大変お待たせいたしました!
お待たせしすぎたかもしれません!
今日から「クリスマス・キャロル」チームのブログを毎日更新していきます。
と言っても、本番まで一週間なんですが…
その分濃密なものを皆様にお届けしてまいります。

稽古では、菊池准さんの演出のもと、それぞれが悩みながら、四苦八苦しながらも、自分に負けることなく、より良い「クリスマス・キャロル」を皆様に観て頂けるように常に挑戦し続けております。
配役もほぼ全ての役者が去年から変わり、昨年とまた違う、新しい新鮮なキャロルをご覧に入れます。
是非、「新生・クリスマス・キャロル」ご期待下さい!

笹井達規
| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 00:37 | comments (x) | trackback (x) |
アメリカからイギリスへ

Pitは先日のラビットホールからクリスマス・キャロルの様相に…
と言っても著作権のこともあり、ぼかしばかりですみません。



稽古場もアメリカからイギリスへ変わりました。

今回、新演出ということで、セットも以前のものと少し変わりました!

そうなんです。
再演のように思えて、演者としてはベースはあれど新作を作るかのごとく毎日稽古をしております。

昨年見た人は似て非なる、新しいキャロルを体験していただける…かと思います!

もちろん、初めて見る方には
「これが昴のクリスマス・キャロルか!」と。
そして以後12月の恒例としてまた観に来たくなるような作品となりますよう日々、歌やダンス、もちろんお芝居も練り上げております。

12月のスタートにひと足早いお祝い一緒にしませんか?

ご予約お待ちしてますー。

矢崎
| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 18:52 | comments (x) | trackback (x) |
『ラビットホール』は無事に千秋楽を迎えられました。ありがとうございます。
『ラビットホール』のブログにおいでの皆様、公演は昨日千秋楽を迎え、無事終了致しました。ありがとうございました。
さて『ラビットホール』最後のブログでは、この人たち達が居なければ舞台がそもそも立ち上がらない、という縁の下の力持ち、大切なスタッフの面々をナット役の要田禎子がご紹介致します。



ハート三輪学・みわまなぶ 舞台監督(後列1番右)
 スタッフの親玉です。嘗てイギリス人の演出家が言っていました。全ての舞台芸術のヒエラルキーの頂点の位置に舞台監督は存在するって。何人も舞監には逆らえないって。それは世界中変わらないって。
 そんな偉い人ですが、三輪さんは優秀な役者でもあります。12月の『クリスマス・キャロル』ではジェイコブ・マーレイの亡霊、他を演じます。鎖に繋がれた長身のマーレイの亡霊の登場シーンに是非ご期待ください。
 舞台監督として一番神経を使ったシーンは、ベッカがラビットホールに落ち込んでいくシーンだそうです。スモークの流れを作る風の調節は繊細で、一瞬で舞台をパラレルワールドにいざないました。照明、音楽、役者、全ての調和の賜物です。



ハート落合撤・おちあいてつ  小道具担当(後列1番左)
 彼の仕事の最大の功績は、ダニーのベッドの「ロボット柄のシーツ」を見つけた事でしょう。子供部屋は何とも不思議な円柱で表現されて、その上に縮小されたダニーのベッドが置いてあるのですが、客席から見てもその柄がロボットだと分かる絶妙な絵とベッドの大きさとのバランスが完璧なのです。そこに横たわる今は亡きダニー君の姿が思い浮かべられる、そんなシーツでした。完璧過ぎる!
 落合さんもまた優秀な役者です。2021年Peace Boxでチェーホフ作『かもめ』のソーリンを演じました。繊細でそれでいて力強い、そんな演技ができる人です。今後の活躍にご期待ください。



