客席から舞台の上へ
ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます!

遠藤亨役の宮崎貴宜です。
前回のブログを書きました新井志啓と同期の劇団員二年目です。
宜しくお願いいたします。

この「親の顔が見たい」という作品に携われて非常に嬉しく思っています。
というのも僕がまだ昴に入る前、2014年に王子で上演した際に観劇し、衝撃を受けたからです。
ネタバレになってしまうので詳しく語れなくて残念でなりません。
いや、あれからもう10年近く経つんですね......
観客席から見ているときは、まさか昴の一員としてこの舞台に立つことになろうとは予想だにしていませんでした、感無量です。

さて、いよいよ立ち稽古が始まりました。
本読みのときからさらに一段階ギアが上がり、稽古場の熱量は高まっています。外の暑さにも負けません。
そして、それは役者だけでなく裏方も同様です。
稽古が滞りなく進められるように、様々なところでフォローして頂いてます。



衣装のチェックとメンテナンス!



こちらは稽古用の仮セットを作っているところです。
舞台は色々な方に支えられていると実感します。


そして、そして、立ち稽古2日目の7/26は長谷部亮平役 中西陽介さんのお誕生日でした!



カメラの前で素敵な笑顔を頂きました
中西さんおめでとうございます!

本番まであと1ヶ月、短いようで長いようで、やっぱり短いですね(笑)

チケット予約開始しております。

1日1日を大切にしながら稽古を重ね、お客様と劇場でお会いできることを楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
| 稽古場日記::親の顔が見たい | 19:40 | comments (x) | trackback (x) |
稽古開始から一週間
皆様こんにちは。
劇団員2年目となりました新井です。


稽古開始から一週間が経ち、間もなく本読みから立ち稽古となります。
稽古場用の仮セットも組まれて、本番さながらです!


倉庫から、前回のお衣裳を出してきて、フィッティングも行いました!役のイメージが膨らみますね!


私の役は八島操(やしまみさお)と言います。
いじめの加害者の子どもの母親となります。
操は働く女性です。私自身は黙っていれば凄く仕事が出来そう…と良く言われますので(笑)中身も伴っていきますよう役を深めて行きたいと思います。
それから、母親というのは凄い仕事だ、とずっと思っていたので、世の中の全てのお母様方へのリスペクトを持って臨みたいと思います。お稽古頑張ります。


『親の顔が見たい』は中学校のいじめの物語です。
皆さんの中学生の時の思い出ってなんでしょうか?
私は、美術の授業や、読書や、夏休み、それから、年に一度の合唱コンクールが好きでした。
そんな学校ですが、
「義務教育なのでほとんどの人が体験を共有できる」
というようなことを演出の黒岩さんがおっしゃっていました。
観にいらっしゃるほぼ全てのお客様と共通の認識や体験が既にあるという。
それってすごいですね。
いじめという解決の見えない重いテーマではありますが、是非劇場でご覧いただけたらと思います。
皆様のご来場お待ちしております!
| 稽古場日記::親の顔が見たい | 20:58 | comments (x) | trackback (x) |
ついに…!
こんにちは!
今回の担当は、井上珠代役の髙橋慧です。

つ、ついに、このブログに…
私が投稿する日が…!!!

実は初めて「新劇」と呼ばれる
劇団の舞台を観たのが「劇団昴」
そして、その作品に出演されていたのが
前回のブログ担当のあんどうさくらさんでした。

劇場には、今まで観てきた演劇とは
違う空気が流れ、
まさに、ピンッと細い糸が張られているような
緊張感。しびれました。

拳を握りしめ、必死に食らいつき見入りました。

それ以来、劇団昴のブログは毎回チェック。

そして演劇学生だった私は
「目指す俳優は?」と聞かれると
必ず「劇団昴のあんどうさくらさん」
と答えるようになりました。
そうです。ファンです。

それが今、この私が…
同じフィールドに居る。舞台上でしか観たことがなかった憧れの俳優の方々と、同じ物語に入って登場している。

おん…?夢か…?

