アルジャーノンに花束を
チャーリー・ゴードン役の町屋圭祐です。
この舞台、2020年は東北の演鑑連巡演からスタートしました

当初の予定では3月から始まる予定の東北巡演が、新型コロナウイルスの影響で4月に延期されました。
4月1日盛岡公演からスタート、2日秋田公演を行いましたが、その後のスケジュールは全て取り払われ、再度の延期となりました。

そして9月15日、九州演鑑連の巡演が下関からスタート。豪雨被害の影響で、ひとよし・くま公演は中止となってしまいましたが、10月28日長崎公演まで、38ステージを行うことができました。
11月から東北巡演が再開、3日鶴岡公演から27日会津公演まで(途中一時帰京する行程でしたが)、4月の2公演含め計16ステージを終える事ができました。

今年は、新型コロナウイルス禍でたくさんの公演が中止を余儀なくされました。
そんな年に54ステージも舞台に立たせて貰いました。
役者にとって演じる場は生きる糧です。
その場を与えて下さった九州・東北演鑑連の皆さんには、本当に感謝しかありません。

ステージを重ねて行くと、同じ台本を上演していても、作品の質が変遷してゆきます。
作品も、役者も、公演する場があって育っていくのだと、旅を通して実感しました。
個人的にも、チャーリー・ゴードンという役が自分に根付く感覚を持つことができました。「こんなに気負わず、役として生きることができるのか…!」と、未知の経験をさせて頂きました。




そして、12月17日〜20日東京藝術劇場シアターウエストで6ステージが行われました。
東京公演の為の稽古は、三日間だけ。
その内容は、巡演で1000人規模の劇場で行っていた演技を、シアターウエストサイズに圧縮することを主にした稽古でした。
まさに、九州・東北の皆さんに育てて貰った「アルジャーノンに花束を」の集大成の場であったのです。

そして僕の喉が、公演2日目のマチネで壊れてしまいました。
同日のソワレはダミ声になりました。
3日目には高い音が出なくなりました。
千秋楽には息漏れの音しか出なくなりました。


僕が九州・東北巡演を終え悟った事があります。
「誰にも期待しないこと」
長い巡演、キャストもスタッフも、全員が毎公演絶好調ではいられません。
だから僕は、より自分の自立を自覚するプラスの意味で、そう思ったのでした。
周りに期待するな、自分の事は自分で、と。

自立したはずの僕の喉が壊れたのは、ステージ数を重ね喉の疲れが蓄積したからでは決してありません。
乾燥が要因です。
僕の、冬場の乾燥対策が甘かったからです。
「僕は喉は強いのだ」という過信があったからです。オオバカヤロウです。


しかしながら、周りに期待しない僕が喉をやってしまった時、助けてくれたのは、周りの人達でした。

声を奪われ途方に暮れている僕に対し、男性楽屋では、
金子さんが、おこりんぼのニーマー教授とは別人の、優しい声がけで気遣ってくださいました。
宮本さんは喉の秘薬を某ルートから入手してくださいました。
研志さんと三輪さんは、喉に良いマッサージをしてくださったし、
翼さんは「とっておきだよ」と喉の薬やお茶をくれ、また、バートとチャーリーの場面でも影ながらサポートをしてくださいました(真のイケメンとはこうしたものなのです)。
江﨑さんは楽屋の鏡前が隣りだったけど、僕が声が出ないのを解って、一緒に黙ってくれました。
加藤くんは、不甲斐ない先輩を演技で引っ張ってくれました。

しのぶさんは女性楽屋から何度も僕の状態を見にきてくださり、励ましたり、アドバイスをくださり、「喉には肉よ!肉!」とカツサンドを差し入れてくださいました。
大矢さん、市川さん、染谷さん、さくらさん、真理子も、いつも通りの…、いや、時にはそれ以上の演技で僕を引っ張ってくださいました。女優ってスゴイ……

劇団員スタッフの久也さん、落合撤、近藤、笹井は、常に袖に温かい飲み物を用意してくれました。(余計な仕事を増やしてごめんなさい。)
同じく衣装部の新藤は、急遽使うことになった僕専用のピンマイクを、ヘアピンで上手に固定してくれ、のど飴もくれました。

