衣裳が決まるまで
こんにちは。
準劇団員の関谷あづみです!
今回、衣裳チーフとして「広い世界のほとりに」に携わっています。このブログでは『広い世界のほとりに』衣裳部の様子をお届けします。


衣裳プランナーは三百人劇場時代にお願いして以来の樋口藍さんに久方ぶりに担当していただくことになりました。

今回の衣裳はほぼ東宝コスチュームさんからお借りしました。衣裳部は樋口さんにくっついて東宝スタジオへ。
東宝スタジオさんの玄関にはゴジラなどが私たちを迎えてくれました。


 



2回に渡って選ばれた衣裳たちは『衣裳あわせ』と呼ばれる日に演出家・キャスト陣に披露されます。
お借りした衣裳を着てみて、眞鍋さんがOKを出したら決まり!「別も見てみたい」となったら樋口さんを中心に組み合わせを変えたり試行錯誤をしながら進めていきます。



そして来る9月27日。衣裳付き通しが行われました!!衣裳の点数が多かったり、早替があったりでバッタバタでしたが、なんとか終了。その後、眞鍋さんが衣裳で気づいたこと・気になったことをふまえ、衣裳部は直しや再び探しにいきます。時間と体力勝負な部分はありますが、最後まで眞鍋さんにOKをもらえるまで駆け抜けていきます!!

今回はキャストの舞山さんをはじめ、新しく準劇団員にあがった方々で衣裳を担当してくれる仲間たちにとても助けられています。みんなありがとうございますっっ!!



後列左から舞山裕子さん、水本名海子ちゃん、小川瑞奈ちゃん
前例左から井下真美子ちゃん、岸川明玉ちゃん


劇団昴本公演『広い世界のほとりに』の幕がもうすぐ開きます。皆さまのご来場を心よりお待ちしております!!!
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 11:00 | comments (x) | trackback (x) |
お知らせ
本番まで残り数日となりました。私、ジョン・ロビンソン役の須々田浩伎から皆様にお知らせをお届けします!!


「広い世界のほとりに」10月5日(土)17時開演の終演後のポスト・ショートーク司会が決定いたしました!
一柳みるさんと、宮本充さんのお二人が司会を担当いたします。
参加は劇中のホームズ家の面々、江﨑泰介・落合るみ・金尾哲夫・姉崎公美・笹井達規・福田匡伸。
どんなお話を聞けるのか楽しみですね。是非お楽しみに!

そしてさらにポストショートークの他にバックステージツアーも行います。ナビゲートは出演者の舞山裕子と私、須々田浩伎。10月4日(金)14時の回終演後、準備でき次第始めます。ぜひご参加ください!俳優の演技とは別の舞台のたのしみをご披露いたします!

他にもまだお知らせが!

劇団昴では、出演者、裏方スタッフ以外にも公演を支えてくださる皆さんがいます!
劇場受付、お客様のお席への誘導、事務所での電話対応に、劇団昴所属の俳優がご案内いたします。
今作品「広い世界のほとりに」でのメンバーをご紹介します。当日、色々ありメンバーが変わるかもしれませんが…

