今週末、初日の幕が開きます!
いよいよ、今週末『本当のことを言ってください。』初日の幕が開きます。
劇団昴公演、畑澤聖悟作・黒岩亮演出作品は、今回で四度目となりました。

四作品全てに出演しているキャストをはじめ、常連組のメンバーと初参加のキャストが混ざりあって、新鮮でとても刺激的な世界が生まれています。
(以下、多少ネタバレあり。観劇前に何も知りたくなーい!という方はご注意下さい。)






舞台は、2002年(平成14年)北関東のとある田舎町の食肉加工会社【オリエントミート】
牛肉を中心に、ミートボールやハンバーグ、魚肉ソーセージなど子供から大人まで幅広く親しまれている商品を扱う会社です。

きっと、<ミートくん>と<ボールちゃん>みたいなゆるキャラがスーパーの試食イベントで大活躍するような、町に根ざした会社なんでしょうね。

このお芝居の背景となる2002年は、サッカーの日韓ワールドカップが開催されたり、日本人がノーベル賞のダブル受賞を果たしたり、松井秀喜選手がヤンキースと契約したりと晴れやかなニュースが踊る中、家族同士で起きた陰惨な殺人事件やネット関係の残酷な事件が起こった年でもありました。

中でも、前年のBSE問題が起因した多くの企業の食品偽装事件は、社会的な問題に発展しました。

この年から私たちは、何度テレビの謝罪会見でおじさんの頭頂部ばかり見せられたことでしょう。

このお芝居は、そんな不祥事を起こした会社が謝罪会見に至るまでの企業の内紛を描き、その為に犠牲になったものと得られたもの、正しいものとそうでないものとは?をテーマに「日本の食の安全」といった大問題と真っ向からぶつかった作品です。

『親の顔が見たい』『イノセント・ピープル"原爆をつくった男たちの65年"』に続く、日本人の日本人による日本人が今見ておくべき群像劇シリーズ第3弾です。

いじめ問題加害者の親、原子爆弾開発者、食肉偽装会社一族……。

作家って、ほんと~にすごいですね。
畑澤さんの描く登場人物は、例え罪を犯していても、物凄い苦境に立たされていても、どこか愉快で、ひょうきんで、人の良さがにじみ出てしまっていて憎み切れません。それは、きっと畑澤さんが自然を愛し、人を愛し、人生を愛し、そして、まだ生まれてきていない未来の子供たちへの愛情にも溢れているからなのだと思います。





どうぞ、皆様、お見逃しなく!!

赤坂レッドシアターにて劇団昴一同心よりお待ち申し上げております。

矢島祐果

| 稽古場日記::本当のことを言ってください | 21:52 | comments (x) | trackback (x) |

  
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