劇団昴公演BLOG

どんどん立ち稽古が進んでいます！
上村さんは一体いつ、この膨大な演出プランを考えていらっしゃるんでしょう。
本番前に上村さんインタビューなど敢行したいところです。(でも多分こちらにそんな余裕がなくなっていることでしょう・・)

さて、これだけ出演者が多く、かつ若手が多いと、お茶場の食べ物はいつもカツカツ(笑)なことが多いのですが、
今回は珍しく常に潤っております！

最近で言うと、
演出の上村さんも大量のコロッケを差し入れて下さいましたし、
石田さん、高山さんからスイカ！
竹村叔子さんから手作りパン！




今日は石井ゆきさんからバナナ。

そして、稽古場に顔を見せてくれた平林弘太朗君が、大量のカップラーメン(いつも激務の若手男子を気遣う彼らしい選択)と栄養ドリンクを！

本日、3部の「タウリケのイピゲネイア」の稽古で疲労困憊、そして喉の調子が悪くなっていた落合(るみ)は何を思ったか、栄養ドリンクの「タウリン」の文字に、これは確か喉にも良かったような・・！と朦朧としながら2本も飲んでしまいました・・
平林君的には絶対若手男子用だったはず。
ゴメンナサイゴメンナサイ。

ちなみに竹村叔子さんは、今回の出演者の中て一番多くの場に出演されています。
10作品中8作品！
そんな中、稽古場に手作りパンを焼いて来てくださるって・・
ありがとうございます！
最高に美味しかったです♫


落合るみ

本日は、立ち初日に最後までいかなかった「アウリスのイピゲネイア」、そして、「プロローグ」でした。
この一連は、他の作品よりもはるかに長い上、芝居全体の冒頭にもなりますので、なかなか大変。私も、とっても疲れました。

私、出ておりましたので、写真が撮れず・・。
でも稽古場でこんなものを見つけました。




所要時間まで書いてくれるきめ細かさなのに、製本、雑・・！(笑)

さてさて！とうとう明日から、すばる倶楽部会員様の先行予約受付を開始します！
出演者が電話口にてワクワクしながら待っております。
お待ちしております！


落合るみ

本日の稽古は「アンドロマケ」。
「アンドロマック」というタイトルでも知られていますね。

演じるのは、今回の制作代表でもある高山佳音里。
エネルギッシュで、一見しっかり者風な彼女ですが、
長い付き合いの私は知っている。
抜けているというか雑というか・・ちょっぴりお間抜けなとこがあるのです。

今回も・・
出演者が大人数で、いろんなスペースが足りません。
諸々のスペース確保のため、稽古場仕込みの日、女子部は手が空いていたので、サイズを測っとこう！という事になり、
颯爽とメジャーを持って先頭に立った高山嬢。

立花香織ちゃんを助手に、高らかに「103センチ！」

メモしていた、ミケラこと木村雅子と私。
ミケラは、疑わしげに「センチですか？尺ですか？」
高山嬢、「センチー！(に決まってるじゃーん、というニュアンス)」

一緒に笑っていた私ですが、
ん？待って。
そこ、身長156センチの私より、どう見ても長いよね！？

どこを見ていたものか、三倍くらい違っていたのでした・・。
かおちゃんが強く言い切ると、なぜか一瞬みんな説得されてしまうのですよね。気をつけて！意外と雑だぞ！

ちなみに、助手を務めてくれた立花(木村から改名)香織ちゃんも「アンドロマケ」に出演します。
これまたパワフルで大変な役なのですが、上村さんの演出が入ると、どんどん緩急がついて、彼女が魅力的に！
羨ましいー！！
いや、上村さんはこれから全員素敵にしてくれるはず。
37人・・大変だな・・

自分たちでもしゃかりきに役を濃くしましょう！



落合るみ

本日は、多分今回のグリークスの中で一番有名な作品「トロイアの女たち」の稽古でした。
(「グリークス」は10本の作品が独立しながら、でも全てがつながっている戯曲です)

今日も上村演出は冴え渡る！
どんどん立体的に、そしてドラマチックに場面が立ち上がっていきます。
かなりショッキングなシーンもあったり・・

その演出を可能にしているのが、やはり装置。
この狭い空間に、これでもかと、面白く使える装置が建てこまれています。

この芝居、絶対に飽きることがないと思います。というか相当面白くなっちゃうかも！
演出と戯曲と美術は最強なので、あとは役者があがくのみです！

さて、昨日は稽古場で5月生まれの人のお誕生日でした。写真はトロイアならぬ、誕生月の女たち。

テティス役林佳代子さんと、ブリセイスの望月真理子ちゃん。(大島君も5月生まれですが、この日は残念ながらたまたま欠席でした)
撮影は、コロス役の竹村叔子さんです♫





落合るみ

私達・劇団昴、今年から、大山駅前のpit昴にて公演させて頂いております。
うーん、駅から近いって素敵！！

先日、本稽古開始に向けて、装置の仕込みが行われました。
まだ全貌をお話しすることは出来ませんが、
・・・この装置はかっこいい！！
ただし、、仕込みは大変だったよう。男優諸氏、本当にありがとう！
アガメムノン王役・石田さんも積み込み隊長として大活躍。



