「親の顔が見たい」北海道編(1)
宮本充です。

また今日も僕です。
ちょっと手違いがありまして、本日のブログも僕の担当でした。
すみません、あと一日、お付き合い下さい。

これまでに、8人の新人と、2年目の若手の矢崎和哉をご紹介しましたが、もう一人、今回の旅にスタッフとして参加してくれる後輩女優をご紹介しましょう。

関泰子です。

まずは、いつもの質問を。


出身地は?

大阪府です。
でも、9歳の時に山口県の下関に引っ越しました。
で、19歳になる年に東京へ。
なんだか10年単位で移動してますね。
あ、東京に来てもう10年だわ~。

趣味は?

二年前から始めたバンド!
といっても、コーラスとボーカルだけですが…。
ビートルズとか、ドゥービーブラザーズとか、クラプトンとかやりました。
去年キーボードを買って練習してます!
演奏でも参加できるようになるぞー!!

いじめた事、いじめられた事はありますか?

今思い返すと、あれはいじめだったんだろうな。
友達に見放されない為に必死だったと思います。
いじめた事も、あります。
いじめた時は、相手が私や友達に見放されない為に必死だったと思います。
どちらも思い出すと嫌な気持ちになりますね。

この作品でやってみたい役は?

八島操さん!
操さんの「私のせい」って台詞が初演から印象に残ってるんです。
実母と被る部分もある気がして…
とはいえ、うちの母はあんなキリッとキャリアウーマンな人ではありませんが(笑)
あ!娘の麗良ちゃんも役があったらやってみたい!
…もう年齢的に厳しいすね…(´・_・`)



てな訳で、今日のカウントダウンは佐藤しのぶ…って、またかよ!
ホント、人気あるねぇ。
女優からも男優からも。





左が関泰子。
右が佐藤しのぶ。
場所は羽田空港。
函館空港行きの便の搭乗45分前に撮りました。
カウントボードは、鞄に入れて自宅から持って行きました。
鞄から出した時にはすでにクシャクシャで、あわてて膝の上で伸ばしました。
実はこれ、古い公演ポスターの裏紙です。
姉崎さん作。
こーゆー物を、姉崎さんは、あっと言う間に、ささっと、どこからともなく、作って持って来ます。
まるで「W3」のノッコのように。
では、しのぶちゃん、可愛い後輩に一言。


経験に勝る宝は無いように思います。
だから、関ちゃんなりの『操』も『麗良』も、出来るのではないでしょうか?
それに身近な所にお手本が・・・キリッとしたキャリアウーマンだよ、関ちゃんのお母さんは。
ヨッ、下関の星!(佐藤しのぶ)


いい言葉です。
しのぶちゃん、何度も有り難うね。
あとは芝居に専念してくれ。


今回、若手達の多くが、いじめた経験、いじめられた経験をしていることを知り、驚きました。
身近にあるんですね、本当に、いじめって…。

だからこそ、この作品が生まれたのだろうし、いつまでたっても悲惨な事件はなくならないのでしょう。

6年前の初演の時と社会は何も変わらず、そして我々は、明日、100ステージ目を迎えます






| 地方公演::親の顔が見たい | 23:56 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第16弾!
宮本充です。

姉崎さんの親心から始まった新人紹介シリーズも今日で最後となりました。
トリは桑原良太です。

〇出身地は?
福岡県です。

〇趣味は?
読書・映画鑑賞・夜の散歩です。

(宮)ほお、夜の散歩とはいい趣味を。
僕と気が合いそうです。


〇特技は?
講談・ソフトボール・神経衰弱(トランプのゲーム)です。

(宮)講談!
昨年、日本橋で聞いた、先輩の金子さんの落語がとても面白くて、その時、演劇と落語に通じるものを感じましたが、きっと講談もそうなんでしょうね。
頑張れ!

