第5話 原告マクデッド
ギャルビン宮本です。

本日は全幕全場、通し稽古。
とりあえず、止まらず通せはしたものの、う~ん…まだまだ課題は山積みです。

さて、



ギャルビン宮本の『出演者に尋問!』
今日もビシバシと尋問してまいりましょう。



本日召喚しますはミセス・マクデット役、大先輩の小沢寿美恵さんです。



ギャルビン宮本
「小沢さんとは、最近では『親の顔が見たい』で、東京公演・旅公演で、5年に渡ってご一緒させていただきました。」

マクデット小沢
「そうね。重いテーマのお芝居だったけれど、好評だったわね。旅公演でも各地で歓迎していただいて、本当に充実していて楽しかったわ。
ただ、そのぶん体には堪える お芝居だったわよねぇ(笑)」

ギャルビン宮本
「そうでしたねぇ。登場人物たちは劇冒頭で舞台に出たら最後、幕が下りるまで居っぱなし。特に小沢さんは、“重いモノ”を抱えている役で。」

マクデット小沢
「心の中に重いモノを抱えて、じーっと座ったまま一時間半。…いざ立ち上がってセリフを言う場面で、立ちくらみを起こしそうになったりしたわよ(笑)。」

ギャルビン宮本
「重いモノを抱えているという点では、今回演じられるミセス・マクデットも、ですよね?」

マクデット小沢
「本当にそう。それをギャルビンに訴えに行くわけだけど…今回は逆に立ちっぱなしで一度も座らないのよね(笑)
椅子をすすめられても座らない。そこは原田さんの演出なんだけれど、“座ってなどいられないほどに、伝えたい思いがあるから”なの。”すがる思い”よね。
原田さんの演出は、私は今回が初めてだけれど、とても新鮮。ちょっとした指摘でも、人物の内面に照らし合わせて考えると、とても分かりやすくて助かっているわ。
おかげでミッちゃん(※充さんのこと)二人きりの長い会話も、内面的にも動きのあるシーンになってきていて。」

ギャルビン宮本
そういえば、小沢さんと二人きりで、面と向かって長く会話したことって…今まで一度もありませんでしたよね?舞台上で。」

マクデット小沢
「言われてみればそうね。意外だけれど。」

ギャルビン宮本
「…あの、こんな事お聞きするのもなんですけど……、ぼく、大丈夫でしょうか?
思いだしたんです。昔『怒りの葡萄(※1)』の稽古中、演出のジョン・ディロンさんに、”一家の大黒柱らしい頼もしさ”を求められて悩んでいたら…祖母役の小沢さんが『大丈夫!だんだん頼もしくなってきてるわ』って勇気づけてくださって…。
その一言が自信になって、大役を乗り切れたんです。」

マクデット小沢
「あらま、私そんなこと言ったの!?(笑)
だとしたら きっと、勇気づけようなんてつもりじゃなく、事実感じたままを言ったのよ。ミッちゃんは、着実に頼もしく成長してるわ。繊細な部分は変わらずにね。だから、いつか二人で『ハロルドとモード(※2)』をやれたら素敵だなぁ~なんて考えてるのよ。
大丈夫!!力強い演出家のサポートもあるし、自信を持ってあなたらしいギャルビンを演じてちょうだい。
期待しているわよ。」

ギャルビン宮本
「あ、有り難うございます!
ご期待に応えるべく精一杯、努めます!」

(※1)2000年劇団昴公演。J.スタインベック原作
(※2)英国作家K.ヒギンズによる戯曲




~~~~~



ああ~ いいお話が聞けた♪
明日の稽古に向けて、活力をいただいたような…。

え?

全然“厳しい尋問”じゃない??


さすがに大先輩に対して厳しい尋問なんて、出来ませーん。


…というわけで、
明日はうって変わって 『評決』で初舞台を踏む若手たちを、ビシバシッと尋問します。



     ~つづく~
| 稽古場日記::評決 | 20:31 | comments (x) | trackback (x) |

  
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