2023,10,12, Thursday
9月11日の当欄にてイェルマことイッちゃんこと市川奈央子が書きました通り、
今からちょうど10年前の
ちょうど10月、
昴公演『本当のことを言ってください(畑澤聖悟/作)』の稽古場に、演出・黒岩亮さんの助手として初めて参加いただいたのが、
今作『イェルマ』の演出をしてくださっている金澤菜乃英さん。
当時の昴ブログを見返せば、2013年10月26日分に「将来どんな素敵な演出家になられるでしょう?」なぁんて、ノンキに書いてますねぇ~僕が。
…と、まいど前置きが長い永井です。
今回は本文も長いです。
「縁深い昴さんに“里帰り”した気分です♪」と、稽古初日の金澤さん。(写真右)
コチラは まるで10年ぶりに会う親戚のお嬢さんの成長ぶりに「まぁ立派になって…」という言葉しか出てこないオジサンのような気分。
そんな、いつになくソワソワ&ワクワクと浮き足立つ我々に対し、
いざ稽古がスタートするや たちまち場を活気づけるリーダーたる頼もしさ!
重いテーマの本筋に加え 歌にムーブメントに…さながら子羊のごとく彷徨うキャスト陣を、
柔軟な発想と的確なサジェスチョンで 連日連夜ねばり強く鼓舞し続けること一ヶ月超。
ややもすると “遠い国の遠い昔のお話”になりがちな 硬派な古典戯曲を、普遍性と現代性を持った舞台作品に甦らせてくださいました。
まだ本番中ですので こう申しては気が早いですが、
次の『里帰り』は10年後と言わず、
なるべく間を空けずに是非!
一同 無駄に歳を重ねぬよう精一杯努めながら、首を長~くしてお待ちしております。
金澤さん、本当に有り難うございました。
はてさて、
10年がひと昔なら、30年は大昔!?
右は同期の大矢朋子。
歳も同じなら出身地も同じ。
昴の養成所で出会って以来、数えてみたら今年で…ちょうど30年!
思い返せば、これまで色んな芝居で共演して…共演して…して…
…ないんですよ!これが。全くと言っていいほど!
というのも、
自由気ままに芝居に打ち込める独り身の僕とは違い、彼女は二児の母にして立派な家庭人。ようやく子育ても一段落し、本格的に復帰して…10年ちょっと??
以来『アルジャーノンに花束を』の母親役をはじめ、精力的に舞台を踏んでいます。それなのに…
劇団で 一緒に出た芝居といえば…約10年前の『谷間の女たち』一本のみ。いっさいカラミ無し。
今回も同じ場に登場すら無し。
なんででしょうねぇ…
芸風がカブるわけじゃなし。
混ぜると危険なわけもなし。
遠い昔を思い返せば、
僕らの養成所の卒業公演は たしか別々の作品だったかダブルキャストだったか…ということは、
…あれ?? ひょっとして 舞台上でセリフをやりとりしたこと、一度もないのかも!!?
日常では 茶飲み話から芝居話、地元ネタから昭和ネタまで 格好のお喋り相手なのに…
いやぁ~ホントに不思議なこともあるのが劇団。。
ともあれ 今や二人きりの同期。
同じシーンに出ていない=お互いの稽古や本番を見たり聞いたり出来るのをイイコトに、
「今日なんだか良かったヨ」「ビミョーに面白くなってきたネ」と 、“他の誰も気付かぬ” 感想をこっそり言い合ったりして…
「◯◯さんが褒めてくれたよ♪」ってな嬉しい情報も伝え合ったりたりして…
互いに いたわり合える存在。
これも歳を重ねた同期の有り難み。
ジジババになる頃までには
(もうなってる自覚は無い)
ひと知れず同じ場面に出て
なにげない会話をふたりで
サラリと演じてみたりして
ひとこと褒められでもしたひにゃ
ここぞとばかりに言ってやろう、
『だてに同期じゃないよ』とね。。
(写真撮影時のみマスク外しております)
さておき
打って変わって、若者たち。
…の中でも、今年入った一年生たち。
出演者の福田、関谷、賀原、中島。(上の写真左から)
舞台監督助手の葛西、砂田、工藤。(下の写真右から)
工藤は初日からの三日間、急遽の初舞台も。
準備に稽古に裏方に代役に…
夏から奮闘して、ようやく迎えた本番。
良くやっているなぁ、本当に。
30年前の僕などより、はるかに真面目で懸命に思えます。
昨年、新規スタートした劇団昴養成所の一期生である君たち。
10年後の君たちは いったいどうしているのだろう?
