『祝 初日!』
やって来ました。
演劇の聖地、「俳優座劇場」
一昨日に劇場入りし、大道具の設営等をして、昨日は、テクニカルリハーサル(照明・音響・転換を中心とした稽古)をしました。
そして、今日は、これから舞台稽古。
そして、今夜、いよいよ初日の幕が開きます。
昨日のテクニカルリハーサルは本当に大変でした。
「評決」は、次々と場面が変わって行きます。
前の場面に重なるように次の場面が始まり、照明も、大道具も変化して行きます。
そのタイミングをちょっとでも外すと台無し。
タイミングの難しい場面は一旦止めて、細かい修正をします。
そしてもう一度。
うまく行かなければ、何度でも。
本当に長い一日でした。
でも、無事に終えました。

「出口のないトンネルはない」
(byバーの店主・ユージーン)

この日が来るのを楽しみにしていました。
でも、もうちょっと稽古したかったな。
いや、大丈夫。
十分にやりました。
若手の諸君。
自分の役があるのに、裏方の仕事を文句ひとつ言わずにやってくれて、有難う。
そして、新人諸君。
自分は出演していないのに、我々を献身的に支えてくれて、有難う。

全員の力を結集して、いい舞台に仕上がりました。

「私たちは最善を尽くしました。できることは全てやりました」
(by看護婦・メアリー)

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております!


| 稽古場日記::評決 | 12:14 | comments (x) | trackback (x) |
司教再び…
ブロフィー司教役の北川勝博です
この度の「評決」の再演により
再びブロフィーを演じると言うわけではありません 初演時は今回コンキャノン役の金尾さんが演じておられました


「先輩司教の金尾さん
新役の台詞の確認に余念がないのだ」

では何をもって司教再びなのか?
我が劇団は シェイクスピアを始め数多くの翻訳劇を上演します
すると牧師・神父等の聖職者がよく登場します しかし司教様となるとそうは無い そんな中、今から三十余年前に上演された「リチャード3世」においてヨークの大司教なる役を頂戴いたしました
台詞・出番こそすくないが命を狙われる幼き王子母子一行を匿い逃がすという大事な役割 正直最初
三十そこそこの若手がやっていいのか?威厳もくそもないぞ!でもまぁ シェイクスピア劇で初めて貰ったカタカナの役(半分漢字だが)頑張ってやろうと稽古に挑んだ が、しかし修羅場は待っていた 同一シーンで共演するのは
お芝居にとても厳しい今は亡き北城真記子先生 思った通り 大通り 連日演出家をも上回るダメの嵐 そしてそのシーンの稽古が終わると旧三百人劇場稽古場の廊下で台詞の稽古 「もっと高い音で言ったんさい!」「台詞が平板!」「貴方、おへたね!!」
嗚呼、地獄の日々!当時は思った
でも今は、至宝の時間だったと思える  
言葉は厳しいが愛情に溢れていた
その後も厳しく目を掛けて頂いた

さて時は流れ今回演じるブロフィー司教 ギャルビンと敵対する病院側の今風に言うラスボス的存在
彼は聖職者なのか?それとも?
さぁ!さぁ!さぁさぁさぁさぁ
どっちなんだい?
天国の北城先生!よっ!おへた!
と檄を飛ばして下さい


在りし日の北城真記子さん
(グッドラック・ハレーより)

| 稽古場日記::評決 | 12:00 | comments (x) | trackback (x) |
これ、なーんだ!?

「評決」本番に向けて、稽古佳境に入っております!!
本日のブログ担当は、ドナ役の林佳代子です!!

さて、いきなりですが…。
これ、なーんだ!?



舞台上に登場します。劇団昴の俳優、加賀谷崇文君は、今回舞台監督の仕事をしております。彼は、料理も上手だし、とても器用なんです。要望があると加賀谷君によって、翌日には必要な舞台道具が出来上がっています。この写真のモノも、彼があっという間に制作したものの一部です。ネタバレになるので、ここでは明かしませんが、お芝居「評決」をご覧になる中で発見できるのではないでしょうか。


これなーんだ?? 



