初日! そして宮本充からの追加報告
チャーリイの勤めるパン屋の同僚、ジョウ・カープこと三輪学です。
ついに『アルジャーノンに花束を』初日を迎えました。
ほんとうにたくさんのご来場ありがとうございました!

初日らしい写真を一枚…とも思ったのですが、
撮影する余裕もなく…スミマセン。

どうしてそんなに余裕がないのか…それは舞台をご覧いただいた皆様にはご理解いただけるのではないかと。

これからご来場いただける皆様、
是非約2時間30分の濃密な舞台空間を
我々と思う存分共有してください!


話題がかわりまして、宮本先輩から新たな報告書が届きました。

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再びストラウス博士の宮本充です。
先日のブログ「宮本充の経過報告」の内容について少し補足説明を。
「アメンボ赤いなアイウエオ」というのは北原白秋の詩で、以下「柿の木栗の木カキクケコ~」と続きます。
五十音全てが使われているので、演劇学校などでは、これをよく発声練習に使います。
他には歌舞伎の「ういろう売り」を滑舌の訓練に使ったりもします。
役者はたいてい一度はこれらを習っています。
しかし、プロの役者は、それぞれ独自の発声練習法を持っています。
開演前の舞台に行くと、色々な発声練習が聞けます。

低い声でずっと唸ったり。
欠伸をするような声を出したり。
甲高い声で叫んだり。
高音を裏声から始めて、ゆっくりとひと息で低音まで持っていったり。
何かを吐くような嗚咽を漏らすような変な音を出したり。
そういうものを一度に聞くと、まるで動物園にいるようです。

僕の場合は、よく歌を歌います。
ミュージカルの曲や、大学時代の寮歌や。
ある大先輩は、ウォーミングアップの仕上げに必ず「亀田のあられ~♪」を低いよく響く声で歌っていました。
なぜかいつも「あられ~♪」までで、続きの「お煎餅♪」は歌わなかったのですが。

本題に入ります。
お詫びと訂正です。

前回のブログで僕は、「舞台で『アメンボ赤いなアイウエオ』をやっている人を見たことない」と書きました。
その翌日、劇団の落合るみちゃんからメールを貰いました。
彼女はずっと、稽古前、本番前、そして仕事の前にも必ず「アメンボ」をやっているとのこと!

彼女とは「親の顔が見たい」「隣で浮気」で共演しています。「隣で浮気」では夫婦でした。
どちらの舞台も地方公演がありました。
彼女は本当に真面目で、毎日、上演時刻の3時間から2時間半前に劇場入りし、無人の客席やロビーで柔軟体操や発声練習をしていたのです。
なぜ僕が彼女の「アメンボ」を聞いたことがなかったかというと、その時刻にはまだ劇場に入ってなかったから。
僕が発声練習をしに舞台に行く頃には、彼女のウォーミングアップはすでに終わっていたのです。
ううっ、恥ずかしい…
るみちゃん、ごめん

僕が怠け者だっただけでした!

「あめんぼ」は永遠に不滅です。

わいわいお祭りわいうえお~!


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先日、劇場入りする前の稽古場でも、このアメンボ、話題になりました。

「え?ハ行?なんだっけ?」
なんて言っている出演者一同。

ちなみにチャーリイ役の町屋くんはさらりと言ってのけましたヨ。


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 03:39 | comments (x) | trackback (x) |

  
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