衣装合わせ


床一面に置かれた服。
左にも沢山、吊るされています。

昨日は衣装合わせでした。
衣装プランナーの用意した衣装を、役者が初めて実際に着てみる日です。
そして場面ごとに、出演者が並んで立ち、演出家と衣装プランナーが全体のバランスを見ていきます。
バランスが合わないところがあれば、その場で、別の衣装に差し替えます。
オーケーならば、あとは寸法が合っているか、着心地が良いかなどをチェックします。
新たな直しが入ったり、結局、この日で決まらない場合もあります。
時間がかかる、根気のいる作業です。



左が演出の鵜山仁さん、右が衣装プランナーの萩野緑さん。
衣装をチェックしているところ。
後で、緑さんに、ちょっとお話を伺いました。

―「危機一髪」って、かなり奇想天外なお話ですが、逆にその分、プランナーが自分のイメージで自由にやれるような気もします。そのへんはどうでした?
「いいえ、大変でした!」
―例えば、どの衣装が?
「占い師です」
―それは何故?
「この人物は、善なのか、悪なのか。神ともとれるし、ただの俗物のおばさんともとれる」
―確かに。
「私達が占い師と聞いた時に浮かべるようなベタなイメージじゃ駄目だなと。衣装というのは、そのキャラクターを限定してしまう場合があるんです。衣装で、作品の持つイメージを限定してしまうのが、戯曲の持つダイナミズムを打ち消してしまうのが勿体ない気がして。衣装なんて、いらないんじゃないかと思ったくらい!」

そのわりには、出来あがった衣装は、どれも遊び心たっぷりで、緑さん、結構、楽しんでるように見えますが…



塩ビのプレートに貼られたテープ。
出演者の名前が書かれています。
何に使うのかというと…



役者が、自分の靴が決まったら、こうして中に、自分の名前のテープを貼っておくのです。



靴の外側に貼っている間抜けなヤツ。
仕方ないか。なんせ初舞台だから。
第2ポー、楽しみにしてるよ
| 稽古場日記::危機一髪 | 23:12 | comments (x) | trackback (x) |

  
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