帰京日  姉崎公美
帰京日です。

帰京ですから東京に帰る日ですが、帰らない人もいます。

山口県まで来たのだからと他の観光地に足を延ばす人、こちら方面の友人に会う人など、すぐに東京には帰らず寄り道をする人もいます。

しかしスタッフ組は東京駅から戸田の倉庫に直行し荷下ろしです。
稽古場に荷物を持って行く人もいます。

若人達…もう少し頑張ってね!



さて…私も寄り道組の一人になってしまいました。

皆と一緒に帰る予定だったのですが、今朝偶々、神戸の友人から電話があって今日、山口(徳山)から東京に帰ると言ったら何が何でも途中下車しろと云われ…
彼女の都合に合わせて皆より少し遅い新幹線に乗りました。

なので…
こんな写真(*^o^*)




お陰様で1ヶ月に渡る30ステージの公演を一人静かに思い返す事が出来ました。

広島… 岡山… 新幹線が停まる度に『私、ここで芝居やったんだなぁ…』と感慨に老けり…いえ耽り…。

広島では…



『原爆資料館』に行った時、宮本君が途中で泣き出しちゃって
(泣き声で読んで下さい)

『…ぼく…辛すぎて…今日この後芝居出来なくなると困るので、またいつか改めて来る事にします…』って退出しちゃったっけ…。


岡山では…
内田稔さん…5ステージ中、3ステージ観て下さって、
『面白かったよ…』『昨日とちょっと違ってたね』。
先輩の感想は貴重です。

皆で内田さん宅に押しかけて、新村さんの写真にご挨拶して、たーくさんの(ホントに沢山の)アルバムを見せて頂きました。




私なんかが生まれる前からの舞台写真ばかりのアルバムです。
皆こうやって長ーい間芝居やって 私達に有言、不言 含めていろんな事教えて下さって…やさしくして頂いて…
その積み重ねの上に、今 芝居やらせて頂いています。



そろそろ新神戸ですね。

寄り道しますけど、今日中に東京に帰ります。


明日、私は『親の顔…』の作者 畑澤さんにお会いできるかと思います。
畑澤さんが東京で、ご自分の高校の演劇部による『もしイタ』という芝居を公演するので、劇団の仲間と一緒に観に行く事にしているのです。

『もしイタ― もし高校野球部の女子マネージャーが青森のイタコを呼んだら』

映画にもなりましたが『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら』をもじってあるわけですね。

高校演劇の全国大会で最優秀賞も取った素晴らしい作品だそうで、震災後ボランティアで東北の被災地をまわり、この後東京近郊や大阪でも演るようです。

ホントにパワフルな畑澤さんですが『親の顔…』も頑張ってますよと報告して来ます。

昴の10月本公演は畑澤聖悟作『本当のことを言って下さい』ですしね。


なので…
もしかすると、明日もう一回このブログ続くかも知れません… かも…ですけど。

by姉崎

| 地方公演::親の顔が見たい | 17:27 | comments (x) | trackback (x) |

  
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