音響オペレーターの今西さんには特にご苦労をかけてしまいました。
かすれて小さい僕の声を拾うため、公演3日目には舞台前面にフットマイクを設置。
千秋楽には、さらに出なくなった僕の声に備え、ピンマイクを仕込んでくださいました。
「バタバタしちゃってごめんねー」と、いやいやその原因を作ってるのは僕なのに…

制作の村上さんは、病院を手配してくださいました…本来の制作業や、毎公演の客席消毒作業もあるのに。
その病院には、代表の荒川さんが付き添ってくださいました…息を弾ませ、事務所から大急ぎで来てくださいました。


まだお世話になった方々はいるのですが、長くなりすぎるので書ききれません。


誰にも期待してなかった僕を、こんなにも多くの人達が助けてくれました。
そして驚くべきことに、誰ひとりとして僕を責め立てる人はいませんでした。
すごいチームです、本当に。
僕は自立などしていませんでした、素晴らしいスタッフの方々とキャスト陣に支えられていたのでした。
そして愚かな悟りはどこかに消え去りました。



東京公演を観にご来場くださったお客さま、申し訳ございませんでした。
観劇したうえで、物語の展開が分からなかったり、登場人物の関係性が見えなかったのでしたら、それは僕の責任です。

しかしながらカーテンコールで、お客さまは拍手を下さいました。
主人公の声はカスカスなのに、ダブルコールまで頂く回もありました。
きっと、僕の不十分なセリフを、お客さまが想像力で補填して下さったのだと思います。演劇のスゴイところは、舞台で起きることと、お客さまとの想像力が融合して完成するところです。

また、この舞台は、チャーリー・ゴードンにだけ感情移入できるわけではありません。
アリス・キニアン先生、芸術家フェイ、研究所の人々、パン屋の人々、チャーリーの家族…お客さまはそのいずれかに共感して下さった。
この舞台は、チャーリーの物語というよりも、チャーリーを取り巻く人々の物語なのだと思います。
そういったこともあって、お客さまは拍手をくれたのかな…。



あらためて、東京公演にご来場下さった皆さま、本当にありがとうございました!
そして九州演鑑連の皆さん、東北演鑑連の皆さん、ありがとうございました!
来年も劇団昴をどうぞ宜しくお願い致します。


2021年、劇団昴は四つの公演が用意されています。
1月20日からはさっそく、「プカプカ漂流記」が上演されます。
……いったい、どんな年になるのでしょう…。良くなるのだろうか。いや、良くなってほしい。

どうか神さま仏さま、劇場でお客さまと役者が思いを共有する場を奪わないで下さい…!
と願ってやみません。

町屋圭祐


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 20:48 | comments (x) | trackback (x) |
今週、いよいよ本日です!

先日、稽古場の仕込みとバラシの際に、男性スタッフ陣が「ちびパネル!ちび!ちび!」と連呼していて、ちょっと心にダメージを負ったノーマ役の染谷麻衣です。
(そのあと、近くにいた後輩たちが慰めてくれました。)

さて!
今週、12月17日木曜日から「アルジャーノンに花束を」の東京公演がはじまります。
今回は、先週の稽古のことをちょっとだけ書きたいと思います。

稽古初日。スタッフとスタッフ参加のキャストで稽古場仕込みを行いました。何十ステージと仕込みをしているスタッフ、仕込みが早い!
ですが、稽古場では劇場サイズを測り、バミリをしたりと、稽古場ならではの作業があります。
転換や出はけの段取りもあるので、細かくバミリが貼られていました。

さらに今回公演する東京芸術劇場シアターウエストは、巡演先のホールよりもサイズがコンパクトになるため、装置も芝居も劇場に合わせる稽古を行いました。



稽古では、冒頭のシーンから行い、転換や登退場の確認など、場当たりをしながら進めていきました。
が!問題なければ通す!
と言うことで、どんどん進んでいく!
気がつけば、後半は止まることなく通していました。