〇いじめた事、あるいは、いじめられた事はありますか?
両方ともありません。
ただ、学生時代に隣のクラスでいじめがあったと聞いたことがあります。
その内容はとても陰湿なもので、今となっては気分が悪くなったことしか覚えていません。

〇『親の顔が見たい』に出演するとしたらどの役が演りたいですか?
 性別は違いますが、「八島 操」役がやりたいです。
理由は、うまくは言えませんが「彼女の心を自分が演じたときにどういう風に感じるのかをもっとも知りたい」と思ったからです。
きっと、「八島 操」の心に惹かれたからだと思います。


という訳で、一昨日に続いて、また佐藤しのぶの登場です。



人気あるね、しのぶちゃん!
北とぴあの公演前に舞台で撮りました。(すみません、今日撮ったものではありません…)

では恒例の、先輩から後輩への一言。

あっ!
『八島操』がお母さんじゃなくて、お父さんだったら・・・という設定、面白いかも。
良太、楽しみにしてるよ!(しのぶ)



確かにそれもアリか?
いや、桑原は普段からオバチャンっぽく見えるから、そのまま女役でイケるかも。

という訳で、姉崎・宮本コンビのブログは今日で終わりです。
明日からは、キャストが交代で旅先から記事を書きます。
お楽しみに!
では、行って来ま~す!



| 地方公演::親の顔が見たい | 23:30 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第15弾!
姉崎公美です!

東京公演の本番が終了し、北海道へ旅立つ前、2日間のお休みです。

疲れ休めと、旅の準備にちょっと嬉しいかも。

ブログは休まず、宮本画伯と一緒に、明後日の旅立ちまで受け持ちます。

その後はキャスト、スタッフのリレー方式で、それぞれの目線と興味と趣味による旅の毎日を綴って参ります。


『BLUE』の本番中にも、そして昨日の『北とぴあ』でも、いらしたお客様、すばる倶楽部の会員さん、そして劇団員からも、『ブログ見てます!楽しみです!』ってずいぶん言って貰いまして…うれしい

よかったね宮本君!

他の劇団員のファンの皆様、もう少しお待ち下さい。


この2日間もブログ続けましょうと思いましたのは、今回いろいろ手伝ってくれている研修生と呼ばれる新人が8名おりまして、彼等全員をご紹介したかったって事もあり…

やさしい親心ってところでしょーか?

本日は7人目、村松妙子です。


◎いじめた事、いじめられた事ありますか?

◆3歳の時、姉に毎日いじめられてました。

本人はそのつもりは無かったとは思いますが、毎日泣いてました。

辛くて1人で声を出して泣いていた時、声にならない声で

『だからこの世に生まれて来たくなかったのよ‥!』

と、ふと呟いたことを今でも覚えています。

そして3歳で自殺をしようとしました。

だけど、そこは3歳児の頭なので

思いついた自殺方法は

「階段から転げ落ちる」

まぁ‥‥

結果は‥

ちょっと擦りむいて終了。

当時の私に会えたら

肩を叩いて

生きてりゃもっと素敵なこといっぱいあっから!

と笑いながら言うでしょう。




◆…私も2人姉妹でケンカはよくしましたが…自殺ねぇ

3歳の死の概念ってどんななのかしら?

私は覚えてないわ。

階段から落ちて、自分に目を向けて欲しいとかあったのかな?

今はお姉さんと仲良しならいいけどね。



◎『親の顔…』に出演するとしたらどの役を演ってみたいですか?


◆考えに考えた末、姉崎さんがやっている雅子です。

はたから見たら

ザ 嫌な女

ですけど、彼女は彼女なりの正義や正論があって、

自分のために

娘のために

でもやっぱり自分のために

今まで培ってきた自信やプライドを断固として守ろうとする一人。

事実を受け入れきれずにおかしな行動をしたりする様が可笑しくも悲しい。

そんな人にとって

今ある頂点から

ちらつくドン底の深さは計り知れない。

そこを作っていくのはとてもやりがいがあるし、

自分の人生の中で

似たような人を何人か見てきましたからね。




◆やっと出ました!! 森崎雅子っ!

