クリストファー役の福田匡伸です!
本公演初出演になります、準劇団員の福田匡伸です!
本日のブログは僕が担当させていただきます。

本日から読み稽古を終えて、立ち稽古に入りました!
仮のセットを組みまして、本の中の世界からより立体的なものになってきました。



今日は読み稽古でのお話をしたいと思います。
読み稽古では、演出家の眞鍋さんだけではなく、翻訳家の広田さんも参加してくださいました。
演出家の眞鍋さんを囲んで座りながら台本を読んでいき、時にお芝居についてのワークショップなどを交えて行われました。

眞鍋さんの役に寄り添った繊細な演出とともに、翻訳家の広田さんがイギリスの文化や、なぜそう翻訳したのか、解説と実際に私達のお芝居を見て、細かく翻訳を変えてくださいました。

その中で読み稽古最終日に、広田さんからこの物語は、したかったけど、しなかった人達の物語かもしれません。というお話をお聞きし、僕が演じるクリストファーにも通じる部分があると感じました。

この読み稽古を経て、僕もクリストファーという役にもっと深く寄り添ってお芝居を磨いていけたらと思いました。

最後まで食らいついていきます!
是非劇場へお越しください。
心よりお待ちしております。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 00:27 | comments (x) | trackback (x) |
演出家、眞鍋卓嗣さん
本日の稽古場ブログは、エレン・ホームズ役 姉崎公美です。

なんと劇団での公演は2018年、Pit昴での「ダウィー婦人の勲章」以来ですので…6年ぶり?

裏に付くスタッフメンバーはもちろん、共演メンバーにも、初めて接点を持つ若者が何人もいて、
ようやく名前がサクサク出るようになったところです。


さて、本日は、昴と初めてのタッグとなる演出家、俳優座の眞鍋卓嗣さんのご紹介を致します。

眞鍋さんの今までのお仕事や、輝かしい受賞歴は
ちょっと検索していただけば、すぐに、たーくさん出て参りますので(上演パンフレットにも掲載されるかと思いますし。)今回は違う側面をご紹介できたらと、質問形式に致しました。

①おいくつですか?
「49才です。」

②ご出身は?
「東京です」
(幼少時代は板橋だそうですょ)

③劇団昴のイメージ?
「外画、吹き替えの仕事をしている人が多いというイメージ。芝居を観ても外国人役がうまい…みたいな」
(なるほど…)

④俳優座劇場が無くなりますが、何か思いなど…
「僕は劇場より、どちらかと言えば5階の稽古場の方が思い入れがあるのですが、劇団の劇場があるという事は貴重な事。ロシアなど海外のように、劇団と劇場と養成所が三位一体となり創作する事がよい形だと思う。」
(残念ですね~。かつて三百人劇場を無くした経験のある私達です。客席の椅子が全部取り払われた劇場を見て、劇場が無くなるという事は文化が無くなるという事だと思った。俳優座劇場は昴もお世話になりました。5階の稽古場もステキな空間です。ありがとう、俳優座劇場!)


⑤この芝居について何か
「サイモン・スティーヴンスの作品は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』に代表されるように、ウマイ台詞、会話、自然だし見応えがある。いつかやりたいと思っていた。難易度高いと思います。心境の説明がほとんどないのですが、その台詞を何故言ってるか分かると心が感じられる。遣り甲斐がある。」
(何を言うかでなく、何故言うか…演技の基本ですかね。難易度高い…です。)


こんな風に、稽古中にもおっしゃっている言葉を挟みながらのお答を頂きました。



眞鍋さんは、昴が8月の朗読会で取り上げた、「とりつくしま」を、かつて俳優座で芝居にされているのですが、その頃から個人的に大変興味を持たせていただいておりました。


今、稽古は「読み」がそろそろ終わろうかという段階ですが、さてどんな眞鍋マジックが展開されるのか?楽しみなのは私だけではないハズです。

眞鍋さんと一緒に参加されている、同じく俳優座所属の演出助手、中村圭吾さん、そして連日のように稽古に参加されている翻訳家の広田敦郎さんも、後日ご紹介させていただきますね。


「コロナ禍」を乗り切ったかと思いきや、まだまだマスク着用の稽古場です。最後まで油断する事なく、頑張ります‼


姉崎公美
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 19:42 | comments (x) | trackback (x) |
キャスト紹介
おはようございます!
本日のブログは舞山裕子が担当させていただきます!