ハート古谷みちる・ふるやみちる 衣装 小道具(消え物)担当(後列センター)
 古谷さんの作るケーキは美味しかった!只ひたすら美味しかった。
 古谷さんはバースデイケーキ、レモンスクエア、クレームカラメル、そしてバースデイケーキのチョコレートプレートも作りました。もうパティシエになれそうな腕前の生クリームのデコレーションは完璧でした。観劇の感想で「美味しそう」が少なくなかったのは古谷さんのお仕事のお陰です。期間中ちょっと太った出演者も居たとか、誰とは言いませんがね。ともかく幸せな甘い香りが開演前の舞台裏に毎日漂いました。
 古谷さんは2019年の『8月のオーセージ』では家政婦のジョナを演じました。インディアンの血を引くジョナが全ての家族に寄添う様にそれでも冷静に見守る姿が印象的でした。2021年の『プカプカ漂流記』では新興宗教の真面目でちょっとヒステリックな信者を演じました。古谷さんの今後に注目してくださいませ。


ハート高橋慧・たかはしけい  小道具担当(後列右から2番目)
 「私が一番緊張したのは、ベッカがラビットホールに落ちるところです。後ろからサッと光が当たるのですが、その光源の穴をスライドさせて開けるのが私なんです。滞ったらどうしよう、綺麗にサッと開けられるかなって毎回緊張してました。」と高橋さん。
 大丈夫、いつも成功していました。頼もしい準劇団員。
 高橋さんは、2022年、若い演奏家の為のプロジェクト主催の音楽付き朗読「銀河鉄道の夜」ではジョバンニを元気よく演じました。よく通る真っ直ぐな声でジョバンニの心情を素直に表現していました。ご覧になった方もいらっしゃると思います。今後の活躍にご期待ください。


ハート横井麻子・よこいあさこ   小道具、衣装担当(後列左から2番目)
 舞台前面に並べられたおもちゃやぬいぐるみの数々。全て計算されて並べられていました。2幕でベッカとナットがそれらを全部片付けるのですが、特に横井さんが気を使ったところは、ダニーのベッド上の「うさぎ」だそうです。ベッカが母親に問いかけるシーン。ベッカはベッドボードにもたれる様に寝そべって置かれた小さなウサギをゆっくり取り上げます。もしかしたら全てのお客様には見ることができなかったかもしれませんが、そのウサギはダニーの様でもあり、ベッカの悲しみの様であり、楽しい思い出の様でもあり、ついそこに集中して見てしまいそうになるウサギでした。
 横井さんも準劇団員。大阪出身の明るく頼もしい後輩です。今後の活動に是非ご注目くださいませ。

彼らスタッフが居なければ舞台は始められません。彼らの心遣いが芝居を後押ししてくれました。もし舞台をご覧になってまだ脳裏に舞台のご記憶が鮮明なら、是非ご紹介したスタッフのお仕事も合わせて思い起こしてくださいませ。きっと更に具体的にシーンが浮かび上がってくる事でしょう。そうなったら私達出演者も本当に幸せです。


『ラビットホール』のブログ記事はこれをもって最後と致します。最後まで読んでくださりありがとうございました。
 また、ご来場くださった方々、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 今後も劇団昴の活動をご支援くださいます様宜しくお願い申し上げます。
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 20:15 | comments (x) | trackback (x) |
消え物
絶賛上演中の「ラビットホール」ハウイー役の岩田翼です。

公演も折り返しを過ぎました。ジェイソン役の町屋君も書いている通り、今回の公演は「形を作る、決める」ということを排除し、毎回がライブだと思って、生きた人間関係を作り、毎回新鮮な体験をするのが目標。安全運転し過ぎたり、自分の思いだけで突っ走ったりし過ぎることもありますが、とにかく毎回、その瞬間ごとにどうするか判断する試行錯誤の日々です。演出の田中壮太郎さんはこれを「綱渡り」に例えました。「練習通りにやっても落ちるだけ!その場その場で選択せよ」と。明日からまた新たに気を引き締めてこの危険に挑みたいと思います。

