オーディションワークショップ
劇団昴11月の本公演、ウラディミール・グバリェフ作、青井陽治演出「石棺 チェルノブイリの黙示録」の制作補佐を担当します、磯辺万沙子です。

6月公演「危機一髪」では、出演者として占い師の役で舞台に立たせて頂きますが、秋の公演は舞台の制作補佐として支えていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

これから、徐々に「石棺」について、その概要や側面などレポートしていきたいと思います。

少しだけ、作者のウラディミール・グバリェフについて・・・
1938年ロシア共和国のモギリョフ市生まれ、モスクワ工業大学を卒業後、76年にプラウダの科学記者となりました。彼は記者としての仕事の傍ら、宇宙開発・原爆平和利用などに関する戯曲を書いています。
チェルノブイリの事故直後現地に飛び、その第一報を世界に送ったのです。そして現地での取材に基づいて、戯曲「石棺」は事故2ヶ月後の7月6日発表されたのでした・・・

ところで、3月26日(月)劇団昴の稽古場では、「石棺」キャスティングのためのオーディションワークショップが行われました。
今回は、第1回目!今後第2回、第3回と続くのですが、まずは1回目のレポートです。
この日の参加者は、32人。年齢層は・・・60代から20代前半まで。
皆、緊張の面持ちです。


午後14時からオーディションワークショップ開始。

まずは青井さんのお弟子さん(?)の田中覚(タナカサトル)さんが、俳優たちの身体能力をチェックします。
①バランス②筋トレ③リラックス④ブートキャンプ
身体のゆがみをチェックし、筋肉を目覚めさせ、ゆっくりとリラックスした中で身体を開き、そしてとどめのブートキャンプ。
ここまでで約2時間以上。

日頃鍛えているはずの俳優たちも、すっかり顎が上がっています。


第二部は青井さんのワークショップ。

まずは、手でリズムを取りながら歩く→手と足のリズムを変える。
これが難しいのです。恥ずかしながら私もこっそりやっていましたが、ちょっと気を許すと何がなにやら分からなくなって、脳と身体のリンクが上手くいっていないことに気がつきました。「若い頃は、もっと簡単に出来ていたのに~」等、参加者からも悔し紛れの言い訳が聞こえてきます(笑)

次に、それぞれが、食べたいモノを言い合います。その食べ物がその人の看板(?)になり、その名前を呼び椅子取りゲームを行います。

ミラーゲーム(発信者と受信者)、ウインクキラーなどのゲームを織り交ぜながら、夜10時までこのワークショップは行われました。

いつの間にか、皆、オーディションだった事も忘れ、ひたすらゲームや青井さんの要求に応えようと集中していきます。
そして、劇団の仲間と向き合い、お互いをより深く知ることになったのです。



これからも、オーディションワークショップの模様や、制作面での進行、そしてこの芝居の謎を少しずつお伝えしていきます。

しかし、まずは、6月公演、ソーントン・ワイルダー作、鵜山仁演出「危機一髪」!制作ブログや、稽古ブログ、そして、占い師=磯辺万沙子がツイッターでつぶやいていきます。
どうか、お楽しみに!!





| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 23:17 | comments (x) | trackback (x) |
制作日記 P・S・T編
制作会議から一週間。

制作って何やってるの?

近くで見ている筈の私も、目に見えるものと見えないものがあり、制作のお仕事というものの奥の深さを実感する一週間でした。

今週は、特に大きな動きとして、公演後のトークイベント(昴では、ポスト・ショウ・トークと呼んでいます。)に参加して頂くゲストが決定いたしました。

まずは、演出家鵜山仁氏!
三回のポスト・ショウ・トーク全てに参加決定!

お二人目は、『危機一髪』を翻訳された早稲田大学教授の水谷八也先生。
ワイルダー通には堪らない、アカデミックな回になりそうですね。

それから、美術家堀尾幸男氏。
斬新でダイナミックな舞台美術から落語の舞台まで幅広く活躍されています。お話もとても面白く、鵜山さんとの相性もピッタリなご様子でした。

そして最後に、次回11月昴本公演『石棺 チェルノブイリの黙示録』の演出家青井陽治氏が登場!

演出家×演出家

ありそうでなかった組み合わせ。どんな内容が飛び出すのか、今から楽しみです。

このような、何とも豪華な方々が参加して下さる運びとなりました。

もちろん、劇団昴キャストメンバーも参加予定ですよ!

スペシャルゲストの参加日程は、チラシに掲載されます。

こちらのHPでもご案内していきますので、チェックして下さいね。

その他、すばる倶楽部会員様向けに発行している会報誌も間もなく完成いたします。

インタビュー記事やパーティー報告、新たなミニミニイベントの告知等…
今回も内容盛り沢山です。

それから、それから、

う〜ん、早く言いたーい。

おしゃべりな制作補佐がいるせいで、制作内部からの情報漏洩の危機!

危機一髪!!

三回目!?

