マダム森崎のちょっと一言 姉崎公美
発声練習アラカルト

◆落合るみ
『♪プラップラップラップラッ… プラ~~』
(誰よりも先に楽屋入りし、判で押したように全ての作業を終える。落合式発声練習…半音づつ下がって行くかと思いきや ややピッチが悪く、つい聞き入ってしまい倒れ込む者も出ているらしい)

◆小沢寿美恵
『めねれ まねれ もねれ… めねれ まねれ もねれ… ちきしょう!』
(普段はくしゃみの後に『ちきしょう!』これが出たときは調子がいいときである)

◆永井誠
『♪そいつの前では 女の子 つーんとオスマシ それは誰~… 』
(ご存知『ひみつのあっこちゃん』の歌。ブツクサと通勤時から歌っているらしい。ときには他の歌の時もある。会場入り前の道路上でも。時間をムダにしない人間である)


◆姉崎公美
『それじゃぁ先生、本当だったとしましょう。でも先生は…』『そこいらの公立中学じゃないんですよ、星光学園ですよ… 』
(劇中の言いにくい台詞。楽屋に入ったトタン、何よりもまず先にヘアーカーラーを巻き…時間があれば発声練習にあてる。カーラーを全て巻き終わった後にラジオ体操の時間が来た時は清々しい気分である)

◆林佳代子
『ぬるぬれねれ… ぬるぬれねれ…』
(殆ど発声練習はしないらしい。林佳代子の発声練習が聞けた人はその日はラッキーデー)

◆星野亘
目撃者ナシ

◆金房求
目撃者ナシ


この項目は書き掛けです。
訂正、この他の情報があれば 姉崎公美にお知らせ下さい。


| 地方公演::親の顔が見たい | 22:17 | comments (x) | trackback (x) |
広島です! 佐藤しのぶ
暑かったので、ちょうど到着した路面電車に飛び乗りました。



料金は幾らか?とか、何駅目で降りるのか?とか、あっ小銭が無い!とかドキドキキョロキョロしていたら、なんと車掌さんが車内を回って両替してくれるのですね、なんて親切なの!

それがどうしたと思う方もおありでしょうけど…子供の頃に乗ったバスには、『次は◯◯◯です…車内おりません』とアナウンスしてくれる優しい女性の車掌さんがいて、女の子の憧れの職業でもありました。

そして車掌さんの必需品の黒い鞄、あの黒いがま口タイプの鞄、子供の頃、欲しかったな~love

…路面電車の車掌さんとの一瞬の交流ではありましたが、さっき迄のワタシの不安は無くなり、懐かしい気持ちで電車を降りました。
思い切って路面電車に乗って良かった!

さて、
ワタシ達には楽屋で『化粧前』という自分の名札が張られた、お化粧などの仕度をするスペースが与えられています。
ワタシの化粧前に鎮座する“おにゃんこ”に、この度、連れが出来ました。



おおちゃん(大坂史子)が宮島より見初めて連れてきた“こにゃんこ”です。
今までもお菓子などのお供え物はありましたが、連れ合いとは!
みなさまにも、二重の福がありますよう…
この旅が、無事に千秋楽を迎えますように!!
| 地方公演::親の顔が見たい | 21:26 | comments (x) | trackback (x) |
「タイム」 宮本充

劇場の楽屋の通路には、ホワイトボードが置かれています。
そこには毎日、その日のスケジュールが細かく書き込まれています。

体操の時刻。開場、開演時刻。終演後の予定。翌日の予定(ホテルのチェックアウト時刻、列車の発車時刻ほか)。その他の注意事項などなど。

関係者は、毎日、このホワイトボードをチェックします。
その中に、B5サイズの紙が、一枚あります。
旅の初日からボードに隅に貼られているもので、関係者はこの紙にも必ず目を通します。

ちょっと神妙な顔で…



舞台の上演時間です。
毎日、スタッフが、ストップウォッチで計り、記録しています。
この上演時間が、実は大事なのです。

我々は、演出家を中心に稽古を重ね、ひとつの舞台を作り上げます。
しかし、旅に出ると、我々は演出家の手を離れ、様々な環境の中で舞台に立たなければなりません。
毎回、劇場が変わり、役者の体調も変化します。
知らぬ間に疲れもたまってきます。

そんな中でも最上の舞台を提供するために、上演時間を、ひとつの目安とするのです。

役者の演技、照明、音響のタイミングなど、全てのアンサンブルがうまく調和した時の上演時間を基準とするのです。
もし、そこから大きくずれたとしたら、どこか良くないところがあると判断し、原因を探り、修正していくのです。