【劇場受付メンバー】
※順不同掲載

⚫︎10/2(水)19:00開演
一柳みる、石井ゆき、遠藤英恵、高山佳音里、新野美知、町屋圭祐、横井麻子、砂田佑樹

⚫︎10/3(木)14:00開演
金房求、米倉紀之子、中西陽介、岩田翼、田徳真尚、吉澤恒多、新藤真耶、山田梅

⚫︎10/3(木)19:00開演
宮本充、竹村叔子、石田博英、大坂史子、新藤真耶、宮崎貴宜、葛西佳貴、中島鱗

⚫︎10/4(金)14:00開演◇バックステージツアー
岡田吉弘、江川泰子、湯屋敦子、永井誠、大矢朋子、永井将貴、横井麻子、葛西佳貴

⚫︎10/4(金)19:00開演
一柳みる、要田禎子、林佳代子、石田博英、市川奈央子、坂井亜由美、横井麻子、葛西佳貴

⚫︎10/5(土)12:30開演
一柳みる、竹村叔子、相沢恵子、湯屋敦子、髙草量平、永井将貴、上林未菜美、工藤凪紗

⚫︎10/5(土)17:00開演□ポスト・ショー・トーク
宮本充、寺内よりえ、佐々木誠ニ、市川奈央子、新藤真耶、坂井亜由美、上林未菜美、工藤凪紗

⚫︎10/6(日)14:00開演
磯辺万沙子、佐藤しのぶ、奥原千加、湯屋敦子、矢﨑和哉、宮崎貴宜、中島鱗、工藤凪紗、脇坂晴菜

劇場にて、お待ち申し上げます。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 13:36 | comments (x) | trackback (x) |
翻訳者、広田敦郎さん

「広い世界のほとりに」の稽古場から…

エレン・ホームズ役、姉崎公美が3回目の投稿です。
今回私は、演出家、演出助手、翻訳者の3名の方のご紹介文を書くように、ブログ班長の須々田君から命じられました!



(ブログ班長、須々田浩伎。今回非常に面白い役に挑戦中!)

と、言う訳で今日は翻訳者、広田敦郎さんをご紹介致します。

翻訳劇を上演する場合、翻訳者がご存命であれば(ご存命で無い場合も多々あるので)、そしてお時間があれば、たいていは稽古初日に1回、稽古半ばに1回くらい(その間、演出家と連絡を取る事はありますが)、稽古場を訪れて下さり、質問に答えたり、変更箇所を承諾されたり… そして初日にご観劇。
私の拙い経験では翻訳者が稽古に参加されるのはこんなパターンが多いように思われます。

今回の作品は16年ほど前、広田敦郎さんの翻訳で一度上演された事がありますが、この度新たに翻訳をし直してくださり、さらに、稽古初日以来、「読み」の期間はほとんど毎日稽古場に見えて、イギリスの風土や文化、作者サイモン・スティーヴンスの人となりなど解説して下さいました。
(作者本人は相当な酒飲みだとか。登場人物の中の“あの人“は本人なのかな?)

そして、私達の「読み」を聞きながら、眞鍋さんと共に、翻訳の変更、変更… 
思えば贅沢なお稽古場です。

時代と共に変わって行く“言葉“を使い、さらに時代を考証して私達に伝えてくれる。今回、翻訳者はもう一人の作家なんだと感じました。


ところで、稽古初日に初めてお目に掛かり、びっくりしたのはその素晴らしい「声」。テノールとバスの間くらいの、よ~く響く素敵な声の持ち主で…
よくよく伺うと劇団四季出身! やっぱり~ 四季の役者さんだったのぉ?と、思いきや、制作畑だったそうで… 
しかし、さらに伺うと、役者になろうかどうしようか迷った時期もおありだそうで、そうですよね~ あの声なら… 



「昴と言えば翻訳劇のイメージです」
演劇観賞会の方や、見巧者の方から度々伺う言葉です。

翻訳者の方とこれほど密に言葉を交わしながらの稽古は初めてだったかも知れません。
翻訳者としての責任と情熱で、お稽古に参加して下さった広田さんに感謝致します。
それがいい芝居に反映されるよう願うばかりです。


姉崎公美

| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 21:22 | comments (x) | trackback (x) |
演出助手、中村圭吾さん
「広い世界のほとりに」の稽古から…

立ち稽古も進み、慌ただしく、濃密に、私達はまだまだ、たどたどしく毎日が過ぎていきます。


エレン・ホームズ役の姉崎公美です。


今日は、俳優座所属、演出助手の中村圭吾さんをご紹介致します。今回は演出助手としてですが、すでに俳優座にて演出家デビューされています。

①おいくつですか?
「30才です。」
(見えない!お肌ツルツル!)

②ご結婚されてますか?
「はい、結婚してます。5才の子供がいます。」
(ますます見えない!ちょっとビックリ!)