村松さん最初は『八島操』って言って来て、少しして やっぱり雅子にしますって言ってきたのね。

宮本君は亮平役を演りたい福永君に『やらせないよ~』っていってたけど、私は『やって やって!どんどんやって~』


という事で 森崎雅子役、姉崎公美と2ショット



左が3歳で自殺しようとした、村松妙子。念のため。



そして 今日からのカウントダウンは!

『100ステージ達成まで あと3日』

皆様~!

8月18日、函館でのステージが、 2008年新宿シアタートップスの1ステージ目から数えて なんと 100ステージ目にあたりま~す

う~ん 感慨深い…

同じ芝居を100回上演する事も、そうあることではありませんが、昴の場合『アルジャーノンに花束を』『クリスマスキャロル』などがありますか?

しかし、ひとつの役を100回皆様の前で演じる経験はそうそうできる事ではありません。

もちろん 私は初めてです。

う~ん 感慨深い!

私にもしもの事があったときは、次は村松妙子が演りますので。

自分の人生で似たような人を何人か見てきましたからね…って

ホント?

今度話し聞かせてね…汗


by姉崎


| 地方公演::親の顔が見たい | 01:20 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第14弾!
宮本充です!

東京公演、無事、終了しました!
いやぁ、何年やっても初日は緊張するものですね。
でも、自分たちで言うのもなんですが、とても好評だったと思います。
シアタートップスの初演とサンモールの再演をご覧になったお客様から、「今回が一番しまっていて、良かった」と言って貰いました。
何人もの方から同じ感想を頂きました。
演出家の言葉通り、「再演は良くなる一方なんですよ!」
お盆のこの時期にお越し下さった皆様、本当に有り難うございました!

さて、最後のカウントダウンを担当する新人は、山本有希子ちゃん。




佐藤しのぶちゃんとのツーショット。


(Q) いじめた事、あるいは、いじめられた事はありますか?

今になって思い返すと「皆と違う」だけで仲間外れにされることはしばしばありました。

作中では皆と違うことをして仲間外れにされるのが怖い、とありますが、私はその逆でした。
なんで全部皆と同じでないといけないの?違ってもいいじゃないか……そういう態度がいじめっ子の目についたのでしょう。

また、幼い頃から私はとにかく曲がったことが嫌いでした。
「弱きを助け強きをくじく」というような正義感が強かったので、いじめが許せませんでした。
自ら火の粉を被っていたような……。

何度かつらい思いをしましたが、その度に誰かが支えてくれました。
ですから私も困っている人に手を差しのべられる人でありたいです。

抱え込んでいる誰かに、誰かがちょっとでも手を差しのべれば、いじめというのは解決の糸口が見つかるのかもしれません。


(Q) 『親の顔が見たい』に出演するとしたら どの役が演りたいですか?

佐藤しのぶさん演じる「八島操」役です。

いじめられてトラウマを持ってしまった娘を守ろうと必死になる姿、そうなってしまったのは「私のせい?」と問う姿。
「母親」と「私」の両方が存在する人間の面白さに惹かれました。

操は娘がいじめをするはずがないと断言しています。
が、それに反する事実とぶつかったとき、事実をどのように受け止め、娘とどう向き合うのだろう、と興味を持ったのも理由のひとつです。

「親の顔」に登場する親は十人十色です。
親は子供のためを想ってそれぞれがあの場にいるけれど、そんな親をどう思うのでしょうか。
沢山の人にこの舞台を見ていただきたいと切実に思います。


とてもしっかりとした答が返ってきました。
いつも背筋が真っ直ぐ伸びた、元気のいい女性です。
皆と同じでなくていいんだよ!
そんな彼女に、佐藤しのぶちゃんから一言。


母は、私が何かやらかすと『私のせいだ』と必ず言う人でした。
操にも『私のせいなの?』という台詞がありますが、親ってそうやって子供を庇ってくれてたんだなと、今になってつくづく思います。
この芝居に巡り合えなかったら、こんな思いには至らなかったかも。
芝居って素敵ですね。
有希ちゃんの『操』、いつか実現するといいね!

