どこまでも
こんにちは!
『宮澤賢治・宛名のない手紙』で「影・カワセミ・ほか」を演じます、聡鳥圭です!

突然の猛暑の訪れとともに、いよいよ立ち稽古が始まりました。
5日間の読み合わせで積み上げてきたものを、更に具体的に、立体的にしていきます。

今回、僕を含め出演者の内の6名はアンサンブルとして出演します。
6人で47役を演じ、歌とダンスも盛りだくさん!
我々、公演中はかなーりハードに動き回ります!
さっきあそこにいたはずなのに、こんなところにも?!と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません…。


これは僕個人の感覚なのですが、宮沢賢治の作品の根底には、共通して「生命力」のようなものが流れているように思うのです。

賢治自身の生命力は勿論、人間そのものの持つ生命の力。
動物、植物、自然、ありとあらゆるものの「生きる力」が、糸のように、河のように、血潮のように、流れているイメージです。

僕たちアンサンブルが演じるのは、いわゆるそういう「命」そのもののように思います。鳥になったり、星になったり、風になったり、人になったり…。形はちがっているけれど、同じ世界に存在する、ひとつの生命であることには変わりがない。

そのことは、賢治が導いた「本当のしあわせ」の答えにつながっています。

今作のことを交えてお話ししますと、チュンセとポーセは「物語」という「どこへでも、どこまでも行ける通行券」を持って、銀河鉄道に乗り、旅をします。

演劇も、まさに「どこまでもいける切符」そのもの。
賢治もそういう思いから、自分の生徒達に戯曲を書いたのかもしれないな、と思ったり。

観に来てくださる皆様にも、チュンセやポーセと同じように、僕たちが旅してきたのと同じように、この作品を通して皆さん自身の旅を楽しんでいただけるような、そんな作品に出来たら良いなぁと思っています。


最後に、そんな僕たちが奮闘している姿をチラッとお届け!
歌唱指導・片桐雅子さんにお越しいただいての歌稽古の様子です!






歌うことの楽しさと、表現の幅を体で感じた歌稽古でした!
技術の向上のためにも、これからも地道に練習を重ねていきます!


まだまだ稽古は始まったばかり。
僕も稽古の中で色んな旅をしながら、どんなところに行けるのか、どこまで行けるのか、楽しみに臨みたいと思います!

心の底からたくさんの人に見ていただきたいと思える作品です。
皆様、ぜひぜひ劇場までお越しくださいませ!
| 稽古場日記 | 10:03 | comments (x) | trackback (x) |

  
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