「親の顔が見たい」の理想的な上演時間は、約1時間40分。
この写真では分かりにくいかもしれませんが、上演時間は、毎回、この理想タイムの前後30秒以内で収まっているのです。

子供の頃、ストップウォッチでよく遊びました。
目をつぶり、ストップウォッチを押して、頭の中で1分数え、ちょうど1分でストップウォッチを止められるかを友達と競うのです。
大抵、数秒の誤差がありました。

この「親の顔が見たい」の上演タイムを1分間に換算すると、毎回、0.3秒以内の誤差で収まっていることになります。
13人の役者が、それぞれの役になりきって演じ、その間は、もちろん上演時間のことなど考えていません。
それでも、この誤差。

これって、ちょっと凄いと思いません?

| 地方公演::親の顔が見たい | 22:11 | comments (x) | trackback (x) |
広島にて   金房求
今回は校長役の金房です。
ここは広島。
終盤戦です。

しかし広島の酒は旨い。
旅公演の疲れを癒やしてくれる友である。

ちびりちびりやっていると 、ある小冊子の一文が目に留まった。
それが以下である。

『これはあるレポーターからの報告である。(かなりの部分は省略している事をお許し願いたい。)

ある会合での事。
参加者は 現役の先生、かつて保健室に勤めていた方、若いお母さん、いじめられた経験のある人、
お孫さんのある人、そして会社員。

そこでは「いじめ」に関する真摯な意見が取り交わされた。

・うちには、まだ「いじめ」はないが、起きたら どう対応したらいいか暗くなる。
・これから生徒になる子供があるので心配。
・校長の立場に同情する。
・昔は「いじめ」はあったがガキ大将が庇った。派閥があり戦って終わった。
・今の「いじめ」は本当に陰湿で巧妙。
・今の子は弱過ぎる、すぐ自殺や殺人に走る。
・いじめる側に刃向かう事は出来ないものか?

私はこの最後の発言を推したい。
愚考を承知で敢えて言いたいのだ。

いじめる側に立ち向かえ、毅然と対峙し逃げるなと―それができればなぁとも考えるのだが。
いやいや、少しでも「いじめ」がなくなる様願うのみだ。』


以上を読んで
考えてみた。
今の日本の教育をどう見るかで、その人の在り方が問われていると。

| 地方公演::親の顔が見たい | 22:35 | comments (x) | trackback (x) |
物言わぬ働き者たち 市川奈央子
本日は、「宇宙戦艦ヤマト」の電車発車音に送られて、呉市から広島市へ移動でございます。
先ずは、呉市民劇場の皆さま、暖かく私たちを迎えて頂きまして、ありがとうございました!そして、広島市民劇場の皆さま本日よりよろしくお願い致します!


さて本日、出演者兼スタッフの私がご紹介致しますのは、座内で寡黙に働く影のスタッフくんたちです。

まずは、情熱的に熱い吐息をもらして、衣裳のどんな小じわも一瞬の間にのばしてくれるすごいやつ「スチーマー響子」!



なぜか女子の名前が付いています。
(誰が、なぜ、いつ、付けたのか私には定かではないのですが…)

ただし、難点が…。
火災センサーの近くで熱気溢れる吐息をもらされると、すぐにセンサーが反応して、劇場中が大変なことになってしまうんです!
(私も一度鳴らした経験が…(^_^;)
熱い情熱も、場所を選ぶ必要があるんですね。

次に紹介するのは、舞台終了後「次も頑張れよ!」と言わんばかりに、衣裳の汚れも心の汚れも綺麗さっぱりにしてくれる「ザ・洗濯機・二層式(名前なし…残念っ!)」!



昨今、家庭には一層式の洗濯機が高く普及されておりますが、『洗い』と『脱水』を同時に行えるこの子が劇団では必須です!

しかも、とっても軽く、女子2人きりでも簡単に持ち上げられるんですょ!

こんな素敵に仕事をこなしてくれる物言わぬ働き者たちと、これからも、頑張って皆様に良い舞台をお届け致しますっ!

| 地方公演::親の顔が見たい | 18:00 | comments (x) | trackback (x) |
福山から呉へ! 林佳代子
今日は福山から移動して、呉で夜公演です。

新幹線で福山まで出て呉線に乗りました。
乗り継ぎがスムーズでしたので、一本前の快速(安芸路ライナー)に乗ることができました。
が、少々混んでいまして、しばらくは立っていました。



西本さんはかっこいい!
よく見ると足におもりを巻きつけています。
御年○○歳…!
ある交流会で100歳まで生きちゃうかも!…と、確かおっしゃっていました。




ところで、昨日福山市民劇場の会員の皆様からいただきました保命酒のど飴、いいんですよこれが!



