『プカプカ漂流記』初日まであと1週間!
緊急事態宣言のため、19時開演の回を全て18時開演に変更し、新型コロナ感染症対策を施し、劇団昴ザ・サード・ステージLABO公演「プカプカ漂流記」は、1月20日にやっと初日を迎えます。

昨年4月ピット昴で上演予定でしたが、第一回目の緊急事態宣言!のため、中止を余儀なくされ、劇場を変え、やっとの思いで、公演に漕ぎ着けました。
出演者、スタッフそして、85才の演出家も皆一丸となってラストスパートです!

公演当日は、受付メンバーも、劇団昴の俳優陣が、フェイスシールド、マスク、手袋に身を固め、お客様をお迎え致します。

お客様に少しでも不安なお気持ちにさせないように、万全を尽くす所存です。

客席を半分に減らしての公演です。
まだ、残席ございますので、どうぞ今からでも、ご予約下さいますようお願い申し上げます。

さて、今回の受付メンバーは、

1月20日(水)18時A
事務所=脇坂晴菜
加藤保奈美・加藤和将・江﨑泰介・洲本大輔・安齋裕子
坂井亜由美・西岡萌絵・丸山加奈子
茂在眞由美・磯辺万沙子

21日(木)18時B
事務所=望月真理子
町屋圭祐・松尾美里・加藤保奈美・吉澤恒多・笹井達規
関泰子・古谷みちる・広瀬和
茂在眞由美・磯辺万沙子

22日(金)14時B
事務所=望月真理子
熊谷めぐみ・米田萌・小倉佳恵・洲本大輔・秋田奈帆子
須々田浩伎・関泰子・古谷みちる・広瀬和
茂在眞由美・磯辺万沙子

22日(金)18時A
事務所=望月真理子
永井将貴・平林弘太朗・洲本大輔・永井誠・中西陽介
須々田浩伎・坂井亜由美・西岡萌絵・丸山加奈子
茂在眞由美・磯辺万沙子

23日(土)13時A
事務所=脇坂晴菜
舞山裕子・松尾美里・小倉佳恵・新野美知・髙草量平
須々田浩伎・坂井亜由美・西岡萌絵・丸山加奈子
茂在眞由美・磯辺万沙子

23日(土)17時B
事務所=脇坂晴菜
松尾美里・市川奈央子・小倉佳恵・あんどうさくら・落合撤
須々田浩伎・関泰子・古谷みちる・広瀬和
茂在眞由美・磯辺万沙子

24日(日)13時B
事務所=脇坂晴菜
服部幸子・米田萌・大矢朋子・安齋裕子・黒田マサミ
須々田浩伎・関泰子・古谷みちる・広瀬和
茂在眞由美・磯辺万沙子

24日(日)17時A
事務所=脇坂晴菜
高山優介・加藤保奈美・米田萌・大矢朋子・安齋裕子
須々田浩伎・坂井亜由美・西岡萌絵・丸山加奈子
茂在眞由美・磯辺万沙子

です。
当日の都合で、メンバー多少変更するかもしれません。
その時はご了承下さい。

劇場にてお待ち申し上げます!

磯辺万沙子

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 10:44 | comments (x) | trackback (x) |
河田順子役・坂井亜由美
こんにちは!
新井さんから紹介していただきました、Bチームの河田順子役、坂井亜由美です。



舞台が延期になるなんて今まで経験したことがなかったので、去年の12月に稽古が再び始まった時は「台詞全部忘れてたら怖いな…」なんて思っていましたが、意外と覚えていました!

歌あり笑いありの実際にあった事件を元にした喜劇、『プカプカ漂流記』
是非観にいらしてください!
映像配信も予定しておりますので、コロナが心配な方でもお家で『プカプカ漂流記』が楽しめるようになっております。



Q.自分の役(河田順子)が、無人島にひとつだけ何か持っていくとしたら、何ですか?

あっけらかんとしてるように見えて、意外と根は慎重で保守的な女性なのでは?と河田について思います。

もし河田さんが現代に生きていたとしたら、なにかとスマホで調べるタイプですね!
というわけで私もスマホで調べてみました。

検索結果は…1位、携帯用ナイフ!2位、ライター!3位、3日分の水!
となっておりました。

というわけで河田順子が無人島に持っていくとしたら 携帯ナイフ です。



次のブログリレーは、Bチーム熊下貴子役・丸山加奈子さんです!