「広い世界のほとりに」は、家族三世代のお話です。
英国マンチェスター郊外に住む家族ですが、稽古を進めていく中で、日本に住む私たちでも共感することが多々あります。どの立場でどんな感情や行動に共感・反発するのかは、この作品を観る今の自分が置かれている状況によって全く受け取り方が違うんだろうな~と思いながら「家族」というものに日々向き合っています。

さてさて今回のブログでは僭越ながら私がキャスト紹介をさせていただきます。(すべて写真の右側から敬称を省略)



チャーリー・ホームズ
 「金尾 哲夫」(かなお てつお)
ピーター・ホームズ
 「江﨑 泰介」(えさき たいすけ)
クリストファー・ホームズ
 「福田 匡伸」(ふくだ まさのぶ)

金尾さんとは「ラインの監視」の時に共演していて、私と年の差の夫婦役でした。今回は三世代の一番上、おじいちゃん役です。おじいちゃんなのですが…色気があって佇まいがカッコイイ!!女子高生にも「ダンディ!!」と人気な尊敬するベテランの先輩です。

父親役の江﨑さんは、座内では照明も仕込めていつも笑顔で穏やかでお酒が大好きなみんなの頼れるお兄さん的存在です。でも今回はお兄さんではなくお父さん!普段見ることのできない葛藤する姿や苦悩する姿が必見ですよ!!

次男役の福田くんは「劇団昴附属養成所」の1期生です。入学当時から観てきた私は彼の成長していく姿に胸が熱くなります。普段明るい笑顔の彼ですが、初めて先輩たちにもまれて必死にくらいついている姿が、必死に生きようとしているクリストファーと重なります。どう転がっていくか楽しみです。



サラ・ブラック
 「賀原 美空」(がはら みく)
アリス・ホームズ
 「落合 るみ」(おちあい るみ)
スーザン・レイノルズ
 「舞山 裕子」(まやま ゆうこ)

賀原さんも福田くんと同じく1期生です。彼女は養成所の頃から本当に努力家で頑張り屋さんなんです。彼女自身から湧き上がる情熱と今回の作品にかける思いが重なり、相乗効果で稽古場に気持ちのいい緊張感が漂います。これからが楽しみな後輩です!

るみさんとは「暗いところで待ち合わせ」以来の共演です。とてもかわいらしい雰囲気の先輩ですが、読みに入るとその魅力的な声にまずやられます。休憩中にちょこんと座ってクリっとした目で周りをみている姿はポメ〇〇アンみたいなんです。こんなチャーミングな先輩がどんな母親になっていくのか…楽しみです。

そして私、舞山です。
今回のキャスト紹介ですが、みんな名前の読み方か難しいのでフリガナを記載しました。私も現場でよく「まいやま」と間違えられてしまいますが本当は「まやま」です!これを機にキャストの名前を覚えていただけるととってもとっても嬉しいです。



ジョン・ロビンソン
 「須々田 浩伎」(すすた ひろき)
ポール・ダンジガー
 「赤江 隼平」(あかえ しゅんぺい)

須々田くん(通称すす)のトレードマークは大きな目と高い身長にくるくるの髪の毛です。遠くからでも探せます(笑)個性的な魅力をもっていて憎めない可愛らしい後輩です。この憎めない個性的な魅力が今回はまっているように思います。要チェックです!

赤江くんも、賀原さん・福田くんと同期の1期生です。「マーヴィンの部屋」で先に本公演デビューをしていますが、劇団若手きっての高身長イケメンさんです!人当たりのいい彼ですが、ちょいちょい会話が「ノーソール(心がこもってない?!)」(笑)。「おい~そこノーソール!!!」「いやいやちゃんと思ってますってば~」っとそんな軽口を交わしながら和気あいあいと稽古場を和ませるムードメーカーです。



エレン・ホームズ
 「姉崎 公美」(あねざき くみ)
アレックス・ホームズ
 「笹井 達規」(ささい たつき)

姉崎さんは「ダウイー夫人の勲章」以来の本公演です。初めて一緒の舞台に参加しますが、すばる倶楽部では中心となって活動してくださっているので、仕事では何度もお世話になっています。すごく発想豊かで自由な魅力のある先輩です。金尾さんと夫婦、おばあちゃん役ですがどんな夫婦になるか楽しみです。

笹井くんは今回ピータの長男役です。三世代目。18歳。イギリスでは成年。日本でも2022年4月から18歳は成年と変わりました。成年になるということは親権に服さなくなるという事、つまり親の同意なしに一人で契約できるようになるという事です。(ちなみに日本では飲酒や喫煙、競馬などの公営競技は20歳からです)子供と大人の境目のアレックスを悪戦苦闘しながら稽古に励んでいます。


