ヴェニスの商人とは?
東京は雨や寒気でまた寒く。そんな天候に左右されてか、気持ちはナイーブ…
それでも元気に『ヴェニスの商人』の稽古はやってますよー。

場面によってはコミカルに楽しんで、シリアスな場面では固唾を飲む…
このギャップがまたこの作品の魅力のひとつなんですね。

で。

今回は、『ヴェニスの商人』の豆知識のコーナー!!
ドンドンパフパフ音符

えーっ、もし、間違いがありましたら、
後日、改めて訂正する次第で(笑)

では、参りましょー

『ヴェニスの商人』
ウィリアム・シェイクスピアの作品は、主に史劇、悲劇、喜劇などに分類されていますが、今作品は「喜劇」。

年代は、1594年から1597年の間に書かれたとされています。

ストーリーの要点を以下に挙げてみました。

・金、銀、鉛の箱選び
・指輪の紛失事件
・胸の肉一ポンドの裁判
・人種の垣根を越えて駆け落ち

ひとつの作品にこれだけ多くのドラマが盛り込まれています。

これには土台となる作品があるそうで、例を挙げると、ひとつは中世イタリアのデカメロン調の物語集『イル・ペコローネ(愚者)』1378年、作セル・ジョバンニと言われていますが、その中の一編で人肉裁判と指輪の部分の原話。他に短編集『ゲスタ・ローマーノールム』で箱選びの部分の原話が、また、『モルタ島のユダヤ人』1592年、作クリストファー・マーロウでは、ロレンゾーとジェシカの駆け落ちの場面を彷彿とさせるところがあるそうで。

シェイクスピアは、これらの作品から影響を受けたと諸説ありますが、『ヴェニスの商人』というひとつの戯曲へ昇華させたのですね。

作中、これだけ多くの事件が起こり、登場人物たちは互いに影響を受けながら舞台は進行していきます。
だから、『ヴェニスの商人』は、その物語の幅広さから、いまでも愛される戯曲のひとつとなっているのでしょう。

また、2004年には映画化もされました。
「ヴェニスの商人」(2004年):マイケル・ラドフォード監督、アル・パチーノ出演。
です。
私、大島、三回連続で観てしまいました、当時。
よどみのない場面場面の繋がりに時を忘れて観てしまった、本当に好きな映画です。
観劇前に予習してみて、舞台と、映画の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか(笑)?



そして、本番までちょうど1ヶ月を切りました!

特に週末は、満席の日が出てまいりましたので御予約はお早めに!!
出演者一同、Pit昴にて心よりお待ち申し上げております!!!

次回からは、他の出演者からもブログをアップしますので、是非、お楽しみに(笑)!!

大島大次郎

| 稽古場日記::ヴェニスの商人 | 13:08 | comments (x) | trackback (x) |

  
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