たくさんの平和が天から訪れますように
みなさんは「The ガジラ」という劇団をご存知でしょうか。そこの看板俳優千葉哲也さんが、今回の演出家です。
数十年前?よく観に行きました。
千葉さんの鬼気迫る演技にドキドキ、ザワザワでした。
だから湯屋ちゃんも言ってたけど「怖い」「近寄り難い」と思っていました。
その千葉さんがニコニコして、丁寧語でお話しなさる、まさしくギャップ萌え!です。


※撮影時のみマスクを外しています。


毎日の稽古、見ていると、役者がどんどん変化していくのがわかり、楽しくて仕方がありませんでした。
千葉さん、演出助手の三上陽永さん、心から感謝します。
今後とも宜しくお付き合いいただきたいです。

さて、幕が開き5日が経ちました。
日々、座組みのみんなが愛おしく思われます。

劇中「マクベス」でガートルードが弾くラフマニノフの「鐘」ですが、和音に無い保続音が使われていて、それが鐘の音を連想させ「鐘」と名付けられたのでは無いか?との説があります。
この曲は、音響の藤原美保子さんとガートルード役の磯辺万沙子さんが相談して決めたそうです。
戦いが続く世界への警鐘かもしれませんね。

アイビィが語るヘブライ語のセリフ「たくさんの平和が天から訪れますように」と願いつつ頑張ります。

私個人は、パーティーで3人のお友達(関泰子、脇坂晴菜、望月真理子)と話すシーンが好きで楽しんでます。笑



舞台写真撮影=梅原渉

     ジョスリン竹村叔子
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 20:05 | comments (x) | trackback (x) |
幕開け
ビクビクしていた稽古初日…。
演出の千葉さん…怖かったらどうしよう…。だって顔が怖いし…。あの顔で怒られたら私、撃沈すること間違いなし…。

…と、考える間もなく怒涛の勢いで稽古は進んだ!
アイデアの宝石箱のような千葉さんからは次から次へとアイデアが!!
実際に演じてみてくれたり、私達は一気に千葉ワールドへ。




舞台が久々すぎてオタオタしてる私をみんなが引っ張り上げてくれる。
もう感謝しかない!

もう何年も観客席側だった私、舞台からはどんな景色が見えるんだろう。





我ら少数、2週間の航海の旅の始まりです!!

フローラ役、湯屋敦子
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 00:49 | comments (x) | trackback (x) |
舞台監督さん
かつて、昴のYOSHIKI(X JAPAN)と呼ばれた男・・・  ※敬称略




かつて、昴の役所広司と呼ばれた男・・・  ※敬称略





そう、彼は『WE HAPPY FEW』の舞台監督、三輪学さんです。
私、レジ役の中西陽介がご紹介いたします。


実は、三輪さんは劇団昴の俳優の一人です。
彼は昴に入団する前から自分の劇団を率いて活動していたため、役者としてだけではなく道具作り、舞台監督の仕事やPC作業など、マルチな才能を持っています。

噂によると、大学も演劇で入ったとか・・・

三輪さんと私は期が近いので、新人の頃一緒にスタッフとして『クリスマス・キャロル』など、昴の公演に参加したこともあります。その頃はとても初々しかったですが、今や貫禄さえあります。

日々、舞台監督として稽古を支え、また若手への指導も怠りません。


笑顔がステキな舞監さん!



『WE HAPPY FEW』は劇団のお話。稽古を続けてチームとしての一体感も出てきました。劇団の中の劇団という感じです。

そして、最終稽古を終え、いよいよ舞台稽古へというわけですが、
最後の稽古でも演出の千葉さんの新たなアイデアがどんどん追加で盛り込まれ、作品はまだまだ進化し続けています。


稽古終了後には、5月生まれの出演者のささやかなお祝いです!
5月生まれ多いな・・・ 

HAPPY BIRTHDAY !!



チケットですが、おかげさまで完売の日が多くなっておりますが、若干お席が残っている日もございますので、昴チケットコール(03-6907-8415)までお問い合わせください。
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 23:33 | comments (x) | trackback (x) |
ドイツからの難民です。
アルテミス・プレイヤーズ
劇団付きの音楽家、ガートルード・ローゼンバーム役の磯辺万沙子です。

私の役は、ドイツから息子(ヨーゼフ)と2人逃げてきたユダヤ人難民。
英語はわからないので、息子に通訳してもらっています。
母親です。
ドイツから、命からがら逃げてきたのも、ひとえに息子のためだったでしょう。

ユダヤ人です!
25年前に、アーサー・ミラー作『プレイング・フォア・タイム』という、アウシュビッツに入れられたユダヤ人たちの芝居を上演しました。
ムーブメントで参加していただいた、イラン・レイシェルさんにも、そして全国でアウシュヴィッツ強制収容所の犠牲者らの遺品や写真を展示する「心に刻むアウシュビッツ展」を主催していた青木進々さんからも、ユダヤ人を演ずる私たちに、迫害の中で、決して失うことがなかった誇りと立ち向かう勇気を持ち続けた民族の尊厳を忘れるなと、言われました。
その言葉を思い出します。

