「ブーケ」 宮本充
突然ですが、永井誠は、ロマンチックな男です。
「親の顔が見たい」では、金髪に無精髭の、非常に怪しい風貌の役。
そうでなくても、日頃から、ロマンチックなどという言葉とは縁のない、どちらかと言うと、硬派な人物でが、実は、心優しく、正義感に溢れ、そして、とてもロマンチックな男なのです。

演劇観賞会、市民劇場の例会の舞台では、終演後のカーテンコールの際、客席の会員の皆さんから、プレゼントを頂きます。
その土地の名産品だったり、手作りの品物だったり、お酒だったり。
でも一番多いのは、やはり、お花。
食べ物や、お酒は、皆で、美味しく頂けますし、手作りの品は、自宅に持ち帰り、思い出の品となるのですが、お花は、頂いた瞬間から、枯れゆく運命。
楽屋やホテルの部屋に飾っても、数日後には手放さなくてはなりません。

しかし、2年前の静岡ブロック統一例会の旅の時に、移動の際の駅のホームで、電車を待っている永井が、とても小さな花束を持っているのを見かけたのです。
「僕、頂いた花を、次の町に移動する時、水切りして、また花束に作り直して持って行くんです。
で、次の会場で頂いた花と一緒にするんです。
枯れた花は、新しい花と交換して、次の町に移動する時に、また水切りして。
そうして、どんどん短くなって、こうやって、ブーケみたいになっちゃうんですよ。ハハハハハ…」
と、永井は照れくさそうに笑いました。

早速、僕も真似をすることに。
そして、静岡の旅の最中に出来上がったのが、このブーケ風花束。



一昨年、静岡のホテルの部屋で撮った写真ですが、気に入って、しばらくの間、携帯電話の待ち受け画面にしていました。

今回の旅でも作るつもりです。



滞在中のホテルの部屋にて。

岡山市の舞台も,いよいよ明日で最後。
明後日は松江に向かいます。
この花達は、明後日の朝、水切りをされ、セロハンにくるまれ、リボンで結ばれ、山を越えて、日本海へと旅立ちます。
(ん~、この文も、ややロマンチック?)


| 地方公演::親の顔が見たい | 23:57 | comments (x) | trackback (x) |
ウォーミングアップ  林佳代子
今日は12時半開演。
いつものマチネ公演より少し早めです。

開演前、それぞれのやり方でウォーミングアップをします。
この旅では、スタッフ、キャスト皆でラジオ体操をします。
音響さんが音楽を出してくれるのですが、この体操がなかなか気持ちよいのです!



一人座っている人がいますが、NHKと同様、腰掛けたままのやり方の人もいます。

さて、同期の宮本君が体操をしていたので、激写してみました。



演劇学校時代から、身体が固く、今日もやはりボキボキ、パラパラと音がしそうでした。
ちょっと苦しそうです。

林佳代子





| 地方公演::親の顔が見たい | 19:11 | comments (x) | trackback (x) |
岡山より 西本裕行
ブログ初挑戦の西本裕行です。

8月3日迄、中国地方1ヶ月の旅役者生活です。

今回の『親の顔が見たい』は想像以上に受けが良く、暖かい拍手のうちに終わって居ります。

今日は功なり、名遂げ、生まれ故郷岡山に帰っておられる内田稔氏が舞台を見に来てくれ旧交を暖めました。



共に昭和2年生まれ、86歳の老爺です。

色んな話をしているうちに、立派に育った後輩に総てを託し西本君もそろそろ…と言外にいわれてる様な気がしました。

事実、今年に入って老いを自覚するようになりました。

これが最後かなと思いながら舞台に立っています。

有終の美を飾べく、頑張ります。


西本裕行

| 地方公演::親の顔が見たい | 20:59 | comments (x) | trackback (x) |
時間
今回巡演に参加させていただいてます三輪学です。