15歳・18歳の息子、親、祖父母、三世代の家族のお話。そして彼らを取りまく人間たち。10人のキャストそれぞれの魅力を最大に引き出す演出家眞鍋卓嗣さんの演出!ぜひご期待ください!!10月2日から東池袋のあうるスポットで皆様をお待ちしてます!

| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 19:34 | comments (x) | trackback (x) |
つるっつるの、まっさらの
劇団ブログをいつもご覧いただきありがとうございます。
ピーター・ホームズ役の江﨑泰介です。

ブログを担当するのは、2023年の『クリスマスキャロル』以来となるのでしょうか?何だか随分と時間が開いてしまったように思います。


さて、今回演じるのは二人の息子を持つ父親。18歳と15歳の思春期真っ盛りの難しい年頃の子供を持ち、奥さんとの関係も少し冷め気味…。
何とも普通な、何処にでもいそうな家族の姿。それでいて…それだからこそ難しい役です。

この作品は、シェイクスピアのような壮大な世界観やドラマが展開される事はありません。
イギリスの地方都市の片隅で暮らす家族の日常と、そして彼らを不意に襲う不幸な事故。その事をきっかけに、崩壊しかかる家族…。
ともすれば、現代を生きている私たちの誰もが同じことを経験する可能性がある、そんな作品です。

だからこそ、舞台に立つ俳優はその世界で生活している『等身大の』誰かを演じることが大切です。
今、こうして生きている誰もが、もしかしたら登場人物の誰かと一緒の立場になるかもしれない。
それを少しでも感じてもらう為には、【上手く演じる】とか【上手に喋る】といった意識は邪念でしかありません。
しかし、それを捨てることの、どれほど難しいことか…!

自分にまとわり付いている『演じるってこうだ!』という固定観念を脱ぎ捨て、つるっつるの、まっさらの、何にも染まっていない状態のピーターでいられるよう、この先の稽古に臨みたいと思ってます。


少し話は逸れますが、この作品の稽古が始まる前、外部作品の『ミュージカル 青い鳥』に出演する機会を頂きました。
その中で、旅をするチルチルとミチルの前に将来二人の弟として生まれてくる男の子が登場するシーンがありました。
彼は、生まれるとき3つの病気も一緒に持っていくと話し、それでどうなるの?と聞かれると、「死んでしまうのさ。」とだけ答えます。
その弟役を演じたのは、それが初舞台の小学2年生。
大きな声でハキハキと発した、「死んでしまうのさ。」という台詞が、何にも引っ掛かることなく心に刺さりました。
正に『スコーン!!』という擬音がピッタリなほど、きれいなストレート!

演じるとか何とか余計な事を考えない、純粋な一言が持つ言葉の力って、こんなにも凄いものなのか!と44歳のオジサンがわずか8歳の女の子に教えられた瞬間でした。


それと同じものを求めるわけではないですが、『台詞に書かれた言葉の持つ力』を信じて、劇場に観に来ていただいた全てのお客様の心に響く作品になるよう、この先も頑張ります!
どうぞ、10月2日から始まる『広い世界のほとりに』にご期待ください!
劇団員一同、劇場でお待ちしています!!

江﨑泰介
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 21:31 | comments (x) | trackback (x) |
ポール・ダンジガー役の赤江隼平です!
6月の舞台「マーヴィンズルーム」にお越しくださった皆様、改めてご来場頂きありがとうございました!

6月に引き続き、昴の本公演に出演致します!

台風直撃の中、10月公演「広い世界のほとりに」の稽古がスタートしました。
外は大雨、大荒れですが、稽古場内は柔らかな雰囲気の中にもしっかりとピリッとした空気もあり、とてもいい稽古場になっています!
本読みでは、演出家・眞鍋さん、翻訳・広田さんと舞台となるイギリスはマンチェスターの時代背景やキャラクター、各シーンの持つ意味などの意見交換をして作品をより深める作業を行っています!
稽古もまだまだ始まったばかりですが、初タッグとなる眞鍋さんと共に今年の昴のテーマ「家族」をお届けできるよう頑張ります!
そして、今回は僕と同じ1期生のメンバーも多く作品にキャスト、スタッフとして携わっています!
切磋琢磨し合いながら素敵な作品を創造していきます!
皆様どうぞお楽しみに!!
ご来場心よりお待ちしております‼︎‼︎



左:賀原美空さん
中:関谷あづみさん
右:福田匡伸さん
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 23:12 | comments (x) | trackback (x) |

  
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