今回、舞台サイズの変更により、芝居の密度が上がりました。
それは、客席に芝居が届く距離感でもあり、よりシーンの生活感が伝わる芝居になっています。

稽古最終日には演出の菊地准さんから、
演劇鑑賞会の会員の皆様とのアクション・リアクションによっていい関係を築けたのではないか。より人物(役)が身に染みてきている。
というお話がありました。
何十ステージと巡演をさせていただき、客席の会員さんからたくさんのものをいただき、今の「アルジャーノンに花束」があります。
本当にありがとうございます。
そして、東京公演を心待ちにしてくださっている皆様、ありがとうございます!
今度は、東京で舞台と客席との素敵な交流ができることを楽しみにしています。

この時期、さまざまな制限がありますが、注意を払いつつ、観に来てくださるお客様がこの作品の世界を楽しめるよう、キャスト、スタッフ、劇団員一同、しっかり準備し、皆様のご来場を心よりお待ちしております。




こちら、金子由之先輩です!
先輩が稽古用衣裳で付けていたネクタイが、くまモンのネクタイでした!
稽古場からは以上です!



染谷麻衣
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 11:43 | comments (x) | trackback (x) |
今回ブログを担当するのは ニーマー教授を演じ続けて ウン10年 金子由之です。
10日ほどの休演の後 再び東北
福島 いわき市へ ホテル フロントで出迎えてくれたのは クリスマス仕様のマスクした赤べこ 愛嬌があり心和む一瞬でした。


本番を翌日に控え 佐藤さん 市川さん 両手に花(笑)で夕食。 市川さんは昔 白虎隊を扱ったドラマでいたく感動したとのこと 話題は白虎隊から新選組そして戊辰戦争へ 正義と信じ戦っていたのにいつの間にか賊軍悪者扱いに〜日頃のおちゃらけもどこへやら ご当地の重みも手伝って 世の不条理さに思わず感慨深けになリました。

アルジャーノンに花束を〜にも似たような不条理さが色濃く漂っています。何が良くて何が悪いのか? 様々な問題提起がありますが 最後まで明快な提示はありません。人間のエゴを痛烈に批判しつつも そんな簡単に答え出ないでしょうと言いたげに 客に投げかけたまま物語は終わります。ちょっとずるい(笑)ですが 普遍的な優れた戯曲なのです。


本番当日の夕刻 ホテルの下で宝くじを求めて長い行列ができていました 居合わせた トラックのドライバー牧野さんによれば 有名な売り場なんだそうです。有名な売り場イコール当たる確率が高いということか?
逃したか 10億!! 買うべきだったか〜今更ながら後悔する金子でした。


ブランク明け 緊張と不安のなかの 再スタートでしたが 劇場は反響も少なく 声の通りもよく 会員の皆さんの反応も手伝って無事終演することができました。
翌日の公演では カーテンコールでなんとスタンディングオベーション!何か励ましを頂いているようで 感謝 感激でした!いわき市の会員の皆さん本当にありがとうございました!


そして遂に迎えた千秋楽 長いと思っていた巡演にも終わりがきました!
会津若松市へ!
劇場名 会津風雅堂 渋い 渋すぎる名称です。
楽屋口を開けるととてつもなく大きい神棚がありました。左に赤べこ 右に天神を従え かなりな威圧感 思わず手を合わせ公演の無事を祈りました。


神棚の神様のお力添えもあり千秋楽も無事終了!
毎度のことながら 安堵と寂しさが交錯する千秋楽 本当は打ち上げといきたいところですがそれもままならず 終了直後 楽屋の廊下でキャストが全員集まって せめてもの拍手! 本当にお疲れ様でした。
コロナ終息後には 飛沫をとばしあって 思いっきり打ち上げをやりたいものです。

そして東京公演を残し 舞台監督 井上 卓さんとは ひとまずお別れです。
関西弁和みました そして芝居中の安心感〜ありがとうございました!
代わって東京公演は 宮下 卓さんが舞台監督に。よろしくお願いします。

思いおこせば 3月の末に中断になった東北巡演 市民劇場の皆さんの尽力で見事再開 公演をやり遂げることができました。感謝しかありません お世話になりました そして本当にありがとうございました。

12月17日からの東京公演
新鮮に新たな気持ちで望めればと思ってます!乞うご期待!

