2022,05,29, Sunday
父親マット役の三輪学です。
座組は島根県は出雲の地にやってまいりました。
初日は広島から出雲への移動のみの日であったこともあり、
メンバーの何人かは到着後『出雲大社』に参拝に行きました。
えーっ、出雲といったら出雲大社、またこの話題ですか…
と、お思いの皆様も多いかもしれません。
とくに、いずも演劇鑑賞会の皆様は
はいはい、そうですね
と、聞き飽きてしまっているかもしれませんね。
ちょっと待ってください!
わたくし三輪学の参拝には、一味も二味も違った意味合いがあるのです!
と、大きく出てみました。
わたくしの三輪という姓、これ本名なんですが、
『三輪氏』といえば太古の豪族であり、
出雲大社の主祭神である大国主大神【おおくにぬしのおおかみ】の子孫であるといわれているのです。
えっと、諸説あるお話でありますが。
諸説ございますという便利な言葉を使って、一応逃げ道を作っておきます。
…いや、弱気ではいけません、
出雲にきて出雲大社という定番ネタを持ち込んだ以上、
その期待を上回らねばならぬのです。
もしかしたら私は出雲王朝の末裔かもしれないのです!
わたしは帰ってきたのだ!この出雲の地に!
※なんと!三つの輪がこんなところに!まさに三輪!
(かつてあった巨大な柱、宇豆柱の跡ですけど。)
三輪と言えば、奈良には三輪山という有名な山があります。
そこにあるのが大神神社、【オオミワじんじゃ】と読みます。
神=三輪です。もう、これは私が神のようなものです。
…そろそろ怒られるので、冗談もほどほどにしておきます。
大神神社は日本で最も古い神社といわれていて、
三輪山がご神体そのものという珍しい神社です。
祭神は大物主大神【おおものぬしのおおかみ】であります。
日本の神話というのもなかなかややこしいものなのですが、出雲大社の大国主大神、大神神社の大物主大神、
諸説あるとは思いますが、同一神といわれております。
出雲大社のホームページのよくあるご質問に書いてありますので、概ね間違ってないと思います。
ポジションによって呼び名がかわるとかなんとか…
俳優・三輪学と、舞台監督・三輪学のようなものでしょうか。
俳優だろうと裏方だろうと、私は私なのであります。
さぁ色々とつながってきましたね。
でも、昔に我が三輪家のルーツを親族に聞いてみたところによると、
三重の出で、本家の金を盗んで東京に出てきて、一時は莫大な財を成し、
板橋駅近辺の土地を牛耳っていたらしいのですが、映画館を作るという儲け話に騙されて
没落した一家らしいので、たぶん出雲王朝とは関係ありません。すみません。
しかし、現在劇団昴が活動の拠点にしているPit昴が板橋区にあるというのは、何かの縁かもしれません。
そう、縁なのであります。
縁結びで有名な出雲大社ですから。
こうやって三輪姓のわたくしが出雲の地で舞台に立てるというのは、
もうこれはご縁があると言わざるを得ないわけであります。
ましてやこのコロナ禍です。
運営サークルのみなさんはもちろんのこと、たくさんの方々の準備に助けられ、無事上演が続けられています。
今回の巡演が無事成功しますように…
そして、また以前のように心穏やかに観劇の席についていただける日が来ますように…
きっとみなさんと同じ願いをこめて、参拝した次第であります。
〆のご縁は、この『願い』について。
『アルジャーノンに花束を』の登場人物は、みんな強い願いをもって物語に登場してきます。
チャーリィの家族たちの願い、働いているパン屋の同僚たちの願い、
施術を行った医療研究チーム、それぞれの願い。
もちろんチャーリィ本人の強い願いと、彼に寄り添うアリスとフェイ、2人の女性の願い…
ときにぶつかり合い、ときにはすれ違うこの願いが、『アルジャーノンに花束を』という作品の
ドラマの軸のひとつではないのかなぁと、個人的には感じております。
すでにご観劇いただけた方は、『願い』をキーワードに思い出していただけると、
各登場人物への印象がまた一味変わって感じられるかもしれません。
そして、これからご観劇いただける方は、是非頭の片隅に『願い』を置いて観ていただければと思います。
今回の巡演も折り返し地点、最後まで無事走り抜けられるよう強く【願い】、
【ご縁】を大事にしつつ、また次の公演へと進んでまいります!