Bチームのダブルキャスト組は年齢も入団時期も近く、稽古後に残って役について話し合ったり、これをやったら面白いんじゃないかと一緒に考えつつ、残り稽古をしたりしています。

そして丸山さんは、自粛期間中に「アートにエールを!」という企画にプカプカの動画を出す際、動画編集を担当してくださいました!

丸山さんの演じる熊下さんについては、次のブログで熱く語っていただきましょう!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 09:35 | comments (x) | trackback (x) |
吉田役・新井志啓(あらい しひろ)
こんにちは!
林佳代子さんからご紹介いただきました、吉田役の新井志啓(あらい しひろ)です!



昨年の劇団昴試演会『動物園物語/楽屋』で女優Cを演じてから、実に1年ぶりに舞台に立ちます!

開演直前での公演延期から、8ヶ月、やっと皆様に『プカプカ漂流記』をお届けできるときがやってきました!
昨年から続くコロナの猛威が弱まることがありませんが、一人ひとり、感染対策・体調管理を徹底して、コロナへ立ち向かいたいと思います!


Q.自分の役(吉田)が、何かひとつ無人島に持って行くとしたら、何を持っていく?

吉田が使う小道具の、ラジオ、手拭い、ギターの3つの内どれかを選びたいと思います!

手拭いは、あると便利なアイテムですが、吉田は無いなら顔も手も服で拭けばいいと考えそうです。
大切な相棒であるギターは、無人島で傷んだり壊れたりしたら大変なので、家でお留守番していてもらうことにします。
日課にしている歌番組を欠かさず聴くため、無人島に持っていくアイテムは、

ラジオ

に決定しました!

無人島で聞こうとしたら電波がないことに気付いてがっかりしそうですね。




ブログリレー、次は・Bチーム河田役の坂井亜由美さんです!



坂井さんは一昨年12月の劇団昴ザ・サード・ステージ「8月のオーセージ」にジーン役で出演した時に短パンで、存分に引き締まった美脚を披露してくれました。

私と同じく、劇中でギターの腕を披露してくれます!
坂井さんの自粛中に磨いた歌、ギターの腕、そして只今稽古中の演技もお見逃しなく!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 10:56 | comments (x) | trackback (x) |
ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』緊急事態宣言による公演時間の変更と配信の追加について
劇団昴ザ・サード・ステージLABO公演「プカプカ漂流記」制作代表磯辺万沙子です。

1月7日に発令された緊急事態宣言の劇場・イベントへの依頼に従い、公演の開演時間変更を決定いたしました。

公演日程 2021年1月20日(水)~24日(日)
●1月20日(水)19時開演A→18時開演A
●1月21日(木)19時開演B→18時開演B
●1月22日(金)14時開演B(変更無し)
●1月22日(金)19時開演A→18時開演A
●1月23日(土)13時開演A(変更無し)
●1月23日(土)17時開演B(変更無し)
●1月24日(日)13時開演B(変更無し)
●1月24日(日)17時開演A(変更無し)

上記変更日時にすでにご予約のお客様には、こちらからご連絡させて頂きます。

会場は、感染症対策を万全に施し、座席設定も半数に減らし、また、必要と思われるお客様のために消毒済みのフェイスシールドもご用意し、安心・安全にご観劇頂ける様、万全の体制を整えて上演する所存です。

どうか皆様、このような状況ですが、もしよろしければ会場に足を運んで下さいますようお願い申し上げます。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、劇場にお越しいただいての観劇が叶わないお客様にも作品をお届けしたいと考え、今公演の映像配信期間の延長を致します。

《映像配信日程》
1月
22日(金) 映像配信 Aチーム 19時から23日(土)18時まで公開
23日(土) 映像配信 Bチーム 17時から24日(日)16時まで公開
24日(日) 映像配信 Bチーム 13時から25日(月)12時まで公開
24日(日) 映像配信 Aチーム 17時から25日(月)16時まで公開