ちなみに、私が芝居をやりたいと言ったら『それは私のせいじゃない!』と母は語気荒く申しておりました。


いい言葉。
僕まで、ジンときました。
たまにはいいこと言うじゃん、しのぶちゃん!


明日から2日間休み、17日に、いよいよ北海道へ旅立ちます!
休みの間もブログやります。
新たなカウントダウンをします。
乞うご期待!





| 地方公演::親の顔が見たい | 01:37 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第13弾!
今晩は。

姉崎公美です。

『親の顔が見たい』舞台稽古、無事終わりました。

長い一日でした。特にスタッフにとっては…


今日のカウントダウンは矢崎和哉。

準劇団員2年目です

が、今回の地方巡演にスタッフとして同行します。

6月の『リア王』で、本公演初舞台を踏み、この10日に千秋楽を迎えた『BLUE』でも裏方で頑張っていました。

『BLUE』終了後、1日の休みもなく昨日から『親の顔…』スタッフとして加わりました。



質問!

◎いじめた事、あるいはいじめられた事はありますか?

◆どっちの経験もあります。
小学生の頃にハンドベースをやっていたら多分ですが「あいつデブだから」とか「動き鈍いから使えない」という理由でしょう。いつの間にかやってるそのグループから省かれて1ヶ月くらい休み時間を今で言うならインドア系の友達と過ごしてました。
ある日担任の先生に言ったら説教してくれてそれ以降はまた一緒にやってましたね。
そのあと中学に行ったらデブだからという名目で不良に評価され授業中に廊下に呼ばれてタイキックというゲームをやらされたんですけど簡単に言えばじゃんけんで負けたら尻に蹴りを受けるってやつで不良と互角に戦って「意外と強いな 」って言われてからは色々言われることもなくなりました(笑)
逆にいじめたかもと思う事はマイブームがプロレスだった高校生の頃に友達に技をかけててそれがエスカレートした感じで周りから見たらいじめだろうなと思われてたでしょう。
これはイタズラに近いですが一番たちの悪いのは授業中にその友達の携帯のアラームを勝手に設定しておいて更にロックナンバーも変えて何も教えないってのを2日に1回以上やって、さすがに怒られたこともありますね。
なんだかんだその友達は今でもたまに連絡をとったりしてる役者仲間でもあるってのが不思議です。(原文のまま)


…文脈といい、内容といい、世代間格差をヒシと感じております…


次の質問!

◎『親の顔…』に出演するとしたら、どの役を演りたい?

◆やりたい役は体格からしたら遠藤純一さんの森崎次郎ですが個人的に劇団入る前から観ててこの役はインパクトあるなと思ってたのが永井誠さんのやっている遠藤で初めて見たときからこの役は一瞬だからこそ面白いなと思ってましたのでやってみたいです。



矢崎君…文章には句読点をうちましょうね…

「体格からしたら森崎次郎」…

森崎次郎は台本には一言も『太っている』とは書いてないですよん。

もっとイメージを広く持ちましょうね。 そして自分の可能性を狭めないようにね!

演りたい役 人気第一位! 新聞店店長の永井誠とカウントダウン。





ウヒ…

金髪になりましたね …永井君



DEBUって事でイジメられたんだ…

まぁ確かに痩せてはいないけど…

あのね…矢崎君

DEBUっていうのは、こういう人の事…




または…こーゆー人ね



彼らは芝居の為に… 芝居のタメに!

命と引き換えでこの体型を維持してるの!

矢崎君、昴の三人目の新しいDEBUとして 命を掛けるカクゴはありますか?



明日は本番!

8月14日 作:畑澤聖悟 演出:黒岩亮

『親の顔が見たい』北とぴあ

14:00
18:30

チケットはまだあります!

