第1話 産科医タウラー
昴ブログをご愛読の皆様、
たいへんお待たせ致しました、

『評決~The Verdict~』
主人公フランク・ギャルビン弁護士役の宮本です。

舞台で“弁護士”を演じるのは僕自身初めてのことで、
稽古場では 慣れない法律用語や弁論術に四苦八苦の日々。

それを習得するには、普段から弁護士らしい思考と行動を 実践しながら学ぶ必要がある…


…というわけで前置きが長くなりましたが、



今回の『評決』ブログでは、私、駆け出し弁護士ギャルビン宮本が、
出演者一人一人を“尋問する”という形式で紹介していこうと思います。


では さっそく一人目を召喚しましょう。
レクスフォード・タウラー医師役の永井誠くん、出廷してください。



ギャルビン宮本
「永井くんとは『ヴェニスの商人』以来の共演ですね。
あの作品も一種の法廷劇でしたが、今回の『評決』にはどんな思いがありますか?」


タウラー永井
「確かに『ヴェニス』にも法廷シーンはありましたけど、それ以前に“シェイクスピア劇、古典劇”という感じが。一方、今回の『評決』は、アメリカの現代劇。ちょっとは想像しやすいと言うか身近な気がするというか…。

何より「映画(1982年)が有名」というのが頭にあって。…って、公開当時まだ子供でしたから観ていませんでしたけど。
宮本さんは学生時代ですよね、好きな映画だったそうで。

実は、今年の秋公演が『評決』と発表され、すぐ原作小説を一気読みして……「主人公のギャルビンは、宮本さんだよなぁ」と思ったんです。年齢や風貌からではなく、俳優としてのキャリアからでもなく、ただただ“性格”から。
“正義感が強く”、“程良く遊び好き”、そして何より“ロマンチスト=理想家”。。ギャルビンそのものだなぁ、と。
劇団内でも異論は無いと思いますよ、ことに“程良く遊び好き”に関しては(笑)

“正義感が強い、理想家”…これについては、僕のよく知るところですが…、あんまり言うと 先輩を持ち上げてるみたいなので割愛します。
一言だけ宮本さんファンの皆様に申すとすれば、「甘い笑顔のヤサ男、だけでは決してないゾ」ってことです。

そんな宮本さんが果たしてギャルビン役に決まり、幸運にも僕も役を得て、改めてキャストを見渡すと…
宮本ギャルビンを支えるが如く、諸先輩方が適所で囲んでいる。。
後輩の僕は、支える力は無いまでも、宮本さんのギャルビンを“信じてぶつかる”ことは、誰にも増して出来る気がしているんです。胸を借りてぶつかりますよ!

自分の役=タウラー医師に関しては、これはもうね、『ブラック・ジャック』から得た知識を活かす時がついに来たな、と(笑)
手塚治虫の熱烈なファンとして同じ穴のムジナの宮本さんには、僕の昂る思い(※昴ではない)をお分かりいただけるでしょう。

作品全体の魅力や、僕個人は久々にお世話なる原田さんの演出の見どころ等についても、まだまだ語りたいところですが……長くなりますのでこのくらいで。。


ギャルビン宮本
「…いや、もう充分長いよ、永井。でもありがとう、僕の演じるギャルビンに期待を寄せてくれて。
お互いぶつかり合って、良い芝居にしよう!

ところで…

前々から、機会があれば
一度君に、じっくり聞きたいと思ってたんだけどさぁ…

永井って、

なんで未だに独り者なの??」


タウラー永井
……………黙秘します。



~~~~~



ウ~ム、
人は自分の喋りたいことについてはいくらでも喋るけど、都合の悪いことには黙る…と。


“尋問”って、意外と難しいなぁ…

一流弁護士への道、遥かなり。。


     ~つづく~
| 稽古場日記::評決 | 00:57 | comments (x) | trackback (x) |

  
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