以下追加配信
25日(月) 映像配信Aチーム 17時から26日(火)16時まで公開
26日(火) 映像配信Bチーム 17時から27日(水)16時まで公開
27日(水) 映像配信Aチーム 17時から28日(木)16時まで公開
28日(木) 映像配信Bチーム 17時から29日(金)16時まで公開
29日(金) 映像配信Aチーム 17時から30日(土)16時まで公開
30日(土) 映像配信Bチーム 17時から31日(日)16時まで公開

《チケットの種類》
日時指定 2,000円

《ご予約・視聴方法》
◆チケットぴあ ・・・https://w.pia.jp/t/pukapuka/

※配信についてのお問い合わせ
電話017 -718 -3572 メール event@linkst.jp(平日10 00 ~18 00)
《こちらの電話・メールからの予約は出来ません。》

コロナ禍に打ち負けないよう何とか乗り越え、頑張っていく所存です。
どうかよろしくお願いいたします。

磯辺

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 21:55 | comments (x) | trackback (x) |
ブログリレー、岡本秀子役・林佳代子
2021年 明けましておめでとうございます!
岡本秀子役、林佳代子です。

三が日もあっという間に過ぎましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
本日は「プカプカ漂流記」のスタッフ、キャスト、関係者全員のPCR検査を行いました。開幕に向かってエンジン点火!





 マウスシールドを付け、周期的な換気を行いながら、稽古を行います。今回は、コロナ感染予防の為に、お茶場(コーヒーやおやつが用意されている場所)も無く、少しさみしいところもありますが、順調に稽古は進んでいます!!
いずれも、通し稽古の一コマです。

Q.自分の役(岡本秀子)が、何かひとつ無人島に持っていくとしたら、何ですか?
無人島に持参するものですか?
そうですね…
「こまってる男の人」
秀子はね、本質的に男の人が好きなんです。そして、困ってる人がいると、助けたくなっちゃうのですよ。うふふ。


ブログリレー、次は吉田役の新井志啓さんです!



新井さんは、Bチーム河田役・坂井さん、同じくBチーム林役・西岡さん、スタッフとして参加している宮崎くんと同期で、昨年、準劇団員となりました!

ミュージカルの学校に通っていたこともあり、歌とダンスはお手のもの。『プカプカ漂流記』では、ギターの弾き語りを披露してくれます!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 23:35 | comments (x) | trackback (x) |
アルジャーノンに花束を
チャーリー・ゴードン役の町屋圭祐です。
この舞台、2020年は東北の演鑑連巡演からスタートしました

当初の予定では3月から始まる予定の東北巡演が、新型コロナウイルスの影響で4月に延期されました。
4月1日盛岡公演からスタート、2日秋田公演を行いましたが、その後のスケジュールは全て取り払われ、再度の延期となりました。

そして9月15日、九州演鑑連の巡演が下関からスタート。豪雨被害の影響で、ひとよし・くま公演は中止となってしまいましたが、10月28日長崎公演まで、38ステージを行うことができました。
11月から東北巡演が再開、3日鶴岡公演から27日会津公演まで(途中一時帰京する行程でしたが)、4月の2公演含め計16ステージを終える事ができました。

今年は、新型コロナウイルス禍でたくさんの公演が中止を余儀なくされました。
そんな年に54ステージも舞台に立たせて貰いました。
役者にとって演じる場は生きる糧です。
その場を与えて下さった九州・東北演鑑連の皆さんには、本当に感謝しかありません。

ステージを重ねて行くと、同じ台本を上演していても、作品の質が変遷してゆきます。
作品も、役者も、公演する場があって育っていくのだと、旅を通して実感しました。
個人的にも、チャーリー・ゴードンという役が自分に根付く感覚を持つことができました。「こんなに気負わず、役として生きることができるのか…!」と、未知の経験をさせて頂きました。




そして、12月17日〜20日東京藝術劇場シアターウエストで6ステージが行われました。
東京公演の為の稽古は、三日間だけ。
その内容は、巡演で1000人規模の劇場で行っていた演技を、シアターウエストサイズに圧縮することを主にした稽古でした。
まさに、九州・東北の皆さんに育てて貰った「アルジャーノンに花束を」の集大成の場であったのです。