③劇団昴の今までの印象は?
「俳優座演劇研究所時代(俳優座の養成所です)、松本永実子さんが講師だったこともあり、演出家志望ならと、読むべき本を教えて貰ったりお世話になりました。なので、付かず離れずの親戚?のような感じ。」
(親戚と思って下さっているとは知らなんだ…。
松本永実子さんは、元劇団昴演出部。演出家、そして翻訳家です。2022年残念ながら亡くなられました。後進の育成に熱心な方でした。
永実子さん!あなたの蒔いた種がこうして実りつつありますょ。)

④今回の作品について何か。
「人がいる感覚。何が起こる訳でも無いがその人達の向こうに透けて見える物が届けられれば、面白いかも。」


俳優座の旅公演にも携わり、忙しく時間の無い中、答えて下さいました。



稽古中、時折、中村さんの声が響きます。その時必要な補足内容のアナウンスをしてくれるのですが、この声がなんともカワイイ(*≧з≦)
金尾さんは「彼の声は癒し系だねぇ~」と。
一日数回、癒しの瞬間をいただいております。

そして毎日、その日終わった稽古箇所、明日の稽古予定などをメールして下さいます。そして今回、私は初めてなのですが、各人確認が出来るように、その日の動画を送って下さいます。
はぁ~ 時代は変わったぁ…


時代が変わり、稽古場にパソコンの数が増え、稽古の仕方は多少変われども、私達はそれぞれの頭に台詞を叩き込み、相手の台詞を覚え、キッカケを覚え、すべての台詞の意味を把握して気持ちを乗せ… アナログといえばアナログな作業を地道にやるしか手はありません。

その結果、舞台上で今初めて生まれたような瞬間を、それを皆様にお届け出来るまで…
もう少々お待ち下さい!


今回はその全ての日々を見守ってくれる、演出助手の中村圭吾さんをご紹介致しました!


それでは、また。


姉崎公美
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 21:57 | comments (x) | trackback (x) |
家族って…
祖父のチャーリー役、金尾哲夫です。

突然ですが、絶縁、勘当、三くだり半・・、うーん、家族の問題ですが、何か重くて暗い気分になりますねえ。
打って変わって、絵に描いたような幸せで理想的な家族・・、うーん、ま、ありそうで、なかなかないのかも。

皆さんは〈家族〉というものを如何お考えですか?

家族って、殆どの人がどこかに属している人間の集団。今回の芝居はその〈家族〉がテーマです。

断ち切れない絆がある故に、厄介で、鬱陶しくて、反目もあり、それでいて他人には求めぬ繋がりを心の奥底で希求する・・。多少の差はあれ、誰もが経験していることではないかと。

眞鍋卓嗣氏の演出する稽古は、ゆっくりと穏やかに、しかし、細かく的確に進んでいきます。それはまるで細密画が描かれるように、平らな断面に精緻な浮き彫りが現れるように、心の奥の奥に隠れていた感情の襞を解き明かしていきます。

氏の思い描く家族の心象風景は何処に向かうのか・・、楽しみです。

その家族を演じるのは、彼等。


写真は劇中における、それぞれの役の心中の思いを表現してもらいました。

前列左より落合るみ(母)、江﨑泰介(父)、笹井達規(その子供兄)、福田匡伸(弟)、後列は姉崎公美(祖母)、そして私(祖父)

家族・・って、何だろう。

『広い世界のほとりに』、お待ちしてます。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 03:06 | comments (x) | trackback (x) |
まだ道半ばの稽古場より
本日は、アリス・ホームズ役の落合るみがお届けいたします。

今回の劇場・あうるすぽっとは舞台の奥行きがあるため、稽古場で実寸を取る事ができません。
やむなく演出家の目の前に立ちはだかる状態で演技することも。(本当ならもっともっと前に行きたい)
ですので、スタッフはもちろん、出番を待つ出演者もいる場所がなくて、裏のあちこちに散らばっております。



これは上手袖。サラ・ブラック役の賀原美空ちゃんが目線をくれてますね。今回大抜擢の美空ちゃんは勘が良くて、私はただただ(ほえー!)と見ています。



後ろからしか舞台が見えない更衣室の隣で大急ぎでパンを食べている裏付きの井下真美子ちゃん。かわいいな!(笑)



金尾さんは毎日お手製のお弁当を持っていらっしゃいます。
写真ではわかりにくいのですが、この日のおにぎりの三角形の美しさにびっくり!
稽古前にささっとご自分で作ることが全く苦にならないそうですよ。
私はといえば、ゆで卵や果物しか持ってきていません・・。