さて、そんな瞬間ごとの挑戦の、癒しだったり、楽しみだったり、あるいは挑戦をさらに難しくしているもののひとつに、今回の舞台の「消え物」の多さがあります。「消え物」とは舞台上で実際に消費される飲み物や食べ物など。一通り挙げてみると、頻繁にお菓子作りをするベッカが作るクレームカラメル、バースデーケーキ、トルテ、レモンスクエア。他に僕ハウイーがお土産で持ち帰ってくるズッキーニブレッドに、飲み物もオレンジジュース、白ワイン、ビール、牛乳などなど。本当によく食べたり飲んだりする芝居です。そして食べたり飲んだりするタイミングも毎回が挑戦。口の中がケーキでいっぱいの時に自分のセリフの順番が来たりするのもしばしば。慌てて飲み物で流し込んで喋ったり。これもライブならでは(?)

これらのお菓子類、購入したものをそのまま出すのではなく、スタッフが材料にひと手間かけて手作りしているものがほとんどなんです。そしてどれも本当に美味しい。

そして、舞台上で食べきれればいいのですが、残ったものはどうするか。もちろん無駄にならないよう、出演者やスタッフで美味しくいただいています。

僕もバースデーケーキの残りを持ち帰るために深めのタッパーを購入。公演の2回に1回くらいは持ち帰って家族でいただいています。



今回、息子のダニー役で声の出演をしているウチの次男は甘いものが大好きなのでケーキを持ち帰ると喜んで食べています。虫歯や糖分の取り過ぎにはくれぐれも気をつけなければ!
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 22:47 | comments (x) | trackback (x) |
「昴の冬、再始動」
こんにちは!
劇団では本公演『ラビットホール』が無事初日を迎え日々Pit昴でアメリカの風を吹かせている頃です。

そんな中、チーム『クリスマス・キャロル』も始動しております!
こちらも負けずにイギリスの風を吹かせております!

今年は演出を菊池准さんお迎えして、昨年のものをベースに新たなキャロルを日々作り上げております。



本番はクリスマスにはひと足早く12/1〜11 に座・高円寺にて!

チケットのご予約は11/8正午から始まります。

みなさま、一週間後のリマインドお忘れなく!


| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 14:35 | comments (x) | trackback (x) |
ラビットホール開幕
こんにちは、ベッカ役あんどうさくらです。
いよいよ『ラビットホール』の本番が幕を開けました。

田中さんがこちらです!と旗を振っている方へ、どうやったらそこへ辿り着けるか自問自答をしつつ、ああでもないこうでもないと走り続けた稽古でした。

そして本番を迎え、客席の皆さんの空気を感じて、さらに進化していく。
Pitならではのリアルな空間で長い期間挑めるというのは、とても贅沢な時間だなと実感しております。


ところで、タイトルになっているラビットホール。
以前広島に行った時にうさぎ島(大久野島)という場所があると聞いて、寄ってみました。
そこでリアルラビットホールを発見。



島にはそこかしこにこのラビットホールがありました。
中にはすごく大きな穴もあり、真っ暗にぽっかりと空いた穴はどこに繋がってるのかわからず、不思議な存在感でした。

さてさて、この芝居のラビットホールはどこへ繋がっているのでしょう。

劇場でみなさまのご来場をこころよりお待ちしております。

あんどうさくら
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 23:28 | comments (x) | trackback (x) |
親族写真
「ラビットホール」いよいよ初日が近づいて参りました。
会場のPit昴は、普段のフラットなスタジオスタイルから大変身。
舞台美術がたち、照明も吊り込まれ、劇空間が創造されています。

俳優陣の稽古も大詰め!
……という言葉は、この座組みにはいまいちふさわしくありません。
大詰めっていうと、そのあとに終着が待ってる感じですが…。

今回の稽古場では、「かたちを作る・決める」という事ではない事をめざしています。
その時、その場でしか見えてこない事が起こるよう、稽古を重ねています。
なので、
本番の16日間ずっと大詰めなんだと思います。



左から、
ハウイー役の岩田翼さん。
ベッカ役のあんどうさくらさん。
ベッカの母・ナット役の要田禎子さん。
ベッカの妹・イジー役の坂井亜由美さん。
撮ったのは、ジェイソン役の町屋圭祐。
毎日大詰めな5人の出演者でお届けします…!