そして僕の喉が、公演2日目のマチネで壊れてしまいました。
同日のソワレはダミ声になりました。
3日目には高い音が出なくなりました。
千秋楽には息漏れの音しか出なくなりました。


僕が九州・東北巡演を終え悟った事があります。
「誰にも期待しないこと」
長い巡演、キャストもスタッフも、全員が毎公演絶好調ではいられません。
だから僕は、より自分の自立を自覚するプラスの意味で、そう思ったのでした。
周りに期待するな、自分の事は自分で、と。

自立したはずの僕の喉が壊れたのは、ステージ数を重ね喉の疲れが蓄積したからでは決してありません。
乾燥が要因です。
僕の、冬場の乾燥対策が甘かったからです。
「僕は喉は強いのだ」という過信があったからです。オオバカヤロウです。


しかしながら、周りに期待しない僕が喉をやってしまった時、助けてくれたのは、周りの人達でした。

声を奪われ途方に暮れている僕に対し、男性楽屋では、
金子さんが、おこりんぼのニーマー教授とは別人の、優しい声がけで気遣ってくださいました。
宮本さんは喉の秘薬を某ルートから入手してくださいました。
研志さんと三輪さんは、喉に良いマッサージをしてくださったし、
翼さんは「とっておきだよ」と喉の薬やお茶をくれ、また、バートとチャーリーの場面でも影ながらサポートをしてくださいました(真のイケメンとはこうしたものなのです)。
江﨑さんは楽屋の鏡前が隣りだったけど、僕が声が出ないのを解って、一緒に黙ってくれました。
加藤くんは、不甲斐ない先輩を演技で引っ張ってくれました。

しのぶさんは女性楽屋から何度も僕の状態を見にきてくださり、励ましたり、アドバイスをくださり、「喉には肉よ!肉!」とカツサンドを差し入れてくださいました。
大矢さん、市川さん、染谷さん、さくらさん、真理子も、いつも通りの…、いや、時にはそれ以上の演技で僕を引っ張ってくださいました。女優ってスゴイ……

劇団員スタッフの久也さん、落合撤、近藤、笹井は、常に袖に温かい飲み物を用意してくれました。(余計な仕事を増やしてごめんなさい。)
同じく衣装部の新藤は、急遽使うことになった僕専用のピンマイクを、ヘアピンで上手に固定してくれ、のど飴もくれました。

音響オペレーターの今西さんには特にご苦労をかけてしまいました。
かすれて小さい僕の声を拾うため、公演3日目には舞台前面にフットマイクを設置。
千秋楽には、さらに出なくなった僕の声に備え、ピンマイクを仕込んでくださいました。
「バタバタしちゃってごめんねー」と、いやいやその原因を作ってるのは僕なのに…

制作の村上さんは、病院を手配してくださいました…本来の制作業や、毎公演の客席消毒作業もあるのに。
その病院には、代表の荒川さんが付き添ってくださいました…息を弾ませ、事務所から大急ぎで来てくださいました。


まだお世話になった方々はいるのですが、長くなりすぎるので書ききれません。


誰にも期待してなかった僕を、こんなにも多くの人達が助けてくれました。
そして驚くべきことに、誰ひとりとして僕を責め立てる人はいませんでした。
すごいチームです、本当に。
僕は自立などしていませんでした、素晴らしいスタッフの方々とキャスト陣に支えられていたのでした。
そして愚かな悟りはどこかに消え去りました。



東京公演を観にご来場くださったお客さま、申し訳ございませんでした。
観劇したうえで、物語の展開が分からなかったり、登場人物の関係性が見えなかったのでしたら、それは僕の責任です。

しかしながらカーテンコールで、お客さまは拍手を下さいました。
主人公の声はカスカスなのに、ダブルコールまで頂く回もありました。
きっと、僕の不十分なセリフを、お客さまが想像力で補填して下さったのだと思います。演劇のスゴイところは、舞台で起きることと、お客さまとの想像力が融合して完成するところです。

また、この舞台は、チャーリー・ゴードンにだけ感情移入できるわけではありません。
アリス・キニアン先生、芸術家フェイ、研究所の人々、パン屋の人々、チャーリーの家族…お客さまはそのいずれかに共感して下さった。
この舞台は、チャーリーの物語というよりも、チャーリーを取り巻く人々の物語なのだと思います。
そういったこともあって、お客さまは拍手をくれたのかな…。



