ルーティン
初日までのカウントダウンが始まり稽古の形態も本番仕様に変わっていきます。


朝早く裏方や若手メンバーが集まり、掃除やその日の稽古の準備。
料理の得意な亘さんを中心に、女性陣や小道具担当のメンバー達で消え物(実際に舞台上で食べる料理)の準備。
それぞれのセッティングをしながら各人ウォーミングアップに身体を動かしたり、発声したり…と、稽古の前は大忙しです。


いざ稽古が始まると先ずやるのは『巻き稽古』
皆んなが必死に覚えた膨大なセリフを極力棒読みで(想いを込めると柔軟に言葉が出てこなくなる為)全幕、頭から終わりまで一気に捲し立てて話す稽古をします。

この稽古をすることで余計な間や雰囲気芝居、事実関係をシンプルに相手に渡す事ができます。


そしてそれが終わると『通し稽古』
いったん巻き稽古で整理した芝居を踏まえ小道具や消え物ありきの本息の芝居をします。
今日は舞台監督の落合徹くんもトランシーバーを片手に、裏方と連携してスムーズに場面転換ができるかの確認作業をしていました。


通し稽古が終わると演出の田中壮太郎さんからノート(ダメ出し…という言い方はマイナスイメージがつくので避けてます)を貰い、全体のブラッシュアップを行います。

最後はその日の稽古で変わった変更点や芝居の方向性、気になるシーンを細かく抜いて稽古します。


こうして少しづつ馴染ませ、その日その時、自由に芝居を創造できるよう稽古を重ねていきます。
当日何が起こるか、どんな化学反応が起こるか僕たちも分かりません。
どうかご来場くださる皆様も、そのハプニングを楽しみにいらして下さい。


                                                 永井将貴

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『8月のオーセージ』 | 17:18 | comments (x) | trackback (x) |

  
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