コロナ終息を念じつつ!!

これにて!❢ 
担当は金子由之でした。

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:30 | comments (x) | trackback (x) |

いつも劇団昴公演ブログをご覧いただき、ありがとうございます。



本日のブログは、前回の佐藤しのぶさん演じるドナーさんのパン屋で働いている『フランク・ライリィ』役の江﨑泰介がお送りします。



鶴岡、郡山が無事に終わり、次に向かったのは八戸。



ここで、この度の山場の一つを迎えました。

今回使用させていただいた劇場は『八戸公会堂文化ホール』といい、なんと珍しいことに、大道具の搬入を舞台の『せり』を使って行います。



『せり』というのは、元々歌舞伎で使われた言葉で、舞台上の一部をくり抜いて上げ下げ出来るようにして、建物や人物を登場させたり、引っ込めたりすることができる昇降装置のことです。



今回の劇場では、大道具類を搬入口から舞台の下まで運び、その『せり』を使って舞台上へ運び入れました。





舞台上から見ると、こうなります。



これまでの役者生活で色々な劇場で公演をしてきましたが、この『せり』を使った搬入というのは、この八戸で初めて経験しました!非常に珍しい劇場です。



こちらの劇場は、客席も素敵です。



舞台上から撮ったものですが、前列5列あたりまでは自由に配置できる仕様になっています。今回は通常通りの使い方ですが、もしかしたら、カフェテラスのような配置にすることも出来るのかしら…?

もしそれが可能なら、客席の一部を俳優が演技で使ったりできそう…と、妄想が膨らみます。



客席を使った演技の幅がとても広がる可能性を感じました!

ステキな劇場をご用意いただいた八戸演劇観賞会の皆様、ありがとうございます!





さて、八戸の翌日は青森市への移動日。



この日、劇団昴の縄文博士、三輪学先生による三内丸山遺跡見学ツアーが開かれました!



ツアー参加者は、ストラウス博士役の宮本さん、アリス・キニアン役のあんどうさん、そして私、江﨑の三人です。



参加者全員、縄文遺跡にはあまり興味がないんですが、縄文時代について楽屋で熱く語る三輪さんの勢いに押され…。



入り口に到着したツアー一行。

発掘された土器が、見学できるように保存されています。



三内丸山遺跡の大きな特徴、大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)です。




柱の一つ一つがとても太く大きいです!

あんどうさんに横に並んでもらいました



実際に、その柱が建っていた場所も見学できます。




施設内にある博物館では、発掘された土器や石器、土偶が数多く展示されていました。




到着当初はそれほどでもなかった宮本さん、あんどうさんが、どんどんと縄文の魅力という沼にハマっていく様子は、三輪さんの登録しているYouTubeチャンネルでご覧いただくことができますので、動画が投稿されるのを皆さんお楽しみに!



と、縄文文化を見学して英気を養った翌日は青森公演です。



こちらでは、カーテンコールの花束の代わりに、たくさんのリンゴが入った籠をいただきました!

コロナ過の影響で会員さんからの手渡しが出来ないため、劇団員にその大役を任せることに。



担当したのは、近畿公演から裏方としてついてきてくれている準劇団員の新藤さん。



コロナによって、会員さんからの花束渡しが出来ない状況が続いていたので、とても嬉しかったです。

青森演劇観賞会の皆さん、ありがとうございます!



と、ここで時間となりましたので、次のブログ担当にバトンタッチしたいと思います。



最後に。



次の公演場所は仙台なのですが、朝、青森から移動すると非常に朝早くになるため、スタッフのみ、終演後に盛岡まで移動することになりました。



この日の夜から寒波が襲い、盛岡までの道中は雪模様。

今年の初雪、見ることが出来ました!