あらためて、東京公演にご来場下さった皆さま、本当にありがとうございました!
そして九州演鑑連の皆さん、東北演鑑連の皆さん、ありがとうございました!
来年も劇団昴をどうぞ宜しくお願い致します。


2021年、劇団昴は四つの公演が用意されています。
1月20日からはさっそく、「プカプカ漂流記」が上演されます。
……いったい、どんな年になるのでしょう…。良くなるのだろうか。いや、良くなってほしい。

どうか神さま仏さま、劇場でお客さまと役者が思いを共有する場を奪わないで下さい…!
と願ってやみません。

町屋圭祐


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 20:48 | comments (x) | trackback (x) |
今週、いよいよ本日です!

先日、稽古場の仕込みとバラシの際に、男性スタッフ陣が「ちびパネル!ちび!ちび!」と連呼していて、ちょっと心にダメージを負ったノーマ役の染谷麻衣です。
(そのあと、近くにいた後輩たちが慰めてくれました。)

さて!
今週、12月17日木曜日から「アルジャーノンに花束を」の東京公演がはじまります。
今回は、先週の稽古のことをちょっとだけ書きたいと思います。

稽古初日。スタッフとスタッフ参加のキャストで稽古場仕込みを行いました。何十ステージと仕込みをしているスタッフ、仕込みが早い!
ですが、稽古場では劇場サイズを測り、バミリをしたりと、稽古場ならではの作業があります。
転換や出はけの段取りもあるので、細かくバミリが貼られていました。

さらに今回公演する東京芸術劇場シアターウエストは、巡演先のホールよりもサイズがコンパクトになるため、装置も芝居も劇場に合わせる稽古を行いました。



稽古では、冒頭のシーンから行い、転換や登退場の確認など、場当たりをしながら進めていきました。
が!問題なければ通す!
と言うことで、どんどん進んでいく!
気がつけば、後半は止まることなく通していました。

今回、舞台サイズの変更により、芝居の密度が上がりました。
それは、客席に芝居が届く距離感でもあり、よりシーンの生活感が伝わる芝居になっています。

稽古最終日には演出の菊地准さんから、
演劇鑑賞会の会員の皆様とのアクション・リアクションによっていい関係を築けたのではないか。より人物(役)が身に染みてきている。
というお話がありました。
何十ステージと巡演をさせていただき、客席の会員さんからたくさんのものをいただき、今の「アルジャーノンに花束」があります。
本当にありがとうございます。
そして、東京公演を心待ちにしてくださっている皆様、ありがとうございます!
今度は、東京で舞台と客席との素敵な交流ができることを楽しみにしています。

この時期、さまざまな制限がありますが、注意を払いつつ、観に来てくださるお客様がこの作品の世界を楽しめるよう、キャスト、スタッフ、劇団員一同、しっかり準備し、皆様のご来場を心よりお待ちしております。




こちら、金子由之先輩です!
先輩が稽古用衣裳で付けていたネクタイが、くまモンのネクタイでした!
稽古場からは以上です!



染谷麻衣
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 11:43 | comments (x) | trackback (x) |
『プカプカ漂流記』再始動いたしました!
こんにちは!

今年4月に新型コロナウィルス感染拡大により延期いたしました『プカプカ漂流記』は、2021年1月20日(水)〜1月24日(日)(於:シアターグリーンBOXinBOX THEATER)の上演に向けて、再始動いたしました。 



公演を断念してから8ヶ月半ぶりに、プカプカチーム、演出家、スタッフ、出演者全員で稽古再開致しました。
公演断念を聞いたあの日、その場にいた皆が、そして、公演に力を貸してくださった方々皆さんが、悔しさ、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。

この悔しさ、やりきれなさをバネにして、次に上演するときは今よりもっといいものにしよう、と心を新たにしました。

8ヶ月半、自粛中、全員で集まることはなかなか叶いませんでしたが、歌唱指導の笈沼甲子さんのもとで、少人数・マウスシールド・ソーシャルディスタンスをとりながら何度となく歌の練習をしました。
マンツーマンのレッスンもしていただき、歌のレベルは確実に上がっております!

