2025,05,24, Saturday
結城清美を演じます、賀原美空(がはら みく)です。
人生初の「看護婦」役です。
普段、時の流れが人より遅い私ですが、舞台上では100倍のスピードで動いております。
シゴデキ女の視界体験のような日々です。
心なしか、賀原も仕事ができるようになった気分になります。(気のせいです泣)
“結城清美”を演じるにあたり、初めに疑問を持ったのは「看護婦」と「看護師」の違いでした。
昔は女性看護師のことを「看護婦」、男性看護師のことを「看護士」と呼ぶことが一般的だったそうです。
2001年の法改正で「保健婦助産婦看護婦法」から「保健師助産師看護師法」に名称が変更されたことにより、翌年2002年に男女ともに「看護師」と統一されるようになったそうです。
私は2002年生まれなので、人生でお世話になったのは「看護師」さんでした。
私が人生で強く印象に残っている、看護師さんとのエピソードをお話ししたいと思います。
一昨年の夏でした。病院での診察後、待機中に視界がぼやけ始め、これはダメだと思い「意識が遠のいているのですが…。」と申告しました。
その後、看護師さんに連れられベッドに寝かせられました。
私は人生で一度も気を失ったことがなく、初めての経験に焦っていたのですが、看護師さんのあまりの落ち着きと、包容力のある対応に、「なんだか、心配してもらえるって幸せだなぁ〜」とすぐに呑気な気分になってしまったことを覚えています。
あれほどの安心感は人生で二度と感じたことがありません。
強く優しい瞳で、淡々と仕事をこなしながら私に優しく話しかけてくれた姿、あまりにも素敵でした。
結局、気を失いそうになったのは酷い低血圧のせいだったようで、『よくベッドまで歩いてこれたね…!』と看護師さんに驚かれました。
なんだか褒められた気分になり、嬉しかったです。嬉しくなっている場合ではないのですが、喜んでしまうくらい、包容力のある素敵な看護師さんだったのです。
今回のお芝居では、その経験にとても助けられています。
私には想像できないほど沢山の命と向き合い、その灯火を消さないために戦い続けてきたであろう看護師さん。
あの日感じた、美しく逞しい精神力は、今でも私の心に、確かに刻まれています。
私もいつか、あの日の看護師さんのように在りたいと思います。
一生かけても足りないかもしれませんが…望みは高く…!笑
初の看護婦役に加え、もう一つの人生初があります
それは、長崎のお話に携わること…!
長崎に行ったことがなかった私…。
ということで、この度、長崎に一人旅に行ってきました!!
作中に「長崎は坂の街」というセリフがあるのですが、まさに…、まさに坂の街でした…!!
歩くの好きだから大丈夫と、飛行機に持ち込めるギリギリ7キロの荷物を背負ったまま、10時間ほど歩きました…。長崎の坂を舐めておりました…笑
晴れでよかったぁぁあああ!!!!
浦上天主堂

旧浦上天主堂の遺壁

山王神社の一本柱鳥居

爆心地公園の青い空

長崎駅のちゃんぽん

道端の猫さん

本当に綺麗な街でした。
そして綺麗な空でした。
穏やかな空気でした。
猫も、気分がよさそうでした。
それがきっと、今のフツー。
いつまでも、そうあってほしいです。
フツーを守りたい。
賀原美空
人生初の「看護婦」役です。
普段、時の流れが人より遅い私ですが、舞台上では100倍のスピードで動いております。
シゴデキ女の視界体験のような日々です。
心なしか、賀原も仕事ができるようになった気分になります。(気のせいです泣)
“結城清美”を演じるにあたり、初めに疑問を持ったのは「看護婦」と「看護師」の違いでした。
昔は女性看護師のことを「看護婦」、男性看護師のことを「看護士」と呼ぶことが一般的だったそうです。
2001年の法改正で「保健婦助産婦看護婦法」から「保健師助産師看護師法」に名称が変更されたことにより、翌年2002年に男女ともに「看護師」と統一されるようになったそうです。
私は2002年生まれなので、人生でお世話になったのは「看護師」さんでした。
私が人生で強く印象に残っている、看護師さんとのエピソードをお話ししたいと思います。
一昨年の夏でした。病院での診察後、待機中に視界がぼやけ始め、これはダメだと思い「意識が遠のいているのですが…。」と申告しました。
その後、看護師さんに連れられベッドに寝かせられました。
私は人生で一度も気を失ったことがなく、初めての経験に焦っていたのですが、看護師さんのあまりの落ち着きと、包容力のある対応に、「なんだか、心配してもらえるって幸せだなぁ〜」とすぐに呑気な気分になってしまったことを覚えています。
あれほどの安心感は人生で二度と感じたことがありません。
強く優しい瞳で、淡々と仕事をこなしながら私に優しく話しかけてくれた姿、あまりにも素敵でした。
結局、気を失いそうになったのは酷い低血圧のせいだったようで、『よくベッドまで歩いてこれたね…!』と看護師さんに驚かれました。
なんだか褒められた気分になり、嬉しかったです。嬉しくなっている場合ではないのですが、喜んでしまうくらい、包容力のある素敵な看護師さんだったのです。
今回のお芝居では、その経験にとても助けられています。
私には想像できないほど沢山の命と向き合い、その灯火を消さないために戦い続けてきたであろう看護師さん。
あの日感じた、美しく逞しい精神力は、今でも私の心に、確かに刻まれています。
私もいつか、あの日の看護師さんのように在りたいと思います。
一生かけても足りないかもしれませんが…望みは高く…!笑
初の看護婦役に加え、もう一つの人生初があります
それは、長崎のお話に携わること…!
長崎に行ったことがなかった私…。
ということで、この度、長崎に一人旅に行ってきました!!
作中に「長崎は坂の街」というセリフがあるのですが、まさに…、まさに坂の街でした…!!
歩くの好きだから大丈夫と、飛行機に持ち込めるギリギリ7キロの荷物を背負ったまま、10時間ほど歩きました…。長崎の坂を舐めておりました…笑
晴れでよかったぁぁあああ!!!!
浦上天主堂

旧浦上天主堂の遺壁

山王神社の一本柱鳥居

爆心地公園の青い空

長崎駅のちゃんぽん

道端の猫さん

本当に綺麗な街でした。
そして綺麗な空でした。
穏やかな空気でした。
猫も、気分がよさそうでした。
それがきっと、今のフツー。
いつまでも、そうあってほしいです。
フツーを守りたい。
賀原美空
| 稽古場日記 | 10:48 | comments (x) | trackback (x) |
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