ある日の稽古場。大きな山が現れた!山の向こうに見えるは、左から、吉澤君、桑原君、牛山さん、三輪君(今回は、演出助手です)

大きな、大きな山。
このお山は…。



はい。その正体は…。
お疲れで、おやすみですかぁー?矢崎和哉君!彼はティッピーという役を演じます。終盤では、とても大事な発言をする別の役も、控えているんです。「クリスマス・キャロル」では、トッパー役でした。私見ですが、ティッピーとかトッパーという名前が、彼には似合います。

衣装をつけて通し稽古を行いました。基本的に寒い季節の話なので、暖かいセーターや、厚いコートを着込んでいる人達も多く、エネルギーあふれる「熱い」稽古場となりました。
写真は、本番に向けて通し稽古に参加しているスタッフの面々です。



間も無く開幕です!
劇場でお待ちしております!!

| 稽古場日記::評決 | 22:15 | comments (x) | trackback (x) |
『ボストン!』

メアリー・ルーニー役の高山佳音里(こうやま かおり)です。

産科の看護婦さんです。 私が演じるメアリーは、あちこちでフルネームが繰り返されるキーパーソン的な役の一つです。
そのメアリーは、「ボストンに昔から憧れていた…」という会話が劇中にあります。
そう、「評決」の舞台はマサチューセッツ州ボストン!
今日は、
『ボストンってどんなとこ?』
というテーマでお届けしたいと思います。

行ったことないのでガイドブックで勉強…。
ボストンは、アメリカで最も古い歴史を誇る都市の一つで、1630年イギリスから移住してきたピューリタン(清教徒)達が作ったコロニーから発展した都湾岸町です。
ちなみに、原田さんが初めて昴で演出した作品、アーサー・ミラー作「クルーシブル〜るつぼ」はボストンからほど近い
セイラムという村で実際にあった魔女裁判を描いた作品でした。

「ボストン」という名前は7世紀に僧侶Botolph(ボトルフ)がその地に僧院を建てたことから、
Botolph's town(ボトルフの町)と呼ばれるようになったとのこと。
Bo…s…to…n。
歴史と芸術と学問とスポーツの街、ボストン。
市内には沢山の見どころがあります(いや、私はまだ行ったことないですが…)
宮本さん演じるギャルビンが、平林君演じるユージーンとバーで話すシーンに「ビーコン・ヒル」という地名が出てきます。
ここは有名人も多く住むボストンきっての高級住宅街。映画のロケにも使われ、絵葉書にもなっている、煉瓦造と
石畳のロマンチックなエーコン通りが特に有名だそうです。

ちなみに、このバー(ミーハンズ・バーという名前)はアイリッシュ・バー。
主役ギャルビン、そしてユージーンはアイリッシュ系アメリカ人。
ボストン市内にはカトリックのアイルランド人が多く住んでいるそうです。
1840年代後半に、じゃがいも飢饉でアイルランドから多くの移民がアメリカに渡ってきたので、
二人の先祖もそうなのかもしれません。


ユージーン役の平林君(左)とギャルビン役の宮本さん

ボストンは昔から貿易港で、アメリカ独立へのきっかけを作ったと言われる「ボストン茶会事件」の現場には
その博物館があり、実際に船上からお茶の箱を海に投げ入れる体験ができるらしいです。 
金子さん演じるモー・カッツは、劇中、アールグレイを好んで飲んでいます。
もしかして、その設定にはこういう歴史が絡んでるのでは? と勝手に深読みしてみたり…


役のために昨日髪を切った私、メアリー・ルーニー役の高山とモー・カッツ役の金子さん。
港町なだけに、シーフードの宝庫でロブスターやカキ、クラムチャウダーが名物だそうです。

そしてボストン出身の歴史上の有名人といえば、ジョン・F・ケネディ。
ケネディはボストン郊外で生まれ、生家がそのままの姿で残されてます。 
また、市内にはフリーダムトレイルという観光ルートを辿っていくとアメリカ建国の歴史を満喫できるツアーが人気だそうです。

ボストンには有名なハーバード大学と、マサチューセッツ工科大学があります。
劇中でもハーバード大学の名前、チラッと出てきます。
我らがギャルビンは、ボストンカレッジ卒業。こちらはボストンで一番古い私立名門校、とても優秀な大学を出ているエリートですね。