次号に続く。

【追記】

トップページにもありましたが、大先輩飯田和平さんが、三月八日お亡くなりになりました。

私は、三百人劇場最後の年の『猫の恋、昴は天にのぼりつめ』というサード・ステージ公演で共演させて頂きました。

下町の工場の社長役を和平さんが演じ、私は、そこで働く社員玲子役でした。

娘のように可愛がってもらっているという勝手な設定を作り、和平社長もそれを受けとめてくださっているようでした。

開演前には、舞台袖でハイタッチをして気合いを入れてから舞台に向かうというのが、社長と私の恒例の儀式でした。

お互い、日に日にハイタッチの手は高く、力が強くなっていくのが何だか楽しく、正直、楽屋で調子が悪い時も、和平さんのあたたかい大きな掌に触れると気が引き締まり、安心して舞台に出られる自分がいました。決してぶれる事のない和平さんに、いつの間にか甘えていたのかもしれません。

本当にありがとうございました。

もっと沢山舞台でご一緒できると思っていました。

この場をかりて、心よりご冥福をお祈りいたします。


| 稽古場日記::危機一髪 | 19:44 | comments (x) | trackback (x) |
制作日記 project編
先日、制作担当者が集まり、『危機一髪』プロジェクトチームが結成され、戦略会議が開かれました!

ワイルダーの隠れた傑作をより多くの方に観て頂くにはどうしたら良いか!?

『怒りの葡萄』や『アルジャーノンに花束を』、『クリスマス・キャロル』等、劇団昴の数々の舞台を企画制作して世に送り出してきた制作のプロ荒川秀樹氏、石井考一氏、村上典子女史。

このお三方を中心に、私達俳優陣が制作補佐として参加するのがこの『危機一髪』プロジェクトチームなのです。
 

制作補佐メンバーには、チケット業務の達人、パソコンに強い人、フットワークの軽いフレッシュな若者達、知恵のある人、イラストの描ける人、力持ちetc...。

お芝居以外でも能力を持った役者たちが、自分が出演しない時には仲間をバックアップして惜しみ無く力を発揮してくれます。

私も『クリスマス・キャロル』や『イノセント・ピープル』に出演していた際には、劇場にスタッフとして来てくれている先輩や後輩の為にいつか恩返ししたいと思っていたものです。

出演している役者は良い芝居をして、舞台を成功させて、その努力に報いる。
制作は、良い芝居に報いる為に、沢山の方に観に来て頂く。

結果、お客様に喜んで頂く。

今回の『危機一髪』も、私達の敬愛する先輩方、愛すべき後輩達が出演しています。

とにかく輝いてほしい。
この瞬間のために生きているのだから。
そうすれば、きっと、お客様も満足して下さる。

そんな超シンプルな気持ちから、私達のプロジェクトは始まります。

桜の咲く頃、まずは、チラシが完成します。

巨匠、建石修志画伯が描く『危機一髪』の世界!
のけぞる程のインパクト大の仕上がりです。

役者は、このチラシのインパクトを凌駕できるのか?!役者生命の危機!

危機一髪!!

どうぞお楽しみに♪

次号に続く。



| 稽古場日記::危機一髪 | 17:32 | comments (x) | trackback (x) |
『危機一髪』始動
制作日記 Birth編

一雨毎に春の訪れを感じる今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?

この度、次回本公演『危機一髪』の制作ブログを担当する事になりました劇団昴劇団員の矢島祐果と申します。

はじめましての方も、お久しぶりの方も、どうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、本年の劇団昴本公演はソーントン・ワイルダー作『危機一髪』でスタートします。

『わが町』などで知られるアメリカを代表する作家の一人ですが、なんと、この作品でワイルダーは3度目のピューリッツァー賞(1943年)を受賞。紛れもない隠れた傑作なのです。
演出は、各劇団やプロデュース公演にひっぱりだこの鵜山仁氏が昴初登場。スタッフ陣も今をときめく錚々たる面々が集結してくださいました。

先日、第一回目のスタッフ会議が行われましたので、その模様をチラッとご紹介します。

まずは、演出鵜山氏の全体のコンセプトについての説明。

鵜山さんのイメージがババーンと映し出され、

そこに、舞台美術の堀尾幸男氏の繰り出すアイディアがスルッとはまり、瞬く間に3Dの世界に。

さらに、萩野緑さんデザインの衣装をつけた役者たちが動きだし…。

白黒だった会議のテーブルは、あっという間に、『危機一髪』ワールドへ。

演目が決まって十月十日ほど、それぞれのスタッフさんのもとで育まれていた構想が遂に集まって、産声をあげた記念すべき誕生の瞬間です。

早く成長が観たい。

早く大きくなあれ。

今はまだババーンとか、スルッしか言えなくてすみません。

こんな事では、制作ブログ存続の危機!

危機一髪!!

今日は題名だけでも覚えていって下さい。

次号に続く。



| 稽古場日記::危機一髪 | 21:38 | comments (x) | trackback (x) |

  
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