ありがとうございました。
3月12日から始まった(初日は延期になりましたが)「親の顔が見たい」静岡巡演の旅。下田で千秋楽をむかえ無事終了しました。
震災翌日であった12日朝の新幹線の中での重い空気は忘れられないでしょう。
そして、計画停電の関係で一時中断しての再開。 一言で再開といっても、関係者各位の、この先芝居を続けていく上で忘れられないであろう多大なご尽力がありました。芝居がどれだけ沢山の方々によって支えられ、再び動きだすのか、改めて知りました。

出演者全員が、今芝居をする事に、そして、こういう時に芝居を観たいと思って下さる方々への色んな思いで、いっぱいいっぱいだったと思います。
忘れられない公演です。
同じ劇場の中で同じ空気を吸って一緒に心が動く、そんな当たり前の、でも豊かな生活が東北の皆様にどうか少しでも早く戻りますよう。
劇場ロビーの張り紙でも終演後の交流会でも 本当にみんなが心配し応援していました。今、芝居は悲しいくらい無力ですが…私達も同じ思いです。

小さな小さな、本公演ですらないサードステージから始まったこの芝居。 プロデューサー・磯辺万沙子さん、作家・畑澤聖悟さん、演出家・黒岩亮さんに導かれ必死に取り組んでいました。
あの時に知らず知らず種がまかれ、今に至るまで一生懸命水をやり育てて下さった方々がいらっしゃいました。
真摯にエネルギーを注いで作り上げたものは必ず届くんだと思わせて頂けたことが、劇団として一番幸せな事だったと思います。

皆様 本当にありがとうございました。

近いうちに必ず、さらに深く力強い、皆様の心に残る作品として再びご覧頂けるよう頑張ります。




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