そして芸術面も充実。
かのボストン美術館には絵画だけでなく博物館並に世界各国の様々な展示物があり、1日では回りきれない全米でも
トップクラスの美術館。沢山の日本の作品や美術品も集められていて、現在、東京都美術館に日本の品々が里帰り展示で
来ていて話題になっています。
また、あの小澤征爾さんが音楽監督を務めていたボストン交響楽団も有名。
スポーツでは、なんと言っても、ボストン・レッドソックス!その本拠地フェンウェイパークは全米最古の球場で、
そびえ立つグリーンモンスターと呼ばれる壁、皆さんもテレビで見たことあるのでは?
実は、宮本さんは「生まれ変わったら野球選手になりたい!」と言っている大の野球好き。
今回、宮本さんに「大リーグだとどこが一番好きですか?」と聞いてみたところ…
何と、忖度なしで「ボストン・レッドソックス!」という答えでびっくり。
怪我をして赤いチームソックスをさらに血染めにしながら投げ続けたという伝説を持つカート・シリング投手の頃の
レッドソックスが特に好きだそうです。


さて、メアリー・ルーニーは、NYマンハッタンからボストンに移り住んだ設定ですが、ニューヨークとボストンは飛行機で1時間半位だそうです。日帰りも可能ですね…。


こうしてみるとボストンって環境もよくて本当に素敵な街で、メアリーが憧れていたというのも頷けます。
私もいつか行ってみたい!と思いました。
私が参考にしたのはこのガイドブック。海外旅行の時はいつもこれを愛用してます。
いつかボストンに行くときには持っていきます。


ちなみに私、以前「プラクティス〜ボストン弁護士ファイル」という法廷ドラマの吹替を何年かやっていました。
(ララ・フリン・ボイル演じる検事、ヘレン・ギャンブル役でした)
冬場のシーンになると雪が積もって、登場人物達が厚手のコートや手袋を着用していて、かなり寒そう…
と思ってたら… 「評決」も冬場の設定でした…。
ですので衣裳はセーターやコートや手袋やショール…
本番では、日本の今の気候は忘れて、皆さんを冬のボストンにお連れします!乞うご期待!

※キャストの写真は撮影時のみマスクを外しております。
| 稽古場日記::評決 | 05:05 | comments (x) | trackback (x) |
『博士と言えば…』
ちょうど一年のご無沙汰です、
昨夏の今頃は日々『The Weir~堰』のブログのネタ探しに没頭しておりました永井誠です。
なにせ『Weir堰』は出演者が5人しかおらず、週1ペースで当番が回ってきましたので。

その点、今回の出演者は総勢19人。お当番は1回のみ。ならば渾身の一作を書き綴りたいところですが…
稽古中は私語を慎み稽古後は呑まずに直帰のご時世、ブログ向きの面白エピソードはなかなか見つからず…。

とはいえ、稽古場の雰囲気は上々です。初演時の手応え、再び挑める高揚感、そして何より馴染みのメンバーと共にいる安心感と居心地の良さ。
ま、再演なので当然といえば当然ですが…。
今回のキャスト19人を、あらためてよくよく見れば…僕から見て先輩が9人、後輩も9人。
僕はちょうどド真ん中。…なるほど居心地がイイわけです。「責任は上に、面倒は下に」押し付けられる立場ですので。

え?お前はそんな奴なのかって??まぁそれはご想像にお任せするとして、

僕が演じます『タウラー医学博士』は、まさしくそんな人物です。
初演時同様、ブラック・ジャックを愛読して得た知識を総動員して臨む所存です。

ところで。

『博士』。

これ、どう読みます?『ハカセ』『ハクシ』どちらでしょう?

『評決』劇中では、どちらも有りで混在していますが、法廷の場では『ハクシ』にほぼ統一されています。

演出の原田さん曰く「ハカセって言うと、『御茶ノ水博士』が思い浮かんで、なんかユーモラスな感じがしちゃうんだよねぇ~」。
僕より上の9人の先輩がたは一様に頷き、下の9人はピンと来ない模様。
僕はどちらかというと『オバQ』に出てくる眼鏡のハカセ君のほうが真っ先に思い浮かぶ世代ですが…

