波に揺られて:ノアの方舟のお話

こんにちは、本日ブログを担当致しますは
『プカプカ漂流記』聖書係熊下役
Aチームの広瀬和です!よろしくお願いいたします。



初日まであと約2週!
2ヶ月前から始まった稽古もあっという間に時が過ぎて、まるで波に流されていくようです。




さて、本日は自分の役にちなんで聖書のお話をしようかと思います。
聖書の話なんて、堅苦しい、難しそうと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、宗教的観点からちょっと離れてみると、言わば最古の世界的ベストセラーと言っても過言じゃないほど、聞いたことのある逸話や物語が詰まっています✨


その中から1つ。
ユダヤ教の経典として生まれ、キリスト教の元となった旧約聖書に、『ノアの方舟』という有名なお話があります。


かつてこの世が、堕落した人間達で溢れてしまった折、神様は肉体を持つものを作った事を後悔し、洪水によって全てを洗い流そうと決断しました。

その時神様は、信心深いノアという老人に
「これから7日後、私はこの地を清めるために水を降らせ洪水を起こす。あなたは私が言ったとおりの方舟を作り、あなたと、あなたの家族、そして動物達を1つがいずつ乗せなさい」
と神託を与えました。

ノアは言われた通りの形、素材、作り方で舟を作り、自分と、自分の家族、そして動物達を1つがいずつ乗せました。

神託が下ってから7日後、神様の言った通り、天から水が滝のように降りはじめました。
その水の勢いは留まることなく、40日40夜降り続け、陸地を覆い地上の生物を滅ぼし尽くしてしまうほどの大洪水となりました。

ノアと、家族たち、そして動物たちは、洪水が終わり水が引くのを方舟の中でじっと待ちました。
洪水が止んでもしばらく水が引かず、150日もの間方舟の中で『漂流』を続けるしかありませんでした。
波に揺られた方舟がようやく止まったのは、アララト山の山頂でした。

舟が止まってから40日後、ノアは鴉と鳩を1羽ずつを放ち、外の様子を知ろうとしました。
鴉も鳩も、止まるところがなかったためにすぐに方舟に帰ってきました。
ノアはその後7日おきに鳩を放ち、外の様子を伺い、2度目に鳩が舟に戻らなかったことで、水が引いたのを知りました。

こうしてノアとその家族たちは、新しい世界で、新しい生活を始めることになるのです。


今回の『プカプカ漂流記』では、オッチャン先生という拠り所に集まり、世間の目に晒されながらもオッチャン先生を信じて、逃げ続ける女性たちが描かれます。





彼女たちも、いつか波が静まり、水が引いて、オッチャン先生と再会することを心待ちにしています。

『ドレミの方舟』の漂流の辿り着く果てを、どうか劇場にてご覧いただけますように。


聖書係熊下役、広瀬和でした。

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 10:09 | comments (x) | trackback (x) |

  
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