そして、歌とともに今回の公演には欠かせないギターも、ギター指導・堀田篤さんにレッスンしていただき、どんどん上達しています!

稽古開始前には『プカプカ漂流記』座組全員、PCR検査を受けました。
対策をしていても、いつ誰が感染してもおかしくない状況で、皆が陰性という結果でした!!
これで、準備は万端です!

そして現在、

『プカプカ漂流記』、全員集合!

稽古場の入念な除菌、


飛沫防止のマウスシールド、


演出家席のアクリル板、


演出家と演出助手のやり取りはソーシャルディスタンスをとるためワイアレスレシーバーを使って、


換気のためフル稼働の扇風機や、こまめに開放される3枚のドア、などなど、できうる限りの感染対策をしています!




当時のセンセーショナルな見出しの新聞記事。(小道具より拝借いたしました。)

『プカプカ漂流記』は、1970年後半~1980年に実際にあった「イエスの方舟事件」を題材にしたお話ですが、登場人物たちの置かれた不安定な状況や、行き場のない怒りや悲しみは、今現在、コロナ禍に生きる私たちにも通ずるところがあるのではないかと思います。

皆さまにより良い舞台を楽しんでいただくため、今日よりも明日、明日よりも明後日と、稽古に励み、邁進してまいります!

どうぞお楽しみに!

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『プカプカ漂流記』 | 22:03 | comments (x) | trackback (x) |
今回ブログを担当するのは ニーマー教授を演じ続けて ウン10年 金子由之です。
10日ほどの休演の後 再び東北
福島 いわき市へ ホテル フロントで出迎えてくれたのは クリスマス仕様のマスクした赤べこ 愛嬌があり心和む一瞬でした。


本番を翌日に控え 佐藤さん 市川さん 両手に花(笑)で夕食。 市川さんは昔 白虎隊を扱ったドラマでいたく感動したとのこと 話題は白虎隊から新選組そして戊辰戦争へ 正義と信じ戦っていたのにいつの間にか賊軍悪者扱いに〜日頃のおちゃらけもどこへやら ご当地の重みも手伝って 世の不条理さに思わず感慨深けになリました。

アルジャーノンに花束を〜にも似たような不条理さが色濃く漂っています。何が良くて何が悪いのか? 様々な問題提起がありますが 最後まで明快な提示はありません。人間のエゴを痛烈に批判しつつも そんな簡単に答え出ないでしょうと言いたげに 客に投げかけたまま物語は終わります。ちょっとずるい(笑)ですが 普遍的な優れた戯曲なのです。


本番当日の夕刻 ホテルの下で宝くじを求めて長い行列ができていました 居合わせた トラックのドライバー牧野さんによれば 有名な売り場なんだそうです。有名な売り場イコール当たる確率が高いということか?
逃したか 10億!! 買うべきだったか〜今更ながら後悔する金子でした。


ブランク明け 緊張と不安のなかの 再スタートでしたが 劇場は反響も少なく 声の通りもよく 会員の皆さんの反応も手伝って無事終演することができました。
翌日の公演では カーテンコールでなんとスタンディングオベーション!何か励ましを頂いているようで 感謝 感激でした!いわき市の会員の皆さん本当にありがとうございました!


そして遂に迎えた千秋楽 長いと思っていた巡演にも終わりがきました!
会津若松市へ!
劇場名 会津風雅堂 渋い 渋すぎる名称です。
楽屋口を開けるととてつもなく大きい神棚がありました。左に赤べこ 右に天神を従え かなりな威圧感 思わず手を合わせ公演の無事を祈りました。


神棚の神様のお力添えもあり千秋楽も無事終了!
毎度のことながら 安堵と寂しさが交錯する千秋楽 本当は打ち上げといきたいところですがそれもままならず 終了直後 楽屋の廊下でキャストが全員集まって せめてもの拍手! 本当にお疲れ様でした。
コロナ終息後には 飛沫をとばしあって 思いっきり打ち上げをやりたいものです。

そして東京公演を残し 舞台監督 井上 卓さんとは ひとまずお別れです。
関西弁和みました そして芝居中の安心感〜ありがとうございました!
代わって東京公演は 宮下 卓さんが舞台監督に。よろしくお願いします。

思いおこせば 3月の末に中断になった東北巡演 市民劇場の皆さんの尽力で見事再開 公演をやり遂げることができました。感謝しかありません お世話になりました そして本当にありがとうございました。

12月17日からの東京公演
新鮮に新たな気持ちで望めればと思ってます!乞うご期待!

