「親の顔が見たい」北海道編(3)
今日のブログを担当させて頂くのは、担任の戸田菜月を演じております落合るみです。
よろしくお願いします。

さて、今日は函館から旭川へ移動のみの日です。
・・・困った、移動だけではネタがない・・・大雨で景色も撮れない・・
というわけで、車内にて周りをキョロキョロ。

前の座席で、おおちゃん(大坂 史子)がカニ飯を食べてました!
すっぴんのため、嬉しさを手で表現!



お隣の遠藤君は、このカニ飯、前日にわざわざ予約してあったそうです。
が、車内販売で買ったおおちゃんよりかなり遅く受け取ってました。
「札幌駅で立ち食い蕎麦食べるから早く持ってきて欲しいなあ・・」
・・・朝からとばすね!

お隣の永井 誠君は、北海道地図を四時間熟読していました。
かなり地名を覚え、位置関係を把握したそうです。
ちなみに北海道は20年ぶり?とかだそう。
私も、15年ほど前にこまつ座さんの「雨」で、一ヶ月かけて細かくまわらせて頂いて以来です。
その時は真冬で、どこでも大雪だったのですが、今回は雨さえ降らなければ車窓からの景色は最高だったことでしょう。
残念!



永井君は、地図も熱心に見てましたが、私が車内販売の食べ物のカタログを手にとったら、はるかにしのぐ熱心さで食いついてましたよ。
彼は甘党なんです・・あんこ大好き。
そして、郷土愛も強く、千葉についての情報も色々語ってくれました。
北海道に次いで千葉が二番目の産地のものがある、と言ってたなあ・・なんだっけ・・牛乳?チーズ?
「マザー牧場あるもんね!」と相槌を打った記憶はあるのですが・・忘れちゃいました・・



車内で写真を撮りまくる遠藤くん。
劇団ブログは、出演者が交代で書いています。
いざ!という日にネタがなくて困らないよう、普段からあれこれ撮りためておく姿勢が大事。



姉崎公美さんと佐藤しのぶさん。
劇中では、セレブチームのお二方ですね。
しのぶさん、なんか躍動感あふれる感じになってしまってすみません。
いつもエネルギッシュでユーモアのある、すっきり美女な先輩方です。



旭川駅近くのジュンク堂書店は、北海道で一番大きいらしいですね。
確かに、私が大好きな高峰秀子さん関連の本も、東京より揃ってましたし、売り場も大きかった!
本屋さん大好きなので、二時間くらいウロウロ・・岡田茉莉子さんの自伝も買おうか悩んだのですが、重かったので、一番下の本だけ買いました。
この芝居の場合、私は、旅先であまり出歩いてしまうと本番でうまく切り替えられないので、本を読んでる事が多いです。



昨日の函館演劇鑑賞会・例会の舞台は初演から数えてちょうど100ステージ目でした。
カーテンコールでは、会員の方々が「100ステージおめでとう!」という幕を持って下さっていて、とっても嬉しかったです。
ありがとうございました!

ステージを重ねると、どんなに毎回真摯にやっているつもりでも、いつの間にか慣れてしまうことがあります。
はっきりとした目的も無くセリフがスラスラ出てきてしまったり、もっともっと大きく心が動いて濃密なやりとりのはずなのに、知らず知らずのうちに省エネ芝居になっていたり。
怠ける気持ちなんて1ミリもなくても、なぜか新鮮にその場にいられなくなってしまって、気持ちだけ焦ることもあるものだと思います。

個人的な事ですが、100ステージ目だからというわけではありませんが、昨日はかなり追い込んで本番に臨みました。
追い込んだからいい芝居ができるとは限らないし、当たり前ですが100ステージの間、1回も手を抜いた事なんかないのですが、昨日は私にとって色んなことを思い出し、そして発見する事ができた舞台になりました。

初演の時のように勢いで最後まで駆け抜けるのとは全く違う難しさが、数を重ねた公演にはあります。
でも、こうやって例会に呼んで頂けなければ、それを知ることもなかった。
自分たちがチャレンジできる有り難さは勿論の事、なかなかお会いする事が難しい皆様に、「呼んでよかった!」と思って頂けるよう、もっともっといい舞台にしたいなあと思ったのでした。


落合るみ
| 地方公演::親の顔が見たい | 22:04 | comments (x) | trackback (x) |

  
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