劇団の俳優からは私と、

江﨑泰介がスタッフとして参加させていただいております。

写真はその江﨑くんが舞台セットの時計の時刻を合わせているところです。



毎公演毎公演、江﨑くんが開演時間に合わせて

時間を計算して時刻を調整しています。

何を計算しているかと申しますと、

開演時間にちょうどこの時計が

7時ちょっと前になるように逆算しているのです。

お芝居が始まると、

午後7時に学校に集まるようにと伝えられた

『親』たちが一人、また一人と舞台上に現れます。

そこから時計の進み1分1秒と

まったく同じスピードでお芝居は進行していくのです。

そのための大切な時間合わせです。

開場した後ではもう時計の針は動かせませんからね。

会員の皆さんが客席に入り、席に座り、

開演を待つ間も時計はすでに動いているわけです。

そう、皆さんも舞台上の登場人物たちと

まったく同じ1分1秒を体感しているのです。

これがこの『親の顔が見たい』というお芝居の

見所のひとつだと私は思っています。

お芝居によっては、シーンの切り替えで

時間や日にちが進んだり戻ったり、

同じ10分でもお芝居の中では

それが数時間の出来事であったり…

演劇にはさまざまな時間の流れ方があります。

この『親の顔が見たい』では是非

《リアルタイムで進行する》

演劇をお楽いただけたらと思っています。

| 地方公演::親の顔が見たい | 21:06 | comments (x) | trackback (x) |
7月9日(火) 金房求



岡山駅では大歓迎で迎えて下さいました!

さて岡山です。

日本三名園の一つ後楽園。
園中央の井田では、夏の風物詩「観蓮節」が二日前にあったとの事。



古代ハス「大賀ハス」の群生が夏の訪れを知らせてる様―清楚な中に凛とした強さがあり、悠久の歴史を感じさせる大輪の花である。
私の好きな花の一つ。

余談だが、故大賀博士は千葉の弥生時代の地層から種子を発見、開花させたものですから、テッキリ千葉県の方だと。
しかし本当は地元岡山出身だったんですな。勘違い。(実は私、千葉県出身なもので大変、失礼。)

そして、地元在住の内田稔氏に(「チャリクロ」で大変お世話になりました)お逢い出来るのも楽しみの一つ!
今回は、校長役の金房でした。
| 地方公演::親の顔が見たい | 21:13 | comments (x) | trackback (x) |
児島に到着。 大坂史子
東京を出発して既に6日。
今日は岡山入りして初めての移動となりました。
生まれて初めて見る瀬戸内海…美しいですダイヤダイヤ
お天気が良くて本当に良かった!

旅の景色・その土地土地の空気は、ともすればホテルの部屋・会場となる会館にこもりがちの私たちに、大きな力をくれます。

が、長い旅公演を乗り切り、良い舞台をお届けする為に何より大切な事…それは健康管理です。

常日頃の不規則で自堕落な生活を改め、偏りがちな栄養を会員の皆様からの心のこもったお通しで整え…旅公演中は普段の三倍くらい、確実に健康になっているような気がします。

しかし…私、大坂には旅先において、重大かつ深刻な悩みがあります。

それはベッド。

実は私、遡る事ウン十年前の高校生の頃から慢性的に腰が弱く、ギックリ腰経験もしばしば。重度の時には全く動けなくなってしまう程なのですZzz
普段は昔ながらのせんべい布団を愛用しているのですが、ホテルではそういうワケにはいきません。

腰痛持ちの方ならばきっと共感していただけると思いますが、ベッドの腰部分が沈む感じが良くないのですね…しくしく

最近では腰の沈みを軽減するマットなどを貸し出してくれる所もあるので、フロントの方に聞いてみました。
残念ながらそういったサービスはしていなかったのですが、思いもよらない裏ワザで素晴らしい対処をしてくれたのです!


マットレスの上に段ボールを敷く。


そう、段ボール。



写真をご覧になっていただければ一目瞭然ですが、何の変哲もない段ボールを敷くだけ。
なのに、マットレスが沈まず、かつ弾力性も生まれ、その上重ねる事で好みの硬さに調節も出来る…目からウロコの方法でしたにかっ

ホテルの方曰わく、私と同じ悩みを抱える人は沢山いらっしゃるそうで…ぎょーん

これまでの4公演、無事に乗り切る事が出来たのはキミ達のお陰だオッケー
ありがとう!段ボールさん達!

腰にバクダンを抱えてしまった腰痛同盟のあなた!
ご旅行、出張の折りには是非段ボールをお試しあれにぱっ

| 地方公演::親の顔が見たい | 20:10 | comments (x) | trackback (x) |
『たなばた!たましま!』 永井誠
倉敷入りしてはや5日目。

若かりし高校三年時の修学旅行以来、実に28年ぶりの倉敷ですが(歳がバレますね)、大人になって訪れてみると、 歴史ある町並みといい、美術館等の文化施設の充実ぶりといい……なんと素晴らしいっ!
ここ数日は梅雨の谷間で気温は高いはずなのですが、倉敷川のせせらぎのお陰ではるかに涼しく感じます。
週末、七夕…そぞろ歩くカップルの多いこと!若いっていいなあ~。。

