2014,10,28, Tuesday
ブログ28日担当の要田禎子です。
劇中登場する短銃「ルガー」についてお話しましょう。
このドイツ製のピストルルガーは、ルーガーと発音される事もあります。
台本には「ルーガー」と出ています。
この短銃の最も個性的なところは、トグルアクションと呼ばれる作動方式です。
下記動画をご覧ください。
銃身上部のトグル機構がくの字に曲がって跳ね上がるのがお分かりになると思います。
この独特な動きからルガーは、通称「尺取り虫」と呼ばれます。
排莢口は上に有り、空薬莢は上から弾き出されます。
変わってるー‼️
1908年にドイツ陸軍に制式採用され、'38年に「ワルサー」が制式になるまでドイツ軍を象徴する自動拳銃でした。
但し、トグル機構は複雑で部品数も多く、高い精度が求められる事から量産に向かないばかりか、汚れや砂塵に滅法弱く、日頃の細かなメンテナンスが必須な銃で、最前線の戦場には不向きだったそうです。
生産コストも高かっただろうルガーは、ナチスの将校クラスが大切に持っているイメージがあります。
「ドイツのクラフトマンシップに支えられて機械としての完成度は非常に高く独自だが、武器としてはどーなの?」のルガー、そしてそれを作り続け使い続けたドイツ軍。
その個性的なフォルムと共に正にドイツを象徴しているピストルです。
ここから蛇足です。ルガーの為に造られた9㎜パラベラム弾は、今も多くの銃器で使われていますが、このパラベラムの意味は、ラテン語の"Si Vis Pacem Para Bellum"「平和を望むなら戦いに備えよ」からきているのだそうで、このお芝居の主題とも関わっているのです。
へぇ!そうなんだ!
今回の検索サクサクは、ルガーでした。
『ラインの監視』要田禎子
劇中登場する短銃「ルガー」についてお話しましょう。
このドイツ製のピストルルガーは、ルーガーと発音される事もあります。
台本には「ルーガー」と出ています。
この短銃の最も個性的なところは、トグルアクションと呼ばれる作動方式です。
下記動画をご覧ください。
銃身上部のトグル機構がくの字に曲がって跳ね上がるのがお分かりになると思います。
この独特な動きからルガーは、通称「尺取り虫」と呼ばれます。
排莢口は上に有り、空薬莢は上から弾き出されます。
変わってるー‼️
1908年にドイツ陸軍に制式採用され、'38年に「ワルサー」が制式になるまでドイツ軍を象徴する自動拳銃でした。
但し、トグル機構は複雑で部品数も多く、高い精度が求められる事から量産に向かないばかりか、汚れや砂塵に滅法弱く、日頃の細かなメンテナンスが必須な銃で、最前線の戦場には不向きだったそうです。
生産コストも高かっただろうルガーは、ナチスの将校クラスが大切に持っているイメージがあります。
「ドイツのクラフトマンシップに支えられて機械としての完成度は非常に高く独自だが、武器としてはどーなの?」のルガー、そしてそれを作り続け使い続けたドイツ軍。
その個性的なフォルムと共に正にドイツを象徴しているピストルです。
ここから蛇足です。ルガーの為に造られた9㎜パラベラム弾は、今も多くの銃器で使われていますが、このパラベラムの意味は、ラテン語の"Si Vis Pacem Para Bellum"「平和を望むなら戦いに備えよ」からきているのだそうで、このお芝居の主題とも関わっているのです。
へぇ!そうなんだ!
今回の検索サクサクは、ルガーでした。
『ラインの監視』要田禎子
| 稽古場日記::ラインの監視 | 21:34 | comments (x) | trackback (x) |
TOP PAGE △