さて、今回昴が初めてお迎えする眞鍋さんの演出はとにかくきめ細やかです。
ご本人はすらっとして爽やかな方なのですが、とんでもなく粘り強く、かつ、何も見逃しません。
私は限られた稽古時間で言われた事がすぐできないと、(やばいやばいやばい!)とすぐに焦りがちなのですが、眞鍋さんは非常に物腰が柔らかく、絶対イライラしないので(してるかもしれませんが、隠して下さるので)普段よりはかなり平常心で稽古場にいられている気がします。
役者もですが、演出家ってさらに気力体力忍耐力が必要な仕事なんだなあと改めて思います。

とはいえ!この作品、とにかくたくさん場面があり、セリフ以外に覚えなくてはいけない事も多々あります。
感染対策の為だけではなく、一切飲みにもいけない、私もちょっと体験したことのないタイトな稽古スケジュールです。
か、な、り、私も追い込まれてきておりますので、今日のところはこのあたりで・・。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 10:15 | comments (x) | trackback (x) |
裏付きの1日
皆様、はじめまして!

今年から準劇団員として劇団昴に入団しました、聡鳥圭と申します!

12日のブログにてサラ・ブラック役の賀原さんからご紹介いただきましたが…

(まだご覧になっていない方はアーカイブから是非!)

『広い世界のほとりに』では、頼れる先輩方と共に、我々新準劇団員がスタッフワーク(=裏付き)を担当させていただいております!

本日のブログでは、「裏付きの一日」と題しまして、我々の仕事を通して作品作りの裏側をお届けしたいと思います!

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裏付きの朝は早い…

と言いつつ、『広い世界』の稽古は殆ど午後から活動開始です。笑

稽古場に一番先に足を踏み入れるのは我々です。
鍵を開けて、皆さんが到着されるまでに準備をいたします!

その中でも一番最初に取り掛かるのは、掃除!!!

場所ごとに役割分担をし、一斉に取り掛かります!

稽古期間中、キャスト・スタッフ共に1日の中で一番長く滞在する場所が稽古場です。
清潔に保つことは衛生管理・体調管理の面でももちろん重要ですが、気持ちよく、ストレス無く作品作りに集中できるようにするためにもとても大切な仕事です。

今日の私(聡鳥)はトイレ掃除の担当!



鏡も一点の曇り無く…



念入りに磨き上げます…


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掃除が終わり準備が完了した頃、次々と出演者の先輩方が到着されます!

そこでもう一つ、我々が準備する稽古場に必須なものをご紹介。



「お茶場」でございます!

稽古場の一角にお菓子やコーヒー、お茶など取り揃えた憩いの場です。

何を用意するかは裏付きメンバーのチョイス!センスが試されます…。

稽古の前後に、休憩中に、気分転換したい時に。集中力が必要な現場おいて、お茶場は無くてはならない存在です。

我々が選んだもの以外にも、いただいた差し入れやお土産もこちらに並びます。

本日も素敵な差し入れが!



アリス・ホームズ役の落合るみさんから、バナナをいただきました!

(写真は、バナナを前に満面の笑顔のあしゃこと朝倉)

栄養満点で良質なエネルギー源!これは嬉しい!

と思っていたら…



更にエレン・ホームズ役の姉崎公美さんからも、バナナの差し入れ!!!!

ブログのネタにうってつけの最高のサプライズ…!

これが噂の『お茶場ナナ』!!
(姉崎さん命名。)(姉崎さん!頂きましたよ!!)

裏付きメンバーも、みんなでおいしくいただきました!


(バナナでエネルギーチャージするなみちゃん)

お二人とも、ありがとうございます!!


---


稽古が終わり、出演の劇団員の皆様が帰られると…

作業タイムが始まります!

裏付きメンバーにとっては、ここからが本番…!!

衣装班と小道具班に分かれ、それぞれ割り当てられた仕事に取り掛かっていきます。

今回は、小道具班の仕事の模様を写真にてご紹介!

この日は、稽古場で使う「仮道具」を作成する日でした!