ブワァッと涙が溢れます。

そんな夢のような稽古が始まって数日。
今回の作品「親の顔が見たい」は
夢とかけ離れた重い現実問題。

いじめを扱った内容で、ずっしりと
心に響くもので、先輩方の迫力に、
登場人物の容赦ない言葉に
耳を塞ぎたくなる瞬間も。

生きる。を考える毎日です。

憧れた空間に居られる喜びと苦しみが
もう、せめぎ合い、せめぎ合い。

怖くも、幸せです。
………あ、怖いが、だいぶ勝ってます。(笑)

写真は稽古場に飾ってあるカウントダウン。
毎日見て、ヨシッ!と気合が入ります!



最後に…

劇団昴を目指している方が、
これを読んでくださっているならば…
どうか諦めず走り続けて下さいませ。
きっと見たこともない壁や谷が現れますよね。
時に立ち止まり、でも歩みは止めず。

駆け出したばかりの髙橋です。
あなたと共に走れる日を楽しみに!

これから始まる怒涛の日々
全力疾走いたします!!!

さて、まもなくチケット予約が始まります。
「親の顔が見たい」
どうぞ宜しくお願いいたします!
| 稽古場日記::親の顔が見たい | 18:40 | comments (x) | trackback (x) |
2008→2023
皆様ブログ見てくださりありがとうございます!
8月30日〜9月3日に東京芸術劇場シアターウエストで上演予定の「親の顔が見たい」の稽古が始まりました。
わたくし、柴田純子役のあんどうさくらです。



今日から千穐楽まで「親の顔が見たい」キャストメンバーで稽古の様子などをアップしてまいります。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


さて、2008年の初演から15年…この度は新しいキャストでお送りします。
2008年のあんどうはまだ芝居の勉強を始めて間もない学生で、初演の芝居を観終わった後に同期たちと興奮して語り合った記憶があります。

その後、シアターサンモールで本公演として上演されましたが、その時は劇団に入って初めての裏付きスタッフとしてご縁がありました。

初めての裏つき…緊張感のある稽古場。
先輩たちが着る衣装のアイロンがけ。
劇場に入ってからは、休憩の間どこにいたらいいかわからなくてお茶場にあるジュラの上に座ってちっちゃくなってそわそわ。
毎日覚えることがたくさんあって今とは違うドキドキを経験していました。

時は流れて2023年。
え??15年??15年も経った???
この十数年があっという間に過ぎたことも驚きですが、まさかまさか自分が出演することになるとは…!!

何度も聞いて観て来た作品を、自分の言葉にして再構築。
稽古は始まったばかり…本番までまだまだ長い道のりです。
貴重な機会に感謝しつつ、劇場でみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。



チケット前売りは7月27日から!
どうぞよろしくおねがいします!!

あんどうさくら
| 稽古場日記::親の顔が見たい | 00:07 | comments (x) | trackback (x) |
私たちの宴は終わった…
本日、劇団昴公演「WE HAPPY FEW われら幸運な少数」が千秋楽を迎えました。

稽古をしながら、演出の千葉さんと、キャスト達、プランナーのスタッフさん達とで色んな事を試しては壊し、構築し、ここまで来た長い道のりでした。

私が演じたヘティも、色んな形を経てきました。もちろん他の役も皆そうなんですが…。演劇は劇場で観てもらう、というものなので、映画と違って基本、形には残りません。観て下さった方達の心の中にだけ残る…今回、この芝居をやりながら、そんな演劇の悲喜こもごもを考え、実感しておりました。ヘティとして、アルテミス・プレイヤーズとして、この作品の一員として、生きられた日々は人生の宝物です。

チケットが早い段階で完売になり、嬉しい悲鳴でしたが、お問い合わせ頂いたのに観られなかった方、申し訳ありませんでした…

キャストの集合写真です!






「私たちは夢のようなもの…」
ヘティのラストの台詞です。演劇とはそういうもの、ですが、これからも劇団昴は、芝居をつくり続けて行きます!