皆様!お待ちしております!


by姉崎




| 地方公演::親の顔が見たい | 00:43 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第12弾!
どうも。
宮本画伯です。
昨日のブログで、姉崎さんに「絵がうまい」と褒められて嬉しいです。
「あなたが昴にいてくれてホントに良かったと思う瞬間です」とも言って貰って、そこはちょっと複雑です…。

さて、今日のカウントダウンは、この男。



白倉裕人。

隣にいるのは、遠藤純一。
つまり、白倉は遠藤の役(森崎次郎)をやりたいのだそうです。
へえ~!


では、白倉に、いつもの質問。

①いじめた経験、もしくはいじめられた経験がありますか?

いじめた経験はありませんが、いじめられた経験はあります。
中学生の時が一番酷かったかなと今振り返ると思います。
理由はよく分かりませんが、小さい頃から身体が大きかったので色々目についたのかもしれません。

宮)みんな、結構、いじめられた経験があるんだねぇ…

②出身地は?

神奈川県です。
生まれは小田原市、育ちは相模原市の神奈川っ子です。

宮)「神奈川ッ子」って言葉があるんだ…


③趣味は?

読書と音楽鑑賞とお散歩する事です。
特に音楽は自分の人生から引き離せない大切なものです。

宮)音楽のジャンルはクラシックだそうです。


④特技は?

タロット占いと楽器演奏です。
ものの見事にインドア派な特技でなんだか申し訳なく感じます。

宮)楽器は、テューバとバスクラリネット。
   バスクラリネットという種類があるんだ!
   申し訳なくなんかないよ。楽器が演奏できるのは素晴らしいことです。
   役者にとってプラスになるはず。
   (タロット占いは、どうかな…)


⑤森崎次郎を演じてみたい理由は?

作中に出てくる長谷部亮平とは違い、自らの保身の為だけでなく、曲がりなりにも自分の「意志」を貫こうとする姿には「カッコいい!」と感じる訳ではありませんが心惹かれるものを感じます。
それに自分は奥手気味なので、自分を棚に上げて人の弱みや失態をあんな風に面と向かって言ってみたいです。

宮)「自分を棚に上げて人の弱みや失態をあんな風に面と向かって言ってみたい」というのは、なかなかな正直なコメント。
   役者がよく「悪役をやりたい」というのも、「現実では出来ない凄い悪いことをやってみたい」というところもあるからね。



白倉くんは、いかにもインドア派って感じの、おっとりした優しそうな青年です。

今まで、僕が質問した新人達には、彼らがやりたいと思っている役を実際に演じている先輩から、一言、アドバイスを貰ってきました。
辺見重宣をやりたいと言った末森には、重宣役の伊藤さんから、「50年早い」
長谷部亮平をやりたいと言った福永には、亮平役の僕から、「やらせないよ!」

そして、森崎次郎をやりたいと言う白倉くんには、次郎役の遠藤から、この一言。

「50キロ、早い」

重い言葉ですね~

頑張れ、白倉!


「親の顔が見たい」の稽古場での稽古は今日で終了。
明日からは王子の北とぴあに移ります。
そして、明後日はいよいよ、一日限りの東京公演!
皆さま、是非お越し下さい!




| 地方公演::親の顔が見たい | 21:31 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第11弾!
最近ブログアップが翌日になりがちですみません。

姉崎公美です。

いよいよ東京公演本番が近くなったと同時に北海道、九州の地方巡演も近づいて参りました。

ここ数日かけて稽古の後に、皆で取り組んでいるのは…

これからお世話になる演劇鑑賞会、市民劇場の皆様へのご挨拶メッセージボード。

デザインは出演者の似顔絵イラストに致しました。

そして一人一人心を込めてメッセージを書かせて頂きました。

イラストはもちろん『宮本充画伯』です!

ちょっとだけ…お見せしちゃいましょう!





宮本君!

あなたが昴にいてくれてホントに良かった!と思う瞬間です。

今回は特に出来がいいんじゃないの?

と、持ち上げておいて…

さ、今日のカウントダウンは、研修生の『広瀬 和(ひろせ なごみ)』です。


まず質問

①いじめた事、あるいは、いじめられた事はありますか?