いずれ「ハカセ」という響きからユーモラスさを連想する感覚も、世の中から無くなってゆくんだなぁ~…ああ歳月人を待たず。。

ともあれ、四年ぶりのタウラー博士、

四年の歳月で増した(と思いたい)貫禄を武器に、評決をくつがえす意気込みで(!?)、証言台につきます!


| 稽古場日記::評決 | 09:32 | comments (x) | trackback (x) |
『とりとめもない話ですが…』

ナタリー・ストンバナット役他、市川奈央子です。

4年ぶりの再演、どれだけ成長できたのか、楽しみでもあり、すごく緊張もします。
よもや、後退って言うことは…ないようにガンバります~

さて、先日の稽古休みに、近くの神社へ成功祈願に行ってまいりました!
私は、なるべく各公演ごとに神社へ足を運ぶようにしてます。
役者、スタッフ、大道具小道具、全てが公演終了まで、無事に過ごせるように…。



ご利益ありますように…

そういえば!同期3人全員が今回初めて同じ舞台に立ちます!
Dr.クラウリーの宮島くん、ユージーンの平林くん。
平成13年組で、在籍20年経って初めての事です。
舞台上での絡みは3人とも殆ど無いのですが、
切磋琢磨していきたいと思います!
負けないぞーっ\(^o^)/

そして、魅力満載の作品になるよう頑張ります!
| 稽古場日記::評決 | 00:05 | comments (x) | trackback (x) |
『ことしもばぁ』

ユージーン役平林弘太朗です。

ブルーカラーが集う庶民的なバーの店主。
牛山さんから引き継ぎで今回から参加です。

初演の牛山さんは、スタイリッシュなマスターという印象でした。
僕はスタイリッシュとは対極にいるので、自分なりのユージーンを模索中です。
現時点、「脱サラして頑張ってるゴールデン街立ち飲み屋の大将」みたいになっちゃってます。
今後の稽古でどんなユージーンが出来上がるか楽しみです!

ユージーンの店は、主役のギャルビンが唯一(?)心許せる場所。
緊張続きのストーリー展開の中、観客の皆様にホッと一息吐いていただけるシーンになれば幸いです。

話は変わりますが。
今回の座組は長野出身者が多いとの話題がありました。
実は、私の父は安曇野出身。子供の頃は毎年遊びに行ってました。
祖父は終戦前の松本市長、叔父は初代安曇野市長で、少なからぬゆかりがあります。
僕は「信濃の国」歌えませんが、父は歌ってました。
平林家のルーツである長野の巡演に参加出来る事は、大変光栄で楽しみです!

コロナ禍、私生活で呑みに行けない分、昨年の『TheWeir-堰-』に引き続き、芝居でバーに入り浸って満足してる平林でした。
現場からは以上です。

写真は『TheWeir-堰-』のバーカウンターのセットです

| 稽古場日記::評決 | 10:06 | comments (x) | trackback (x) |
4年ぶり2回目

医学博士のダニエル・クラウリ―です。

またまた ひょんなことから医療訴訟に巻き込まれてしまった私。

でも、せっかくなので勝訴を狙って行きたいと思っております。
どうかみなさま、応援よろしくお願いしますね。

掴むぞ勝利、打倒ギャルビン!!


・・・


と言うわけで、念願の再演に気合入りまくりの宮島岳史です。

8月8日は出演者の一人、矢﨑和哉君の誕生日でした。

コロナ禍の前は、ホールのケーキを用意してサプライズを仕掛け、
その後は切り分けたケーキを皆でいただく……なんてことをしていましたが
今回はお一人様用ケーキを彼に手渡して、声出しナシのサイレントお祝い。

なんとも味気ない話ですが、我々のポーズから、祝意は感じていただけるかと。



矢﨑君、どうか素敵な一年を!