我々のツアーも、まだまだ続きます。

今後訪れる先でも、会員の皆様に喜んでいただけるよう頑張ります!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 18:59 | comments (x) | trackback (x) |
今回のブログ担当は、パン屋の主人・ドナー役の佐藤しのぶです。

九州ラストの宮本充さんのブログが余りにドラマチックで、一瞬、全旅公演のラストかと錯覚を覚えるところでしたが、なんのまだまだ!

念願の、東北演鑑の旅が再開しました〜!!!
4月、盛岡・秋田と始まったばかりの旅公演が突然中止になった、あの時のやり場の無い気持ちは誰も忘れないでしょう。
だからこそ、今回は無事全うして笑顔で帰京できるように一丸となって頑張りたいと思います。
東北演鑑連の皆様、宜しくお願い致します!

旅初日は、
山形県鶴岡市・荘銀タクト鶴岡です。



まるで、波間を漂う客席のようです、なんかワクワクしませんか?
いろいろな劇場があるものですねぇ。

楽屋には、鶴岡市民劇場さんからのウェルカムボードが。
ありがとうの一行にそれぞれ「愛・喜・夢」の文字が忍ばせてあるそうです、なんてお洒落!
丹精込めて作られたお米を炊いたお赤飯、手作りの籠入りのラスク、どれも美味しく頂きました。
会員さんとの交流は難しい時ですが、ちょっと皆さんと触れ合えた気がしました、ありがとうございました。

そして次の地
福島県郡山市へはバス移動です。
江崎泰介君が車窓から撮った虹。

山口研志君が、途中の休憩所で撮った白糸瀑布。

こういう風景を見ると元気になります、自然は偉大ですね。

けんしん郡山文化センターで『ご案内係がいましたよ!』と大矢朋子さんが撮ってくれました。
がくとくん、ありがとう!

この劇場は、鮮やかな赤い色のシートです。
ちょっと燃える色じゃありません?・・・牛じゃないけど。

運営サークルの方からバームクーヘンの差し入れ頂きました。
ま、巻きが多い!
こんなに巻きの多いバームクーヘン見た事ない、手作りでしょうか?
お気遣いありがとうございました、みんなで美味しく頂きました、ご馳走様でした。


今、芝居は必要なのか?
疑問に思う方もいるでしょう。
でも私達は、無くてはならないもだと思っています。
それを今こそ、地道に芝居で証明していく機会なのかもしれません。
私達の旅は、まだまだ続きます。
明日も芝居が出来ることに感謝しつつ・・・。


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 20:27 | comments (x) | trackback (x) |
【九州・けいかほうこく】田川◎直方◎飯塚 市民劇場

皆様こんにちは。
フェイ・リルマン役の望月真理子です。
九州巡演、会員の皆様のご尽力により恙無く進んでおります。


◎田川市民劇場
北九州、別府と続いて田川にやってきました。
コロナ禍ではありますが、こちらでも会員の皆様の芝居への熱い思いに大いに勇気づけられ、公演を終えることができました。
美しい山あいの日差しにもエネルギーを貰いました。そしてこちら!



なんと…アルジャーノンクッキーを頂きましたー!チラシのイラストが入っていますよ!
ご声援を推進力に、この先の行程も頑張ります!
田川市民劇場の皆様、ありがとうございました!

◎直方市民劇場
ところ変わって直方での公演です。先日に引き続き、九州の初秋の空が美しいです。



衣裳も洗濯され、日差しを沢山浴びせることができました。
驚くべきことには、この状況下でありながら、なんとなんと直方市民劇場は会員数を増やして例会を開催しているそう!
会員の皆様の日々の努力と力強さ!こうして一緒に舞台を作ることができて本当によかったです。
直方市民劇場の皆様、ありがとうございました!