三輪学
座組は島根県は出雲の地にやってまいりました。
初日は広島から出雲への移動のみの日であったこともあり、
メンバーの何人かは到着後『出雲大社』に参拝に行きました。
えーっ、出雲といったら出雲大社、またこの話題ですか…
と、お思いの皆様も多いかもしれません。
とくに、いずも演劇鑑賞会の皆様は
はいはい、そうですね
と、聞き飽きてしまっているかもしれませんね。
ちょっと待ってください!
わたくし三輪学の参拝には、一味も二味も違った意味合いがあるのです!
と、大きく出てみました。
わたくしの三輪という姓、これ本名なんですが、
『三輪氏』といえば太古の豪族であり、
出雲大社の主祭神である大国主大神【おおくにぬしのおおかみ】の子孫であるといわれているのです。
えっと、諸説あるお話でありますが。
諸説ございますという便利な言葉を使って、一応逃げ道を作っておきます。
…いや、弱気ではいけません、
出雲にきて出雲大社という定番ネタを持ち込んだ以上、
その期待を上回らねばならぬのです。
もしかしたら私は出雲王朝の末裔かもしれないのです!
わたしは帰ってきたのだ!この出雲の地に!
※なんと!三つの輪がこんなところに!まさに三輪!
(かつてあった巨大な柱、宇豆柱の跡ですけど。)
三輪と言えば、奈良には三輪山という有名な山があります。
そこにあるのが大神神社、【オオミワじんじゃ】と読みます。
神=三輪です。もう、これは私が神のようなものです。
…そろそろ怒られるので、冗談もほどほどにしておきます。
大神神社は日本で最も古い神社といわれていて、
三輪山がご神体そのものという珍しい神社です。
祭神は大物主大神【おおものぬしのおおかみ】であります。
日本の神話というのもなかなかややこしいものなのですが、出雲大社の大国主大神、大神神社の大物主大神、
諸説あるとは思いますが、同一神といわれております。
出雲大社のホームページのよくあるご質問に書いてありますので、概ね間違ってないと思います。
ポジションによって呼び名がかわるとかなんとか…
俳優・三輪学と、舞台監督・三輪学のようなものでしょうか。
俳優だろうと裏方だろうと、私は私なのであります。
さぁ色々とつながってきましたね。
でも、昔に我が三輪家のルーツを親族に聞いてみたところによると、
三重の出で、本家の金を盗んで東京に出てきて、一時は莫大な財を成し、
板橋駅近辺の土地を牛耳っていたらしいのですが、映画館を作るという儲け話に騙されて
没落した一家らしいので、たぶん出雲王朝とは関係ありません。すみません。
しかし、現在劇団昴が活動の拠点にしているPit昴が板橋区にあるというのは、何かの縁かもしれません。
そう、縁なのであります。
縁結びで有名な出雲大社ですから。
こうやって三輪姓のわたくしが出雲の地で舞台に立てるというのは、
もうこれはご縁があると言わざるを得ないわけであります。
ましてやこのコロナ禍です。
運営サークルのみなさんはもちろんのこと、たくさんの方々の準備に助けられ、無事上演が続けられています。
今回の巡演が無事成功しますように…
そして、また以前のように心穏やかに観劇の席についていただける日が来ますように…
きっとみなさんと同じ願いをこめて、参拝した次第であります。
〆のご縁は、この『願い』について。
『アルジャーノンに花束を』の登場人物は、みんな強い願いをもって物語に登場してきます。
チャーリィの家族たちの願い、働いているパン屋の同僚たちの願い、
施術を行った医療研究チーム、それぞれの願い。
もちろんチャーリィ本人の強い願いと、彼に寄り添うアリスとフェイ、2人の女性の願い…
ときにぶつかり合い、ときにはすれ違うこの願いが、『アルジャーノンに花束を』という作品の
ドラマの軸のひとつではないのかなぁと、個人的には感じております。
すでにご観劇いただけた方は、『願い』をキーワードに思い出していただけると、
各登場人物への印象がまた一味変わって感じられるかもしれません。
そして、これからご観劇いただける方は、是非頭の片隅に『願い』を置いて観ていただければと思います。
今回の巡演も折り返し地点、最後まで無事走り抜けられるよう強く【願い】、
【ご縁】を大事にしつつ、また次の公演へと進んでまいります!
三輪学
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 16:22 | comments (x) | trackback (x) |
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