この芝居の中で、ヘブライ語で祈りを唱えるシーンがあります。
流石にヘブライ語を話せる人が周囲にいないので、イスラエル大使館に連絡し、広尾のユダヤ教会を教えられ、ラビを訪ねて行きました。
その日は金曜日で、ユダヤ教では、金曜日の午後はシナゴーグで安息日を迎えるための礼拝を行なうとのこと。
この日だけは、アポイントなしでも、ラビが会ってくださるとのこと。
他の日だと、ラビがお忙しいのでなかなかなか会っていただけないらしく、夫をせき立て、広尾に向かいました。
堅牢な建物の中に入り、なんとか、芝居で祈りを唱えることを伝え(日本語が通じる人はおらず、英語のみ)、録音させて頂きました。

芝居の中のほんの一瞬ですが、どうか注意して聞いて下さいね。




[シナゴーグの入口の写真]

イスラエル大使館の小田さん、ユダヤ教会の受付のお姉さん、そして、ラビ。ありがとうございました。
色々な方に支えられて、芝居は積み上げられていきます。

稽古も佳境に入って来ました。
初日まであと6日。

私たち出演者・スタッフも、皆、それぞれの家族に支えられ、大きな後押しを受けて、芝居に打ち込んでいられます。そのことを忘れないようにしなくては!ありがとうございます。

そして今日は、母の日!
全てのお母さんたちに感謝を捧げます。

| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 21:00 | comments (x) | trackback (x) |
弱きもの、汝の名は…
WE HAPPY FEW、ヨーゼフ役の町屋圭祐です。

Pit昴で上演する演目を、Pit昴で稽古を続けていられるなんて、贅沢な事だなぁと思います。
スタッフの方々が日々、作業をしてくださるので、日々、舞台装置や小道具や衣装が本番仕様になって行きます。
で、日々、物の量が増えてきているので、物を置くスペースが必要になってきます。
そうなると、次第に立場の弱い者たちが隅の方に追いやられ、場所を奪われてゆくのです。
ぼくには楽屋スペースが割り当てられて、そこに荷物を置いたり待機したりできますが、そのスペースは日々狭くなってきています。
ぼくは壁際のスペースだったのに、いつのまにか壁際はスチーマー置き場になり、スチーマーと中西陽介さんスペースの板挟みになっています。
中西さんもスペースが日々縮小され、その隣の石田さんも、押しやられています。
そんな中「まっち、ごめんね、そこ(僕のスペース)に、小道具も来るから!」とあっけらかんと先輩女優に言い渡されました。
本番が始まってしまったら、ぼくの居場所はどこになるのだろう…。
居場所を追われる身、という点では、今回のぼくと、ぼくが演じる役とは一致しています。

今回のWE HAPPY FEWは女性劇団のドラマなので、出演者は女性が多く、女優陣がメインの舞台です、男優陣は刺身のツマ…いや、でも、最初からツマを目指して演技に取り組んでいたらイケナイわけなので、強力な女優陣に負けないように、稽古に励んでおります。



※撮影時のみマスクを外しています。

演出は千葉哲也さん。
とても辛抱強い方だなぁと思っています。
決して稽古場の雰囲気をピリピリしたものにさせない持って行き方がすごい。
そして一度作ったものをあっけなく壊して創り直す。
創作とはほんとうにこの繰り返しなのだなぁと思いますし、千葉さんのもとで芝居ができる喜びを感じます。
千葉哲也さんは、演出したり、役者にチェックを出したりする時、ニコニコしています。
うむ、ニヤニヤしている様にも見えます。
楽しんでいらっしゃるのか、苦笑いしているのか、登場人物の“しょうもなさ”を面白がっているのか、…ともかく、果てしない器の大きさを感じます。

初日まで10日間。
Pit昴にお客が入り、舞台上の出来事とどんな科学反応を起こすのか。
本番が楽しみであるとともに不安でもあります。
広々とした楽屋が設けられた大劇場で行われる芝居でも、狭い楽屋スペースしか与えられない小空間での芝居でも、お客様に会える本番への心持ちは、まったく変わらないなと思います。
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 09:40 | comments (x) | trackback (x) |
はじめての!!
はじめての!!!!
本公演!!!!!!!!!!

う!!!れ!!!!!しーーーー!!!!

どうも、初本公演に浮かれている古谷みちるです。

私が演じる役であり今回の相棒となるアイヴィちゃん!なんと!!!
歌います!!!
お楽しみに!!!!!!


女だらけのお芝居なので、色んなところで話に花が咲いたり美味しいものを共有したりとても楽しい稽古場です♪

作業中のみんなをパシャリっ!




女がたくさんいる集団って、バラバラなようでまとまっていて、仲良い人もいれば意外と二人きりで話したことない人がいたり…
でもいろんな関係性があってわやわやするのって楽しいよね、愛しいよねって思うのです。
そしてそういうのって、いつの時代もあんまり変わらないんだなって感じるお芝居です。

そんな中で、私は歌ったり泣いたり笑ったりして生きています!!