コロナ終息を念じつつ!!

これにて!❢ 
担当は金子由之でした。

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:30 | comments (x) | trackback (x) |
「仙台演劇鑑賞会・福島演劇鑑賞会」

バート・セルドン役の岩田翼です。

2011年の1月か2月ごろ、北海道の親戚を訪ねた帰りのフライト。夜の羽田行きの飛行機の窓からは、冬の澄んだ空気のおかげで、仙台市内の夜景がはっきりと見えました。オレンジや白に光る無数の小さな点と、真っ暗な海の対比。海岸線のラインもくっきりと。

前年の秋にも、やはり親戚を訪ねるために車で東北のあちこちを走り回っていたので、この時の飛行機から見える夜の海岸線が、どこの町のどんな風景の場所なのか、よく思い浮かべることができました。車で仙台から30分ほどの松島や、さらに北上して岩手との県境に近い気仙沼の港など、地図やナビを頼りに走っていました。

そしてその飛行機に乗ったわずか1ヶ月あまりあと、その灯りは、多くが震災による津波やその後の停電などで消えてしまうことになりました。東松島で泊まった、海岸からわずか数十メートルの民宿は跡形もなく、気仙沼の港近くにあった小さなホテルも取り壊されました。

舞台の公演も中止が相次ぎ、テレビからはドラマやCMが無くなり、僕自身、撮影はしたもののお蔵入りになってしまった作品もありました。演劇の灯も消えてしまうと思いました。こうして東北演鑑連で被災県を含む各地を巡演できる日が来るとは想像できませんでした。本当に奇跡のようです。

劇中、ニーマー教授が自ら行う実験で「どんな奇跡が起こるか・・・」と息巻くのに対し、ストラウス博士は「奇跡は神が起こすものだ。我々は神じゃない、科学者だ」とたしなめます。

今回の巡演は震災や原発事故後の復興に向けた大変な道のりの中にあっても、そしてコロナ禍での春先の巡演中断・延期をはじめとした様々な苦境の中にあっても、演劇鑑賞会事務局の皆さんや運営サークルの皆さん、そして会員の皆さんが想像を超えるほどのたくさんのご苦労と努力をし続けてくださったからこそ起こった奇跡だと思います。深い感謝と、皆さんと一緒に作るんだという気持ちで公演にのぞんでいます。





神といえば、仙台でも福島でも公演の日の朝に神社へ行きました。公演の合間や公演前に自然や歴史の一部に触れると心が落ち着きます。今ここは、宇宙の一部、地球の一部、歴史の一部。

仙台では国宝大崎八幡宮へ。福島では福島縣護國神社へ。大崎八幡宮は祈願の準備で奉納台があり、福島縣護國神社は七五三で賑わっていました。

・国宝大崎八幡宮









・福島縣護國神社

(




・仙台の会場、電力ホールのロビーでは開場前に事務局や運営サークルの皆さんが、会場の消毒や密を避ける誘導などについて綿密な打ち合わせをされていました。



・福島の会場、とうほう・みんなの文化センターの客席。観劇中の会員さん同士の距離を取るため、一席おきに座らないよう注意を促す貼り紙を貼って下さっています。チャーリーとアルジャーノンと花束。そして「みらいの会員席」。





今回の東北演鑑連の中で最も多い3ステージずつを上演する仙台と福島の演劇鑑賞会の例会。こうしたご尽力のおかげで無事に行うことができました。本当にありがとうございました!

さて、「アルジャーノンに花束を」東北ツアーは次の公演地での公演まで10日ほど空くので一時帰京しています。それぞれ感染に細心の注意を払いながら十分休養を取り再び出発する日を待ちます。残すは福島県内のいわきと会津の二ヶ所。そして12月の東京公演へと続きます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

岩田翼
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 15:28 | comments (x) | trackback (x) |

  
CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<   08 - 2025   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
SKIN BY
ブログンサポート