちは 三輪えり花です。

シェイクスピアの面白さを日本の皆さんに知ってもらいたいと思って書いた作品が、
いよいよ劇団昴の俳優陣によって、大森の日本芸術専門学校劇場にて上演されます。

明日23日を初日に控え、本日ドレスリハーサルをいたしました。
ドレスリハーサルというのは、照明も衣裳も音響もすべて上演するときと同じ条件でおこない、
実際の上演に差し支えが無いかどうか、チェックするリハーサルです。

劇団昴の関係者も様子を観に来て、120分があっという間だった、めちゃくちゃ面白かった、そうです。
演出家的にはまだまだ課題山積ですが、俳優たちは汗と涙で必死です。
よく体力が続くなあ、と、この体力勝負の作品を書いた作家としても感心しています。

23日19時から。
24日13時と17時。
25日は14時です。

大笑いして夏を終えて下さい。



   三輪えり花
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
もうすぐ初日!
今日は仕込みとテクニカルリハーサルでした。

朝から、劇場内も楽屋も、生徒さんたちも皆わやわやと色々な仕事をしていました。
今回、我々昴メンバーにとっては、初めての劇場。

私、高山も、この学校で長年、講師をして、時に、生徒の卒業公演の指導もしているのですが、
ここの舞台に立つのは今回が初めてです。

何だか不思議な気分です。

さてさて、今回、劇場スタッフが、今後も劇場でのイベントや公演で素敵な看板を作ってくれました!


この看板が皆様をお迎え致します。

ぜひ皆様のお越しをお待ち申し上げております!

   高山佳音里
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
何がすごいの?シェイクスピア!稽古場日誌
今日は、岡田吉弘です。

暑いですね。皆さん、夏バテしないように御自愛下さい。

さて、本番まで残すところ三日になりました。
今年入ったばかりの新人三人を加え、主に若手中心の座組ですが、
皆、演劇に対する情熱と夢を抱いて頑張っています。

サードステージと言えばスタッフワークから演技に至るまで、無償で行うものです。
一銭にもならない行為からしか得られない事柄があるのです。

皆、精一杯演じますので、どうぞ御高覧下さい。

   岡田吉弘



写真は、今回の芝居のために髪を切った高山佳音里…どんな役かはお楽しみに。
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |
何がすごいの?シェイクスピア!稽古場日誌
こんにちは、宮島です。

今回の我々の舞台は、出演者13人全員が最初から終わりまで、
ほぼ舞台上に居っぱなしです。
それはそれで良いのですが、困ることが一つ。

大勢が同時に出演するシーンでは、目の前で起こる出来事に
皆が同じようなリアクションをしてしまい、どのキャラクターも
似たり寄ったりに見えがちなのです。

そこで稽古中に良くやる、とても簡単な回避策として、

「台本にはない人間関係を でっちあげてしまう」

というものがあります。

例えば親子、兄弟、ライバル、恋人、など、台本には書かれてないが
勝手に出演者の関係を決めてしまうのです。

演出家が決めることもあるし、役者同士で決めることもあります。


今回の公演においても、その回避策は導入されました。

まずは我々全員「とあるシェイクスピア劇団」の一座、ということに。
そして、人物相関図が……これです。



岡田座長の下、色んな人間が色んな関係を結んでいるのですが、
図を作ってるうちに段々面倒になって来たので以下略。

無害な宮島の活躍に、ご期待ください。

   宮島岳史

| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |

  
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