そして、写真をもう一枚。



衣装アシスタントとして参加してくれている、脇坂晴菜(左側)を紹介します。

『評決』は、登場人物が非常に多いお芝居です。
出演者は19名ですが、出演者の半数は複数の役を抱えておりまして、多いと一人で4役とか抱えてる人も…。

そして『評決』の舞台は1970年後半から1980年代。現代じゃありません。
彼女は今、その大量の登場人物たちの、主に「靴」を手配するために奔走してくれています。

負けるなワキザカ、
そしていつも有難う!!
| 稽古場日記::評決 | 01:43 | comments (x) | trackback (x) |
演出の原田一樹さん。

こんにちは。グルーバー医学博士/ジェレミー・カラハン書記官役の、吉澤恒多です。
今回のブログは、私と『評決』演出の原田一樹さんとのお話です。
原田さんが初めて昴で演出した作品は、ザ・サードステージ公演『クルーシブル 〜るつぼ〜』(2011年)。私の役は、台詞のない「役人」でした。当時入団4年目。稽古、そして裏方の仕事と大変でしたが、公演は無事に終了しました。
その2年後、原田さんから連絡をいただき、原田さん主宰の劇団キンダースペースに客演として出演することになります。お世話になった演出家から出演オファーの依頼をいただき、台詞のない役でしたが一生懸命演じて本当によかった…
と、喜んでキンダースペースの稽古に打ち込んでいたある日。
原田さんから思いがけない一言が。

「え?吉澤、『クルーシブル』に出てたっけ?」

…実は、サードステージ公演から数ヶ月後。先輩の関時男さんがキンダースペースに出演することになり、観に行った際に原田さんにご挨拶しました。その挨拶時の、私の「背の高さ」と雰囲気が考えていた役のイメージと合致して、キャスティングしていただけたとのこと。『クルーシブル』での演技での評価と思って喜んでいたのは、どうやら私の勘違いだったようで……。
ですが、その後も劇団キンダースペース公演に度々お声掛けいただくことになり、そして『評決』にも出演することになるのですから、出会いというものは本当にどこで何があるか分からないものですね。※「忘れていたのは冗談」と原田さん本人は後から言っています。

そして、『評決』は再演が決定しました!演出や構成が変わり、また新たな『評決』となります。キャストも一部変わり、俳優から生まれる化学反応がとても新鮮で、充実した稽古が続いています。どうぞお楽しみにお待ち下さい!



右から原田さん、吉澤、そして稽古場お手伝いの準劇団員・加藤保奈美。かつて劇団キンダースペースのワークユニット(研修所)に在籍していたことがある原田門下生なのです。
| 稽古場日記::評決 | 10:25 | comments (x) | trackback (x) |
『チーム諏訪 いや、茅野?』

ティッピーとその他諸々やります、矢﨑和哉です!

タイトルが前回に似てますのは、前回の記事で立花からご紹介ありましたように、旅公演の行き先のひとつであります、長野県諏訪市の出身であるため流れに乗ってみました。笑

それにしても、ここまで信州人が揃う芝居は今後あるのか!もしや、山の神に呼ばれたのではないかと思うほどです。

山の神とは諏訪地方の行事で有名かと思われますが御柱祭ので歌われる木遣り(きやり)という唄のなかに出てきます。

さてさて、お芝居をしに出身地へ帰るのは初めてなので、いざ地元に戻るとどんな気持ちでその地を踏むのか楽しみです。
これまた不思議なことで牛山さんとは高校が一緒で、茅野高等学校の出身です。



牛山さんは1973年卒
矢﨑は2009年卒

約40年の時を経ての後輩なので、地元の話をしても色んなことが違うので面白いです。まずは高校の所在地が違うとかとか…


おっと、地元の話をしてたらいくらでも書けますね。そろそろ芝居の話をしないと、誰かから怒られるのかもしれないので、この辺でシフトチェンジ!(笑)

今回の『評決』は再演ではありますが初演時と一部キャストが変わりました!
なので、2018年のときに感じるものとはまた違う雰囲気の稽古場がとても面白いです。
さらに、セットも再演バージョンで作り直しています。一度見た方はまた違う見え方がするのかなと思います。

でも、キャストやセットが変わっても、作品と私たちが目指すものは変わりません。

裁判を題材にしてるだけあり、難しいセリフが四方八方から飛び交う飛び交う。
でも、その言葉を使いこなし自分の言葉として発してる先輩たちを見て、改めてこの役の人たちは「己の信念、正義」を貫いてるなと聞いてて感じます。

今回が初めての方は結末がどうなるかは観てのお楽しみ!2回目以上の方は様相が一新された刺激をお楽しみください。
この法廷で行われる言葉・話術の戦いを是非とも劇場で体感してほしいです!

| 稽古場日記::評決 | 10:59 | comments (x) | trackback (x) |

  
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