8年
2008年のちょうど今頃

村田元史氏演出「修道女」inサイスタジオ大山(現 pit昴)も稽古中でした。

劇団に入りたての私は右も左もわからなくて、
アタフタしながら毎日必死で先輩たちについていこうと稽古をしていました。

稲垣さんにはご飯をちゃんと食べなさいと言っていただいたり、
西本さんには焦らなくてよいと優しく包みこんでいただいたり、
北村さんには歌が下手ね~と優しく笑われたり、
村田さんにはまっすぐやりなさいと何度も稽古をつけていただいたり…

本当に沢山の事を経験させていただいた幸せな時間だったことを今でも忘れられません。


それから8年の今年


同じ場所で、村田さんの演出で、「どん底」の稽古中です。

沢山の先輩、そして後輩に囲まれて、必死に稽古をしております。

8年たった今もまだまだアタフタしてます(笑)

8年前には見えなかった景色が見えてきている反面、
8年間でたくさん癖がついているのに気がつきました。

「余分なものがくっついてるんだよ~」と村田さんに毎日稽古で言われています。

初心に戻り1つ1つ悪戦苦闘しながら、余分なものを落としている毎日。

今この瞬間にこの作品に出演できるのも、何かの巡り合わせだとおもいます。

地にちゃんと足をつけて、日本語を大事に演じることの大切さを改めて感じております。


この場所があまりにも懐かしくて、つい自分の思い出を書いてしまいましたが…


「どん底」素敵な作品にしてまいりますので、皆様ぜひ劇場にお越しください!

お待ちしております!


ナターシャ・舞山裕子

| 稽古場日記::どん底 | 00:59 | comments (x) | trackback (x) |

  
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