(テキパキとキッチンのシンクを作る加藤さん)



(相談しながらキッチンのカウンターを作る撤さんと松谷くん)


(黙々と小道具の「タバコのパック」を手作業で作る海翔)

『広い世界』では、劇中にタバコやお酒がたくさん出てきます。

小道具作りの際には、
作品の舞台となる国・地域・時代によってどんなものが適当か?
使用するキャラクターがどんなものを使っていそうか?
役のバックボーン・性格も考えながらいろいろなパターンを想定し作成していきます。

これは役者としてもとても勉強になる作業で、こだわって突き詰めて考える時間は舞台作りの面白さのひとつだなぁと感じています。

本番ではどんなセットが立てられているのか?どんな小道具が使われているのか?

楽しみのひとつにしていただけたら嬉しいです!

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そんなこんなで夜も更け、明日に向けて各々帰路につきます。

裏付きの仕事は「裏」とは付いていますが、私達も演出・演者の皆さんと同じ景色を見て、同じ世界を信じて、形にしていく。とても大切な役割を担っています。

舞台に立つ出演の劇団員の皆さんが、よりその世界を信じられるように。

劇場に来てくださるお客様に、我々が信じた世界を信じていただけるように。

スタッフも一丸となって、力を尽くしていきます!

本番当日、果たして舞台の上にどんな世界が広がっているのか…

是非是非、劇場でお確かめください!!
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 06:02 | comments (x) | trackback (x) |
支えてくださる皆様。
サラ・ブラック役の賀原美空です。
初の本公演出演です!

今回は、『広い世界のほとりに』座組で、スタッフワークをしてくださる俳優陣を紹介します。(写真は敬称を省略)

まず、衣装チーフを務める 関谷あづみ(せきや あづみ)さん


(左:関谷 右:賀原)

関谷さんと私は養成所の時からの同期で、同じ座組に居てくれるだけで心強い存在です。
お芝居だけでなく、歌もダンスもできるオールラウンダーです!

お次に、小道具チーフ、副チーフの

加藤和将(かとう かずまさ)さん 落合撤(おちあい てつ)さん


(左:加藤 右:落合)

加藤さんは、人情溢れるおしゃべりお兄さんです。
誰に対しても、後輩である私にも、目線を合わせて話してくれる優しいお兄さんです。

撤さんは、とても不思議な空気感を纏うお兄さんです。
その底知れぬ魅力は、まさにブラックホールのよう…誰もが吸い込まれます…。


そして、衣装チーフと小道具チーフを支える、新準劇団員の皆さん!


(上段左から: 朝倉旭、小川瑞奈、井下真美子、聡鳥圭 下段左から: 岸川明玉、水本名海子)


(左:石井海翔 右:松谷翔一朗)

新準劇の皆さんと深く関わるのは今回が初めてで、まだまだ皆さんのことを知り足りません…!
ですので、私が感じている印象を『花』でお伝えさせていただこうと思います。

朝倉旭(あさくら あさ)さんは『黄色いガーベラ』
花言葉は「親しみやすい」

小川瑞奈(おがわ みずな)さんは『紫のパンジー』
花言葉は「思慮深い」

井下真美子(いのした まみこ)さんは『桜』
花言葉は「精神美」

聡鳥圭(さとり けい)さんは『すみれ』
花言葉は「誠実」

岸川明玉(きしかわ みんゆ)さんは『チューリップ』
花言葉は「博愛」

水本名海子(みずもと なみこ)さんは『桔梗』
花言葉は「変わらぬ愛」

石井海翔(いしい かいと)さんは『カポック』
花言葉は「実直」

松谷翔一朗(まつや しょういちろう)さんは『ムラサキハナナ』
花言葉は「知恵の泉」

以上8名、新準劇団員紹介でした!


今回ご紹介した11名、他にも沢山の方々に支えられながら、日々稽古に奮闘しております。
是非とも沢山の方々に観に来ていただきたいです。
ご来場、心よりお待ちしております!

