立ち稽古開始
読み合わせが終わり、とうとう立ち稽古に突入します。

さて、今回の召命は「勉強会」なので、折角だから専門用語の
解説をしちゃいます。皆さんも勉強勉強!

※以下の専門用語解説は、他の劇団には当てはまらないことがあります。



こちらが「読み合わせ」。

車座になって、台本を見ながら台詞を確認し合います。
ここで、演出家から物語の大まかな舵取りや、テキストレジ
望ましい台詞のニュアンスなど、芝居の骨組みにかかわる大事なことが
伝えられます。

綺麗だった台本が、書き込みで加速度的に黒くなるのもこの頃。

俳優からも、自分の役が登場前に何をしていたか、とか
ニュアンスが良く分からない台詞の答えを求めて、とか
ばんばん質問が飛びます。

――この段階で、一人でも台本を手放している俳優が居ると、
共演者にかなりのプレッシャーを与えます。

また、「読み合わせ」と「本読み」は別物なので、誤用すると
とても嫌な顔をする演出家人がいるので注意だ!



こちらが「立ち稽古」……の客席側風景。

稽古場に、本番の舞台と同じ広さの空間を作り、
とうとう台本を手放して動きを加えて行きます。

立ち稽古初日――台詞覚えの良い人には、とても楽しみな日だそうで。
それ程でもない人にとっては、そりゃあもうドッキドキな一日の始まりです。


……もちろん僕も、ドッキドキ。

   宮島岳史
| 稽古場日記::日本芸術専門学校コラボ公演 | 23:00 | comments (x) | trackback (x) |

  
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