小学校の頃、嫌がらせ程度のいじめ、遊びのつもりでやられたもので酷く傷ついた事を今でも覚えています。

中学や高校でも、ひどいいじめはなかったものの、そういう現場を見ることがありました。

過去のことはもう笑って話せますが、

いじめの現場を見ると今でも胸がぎゅっとなります。


②『親の顔が見たい』に出演するとしたら どの役が演りたいですか?

一番やってみたいと思ったのは「戸田菜月」役です。

この事件で、一番近いところで生徒を見ていた第三者の彼女ですが、私は台本を読んで未熟ながらに、彼女の複雑な悲しみと憤りを感じました。

年が近いせいもあるかもしれませんが、一番共感ができました。

中学や高校の時、私がいじめを見て感じたことよりも、もっと大きくどうしようもできない感情を抱えてる「戸田菜月」。

出演できるなら、彼女の気持ちを訴えたいと思いました。



という事で戸田菜月役の落合るみと。





左が落合るみ、右が広瀬 和。

なぜこのショット?

落『スッピンだからダメですぅ~』

姉『お化粧してもあんまり変わらないよ(私はいい意味で言った)』

落『んんーー そんなぁーーー! 』


『んんーー 』の瞬間。

和ちゃん 横向いたときでゴメンネ


③ところで『和(なごみ)』って、どなたが付けたの?

父と母が付けてくれました。

理由や由来は『心穏やかに誰にでも優しく和やかな人に育って欲しい』『和という字は決して悪い意味では使われず、『平和』『和解』『和気あいあい』など、人と人との繋がり、協力を表す文字なので『和』を使ったよ。とのことでした。 こんな素敵な名前を付けてくれた両親に感謝の念は絶えません。



子供の名付けは、親の愛情表現の最初の大きなものですよね。

森崎雅子さんも、深い愛情を持って『志乃』と付けたのでしょうねえ(これ劇中の子供の名前です)

『和』だもの いじめなんかしないよね?

ん?

先日は『ゆうゆ』今日は『なごみ』…


昴にも キラキラネーム世代が…


by姉崎





| 地方公演::親の顔が見たい | 00:49 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第10弾!
宮本充です!

「BLUE」は今日が千秋楽でした。
みんな、お疲れ様!
競い合うように書いていた「BLUE」の公演ブログも終わりだね。
ちょっと寂しいよ。
脇坂さん、本当に御苦労さま。
パクらせてくれて有難う。

さて、「親の顔が見たい」組も北とぴあ公演まで、あと4日となりました。
稽古場での稽古は残り二日。
あっという間だったような…いや、結構濃い稽古でした。
精神的には疲れが出て来ます。
さあ、あとひと踏ん張り!

今日のカウントダウンも新人の登場です。



福永光生。
後ろにいるのは僕です。
彼が「親の顔が見たい」でやりたい役は僕が演じている長谷部亮平だそうで。
ほお~、そうなの。
では僕から一言。
「やらせないよ!」

以下、彼への質問です。

①出身地は?
神奈川県川崎市です。

②いじめた事、あるいは、いじめられた事はありますか?
どちらもあります。
前者は劇中に出てくるような嫌がらせはしていませんでしたが、自分の力を誇示するために同級生に暴力をふるっていました。
後者は、生まれつきの体質がもとで、敬遠されたり馬鹿にされたりしていました。
ですが、当時はいじめている、いじめられているという認識はありませんでした。

③趣味は?
人と話す事。
行ったとのない場所へ行くこと。
歌う事。
踊る事などです。

④特技は?
寿司握り。
ラーメンを作る事。
ざるそばを1枚20秒以内に平らげる事。

⑤役者を目指そうと思ったきっかけは?
高校三年生の中期にある番組がきっかけで声優業に興味を持ち、両親に頼みこんで専門学校に入学しました。

⑥やってみたい作品と役は?
やってみたい作品は畑澤聖悟さんの作品です。
やってみたい役は畑澤さんの作品ではないのですが、シェイクスピアの「空騒ぎ」に登場するボラチョーのような役を演じてみたいです。