賀原美空
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 23:08 | comments (x) | trackback (x) |
クリストファー役の福田匡伸です!
本公演初出演になります、準劇団員の福田匡伸です!
本日のブログは僕が担当させていただきます。

本日から読み稽古を終えて、立ち稽古に入りました!
仮のセットを組みまして、本の中の世界からより立体的なものになってきました。



今日は読み稽古でのお話をしたいと思います。
読み稽古では、演出家の眞鍋さんだけではなく、翻訳家の広田さんも参加してくださいました。
演出家の眞鍋さんを囲んで座りながら台本を読んでいき、時にお芝居についてのワークショップなどを交えて行われました。

眞鍋さんの役に寄り添った繊細な演出とともに、翻訳家の広田さんがイギリスの文化や、なぜそう翻訳したのか、解説と実際に私達のお芝居を見て、細かく翻訳を変えてくださいました。

その中で読み稽古最終日に、広田さんからこの物語は、したかったけど、しなかった人達の物語かもしれません。というお話をお聞きし、僕が演じるクリストファーにも通じる部分があると感じました。

この読み稽古を経て、僕もクリストファーという役にもっと深く寄り添ってお芝居を磨いていけたらと思いました。

最後まで食らいついていきます!
是非劇場へお越しください。
心よりお待ちしております。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 00:27 | comments (x) | trackback (x) |
演出家、眞鍋卓嗣さん
本日の稽古場ブログは、エレン・ホームズ役 姉崎公美です。

なんと劇団での公演は2018年、Pit昴での「ダウィー婦人の勲章」以来ですので…6年ぶり?

裏に付くスタッフメンバーはもちろん、共演メンバーにも、初めて接点を持つ若者が何人もいて、
ようやく名前がサクサク出るようになったところです。


さて、本日は、昴と初めてのタッグとなる演出家、俳優座の眞鍋卓嗣さんのご紹介を致します。

眞鍋さんの今までのお仕事や、輝かしい受賞歴は
ちょっと検索していただけば、すぐに、たーくさん出て参りますので(上演パンフレットにも掲載されるかと思いますし。)今回は違う側面をご紹介できたらと、質問形式に致しました。

①おいくつですか?
「49才です。」

②ご出身は?
「東京です」
(幼少時代は板橋だそうですょ)

③劇団昴のイメージ?
「外画、吹き替えの仕事をしている人が多いというイメージ。芝居を観ても外国人役がうまい…みたいな」
(なるほど…)

④俳優座劇場が無くなりますが、何か思いなど…
「僕は劇場より、どちらかと言えば5階の稽古場の方が思い入れがあるのですが、劇団の劇場があるという事は貴重な事。ロシアなど海外のように、劇団と劇場と養成所が三位一体となり創作する事がよい形だと思う。」
(残念ですね~。かつて三百人劇場を無くした経験のある私達です。客席の椅子が全部取り払われた劇場を見て、劇場が無くなるという事は文化が無くなるという事だと思った。俳優座劇場は昴もお世話になりました。5階の稽古場もステキな空間です。ありがとう、俳優座劇場!)


⑤この芝居について何か
「サイモン・スティーヴンスの作品は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』に代表されるように、ウマイ台詞、会話、自然だし見応えがある。いつかやりたいと思っていた。難易度高いと思います。心境の説明がほとんどないのですが、その台詞を何故言ってるか分かると心が感じられる。遣り甲斐がある。」
(何を言うかでなく、何故言うか…演技の基本ですかね。難易度高い…です。)


こんな風に、稽古中にもおっしゃっている言葉を挟みながらのお答を頂きました。



眞鍋さんは、昴が8月の朗読会で取り上げた、「とりつくしま」を、かつて俳優座で芝居にされているのですが、その頃から個人的に大変興味を持たせていただいておりました。


今、稽古は「読み」がそろそろ終わろうかという段階ですが、さてどんな眞鍋マジックが展開されるのか?楽しみなのは私だけではないハズです。

眞鍋さんと一緒に参加されている、同じく俳優座所属の演出助手、中村圭吾さん、そして連日のように稽古に参加されている翻訳家の広田敦郎さんも、後日ご紹介させていただきますね。


「コロナ禍」を乗り切ったかと思いきや、まだまだマスク着用の稽古場です。最後まで油断する事なく、頑張ります‼


姉崎公美
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 19:42 | comments (x) | trackback (x) |

  
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