こだわりこどうぐ
スタッフ参加の三輪です。

7月10日のブログで『親の顔が見たい』の

『時間』について書かせていただきましたが、

今回は『小道具』の隠された(?)事実を

公開したいと思います。


『時間』の記事で

リアルタイムに時間が進行しているということを書きましたが、

とある小道具に関しても、非常にリアルに扱われています。

それは『お茶』。

まだ観劇されてない方もいらっしゃると思いますので、

具体的のにどこでどう使われるのかは伏せておきますが、

『親の顔が見たい』では舞台に温かいお茶が登場します。


このような飲みものだったり、

お芝居によっては食べ物だったり、

その他の小道具でも、

1回の本番で使用すると次回使えなくなってしまって、

毎公演用意しなければいけない小道具は

『消えもの』と総称されます。

お茶も『消えもの』なので、

毎公演用意するわけです。


通常、役者が小道具を持って舞台に上がる場合は

我々スタッフが事前に用意しておいた道具を役者に手渡して

舞台に登場することが多いのですが、

この『親の顔が見たい』では

お茶を入れて持ってくる戸田先生役の落合るみさんが

実際に舞台裏でお茶を入れています。

さすがに本番中の写真は撮れないので、

リハーサルの時にお願いして写真を撮らせていただきました。




私は2年前からスタッフで参加していますが、

私がスタッフをやっていなかった初演からの

役者本人のこだわりです。

リアルタイムに進行するお芝居だからこそ、

少しでもリアルな時間軸に近づけようという

芝居にかける情熱なのであります。


そうそう、熱といえば出てくるお茶は温かいお茶です。

夏の巡演ですし、冷たい麦茶にでも差し替えたほうが

人間的には涼しくてよろしいかもしれませんが、

舞台の上の季節は冬。

役者的には温かいお茶でなくてはやはりいけません。

夏の舞台にゆらりと上がる真冬のお茶の湯気…

これも実はお芝居の見所でもあります(笑)

| 地方公演::親の顔が見たい | 15:39 | comments (x) | trackback (x) |

  
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