文通
泉屋吉五郎役の宮島岳史です。

終わりの見えない感染症との戦いとか、世界情勢の悪化とか、演劇をやり続ける意味を日々考えさせられる今日この頃です。
思い返せば、ザ・サード・ステージ『マクベス』の出演が決まったときも、イラク戦争が勃発して「もし演劇が出来なくなったらどうしよう」と嫌な気分になったのでした。

オチのない書き出しですみません。

さて、ハガキのエピソードですね。
僕自身は超・IT大好き人間なので、ハガキのエピソードは殆どなくて――なので両親の話をしたいと思います。

私の両親は「遠距離恋愛」の末の結婚だったんですね。

インターネットや携帯電話はもちろんないし、固定電話だって、県外にかけたら毎秒1円とか高額の通話料金がかかった時代です。
交際期間中のやりとりは、主に文通だったそうです。

色々なやりとりがあったのでしょうが、当時話題の長編小説を買って、感想を送り合ったりもしていたとのこと。
その名残で、今でも実家の本棚には、パール・バックの『大地』やアーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』が「二冊ずつ」並んでいるのでした。

子供の頃、どうして同じ本が2冊ずつ並んでいるのか不思議で仕様がなくて、母に聞いたら教えてくれたエピソードでした。

今回、こんなことになるなら、文通していたときのハガキや封筒も見せてもらっておけば良かったかな。



今回、吉五郎さんの素敵なシーンがございまして、宮島さんはお稽古後に自主練を重ね精度を上げておられます!!
周りの皆さんと呼吸を合わせて心を一つに、一体感が生まれる瞬間を、是非皆さんに見ていただきたいですo(≧▽≦)o by 上林・夏目


次回の更新予定は3/6です。

ついに本番まで2週間を切りました…!
これからも宜しくお願いいたします!

| 稽古場日記::一枚のハガキ | 22:09 | comments (x) | trackback (x) |

  
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