クヴァシニャー
今日の担当は要田禎子です。
「クヴァシニャー」という一度聞いただけでは人の名とも地名とも食べ物ともわからない役名の、「肉饅頭を売る女」を演じます。どん底に暮らす住人の一人で「肉饅頭」を売って生活している女です。

『どん底』は、とてもとてもロシア的なお話だと思うのですが、はて、私の中でロシア的とはどんなことなのでしょうか?そもそも私とロシアの最初の出会いから考えてみました。
私にとって最初のロシアは、幼稚園の頃、バレエの発表会のプロコフィエフ作曲「ピーターとオオカミ」です。村娘①(③だったかな?)を踊りました。覚えているのは膝を抱えて座って時々両頬に手を当てて顔を振る振り付けと、可愛いアップリケのツギが当った衣装のスカート。オオカミ役のお姉さんが黒いマントを翻してえらくカッコ良かった事。そして何より爽やかで楽しい音楽。
そうか!私のロシアはプロコフィエフなのだ!←ってちょっと無理やりですが、ソンなことでひとつ許してください。
以前から私には繰り返し繰り返し毎日のように聴いて、とり付かれた様に夢中になっている曲があります。それは「ピアノ協奏曲第3番」。
とてつもなくカッコいい曲です。興奮します。400メートルを疾走したようなアドレナリン大放出な感じ。しかもえらく懐かしいような親しみも。それもそのはず、ロンドのパッセージは「越後獅子」の影響を受けてるそうですよ。プロコフィエフは1918年に偶然来日した時には演奏会まで開き、京都や奈良を訪ね、日本の音楽にも沢山触れたそうです。
マルタ・アルゲリッチの演奏が一番好き。1977年の若き日のアルゲリッチの演奏を聴いてください。大興奮します。
| 稽古場日記::どん底 | 15:22 | comments (x) | trackback (x) |

  
CALENDAR
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<   04 - 2024   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
SKIN BY
ブログンサポート