⑦亮平をやりたいと思う理由は?
実は5年前に新宿で観客としてこの芝居を見ているのですが、その時は保身を第一に考えているような彼に対する印象はあまり良くありませんでした。
しかし、今回この芝居に携わるに当たって、手段を選ばない節はありますが、保身だけでなく彼なりに家族を守ろうとしている姿に惹かれました。
イジメというのはもちろん良くない事で、それを子供に教えることはとても大切だと思いますが、彼のとった行動も理解出来るし、もし自分が彼の立場ならどうするか、など、色々な事を考えさせられる人物です。

とても真面目な答が…特に②は、ドキッとする告白のようでした。

明日からは、「BLUE」についていた新人たちが、こちらの稽古場にやってきます。
新人たちのカウントダウンはさらに続きます。
お楽しみに!


| 地方公演::親の顔が見たい | 02:00 | comments (x) | trackback (x) |
「親の顔が見たい」第9弾!
昨日、今日は、少し暑さが和らいだようでよかったですね~

しかし…日本はいつからこんな暑い国になったんでしょう…

『親の顔…』森崎雅子役の姉崎公美です。

今日は、ザ・サードステージ『BLUE』のすばる倶楽部カウンターに立ってきました。
とはいっても、13時開演を14時開演と間違えてしまい、ロビー係の集合時間に遅れてしまいました…面目ないm(_ _)m

そして『BLUE』を観て来ました。

期せずして"いじめ"や"差別"が描かれた芝居でした。

たくさんの転換やキッカケがあり、短い期間の稽古で大変だったのではないかしら?
久しぶりに若い人達のサードステージと感じられました。
明日が千秋楽です。
まだご覧でない皆様、どうぞよろしくお願い致します。


さて今日のカウントダウンは…

つい先日までは『BLUE』を、今は『親の顔…』を手伝ってくれている研修生の『舘田悠悠』です。

カウントダウンだけでなく、質問形式も後輩ブログをマネっこする事になりました。

重ねて面目ない…


質問は

①今までいじめた事、またはいじめられた事ありますか?

②『親の顔…』に出演するとしたら、どの役をやってみたいですか?


◆◆

研修生の舘田悠悠です。

①私が生まれ育った富山県は、冬になるとカメムシがたくさん出ました。

身の危険を感じるとものすごい臭いを放つ、あいつです。

東京にはほとんどいないので上京した頃は驚きました。

小学生だった私は、我が家に現れるカメムシ達の羽に修正液で絵を描いて遊ぶのが好きでした。

修正液という高価な物を使って、生き物の背中に絵を描くという事が嬉しかったんだと思います。

今思い出すと、餌食になったカメムシ達は、今まで自由に動いていた自分の手足を突然固められて、どんなに恐ろしかったろうと胸が痛みます。

当時は夢中でしたが、あれは最初の弱いものいじめだったのかもしれません。


②性別が変わりますが、新聞配達の雇われ店長をやりたいです。

彼はどんな人生を送ってきたんだろう?

涙を流しながら芝居する先輩方の姿に毎稽古、心を動かされます。

こんな稽古場にいられる事に本当に感謝しています。

明日もプロンプがんばります!

舘田悠悠

◆◆



演ってみたい役、新聞配達店・店長の永井誠と一緒に。

右がいい人代表、永井誠、左が舘田悠悠です。念のため。


カメムシ ですか…

カメムシというものがとても臭いという話は聞いた事はありますが… 私はその臭いを知りません。

目の前にカメムシが歩いていても、それとは分からないでしょう(笑)。

生まれも育ちも東京なので、下町ではありますが、子供の頃も家の近くに田畑は ほとんどありませんでした。

駅前に新しい大型スーパーができると、小学生はその中のエスカレーターで遊んでいました。

昴の演劇学校のころ、ある演出家が『都会で育った人は、四季によって自然やまわりの景色が変わる事、それによって感じる空気が変わるという事をあまり知らない。だから、例えば…舞台上にいる自分の目の前に一人の人物が登場する→見える景色が変わる→自分を取り巻く空気が変わる…ということを感じニクイ』と言ったのです。

私はとてもそれに反発を感じましたが(都会育ちなので(笑))

どうですかね?