ニッキ味で美味しいし。
井草に巻かれたホントの保命酒もいただきましたが、それは、これからのお楽しみです。



さて、楽屋に着いてみますと、すでにスタッフ達による仕込み作業はほぼ終わっていまして、一方、呉市民劇場の会員さんの手作りによる‘お通し’が待ち受けていました!



(写真は江崎泰介くん)

美味しい~!

これでエネルギー補給して、今日の公演に備えるのでした。


福山も呉も、19年前、私が「アルジャーノンに花束を」(菊池准 演出)で訪れている地でありました!

林佳代子

| 地方公演::親の顔が見たい | 19:45 | comments (x) | trackback (x) |
終演後のすごし方  落合るみ
旅公演は過酷だ、という印象をお持ちの方も多いと思うのですが、
大抵ホテルは劇場の近くにとって頂けるので、移動の時間もあまりかかりませんし、
家事もないので、終演後に関しては、東京公演よりも肉体的に楽かもしれません。


過ごし方は人それぞれで・・
飲みに行く人あり、マチネの後の場合は買い物・観光に繰り出す人あり、パチスロでストレスを発散する人も。

私は、たいてい食糧とアルコールを仕入れたら、一目散にホテルに帰ります。
マチネの場合は本屋さんに寄り、本を仕入れることも。


これまでよりは大分人並みになったと思うのですが、気持ちの切り替えがとても下手なので、戸田先生をやった後は、どうしても気持ちが重くなって、人と一緒にいると暗くて迷惑をかけてしまいそうなのがこわいんですよね。
なので、たまに外で食事したり、お酒飲む場合でも1人でふらふらお店に入ります。


ただ、この気持ちを翌日に持ち越すと、ストレスで持たなくなってしまいます。
そのために有効なのが、別のドラマに入り込むこと!
これまではひたすら音楽を聞いたり、大量の本を買い込み、帰京日には宅急便で送るはめになっていたのですが・・

今回私がはまっているのが、
ホテルでVOD(ビデオオンデマンド)カードを買い、1000円で映画やドラマを見たおすこと!
いわゆる有料チャンネルですね。
これまで男の人のためのものだと思い込んでいたのですが、ヒット作の映画も沢山あるではないですか!
洋画も邦画もバラエティーも1000円で見放題とは、なんてお得なんでしょう!

昨日見たのは、トム・クルーズの「アウトロー」「木曜組曲」その他。



なるべく今やってる芝居の世界とは全く違う世界のものがいいので、トム様はとても有効でした。
タフガイトム様、ありがとう!
| 地方公演::親の顔が見たい | 21:54 | comments (x) | trackback (x) |
マダム森崎のちょっと一言  姉崎公美
森崎雅子役の姉崎公美です。

最近、 自分は本当に森崎雅子なのではないかと、錯覚することがあります(汗)

芝居の中で長谷部多恵子さん(林佳代子)に、『…ちょっとごめんなさい…』と言って物申す場面がありますが…
舞台を降りてからも、『ちょっと一言』いいたくなるときが…


な の で… そんなときは、ブログに書く事に致しました。
(毎日ブログアップしてくれている磯辺万沙子さん、仕事増やしちゃってるね)


まぁ、物申すわけでは無く、ブログを読んで下さっている皆様に、お伝えしたい事が あった時ですにぱっ



出雲公演は、素晴らしい文化施設の『うらら館』内『だんだんホール』。
客席の傾斜がゆるやかな、これまたやりやすいホールでした。


芝居の後、私も出雲大社に初めてお詣りし、



お賽銭を、『いいご縁』の115円にするか、『しじゅうご縁』の45円にするか迷ったあげく45円にし、ホテルに帰り夕食を頂いていると…


やはり、お詣りをして少し遅れて帰って来た、永井誠(遠藤亮役)と遠藤純一(森崎次郎役)が、なんと!今年2月の『すばる倶楽部パーティー』に参加された、出雲在住の倶楽部の会員さんに出雲市駅でお会いし、パーティー時の自作アルバムを頂いて帰って来たのでした!
日頃、駅近くでお仕事をされてるそうですが、19日に駅に到着した私達を見かけるも、しかし私達も仕事中だからと声を掛けるのを遠慮され…
でも、もしかしたら会えるかもと、ずっとアルバムを持ってお仕事していて下さったそうです。


今回の公演は、会場もホテルも出雲市駅近くではなかったので、駅付近をウロツク事は全く無かった私達。

そして私はお詣りの後、路線バスでホテル前まで帰りましたが、彼らは一畑線に乗り、出雲市駅から延々歩いてホテルに帰って来た為、お会いできたのでした。


出雲パワー恐るべし!





