ブレンダン バーンと音。
ブレンダン役の高草量平です。
公演回数も残り少なくなり、お客様から連日温かい拍手を頂いております。

生ビールの扱いにも慣れ、グラスの扱いにも慣れ、ショットグラスを磨きまくり、ブランデーグラスの扱いにも慣れ、小銭をカウンターに置く音が快感になりすっかり落ち着く今日この頃。

稽古中にグラスを割り、生ビールをこぼしまくり、コルクを割り(たまに本番中も割りますが、割れたら割れたで楽しんでいます)
割れたグラスも無駄ではなかったなぁ。

劇中何度かカウンターから出てはホームであるカウンターに入るシーンがありますが、まるでやどかりの気分ですね。

さて、カウンターの中はお客様は観る事がないのですがカウンターの中の説明を少しさせて頂きます。
サーバーの真下に冷蔵庫があり3枚ダスターが用意されています。グラス用1枚とテーブル用2枚です。

ちなみにシンクはありません。只、空いているスペースをシンクがある程として扱っています。架空のシンクの真下にはビンのギネスビールが2本。右側には棚が用意されショットグラス、ワイングラス、ビールグラスが収納されています。
左から冷蔵庫、架空のシンク、棚という順番で並んでいます。そして棚の上、カウンターと棚の間にはレジが設置されています。

足元にはバケツが用意され、お代わりや、少し残ったビールなんかはそこに捨てています。

使い終わったグラスは白いカゴが用意されてるのでそこに重ねています。
そしてグラスを割ってしまった際の対処として箒とちりとりが用意されています(出番がない事を祈ります)

バケツのすぐ前には冷蔵庫があり、ヴァレリーの白ワインを入れています(電源は入っておりません)冷蔵庫の開閉音は劇中でも出しています。冷蔵庫の上にはジャックとブレンダンのロックグラス、ヴァレリーのブランデーグラスが設置されています。

小銭の音やら、グラスの音やらカウンターから色んな音を出しています。

さて1番すきな「音」第一位を勝手に発表します。

ジャック役の永井さんが、芝居の後半で「最後に一本吸うか」の台詞の後に砂利浜からでしょうか。波の音が小さく入ります。

実は1番好きなシーンで、あの瞬間に閉店間際の寂しさと、お店の外は真っ暗で、ひゅうひゅうごうごう風が吹いている。そんな事を体感します。侘び寂び満載ですね。

ブレンダンは自然やスピリチュアルな部分に比重がある役ですが、カウンターに置くビールの音、コインの音、波の音、20ドル札を終うレジの音、グラスを重ねる音、白ワインの栓を抜く音。

そんな音に耳を澄ませていると、なんだかブレンダンを身近に感じますね。



写真はブレンダン必須アイテム ダスターです。
夏目陽希さんがセットしてくれています。
彼女が手に持っているのがグラス用、カウンターにあるのがテーブル用。白いダスターはテーブルで大量にこぼした場合の緊急用です
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 09:43 | comments (x) | trackback (x) |

  
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