ありがとうございました!またいつか、舞台でお目にかかりましょう…



※千葉さんが着ているTシャツは、キャストたちから記念に送ったキャラクターTシャツです。




| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 01:23 | comments (x) | trackback (x) |
舞台の脇役と縁の下の力持ち
ヘレン役の林佳代子です。

今回は、アルコール依存症気味の落ちぶれた女優の役を演じております。
演出の千葉さんには、自由に泳がせていただいてるので、まるで、水槽の中の赤い金魚…ま、そんなにスイスイ泳いではいませんが…。
稽古中、シーンを作っている最中「かよさんは、そこで酒飲んでてくださーい」と、何度言われた事でしょう。
おかしな事をやらかした時でも、「酔っ払ってるから大丈夫です!」と気遣って?くださったり。
酔っ払い役って、結構何やってもゆるされたりして…(笑)



これはですね、ヘレンの椅子です(勝手に自分でそう思ってるだけですが)。舞台の脇役ですが、美しい!



これは、舞台に飾られたセットの一部です。
舞台には、このお芝居に登場する劇団「アルテミス・プレイヤーズ」で使われた小道具と思われる物たちが飾られています。
この劇団は、シェイクスピア作品を数多く公演した劇団です。
なので…、髑髏といえば、アレです。「ハムレット」の“墓掘り(第一の道化)”が、掘った穴から放り出す、ヨーリック(ハムレット幼少期の道化)の頭蓋骨です!
そして「アルテミス•プレイヤーズ」が「ハムレット」をやった時の小道具に違いない。と、思いを巡らせば、その時の配役は、多分、“ハムレット”をヘティ、親友の“ホレイショー”をフローラ……で、”墓掘り”は、ヘレンですねぇーー。
酒飲んでる役ですしね(笑)。
なんて、小道具一つから、色々と想像から妄想に変わって行くのでありました。

さて、ここで縁の下の力持ちとは、舞台上には登場しないスタッフのことです。



左が、照明オペレーターの、いつもにこやかな高橋明子さん。以前長旅でご一緒しました!
右が音響オペレーターの北野さおりさん。「評決」でもお世話になりました。
物静かなイメージですが、とても面白い方!と、私は思っています。



消え物(舞台上で消費してしまうもの)制作中のお二人。
それ、サンドイッチね??衛生面にも気をつかうので大変ですね。



撮られるのは、好きじゃないとか言ってましたが、トースターでパンを焼いている砂田佑樹くん。
トースターで焼かれちゃったみたいに、赤く写ってますが、俳優のキミは、これからどんどん撮られてゆくのですぞ。



「あのね、せんぱーい、僕は、仕事を完璧にやってますよー。」と、心の中で絶対に言ってる桑原良太君。
コロナ禍(2年前)「羅生門」老婆と下人で、共演しましたね!

今回は、15人の俳優が登場しますが、舞台裏にはその倍以上のマンパワーがあり、このお芝居を創り上げているのです。
縁の下の力持ちあってのお芝居です。



最後に、開演前の女子達。
このあと徐々に緊張が高まって(多分)、開演の合図と共に、舞台への一歩を踏み出すのです!じゃーーん!

| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 10:34 | comments (x) | trackback (x) |
素敵な音楽をありがとうございます
「WE HAPPY FEW」本日9公演目の折り返しを迎えました!

皆様、本日は13時開演ですのでお時間お間違えないようお気をつけください!


今回のブログ担当は私、チャーリーを演じております舞山裕子(まやま ゆうこ)です。

伸ばしていた髪をバッサリ切りまして、ぼくっ子ショートで挑んでおります!

私がご紹介するのは…この作品に素晴らしい音楽を作曲してくださった玉麻尚一さんです。

「アルテミス・プレイヤーズ」のメンバーに囲まれた玉麻さん。女優陣からハートが溢れ出ます。





とても優しくて笑顔が素敵なんです!


稽古場で稽古を見ながらその場で曲を紡いでいく姿は、とてもカッコよくて惚れてしまいそうです。

同じ旋律だけど、全く違う印象の曲調に編曲されていて、なのに昔から知っているような心地よく心に沁みてくる音楽。

演じている俳優たちは背中を支えてもらって芝居に集中できてます。

素敵な音楽をありがとうございます!

皆様ぜひ劇中に流れる音楽も楽しんでください!