さてさて、本日は、
同じ倉敷市内の玉島文化センターに場所を移しての公演。

玉島は かの『良寛和尚』が修行した円通寺があることで有名です。
良寛さま…。とんちが得意な、…ではありませんヨ!
ざっくりいえば苦学苦行の末、人々に分かりやすく仏の教えを説き、民衆に愛された人物です。

…なあんて、僕も先程お寺に赴いて、案内板を読んで思い出したばかりですが。
う~ん、子供のころ伝記で読んで読書感想文まで書いたはずなのになあ~40年前だもんなあ~。
スポンジの如くなんでも記憶出来たあの頃に戻りたい。。

ところで、
旅公演では当日の朝から舞台装置等の仕込みに取り掛かって夜に公演というパターンが多いのですが、本日玉島での公演は、朝仕込みの開演は少々早めで、夕方15時開演。
少しは慌ただしくなるかと思いきや、我が優秀なるスタッフチームは余裕綽々、まるで良寛さまのような穏やかさで(!?)いつも通りにばっちり準備万端です。

てなわけで、
『親の顔』の旅に 今回初参加の外部スタッフをご紹介。



写真左が照明部の清野茜さん、右が舞監助手の富川真子さん。
二人共とっっても若くてフットワークの軽いハツラツとした仕事ぶり。

オフタイムも元気ハツラツ、倉敷川で舟!
うーむ…夏休みで観光に来てる女子大生に見えなくもない。

いいなあ~若いって。。

以上
“役の上では”一番若い永井誠でした。
| 地方公演::親の顔が見たい | 18:06 | comments (x) | trackback (x) |
『倉敷芸文館公演ラスト!』  市川奈央子
早いものです。
倉敷芸文館ホールでの『親の顔が見たい』も、最終公演を迎えました!

運営担当サークルさんの皆さんの大きなお力で良い舞台になったと、感謝の気持ちでいっぱいです!




写真は、本番前の準備中の出演者です。
ストレッチをしたり、発声練習をしたり、演技の確認をしたり、と、舞台の上は結構賑やかです。

本番前なので、いろいろ事情があり(女性は特に・・・)、あまりアップには致しません(笑)


さて、いつも思う事ですが、生の舞台は、ご覧頂いている皆様の呼吸や反応を直接感じられ、私達も日々新たな発見が出来るので、より一層舞台で役が生きてくる感じがします!

本当に最高ですっ!



今日も明日も、日々新鮮な気持ちで、会員の皆様方と一緒に素敵な舞台を作り上げたいと思います。
頑張りますっ!

| 地方公演::親の顔が見たい | 15:00 | comments (x) | trackback (x) |
焼けた壁板 遠藤純一
皆様!ご無沙汰しております。

森崎次郎役の遠藤純一です。

倉敷入りして今日は3日目。

美観地区と呼ばれる場所を散策していて、建物のいくつかに共通する特徴を見つけました。

壁が…

焼けているんです。



もちろん、普通の壁の建物もいっぱいあるのですが…

何か理由があるはず!と思い、調べてみました。

これ、焼き杉板というものなんですね。

杉の板を焼いて、炭化させることで腐りにくく、耐久性をうんと高める事ができ、雨風から家を守ってくれるとか。
そして防虫および防カビ効果、さらに万が一の火災発生時も板が燃えにくくなるそうです。

焼ける前に焼く!

すごい発想だと思います。

そのままの杉よりも焼きをいれる事で、耐用年数が60年ぐらいに跳ね上がるそうです。

先人たちの知恵だったんですね!

倉敷はそんな歴史の積み重ねを感じる素敵な街です。


遠藤 純一
| 地方公演::親の顔が見たい | 21:41 | comments (x) | trackback (x) |
倉敷 初日 佐藤しのぶ
倉敷は、雨があがった途端蒸し暑い夏日に変わりました太陽


『親の顔が見たい』八島操役で参加する事になりました、佐藤しのぶです。
今回の旅の初日、倉敷市芸文館にやって参りました!
楽屋入りすると、会員の皆様の心尽しの、盛り沢山のお通し(楽屋弁当)が…
季節がらナマモノではなく火を通して下さったり、御気遣い本当にありがとうございます。



しっかり頂いて、無事に初日を務めなくては…。
でも、食べ過ぎには気を付けないとね、ウフッ肉


| 地方公演::親の顔が見たい | 18:52 | comments (x) | trackback (x) |

  
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