女たちが、精一杯生きた軌跡を、ぜひPitで体感しに来てくださいな!!!!!
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 11:50 | comments (x) | trackback (x) |
奮闘している若手たち!
本番初日まであと20日を切りました!
今回のブログを担当します、上林未菜美です。

私事ですが、今年の4月より正劇団員に昇格しまして、初めての公演がこの「WE HAPPY FEW われら幸運な少数」です。

程よいプレッシャーと先輩方の力を舞台上でひしひしと感じております。
この作品と、ロザリンドと出会うことができて本当に嬉しく思います。


さて、稽古は残り約2週間となり、セットや小道具、衣裳もだいぶ見えてまいりました!
ここに照明、音響が加わった時の感動ってすごいんですよね…
楽しみです!!



今回、私の他にも初めて昴の舞台につく子達もいます。
そんな新人ちゃん6名を紹介したいと思います!

まずはメンズ!

左から赤江隼平さん、砂田佑樹さん、井澤智さん


お次はレディース!

左から中島鱗さん、島田遥さん、賀原美空さん

※撮影時のみマスクを外しております。


小道具を用意してくれたり、舞台セットを組んでくれたり、衣裳の管理をしてくれております!
さらに稽古中の音響やきっかけのタイミングなどのメモをとってくれたりと、キャストとして本当に助かっております。


私もまだまだ若手ですが、こんな時代もあったなと微笑ましく思ったり…w


彼ら、彼女らも私たちアルテミス・プレイヤーズの一員と言っても過言ではありません。


千穐楽まで走り抜けたいと思います!!


ありがたいことにお席が少なくなっております!
ぜひお早めのご予約お待ちしております!
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 23:04 | comments (x) | trackback (x) |
ワクワク!
お久しぶりです!本公演は実に久しぶりな、関泰子です!
久しぶりに御一緒する先輩、後輩に囲まれながら、千葉さんの演出のもとワクワクな稽古場を過ごしております。
さて、今回は1940年代の、第二次世界大戦中のイギリスが舞台です。
そして、当時の女性達はこんな格好をしていたようです。



か、可愛い〜!
こちらは、衣裳プランの竹原典子さんが資料として持ってきて下さったその当時の洋服や靴等を集めた本。そんなものがあるのですねぇ〜。。欲しい…
これは女性、テンション上がります。
皆で群がってわぁ〜!となっとります。




後ろのお2人をみると、やはり男性陣はそこまでですかね?(笑)
個人的に舞台を観に行く時の楽しみの一つは衣裳です。特に時代物は!
今回もステキな衣裳が盛りだくさん!
どうぞ、お楽しみに!
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 23:43 | comments (x) | trackback (x) |
稽古場にて。
稽古は、3日目位から荒立ちに成って、ゆっくりやって下さっている。
とにかく従来の稽古みたいに、一気に通すのではなく、細かく区切って何回も同じシーンを繰り返す等、とても優しい穏やか演出で我々俳優も稽古に励んている。
そんな中、舞台監督の三輪さんのキリッとした掛け声で演出部の皆がキビキビとサポートしてくれている。








私は、ともすれば皆の演技の邪魔をしているみたいで、迷惑にならない様、オドオドしている。
新準劇の若い人達の名前を覚えるのに、時間がかかってくる仕方ない。







名前を書いて貰って、覚えている。名前を覚え、台詞もしっかり覚えて、頑張りたい。


岡田吉弘
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 22:14 | comments (x) | trackback (x) |
一歩、一歩。
劇団ブログを書くのなんていつぶり…?と思ってしまうほど、久しぶりに劇団ブログを書いております、脇坂晴菜です。

本公演に出演させていただくのはお久しぶりなのですが、今回本公演では初めてPit昴の舞台に立ちます…!
サードステージで立たせていただいたことがあるので、まるっきり始めてでは無いのですが、"本公演"となるとまた違ったドキドキ・ワクワクがあります。

一日一日の稽古が本当に濃密で、自分に言われたダメ出しを解消しようとすると自分の頭の固さを再確認し、しょんぼりする日々…。
ですが、見てくれた先輩方からアドバイスをいただいたり、自分の出ていないシーンを見ていると、固い頭がほぐれていくような感覚になりとても勉強になります。
そして、気がつけば本番まで一ヶ月を切りました!!ひゃーー!!わーー!!あっという間に時間は過ぎます…頑張らねば…ですね!!


そして、そして…!


じゃじゃん!!


※撮影時のみマスクを外しております

我ら、かしまし三人娘✨

今回私は、頼りになる先輩(真ん中:関さん)・後輩(左:望月)と一緒に、色んなシーンで色んな役を演じます。さっき居なくなったと思ったら、あれ!?なーんてことも笑
周りに影響を与えたり、影響を与えられたり、三人でわちゃわちゃしております。
私たちがどこに出て何をやっているかも楽しみにしていただけると嬉しいです。

一つ・一つ、一歩・一歩、丁寧に舞台が作られていく過程は、まるでこの作品のアルテミス・プレイヤーズの様。

そんな私たちが作る「WE HAPPY FEW-われら幸運な少数-」をぜひ観に来てください。劇場でお待ちしております!
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 20:44 | comments (x) | trackback (x) |

  
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