第7話 若手三人衆
ギャルビン宮本です。

さて、



駆け出し弁護士修行企画『出演者に尋問!』



本日は、前回の初舞台組に続き、劇団の若手3名を召喚しましょう。

グルーバー医師役の吉澤恒多くん、
葬儀社社員ティッピー役の矢﨑和哉くん、
保険会社担当官アリート役の桑原良太くん、

出廷してください。


(※左から桑原、矢﨑、吉澤)

ギャルビン宮本
「ところで3人はそれぞれ、一本目の本公演出演は何だったっけ?」

グルーバー吉澤
「僕は『クリスマス・キャロル』でした。」

ティッピー矢﨑
「僕は『リア王』が初舞台です。」

アリート桑原
「僕は一昨年の『ヴェニスの商人』です。」

ギャルビン宮本
「お、3人中2人がシェイクスピアでデビューか。最近では珍しいかも。シェイクスピアでデビューってことは、いわゆる“本格派”なのかもしれないよ。
…と、僕もデビューはシェイクスピアだったから言うんだけど(笑)」

グルーバー吉澤
ぼ、ぼくも初めてセリフのある役をもらったのはシェイクスピアの『リア王』なので、一応“本格派”かと…(笑)

ギャルビン宮本
まぁそれはさておき、翻訳劇という点は『キャロル』も『シェイクスピア』も共通だね。しかもどちらも古典文学。
一方、今回の『評決』は現代劇。“社会派劇”と言われるジャンルに入ると思うんだけど…皆それぞれ どんな意気込みで臨んでる?」

グルーバー吉澤
「昨年春のpage2公演『ふくろう』、今夏のサードステージ『無頼の女房』と2作続けて大先輩の北村総一朗さんの演出を受けて、とても勉強になりました。その成果を少しでもお見せ出来ればと思って、毎日試行錯誤しながら取り組んでいます。
役の上でも、主人公ギャルビンを動かす重要な役の一人なので、その役割を果たしたいです。」

ティッピー矢﨑
「僕も同じ2作品で総一朗さんから多くの事を学ばせて頂きました。
今回は、登場人物の中で数少ない“中流の庶民”の役で、しかも劇の冒頭と法廷シーンの最後が出番なので…緊張しそうですが しっかり務めたいと思っています。」

アリート桑原
「僕は今年 外部の公演に4本出演させていただいて、とても良い勉強になったのですが…
今回のアリート役は そのどれとも全く違う役で、戸惑いもありますが色々模索しながら稽古しています。」

ギャルビン宮本
「なるほどなるほど。多かれ少なかれ、みんなきっと試行錯誤中なんだろうと思う。僕ももちろんそう。稽古はその連続だよ。
そしてみんなは、若手の俳優としても試行錯誤中なんだよね。劇団に入って1年目2年目は、雑用から何から駆り出されてる内にあっという間に過ぎ去るけれど、その先が、本当の意味での修行なのかもしれない。
ただ、“試行錯誤”が苦にならないうちは、いつでも成長って出来るものだと思うんだ。
今、稽古場が前向きな雰囲気なのは、きっと演出家も含めて 日々少しずつ成長していることを実感出来ているからかも。“試行錯誤”を恐れず、前向きに、お互いに成長していこう!」

吉澤・矢﨑・桑原
異議なし!



~~~~~



写真でご覧の通り、見るからに個性的な3人の若手。それぞれに、自分を磨いていってほしいもの。

僕の、一流弁護士への道も…
進んでるのかどうだかわかんないけど、


とりあえず“向き”は、前向き


     ~つづく~
| 稽古場日記::評決 | 19:15 | comments (x) | trackback (x) |

  
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