ん？新人の近藤くん、すでにだいぶシリアスお疲れモードですが、大丈夫か！？



若手男優陣は、ピュラデス・加賀谷君の指揮のもと、翌日稽古直前まで建て込み続けてくれたのでした。
そのおかげで、本番と同じ装置で、初日から立ち稽古が出来ました！

本番と同じ舞台装置にに移り、読み稽古より開放され伸び伸びする者あり、意外と勝手が違い戸惑う者あり(←あ、私です)
どちらにしても今の段階で、本番と同じ装置で稽古できるというのは有難いことです。

写真は、仕込み時に気になったツインテール男子。



でも前を向いてもらったら・・縄文系男子？？



彼・白倉君は今回、歴史的にもとっても有名なオデュッセウスを演じます！！



オデュッセウス・・
誰もが聞いたことのある名前ですよね。
そんな人たちが他にもちょいちょい出てくるのも、この作品の面白さです。
演出の上村さん曰く、この芝居の中では数少ない、頭を使っている男・オデュッセウス！
個人的には、男だったらやりたい役ツートップです♫



落合るみ

全ての読み稽古が終了しました！
各場2回ずつなので決して多くはないのですが、全10場の為、そして各場の濃度がとんでもなく高い為、ものすごーく長い旅をしていた気分です。
しかし本当の長旅はこれから。
10日間のお休みの後は、怒涛の立ち稽古に突入します！

今は皆、早く立ちたいような、もっともっと読み稽古をして深めたいような、複雑な心持ちかもしれませんね。
しかし、そんな猶予はないのであります！
進めー！

そうそう、約1名、インフルエンザに感染し戦線離脱していた出演者も、最終日の今日、無事復帰を果たしました。
「発覚した時、めちゃめちゃ悲しかったでしよう？」と聞いたら
「・・・こういう定めなんだな、と思いました・・」と呟いておりました。かわいそうに、よしよし。

しかし、薄情なようですが、立ちに入る前で本当に良かった・・(笑)
37名(＋演出家１名)がひしめき合う稽古場ですからね。

出演者のみんな！万が一感染性の病にかかったら絶対に稽古場に来てはだめよ！
でも感染しないものなら這ってでも来るのよ！
ついでに、二日酔いで来たら制作の鉄拳が飛ぶわよ！←結構リアル



写真は、演出助手のミケラこと木村雅子ちゃんが先行稽古の頃に作ってくれた人物相関図です。
素晴らしい！
こんな感じで、敵も味方も人間も神々も入り乱れ、ドラマが進んでいきます！(今回馬は入り乱れません)

お楽しみに！！


落合るみ

ゴールデンウィークと共に、ザ・サード・ステージ公演『グリークス』の稽古が始まりました！



演出は2015年度よみうり演劇大賞他受賞の文学座の上村聡史氏。



ベテランから新人まで総勢37名のキャストがPit昴にて、ギリシャ悲劇に挑戦致します！









写真は顔合わせの日の稽古場。(｢まだヴェニスの商人｣の客席が残っています。その段差も役者の席になる人数の多さ…)





このグリークスという作品、｢第１部　戦争｣｢第２部　殺人｣「第3部　神々」と、トロイア戦争にまつわるギリシャ悲劇10本を集めて一つにまとめた、大河ドラマのような作りになっています。




でも、トロイア戦争なんてよく知らない、ギリシャ悲劇って難しそう…と思われるかもしれませんが、

安心して下さい！




この作品、ギリシャ悲劇を現代にマッチするように、わかりやすく軽快に上演することを目指して作られているのです。


ですので台詞もわかりやすく、ギリシャ悲劇もギリシャ神話もよく知らなくても十分楽しめる内容になっています。



そして、そんな長い芝居観るのはちょっと…とためらう方も安心して下さい！

この作品、時系列順に並べられてますが、もともとは各部単独で上演された作品を集めたいわばオムニバスもの。ですので、いきなり第２部だけ、第3部だけを観てもちゃんと楽しめるようになってるんです。





いや、観るならぶっ通しでその世界に浸りたい！、という方も、安心して下さい！計六回、１日で全3部作を、インターバルを置いて連続上演致します。



　
このように色んな楽しみ方ができる｢グリークス｣、これからもブログやYouTube、Twitterなどで、より観劇の楽しさを増すトリビアやプチ解説もしていく予定です。お楽しみに！

既にセット、衣裳プランも出来上がり、役者一同気合いが入りまくっています。




前売りは６月１日開始です。
どうぞよろしくお願いします。




　　　　　　　　　　高山佳音里