九州公演
「ラインの監視」チームは八月五日、約一か月間の九州公演から全員無事に東京に戻りました。

七月三日出発し、先ず北九州では大雨に見舞われ、福岡県、大分県に大きな被害がありました。
豪雨の被害にあわれた地域の皆様にお見舞い申し上げます。
豪雨のあとには鹿児島では地震もありました。このことも大きな出来事でした。

豪雨の影響も大きかった状況のなか、小倉では客席には市民劇場の会員の皆様でいっぱいで、胸が熱くなりました。予想外の自然災害で休演することは一度もなく、全行程29ステージ滞りなく全うすることが出来たことは、各地の市民劇場の皆様のお心遣いのおかげと感謝しております。

 九演連の皆様には大歓迎をしていただきました。
温かいおもてなし、熱い拍手、搬入、搬出のお手伝い、そして私たちがスムーズに進行出来る様に考え抜かれたスケジュール。そして私は、仲間の皆さんのフォローのおかげで、東京での稽古疲れも、旅の準備のストレスも徐々に回復し、上り調子で元気になり、照りつける太陽、蝉の声、夏の暑さが気持ちよく感じられる毎日になりました。

 殆どが九州の街中の公演だったなか、今回の巡演の千秋楽の地となった「諫早」は、初めて感じる、街の静けさと温かい気配、木々の緑の多さに癒されました。でもこんなに静かな町の何処から千人以上の方々が集まってくれるのか?……。全く心配には及びませんでした。熱い拍手はもちろんの事、「感動をありがとう」と言う垂れ幕まで用意して下さり、私達は客席と一体となり、幸せな千秋楽を迎える事が出来ました。
各地でこんなにたくさんの皆さんが、私たちの公演を心待ちにしてくださっている事に感謝の気持ちでいっぱいです。そして演劇は今、こういう皆様に支えられていると実感しました。

 三年前、東京でたった五日間の公演だった「ラインの監視」。その公演を見つけてくださり、今回の九州公演に結び付けて下さった九州の演鑑連の皆様の熱意とご努力。私たちはこの喜びをしっかりと受け止め、精一杯の舞台を務めました。この舞台の一員である事に、誇りと、喜びと、そして全国の皆様に見て頂きたい意義のある舞台である、と確信しています。しばらく休むとまた近畿、神奈川での巡演が始まります。

 九州の皆様、本当にありがとうございました。私にとっては「想い出の、最高の夏」になりました。

八月十日   久保田民絵

チラシ
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