◎飯塚市民劇場
あっという間に行程が過ぎていく…

飯塚では2日間、公演をさせていただきました。
飯塚市民劇場も会員数を増やされたそう!!皆さまのエネルギーに脱帽です!!芝居にも力が漲ってきますー!
と、そんな中で珍事件が。
なんと芝居中、宮本充先輩がマスクを着けたまま舞台上に出てしまいました!
ご時世なので、ひょっとして「あるある」な事件かもしれませんね~


宮本氏による戒めの自画像がホワイトボードを賑やかせます。

そして素敵なサプライズが。



2017年、「ラインの監視」で息子役を演じた笹井逹規は今回スタッフとして九州に来ています。そんな笹井くんに会員さんからTシャツのプレゼントを頂きました!
以下、笹井くんのコメントです。

まさか、まさかの、アルジャーノン巡業中のサプライズ!
「ラインの監視」は、とても思い入れのある作品なので、凄く嬉しいです!
また飯塚で舞台に立てる日を、楽しみにしています!



飯塚市民劇場の皆さん、ありがとうございました!

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 22:26 | comments (x) | trackback (x) |
Flowers for Algernon 2020

皆様…
お待たせしました。

「アルジャーノンに花束を」2020、
本格的に始動致しました!!





私、昨年に引き続きブログ担当を致しま
す、フェイ・リルマン役:望月真理子の方です。
相方は変わらずのジョウ・カープ役:加藤和将くん。


そう、君はもうジョウなのだよ加藤くん。
いい加減フランクのセリフを読みそうになるのはやめたまえ。

(加藤くんは俳優座劇場の公演ではフランク・ライリィ役でした)




若輩者ですが、本年もよろしくお付き合いくださいませ。





稽古初日は顔合わせ。
キャストに一部変更があり、アリス・キニアン役にあんどうさくらさんを迎えました!!


あんどうさんとは望月、「ヴェニスの商人」以来の共演です。

私を観に来たはずの、望月母の心を奪っていったネリサ…。
優しくも強さがあり、そして愛嬌まである先輩女優。


新しい予感に胸が高鳴ります!


ブログは随時更新予定!ご期待をー!!


望月真理子


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 17:39 | comments (x) | trackback (x) |
【アルジャーノン経過報告】大宮演劇鑑賞会
(こっそり失礼します。ご無沙汰してすみません)

季節はあっという間に移ろいで、寒い朝や夜を過ごす日が増えました。
皆さん、お風邪などひいてはいませんか?私は実家で採れたさつまいもがおいしいです。望月真理子です。




さあ、今回の経過報告で首都圏での例会公演が最後です。
首都圏ブロックの巡演の最後を飾るのは大宮演劇鑑賞会での公演です!
日程は3日間、大宮と桶川と場所を変えて行いました。
駅から劇場までの道のりを進んでいると…



だし道楽。なんですかこれは。ちょっと出汁がなくなっちゃったときに便利な仕様でしょうか。
調べてみると、広島のうどん屋さんで作っている出汁だそうです。

…えっ広島?

ちなみにボトルの中に一尾まるまる焼きあご?が入っている模様。
東京にもあるそうですが、私は初めて見ました。

出汁を持って劇場に入るのはファンキーだなと思ったので、また今度会お会いしたら買います。

そうして到着した大宮の劇場はこちら。



佇まいに歴史を感じます。こういった渋いホールで公演ができるのも巡演のうま味ですね。そうね、出汁だけに。



桶川の舞台上での1枚。舞台写真も最後の首都圏、ラストの1枚です。
シュバールも頑張りました。(真ん中にちゃんといます 笑)
旅立つ前よりちょっと小さくなった?
皆に愛でられていましたからね。






上演の最後、カーテンコールには桶川の会員の皆さまが2階席の手すりに【祝千秋楽】と大きな字でメッセージが!
Wのカーテンコールまでいただいて、感無量でした。

近畿・首都圏での巡演を経て、我々アルジャーノン群 は来年3月下旬からの東北演鑑連での巡演へ。続けて東京・池袋あうるすぽっとで東京での再演、更に9月には九州演鑑連の皆様にお会い出来ることになりました。


これから先も、末永くこの作品「アルジャーノンに花束を」そして劇団昴を愛してもらえるように、我々は経過を重ねていきます。
大宮演劇鑑賞会の皆様、ありがとうございました。
そして首都圏演鑑連の皆様、改めまして…ありがとうございました!!

ではまた来年お会いしましょう!

