「ポスト・ショー・トーク」 吉田直子
本日、「イノセント・ピープル」あうる公演も千秋楽でした。

ご観劇頂いた皆様に、感謝感謝です。

千秋楽の報告はまた後日!


さて、昨日、公演4日目となる、2月2日土曜日は、昼夜2回公演に加え、夜公演終演後にポスト・ショー・トークのある、盛りだくさんな一日でした。


今回のトークの出演者は、
「イノセント・ピープル」作家の畑澤聖悟氏、
ブライアン役の遠藤純一、ジェシカ役の要田禎子、シェリル役の矢島祐果、ウィリアム役の大島大次郎、
そして司会はニナ役、新野美知でした。


現職の高校教師(美術)であり、演劇プロデュースユニット「渡辺源四郎商店」店主、青森を中心に精力的な公演をおこなっている畑澤さんに、出演者から様々な質問がとびだしました。


推敲を重ね、構成された見事な台本「イノセント・ピープル」ですが、もしも付け加えるとしたら、どんなシーン?

との質問には、江川泰子さん演じるベロニカ・タバーレの祖父を回想シーンで描きたかった、とおっしゃっていました。

インディアンの村のシーン、もし実現していたら、個性的で面白そうですね。

要田さんからの、
「どんな絵をお描きになるのですか?」との質問には、「ここで言っても…」と答えていただけませんでしたが、世界に対して鋭い眼差しをもたれる畑澤さんが、美術の分野ではどんな作品を描かれるのか、皆さんも知りたいですよね!
私も知りたいです!

ぜひ、またの機会に教えていただきましょう。


そして、畑澤さんが戯曲作品を書くときに、大切にしていることは、題材とした当事者のかたたちに、失礼にならないようにすること。
つまり、この作品でいえば、
アメリカの人、広島の人が観たときに気分を害さないようにすること。
どちらかだけを悪者にしないこと。

それは、畑澤さんが半年間に渡って、アメリカ、日本の戦争史や資料を調べ、双方のやむにやまれぬ事情を考察した、という真摯な姿勢にあらわれていますね。
それが、多くの観客の共感をよぶ作品につながる秘訣でしょうか。

まだまだ興味深いお話しがたくさんありましたが、全部ご紹介できないのが残念です。



そして、畑澤聖悟氏の書き下ろし作品新作、「本当のことを言ってください」を、今年の10月に劇団昴本公演で上演いたします。

とっても楽しみですね!





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右から、畑澤聖悟さん、ルーシー役の私吉田、主演ブライアン役の遠藤純一さんです。

贅沢なツーショットの真ん中に入れてもらった、貴重な一枚。ブログ筆者の役得?(笑)

お二人の存在感の大きさのおかげで、私、顔が小さく見えます!
| 稽古場日記::イノセント・ピープル | 00:14 | comments (x) | trackback (x) |

  
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