願わくは、
「あの芝居はメチャクチャ大変だったけど、楽しかったよね」と、
語り合ってほしいものだ。
10年後に。。。
有り難う、宜しくお願いします。永井
今からちょうど10年前の
ちょうど10月、
昴公演『本当のことを言ってください(畑澤聖悟/作)』の稽古場に、演出・黒岩亮さんの助手として初めて参加いただいたのが、
今作『イェルマ』の演出をしてくださっている金澤菜乃英さん。
当時の昴ブログを見返せば、2013年10月26日分に「将来どんな素敵な演出家になられるでしょう?」なぁんて、ノンキに書いてますねぇ~僕が。
…と、まいど前置きが長い永井です。
今回は本文も長いです。
「縁深い昴さんに“里帰り”した気分です♪」と、稽古初日の金澤さん。(写真右)
コチラは まるで10年ぶりに会う親戚のお嬢さんの成長ぶりに「まぁ立派になって…」という言葉しか出てこないオジサンのような気分。
そんな、いつになくソワソワ&ワクワクと浮き足立つ我々に対し、
いざ稽古がスタートするや たちまち場を活気づけるリーダーたる頼もしさ!
重いテーマの本筋に加え 歌にムーブメントに…さながら子羊のごとく彷徨うキャスト陣を、
柔軟な発想と的確なサジェスチョンで 連日連夜ねばり強く鼓舞し続けること一ヶ月超。
ややもすると “遠い国の遠い昔のお話”になりがちな 硬派な古典戯曲を、普遍性と現代性を持った舞台作品に甦らせてくださいました。
まだ本番中ですので こう申しては気が早いですが、
次の『里帰り』は10年後と言わず、
なるべく間を空けずに是非!
一同 無駄に歳を重ねぬよう精一杯努めながら、首を長~くしてお待ちしております。
金澤さん、本当に有り難うございました。
はてさて、
10年がひと昔なら、30年は大昔!?
右は同期の大矢朋子。
歳も同じなら出身地も同じ。
昴の養成所で出会って以来、数えてみたら今年で…ちょうど30年!
思い返せば、これまで色んな芝居で共演して…共演して…して…
…ないんですよ!これが。全くと言っていいほど!
というのも、
自由気ままに芝居に打ち込める独り身の僕とは違い、彼女は二児の母にして立派な家庭人。ようやく子育ても一段落し、本格的に復帰して…10年ちょっと??
以来『アルジャーノンに花束を』の母親役をはじめ、精力的に舞台を踏んでいます。それなのに…
劇団で 一緒に出た芝居といえば…約10年前の『谷間の女たち』一本のみ。いっさいカラミ無し。
今回も同じ場に登場すら無し。
なんででしょうねぇ…
芸風がカブるわけじゃなし。
混ぜると危険なわけもなし。
遠い昔を思い返せば、
僕らの養成所の卒業公演は たしか別々の作品だったかダブルキャストだったか…ということは、
…あれ?? ひょっとして 舞台上でセリフをやりとりしたこと、一度もないのかも!!?
日常では 茶飲み話から芝居話、地元ネタから昭和ネタまで 格好のお喋り相手なのに…
いやぁ~ホントに不思議なこともあるのが劇団。。
ともあれ 今や二人きりの同期。
同じシーンに出ていない=お互いの稽古や本番を見たり聞いたり出来るのをイイコトに、
「今日なんだか良かったヨ」「ビミョーに面白くなってきたネ」と 、“他の誰も気付かぬ” 感想をこっそり言い合ったりして…
「◯◯さんが褒めてくれたよ♪」ってな嬉しい情報も伝え合ったりたりして…
互いに いたわり合える存在。
これも歳を重ねた同期の有り難み。
ジジババになる頃までには
(もうなってる自覚は無い)
ひと知れず同じ場面に出て
なにげない会話をふたりで
サラリと演じてみたりして
ひとこと褒められでもしたひにゃ
ここぞとばかりに言ってやろう、
『だてに同期じゃないよ』とね。。
(写真撮影時のみマスク外しております)
さておき
打って変わって、若者たち。
…の中でも、今年入った一年生たち。
出演者の福田、関谷、賀原、中島。(上の写真左から)
舞台監督助手の葛西、砂田、工藤。(下の写真右から)
工藤は初日からの三日間、急遽の初舞台も。
準備に稽古に裏方に代役に…
夏から奮闘して、ようやく迎えた本番。
良くやっているなぁ、本当に。
30年前の僕などより、はるかに真面目で懸命に思えます。
昨年、新規スタートした劇団昴養成所の一期生である君たち。
10年後の君たちは いったいどうしているのだろう?
願わくは、
「あの芝居はメチャクチャ大変だったけど、楽しかったよね」と、
語り合ってほしいものだ。
10年後に。。。
有り難う、宜しくお願いします。永井
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 15:31 | comments (x) | trackback (x) |
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