いざ、劇場へ!
準劇団員の脇坂です。
今日は稽古場で稽古が出来るのが
最後の日!
一瞬・一瞬気を抜かないように、なぞらないように、常に新鮮に新鮮に!と心掛けてやってみたら、
凄く楽しくなってあっという間に通しが終わってしまいました。
きっと本番もこんな気持ちなんだろうなぁ…(笑)

そして通しが終わると一斉にお片付け!


こんな荷物でいっぱいだった稽古場が・・・


綺麗なりましたー!!

明日は劇場仕込み!
頑張るぞー!!


そして…残りあと僅か!
本番初日カウントダウン方式で出演者にコメントを答えてもらう企画!

お題は
①あなたが幼い頃よく遊んだおもちゃは?その思い出を教えてください。
②あなたが体験した不思議な出来事は?


今日お題に回答してくださるのは…!
ジェニファー役の松谷彼哉さんです!



①子供の頃、タオルケットが好きで「タオルちゃん」と名付け、
いつも引きずって歩いていました。

古くなりボロボロだったせいか取り上げられてしまい、
気がつくとタオルちゃんは小さく切り刻まれ、雑巾になっていました。

私はあまりにも悲しくて毎日泣いていましたが、
ある日お母さんが手のひらに何かを握らせてくれました。

ピンクのわんちゃんのぬいぐるみ。

あまり可愛いとはいえなかったけれども、
それからぬいぐるみは私のお友達になりました。

小学校の頃はモンチッチのうさぎバージョンのようなピンクのミミたん。
中学の頃はおさるのごろちゃんを溺愛して、外に遊びに行く時もいつも一緒でした。

泣いた日も笑った日も切ない日も。。。一緒に過ごしてきました。

今、一緒に寝ている子は10体くらい。
部屋のあちこちやガラスケースの中にもいっぱい。

今でも一緒にお出かけしたり、
旅公演に行く時も連れてゆきます。

いてくれるだけで、心が安らぐんです。

実家に帰省すると、いい年をして!と、母には煙たがられるのですが
父は空港まで迎えに来ると、いつもうちの子を抱っこしてくれます。
まるで、孫のように。。。

今回、 BLUEに参加したかったのは、ぬいぐるみを扱うお話だったからかもしれません。

私は、ぬいぐるみにも魂が宿ると思っています。

でも、ぬいぐるみが動いたり、話したりしたら、やっぱり怖いかなぁ。

ぬいぐるみ以外だと、弟の影響か、怪獣消しゴムを集めたり、
スーパーカーカードのカウンタックを集めたりしていました。
プラモデルも好きだったなぁ~。

リカちゃん人形とかは持っていなかったので、人形遊びは苦手かも(笑)

②小樽に住んでいた中学生の頃、和恵ちゃんという友達がいました。
毎日のように喧嘩したけど、次の日にはケロリとして
「まったんしゃ~ん!早く~!!」と、
遅刻ギリギリに校庭を走る私に、毎日窓から声をかけてくれました。

何回席替えをしても、何故か席が近く。なんだか、腐れ縁?
ボーイフレンドにチョコレートを渡したい!と言った時も
よし!行こう!と言って、一緒に雪を漕いで山の上の家まで行ってくれました。

私が千歳方面に引っ越してしまったので高校は別々。
そこで「短大は同じところに行こうよ!」と約束しました。

無事、同じ短大に通える事になったものの、学科が違ったのでちょっとすれ違い。
久しぶりに同じバスに乗れた時、「明日、遊ぼうよ!」と約束して、
「また、明日ね♪」と言って別れました。

次の日、学校に行くと、彼女が急死したとの報せ。
18歳のある朝、彼女は目覚めることなくこの世を去りました。

また、遊べることはありませんでした。

悲しみの席では同級生達が、
昨日の夜、物音がしたから、きっと私の所へ来てくれたんだ!とか、
扉を叩く音がしたからきっとそうだ!とか、
なにげに自慢しだしました。

弔辞を読んだのも私。お棺の扉を閉めたのも私だったけど、
なんだかすごく敗北感で、、、
「どうして私の所には来てくれないの?」とベッドの上で文句を言っていました。

そんな時です。

それまで金縛りにあったことなど一度もなかったのに、急に体が動かなくなり、
足元から頭の方にかけてエネルギー体が何度も流れるのを感じました。

グワングワンと、もの凄い圧力です。

「分かったから、分かったから、ありがとう!でも、もう怖いからいいよ!」
と、私は恐ろしくて目を開けられませんでした。

そして、魔法から解けるように、エネルギー体は消えてゆきました。

その時から私は、彼女の分まで生きなくちゃいけないと思いました。
くじけそうになると、彼女が夢に出てきます。
いつも応援してくれた彼女の声が聞こえます。

そう思えたから、頑張って来られたような気がします。

23回忌を過ぎた時、その任務を解かれて、私は私の人生を歩むことになりました。

私だけの人生。。。

「また明日」なんて来ないかもしれないから、

今できることを、無理してでも精一杯。

でも、倒れないぐらい、ほどほどに。

ちゃんと、景色を楽しみながら。

のろまな亀ながら、不器用ながら、

てくてく歩いてゆきたいと思うのです。

私らしい道を作って。


彼哉さん、ありがとうございました!
彼哉さんのぬいぐるみ好きの歴史が
分かった気がします…!
そして不思議な出来事の話、彼哉さんの内側にある強さが見えました。
文章に彼哉さんの色が凄く見えて、私の知らない彼哉さんの一面を見た気がします。


さ!このお題ももうすぐ最終回!
明日は誰が登場するでしょー!?
最後までお楽しみに!


準劇団員
脇坂晴菜

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『BLUE』 | 01:40 | comments (x) | trackback (x) |

  
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