まわりが(景色が)変わる事によって、自分が変えられると感じる機会は少ないのかなぁ…

田畑を含めて、自然の力は大きいですから。

話は少し違いますが、昴の役者は『お百姓さん』を演じる事があまり上手ではないと言われる事があります。

『土』と共に生きている人達といいますか…

舘田悠悠の卒業公演を観たとき、華やかな雰囲気を持っている人だなと思いました。

『華やかで都会的な もの』と『土と共に生きている人達』の両方が演じられる役者になって下さいね。

それが、いじめた(と思っている)カメムシへの一番の供養になることでしょう…

因みに『たてだ ゆうゆ』、本名です。


by姉崎



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「親の顔が見たい」第8弾!
皆様こんにちは

姉崎公美です。

『親の顔…』の稽古は順調に続いております…

昨日7日は今回の稽古に入って、初めての『通し』でした。

久しぶりの『通し』が終わると誰とは申しませんが、あちらこちらから『疲れた…』の声が…

同じ長さの稽古時間でも、一場ごとに区切って稽古してたので、一時間40分…決して長い作品ではありませんが、『精神的持久力』が必要だったんだわ、この芝居…と、思い出しました(汗)

私といえば『親の顔…』の稽古の前に、外部劇団の稽古があり(疲れたのはそのせいか?)、そちらで金尾哲夫先輩に会う事になっておりました。

なので…




金尾さんにカウントダウンをお願いしました。

ついでに私も一緒に…

左が金尾哲夫先輩、右が姉崎です、念のため。



金尾さんは、今回初参加の伊藤さんと演劇学校の同期です。

長い付き合いの同期の桜?

金尾さん、伊藤さんの事、教えて下さい!


◆◆

『伊藤氏の人となり』  金尾哲夫

この人いい人、穏やかな人、懐の深い人、知性溢れる人、頼れる人、根拠の無い自信家、云々・・・・・でも、遅~~~いっ!

食うのも,喋るのも、動くのも、遅~~~いっ!

もったり食う!ゆったり喋る!

<動く>に関しては、エピソード。

『アルジャーノンに花束を』で、彼には早変わり(衣装を急いで着替える)の場面があった。
彼は自分一人では間に合わないと思い、後輩に衣装の着換えの手伝いも依頼していた。
本番でその早変わりの現場を見た。

遅~~~いっ!
どうしても急いでいるようには見えない。
ゆったり衣装替えをしている。
でも本人曰く、「あ~、い~そ~が~し~い~!あ~、い~そ~が~し~い~!」。

喋りも、遅~~~いっ!

いい加減にしろ!
私だったら、手伝いなしで、半分の時間で着換えを達成できる!

この人、愛称は<じいじ>だ。

納得してやまない。

こんなツッコミ入れられるのも、彼は私の同期だからかな。

愛してるよーーーっ、<じいーじっ>!

◆◆

出たっ『じいじ伊藤』

同期って不思議な関係ですね。

無償の愛というか… 最大の仲間であり、最大のライバルでもあり… 常に心配で、気になる存在です。

伊藤さん、金尾さんの同期の先輩方も一人、また一人といなくなりちょっと寂しい昨今ですが、彼等は専攻科1年生という研究生の時に 昴の前身である劇団が分裂し、今日まで昴を支えて来た大きな柱の方達ですね。


金尾さんは11月本公演『ラインの監視』に出演です。

今日は確かサードステージ『BLUE』のすばる倶楽部カウンターに立っていたはず。


8月14日『親の顔が見たい』北とぴあ公演。

こちらの倶楽部カウンターにも金尾さん出没です!

全国の金尾ファンの皆様!

『親の顔が見たい』

に金尾さんの顔を見に来て下さい!

by姉崎





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