立派に作られた素敵なアルバム…というより写真集です。
本当に嬉しいです。
ありがとうございます!


『すばる倶楽部』の会員さんですから、元々ご縁が繋がっていたとはいえ…

やはり私がお賽銭を、45円『しじゅうご縁』にしたお陰でしょう(?)


わざわざ東京まで、昴の芝居やパーティーの為にいらして下さる、地方の倶楽部会員さんもたくさんいらっしゃいます。

皆さんに支えられているんですね…


いずも演劇鑑賞会の皆様とも、『しじゅうご縁』がありますように…



おっと…ついつい長くなってしまった、『ちょっと一言』でした。



出雲から福山への移動バス内にて
by姉崎


| 地方公演::親の顔が見たい | 18:44 | comments (x) | trackback (x) |
こだわりこどうぐ
スタッフ参加の三輪です。

7月10日のブログで『親の顔が見たい』の

『時間』について書かせていただきましたが、

今回は『小道具』の隠された(?)事実を

公開したいと思います。


『時間』の記事で

リアルタイムに時間が進行しているということを書きましたが、

とある小道具に関しても、非常にリアルに扱われています。

それは『お茶』。

まだ観劇されてない方もいらっしゃると思いますので、

具体的のにどこでどう使われるのかは伏せておきますが、

『親の顔が見たい』では舞台に温かいお茶が登場します。


このような飲みものだったり、

お芝居によっては食べ物だったり、

その他の小道具でも、

1回の本番で使用すると次回使えなくなってしまって、

毎公演用意しなければいけない小道具は

『消えもの』と総称されます。

お茶も『消えもの』なので、

毎公演用意するわけです。


通常、役者が小道具を持って舞台に上がる場合は

我々スタッフが事前に用意しておいた道具を役者に手渡して

舞台に登場することが多いのですが、

この『親の顔が見たい』では

お茶を入れて持ってくる戸田先生役の落合るみさんが

実際に舞台裏でお茶を入れています。

さすがに本番中の写真は撮れないので、

リハーサルの時にお願いして写真を撮らせていただきました。




私は2年前からスタッフで参加していますが、

私がスタッフをやっていなかった初演からの

役者本人のこだわりです。

リアルタイムに進行するお芝居だからこそ、

少しでもリアルな時間軸に近づけようという

芝居にかける情熱なのであります。


そうそう、熱といえば出てくるお茶は温かいお茶です。

夏の巡演ですし、冷たい麦茶にでも差し替えたほうが

人間的には涼しくてよろしいかもしれませんが、

舞台の上の季節は冬。

役者的には温かいお茶でなくてはやはりいけません。

夏の舞台にゆらりと上がる真冬のお茶の湯気…

これも実はお芝居の見所でもあります(笑)

| 地方公演::親の顔が見たい | 15:39 | comments (x) | trackback (x) |
『いずもいずもお世話になっております』  永井誠
出雲2日目。

かしこまった神事に関わらなくとも、
困った時の神頼みから
「サマージャンボでせめて1億当たりますように」的な、虫のイイ願い事に至るまで、
我々日本人の多くが、漠然と「かみさま!」と祈る場合、
おそらくその総元締めは、ここ出雲大社なのだと考えれば…

「いずもいずも大変お世話に」なっているわけです。

昨日も今日も
『縁結び』のご利益を願う、ことに妙齢の昴女優陣が大挙して詣でた模様。


え?私?


必死ですとも!!
参詣した昨日に限らず、いずもいずも願ってますともっ!!


ちなみに出雲大社の縁結びのご利益は男女の仲に限らず、人との出会い全般とのこと。

今回の『親の顔が見たい』中国ブロックの旅でも、倉敷~玉島~児島~岡山、松江~米子~鳥取

そしていずも、と

演劇を通してたくさんの会員の皆様と出会い、ふれあう事が出来ました。

明日より再び瀬戸内海側、福山からスタートする後半戦も

どうぞ、新たな出会いと温かいふれあいに満ちた旅になりますように。。


最後に

“縁”あって、今回の旅で新たに参加いただいた、舞台監督助手の宮下卓さんと、
昴若手劇団員で、今回はスタッフとして初参加の江崎泰介くんをご紹介。



左が宮下さん。舞台設営から芝居裏でのあらゆるサポートに至るまで、いずもいずも本当にお世話になっております。
そして何より、若くしてパパ。
おウチには奥様と小学一年生の可愛いお嬢ちゃま……
す す すばらしいっ…


江崎!
最後にもう一度だけ
出雲大社にお詣りに行っとこうな。。。


| 地方公演::親の顔が見たい | 13:25 | comments (x) | trackback (x) |

  
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