舞山
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 07:57 | comments (x) | trackback (x) |
たくさんの平和が天から訪れますように
みなさんは「The ガジラ」という劇団をご存知でしょうか。そこの看板俳優千葉哲也さんが、今回の演出家です。
数十年前?よく観に行きました。
千葉さんの鬼気迫る演技にドキドキ、ザワザワでした。
だから湯屋ちゃんも言ってたけど「怖い」「近寄り難い」と思っていました。
その千葉さんがニコニコして、丁寧語でお話しなさる、まさしくギャップ萌え!です。


※撮影時のみマスクを外しています。


毎日の稽古、見ていると、役者がどんどん変化していくのがわかり、楽しくて仕方がありませんでした。
千葉さん、演出助手の三上陽永さん、心から感謝します。
今後とも宜しくお付き合いいただきたいです。

さて、幕が開き5日が経ちました。
日々、座組みのみんなが愛おしく思われます。

劇中「マクベス」でガートルードが弾くラフマニノフの「鐘」ですが、和音に無い保続音が使われていて、それが鐘の音を連想させ「鐘」と名付けられたのでは無いか?との説があります。
この曲は、音響の藤原美保子さんとガートルード役の磯辺万沙子さんが相談して決めたそうです。
戦いが続く世界への警鐘かもしれませんね。

アイビィが語るヘブライ語のセリフ「たくさんの平和が天から訪れますように」と願いつつ頑張ります。

私個人は、パーティーで3人のお友達(関泰子、脇坂晴菜、望月真理子)と話すシーンが好きで楽しんでます。笑



舞台写真撮影=梅原渉

     ジョスリン竹村叔子
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 20:05 | comments (x) | trackback (x) |
幕開け
ビクビクしていた稽古初日…。
演出の千葉さん…怖かったらどうしよう…。だって顔が怖いし…。あの顔で怒られたら私、撃沈すること間違いなし…。

…と、考える間もなく怒涛の勢いで稽古は進んだ!
アイデアの宝石箱のような千葉さんからは次から次へとアイデアが!!
実際に演じてみてくれたり、私達は一気に千葉ワールドへ。




舞台が久々すぎてオタオタしてる私をみんなが引っ張り上げてくれる。
もう感謝しかない!

もう何年も観客席側だった私、舞台からはどんな景色が見えるんだろう。





我ら少数、2週間の航海の旅の始まりです!!

フローラ役、湯屋敦子
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 00:49 | comments (x) | trackback (x) |
舞台監督さん
かつて、昴のYOSHIKI(X JAPAN)と呼ばれた男・・・  ※敬称略




かつて、昴の役所広司と呼ばれた男・・・  ※敬称略





そう、彼は『WE HAPPY FEW』の舞台監督、三輪学さんです。
私、レジ役の中西陽介がご紹介いたします。


実は、三輪さんは劇団昴の俳優の一人です。
彼は昴に入団する前から自分の劇団を率いて活動していたため、役者としてだけではなく道具作り、舞台監督の仕事やPC作業など、マルチな才能を持っています。

噂によると、大学も演劇で入ったとか・・・

三輪さんと私は期が近いので、新人の頃一緒にスタッフとして『クリスマス・キャロル』など、昴の公演に参加したこともあります。その頃はとても初々しかったですが、今や貫禄さえあります。

日々、舞台監督として稽古を支え、また若手への指導も怠りません。


笑顔がステキな舞監さん!



『WE HAPPY FEW』は劇団のお話。稽古を続けてチームとしての一体感も出てきました。劇団の中の劇団という感じです。

そして、最終稽古を終え、いよいよ舞台稽古へというわけですが、
最後の稽古でも演出の千葉さんの新たなアイデアがどんどん追加で盛り込まれ、作品はまだまだ進化し続けています。


稽古終了後には、5月生まれの出演者のささやかなお祝いです!
5月生まれ多いな・・・ 

HAPPY BIRTHDAY !!



チケットですが、おかげさまで完売の日が多くなっておりますが、若干お席が残っている日もございますので、昴チケットコール(03-6907-8415)までお問い合わせください。
| 稽古場日記::WE HAPPY FEW われら幸運な少数 | 23:33 | comments (x) | trackback (x) |

  
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