「親の顔が見たい」九州編 田川 宮本充
長谷部亮平役の宮本充です。
九州巡演の旅も、はや、9日目。
北九州市民劇場て、最高のスタートダッシュをきることが出来、その後も順風満帆!と思ったところに、昨日、不吉な知らせが。

「台風16号が接近中。明日24日は九州北部は大雨」

昨年の中国ブロック巡演の時、岡山から松江に移動する日の前日に大雨が降りました。
翌日は、その影響で、松江に向かう列車が全面ストップ。
運行再開の見込みはなく、我々は,急遽、タクシーを手配し、全員で山を越え、無事に松江に着くことが出来ました。
「何があっても、約束の地に辿り着く」
プロの舞台人の衿持です。

今朝、起きると直方は小雨、午後から雨は強くなるとの予報。
今夜は田川市民劇場の例会でした。
もし、途中で電車が止まり、田川に着けなかったら…
そんな不安が頭をよぎりました。
しかし、何があっても必ず約束の地に辿り着くのです。
プロとして!

田川までは「平成筑豊鉄道伊田線」を使います。
僕達は3台のタクシーに乗り込み、ホテルから平成筑豊鉄道の直方駅(始発駅)に向かいました。
僕の車には、姉崎さんと落合るみちゃん。
姉崎さんが地図を見ながら、運転手さんに色々と説明していました。

ところが、タクシーが駅に着くと、先にタクシーに乗ったはずの仲間は誰もいません。
ホームにいた高校生に聞くと、そこは、平成筑豊鉄道の直方駅から10分ほど離れたところにある、別の路線の「筑豊直方駅」という駅でした。
姉崎さんが間違えて教えたのです!

恨み言を言う暇もなく、僕達は、小雨の中、トランクを引いて、平成筑豊鉄道の直方駅に大急ぎで向かいました。
心配した、直方市民劇場の事務局長の原田さんが途中まで、向かえに来て下さり、何とか駅に到着。
仲間の待つ列車に飛び乗ることが出来ました。
運転手さんが、ほんの少しだけ出発を遅らせて待っていてくれたのです。
僕達が列車に乗り込むと、ドアはすぐに閉まり、一同、運営サークルの皆さんと手を振ってお別れ。
こうして、僕達は無事、時間通りに、田川に到着することが出来たのです。

強い雨の中、お越し下さった、田川市民劇場の皆様、ありがとうございました!

「必ず約束の地に辿り着く」
プロの衿持です。
例え、人に迷惑をかけても!
原田さん、ありがとうございました!
運営サークルの皆さん、ありがとうございました!
そして、運転手さん、本当にありがとうございました!



途中乗り換え駅の金田駅にて。
鉄道好きの遠藤を撮っている僕をカヨピン(林佳代子)が撮った写真。


次の電車を待つ間に、汗でぐっしょり濡れたTシャツを僕がホームで着替えていると、そのそばで姉崎さんが、表示板の「金田(KANADA)」を見ながら、こう言いました。
「あら、私達、外国に来たのね、カナダ~!」
呑気すぎです、姉崎さん…
それに、カナダは、「K」じゃなくて、「C」ですから!
| 地方公演::親の顔が見たい | 07:16 | comments (x) | trackback (x) |

  
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