制作よりメッセージ☆
特別編第二弾は、長きに渡ってキャロルの制作を担当してきた、村上典子(ふみこ)さんにも、現在の胸のうちを語って頂きました。

普段は裏方に徹しているお二人ですが、私たち出演者以上に何年間もクリスマスキャロルを見てきたお二人に、無理言って筆を執って頂きました。

書きたいことは山ほどあるそうですが、続きはエッセイ出版を待ちましょう。

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「クリスマス・キャロル」は劇団制作部(当時)に入ったばかり、二年目の冬に西本バージョンのキャロルに旅制作で付いたのが最初でした。
どんな職種でもそうですが、“初めて”というのは本人も周囲も大変。
何がなんだかさっぱり分からず、スタッフのおじさま達に怒られ、俳優からは雨のように注意され…。初めて行った公演先の新潟の田畑、その向こうに見える八海山を見ながら「東京に帰りたいな」とちょっと涙ぐみながら(笑)眺めたのを覚えています。いま思い出すと笑ってしまいますが。

以来、15年ずっと「クリスマス・キャロル」の現場についてきました。初代の内田稔さん以外、今回の金子由之さんを入れて5人のスクルージさんたち、そして多くのキャスト、スタッフの皆さんとその時々に起こった様々な出来事を乗り越えて、心を尽くして皆で創ってきました。
この作品は地方公演も多く、各地で様々な観客の皆さま、公演に携わる“キャロル”を愛してくださる方々と出会うことが出来ましたし、毎年東京で上演する時には、三百人劇場でもあうるすぽっとでも、いつも待っていてくださった観客の皆さまがいて下さいました。
足掛け20年もの間、上演し続けてこられたのは、そういう、客席からも届く思いの積み重ねがあったからではないかと今、感じています。
そんな“キャロル”もひとまず休演。残念な思いもありますが、また再び“キャロル”を上演出来たら…!その時はまたスタッフとして関われたら嬉しいです。
      村上典子
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