チャオ~!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 15:13 | comments (x) | trackback (x) |
【アルジャーノン経過報告】ふなばし演劇鑑賞会&松戸演劇鑑賞会

秋も深まる今日この頃。きっとあっという間に冬なのでしょうね。

こんにちは。夏よりは冬が好き・望月真理子です。




今回は船橋での公演と、松戸での公演の模様をお伝えします。


ふなばし演劇鑑賞会では演出家の菊池准さんも来てくれました。
改めてのダメ出しもあり、残り少なくなってきた首都圏ブロックの公演に改めて気合が入ります。


ちなみにですね、個人的には「役者ではなく、役自身で感じて行動する」というダメ出しを貰いました。
今まで一番長くひとつの役をやっていたのは2016年「ヴェニスの商人」の20数回公演で、今回はもう30回を越えるステージ数。
もう役で動いているのか望月真理子自身で動いているのか、言われて考えてみると分からなくなっていました。


船橋での公演の中日でダメ出しを受け、それをふまえた上で次の日公演をしたところ。



初めて台詞を間違え申した。


「Bye」の台詞を「Let's GO」にしていました。




あらまあ。




そういう日に、何故かロビー交流会の参加メンバーなんですよね。ははは。



また、船橋での公演を終えた後で運営サークルの皆さんのおつかれ会に参加させて頂きました。
アルジャーノンの初演を観た方の話を伺えたり、演劇への思いをお話ししていただいたりと…充実した楽しい時間を過ごすことができました。



松戸での公演は、雨の中の搬入となりました。



早朝からの作業でしたが、大勢の会員の皆様にお手伝い頂き、公演も無事終えることができました!


舞台とシュバール氏。※本日のシュバール氏のお仕事は以上です。


台風19号が過ぎ、またも大きな被害が千葉や茨城、福島にも。
被害を受け被災された皆様にお見舞い申し上げます。



時期的にも台風や雨の多い旅公演でしたが、会員の皆さまのパワーに支えられ、全公演を終えることができました。

各所での模様は追って経過報告を致します!



ふなばし演劇鑑賞会・松戸演劇鑑賞会の皆様、ありがとうございました!




| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 13:13 | comments (x) | trackback (x) |
【アルジャーノン経過報告】ちば演劇を見る会~四街道篇~

きのこが安くておいしい季節ですね。大好きです。

ごきげんよう、お弁当女子・望月真理子です。



先日、ちば演劇を見る会・四街道での公演を終えました!

楽屋の裏手が幼稚園か保育園か、公演の日に丁度、運動会をやっていました。
元気な子供たちの声と親御さんの声援、すっきり晴れた初秋の空に、爽やかな懐かしい気持ちを覚えつつ、開演。
子供の「ようい、ドン」のように無心にゴールへ走るのも気持ちがいいです。

さて、チャーリィとの「ようい、ドン」が大好きなうちの小童はどこかな~?







ハァイ!シュバールです。ごきげんよう!
走るのは僕も大得意だし、ライフワークの1つと言っても過言ではないね。
今日も舞台を縦横無尽に駆け回ります!

と、いうわけで本日紹介するのはこれ!





じゃーん。なんのシーンで使われているものか、わかるかな?
これはアリスが研究所のシーンで首につけている名札だよ。研究所に入るにはアリスはこの名札を下げていなきゃあいけないらしいよ。
ちなみに最初だけは「ビジター」の札をつけているんだ!教授や博士も似たような名札を付けているよね。
客席からは細かくは見えないかもしれないけれど、ちゃあんとアリスの名前や役職も、アリス役・槙乃萌美さんの顔写真も入っているんだね~。端っこにはQRコードまで入っているよ!





…これ、読み取ったらどこに繋がるんだろうか…。





大きな舞台だけど、小さな拘りが沢山あるんだ!また紹介できるといいな。

今回はこのへんで!僕はこれからこっそり潜んで、おでかけするんだ…
裏付きの近藤瑞希くんのポシェットから小さな声で、チャオ~!



| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 10:27 | comments (x) | trackback (x) |

  
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