町屋圭祐
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 15:34 | comments (x) | trackback (x) |
生活感のある女を目指す!
こんにちは!坂井です!!
皆さんお元気ですか?私はめちゃくちゃ元気です!!

ラビットホールはいよいよ今日から仕込みに入っています!

私、家の中の舞台セットがとても好きなんです!
普段から部屋の間取りを見るのが趣味だったりするんですが(笑)
今回のセットもすごく素敵なお宅でこんな家住みたいな〜とか思いながらお芝居しています。
壮太郎さんに、「この戯曲で生きてる人達はここで暮らしている。だから生活感を無くさないでほしい」というノート(ダメ出し)をもらいました。
生活感。確かに…!私は毎回初めてお宅にお邪魔したかのように振る舞っていた気がします。
私の演じるイジーは幾度となくこの家への道すじを歩き、姉夫婦の暮らすこの家で寛ぎ過ごして来たという軌跡を忘れずにいなければいけません。
この家には未だ、亡くなった子供の痕跡が消えない足跡のようにポツリ、ポツリと残っています。
劇中で子供服に触れる機会があるのですが、なんて小さいんだろうとダニー君に想いを馳せてしまいます。

ちなみにその子供服などは劇団員さん達からの寄付でいただきました!
ありがとうございます。
壮太郎さんも言ってたんですが、なんか子供服っていい匂いしますよね、子供の匂い。なんなんだろう??不思議です。

ラビットホール、とっても素敵な作品になっています!
この作品に参加させてもらえてる嬉しさと感謝を感じながら本番まで残り数日、全力で頑張りますので是非皆さん観にいらして下さい!!

| 稽古場日記::ラビット・ホール | 12:07 | comments (x) | trackback (x) |
こうして家族になっていきます
『ラビットホール』のブログにおいでくださりありがとうございます。
ナット役の要田禎子(ようださちこ)です。

『ラビットホール』は出演者が5人という少ない人数のお芝居で、その内4人は家族関係にあります。
ひとつの芝居を稽古していると出演者の間には何ともいえない「親しみ」が生まれます。それは日々お互いの才能のあるところ、ダメなところ、恥ずかしいところ、ともかく良いとこも悪いところも色々なところが稽古を通じて直接肌感覚で感じられるからでしょう。恋人役や親子役だと尚更なんです。
演劇でない他のお仕事でもそうかもしれませんが、同僚に感じるその「親しみ」は日常生活を共にする家族とはまた違う近しさを持って私達にエネルギーを与えてくれます。

『ラビットホール』のチームには演出家やスタッフも含め濃厚な関係が出来上がりつつありますハートハートハート
演出家は言います「この場面、貴方だったらどうなるの?それが見たいんです。素のままの貴方でいてください」。

『ラビットホール』の出演者は5人といいました。でももう一人、亡くなった男の子ダニー君が居ます。実際の出演者5人は皆ダニー君に強く強く結びついています。6番目の出演者ですね。


濃厚な舞台になるように頑張ります。是非ご期待ください。
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 19:07 | comments (x) | trackback (x) |
オーサー和哉
「評決」の巡演は、10月3日の「鎌倉演劇鑑賞会」例会をもって無事に終了いたしました。
神奈川県演鑑連の皆さま、長野県演鑑連の皆さま、どうもありがとうございました。
そして、このブログをご愛読下さった皆さま、どうもありがとうございました。
「評決」旅公演ブログも今回で最後です。

出演者達が、旅の間の出来事や感じたことなどを「AUTHOR」の矢﨑和哉に送り、それを彼がアップしてくれていました。
彼は、裏の仕事もずっとやりながらでしたら、大変だったことと思います。
ご苦労様。



(鎌倉芸術館の楽屋口にて)
矢﨑和哉がかしこまってる図。

来年の近畿巡演ブログも宜しく頼むね!

宮本

AUTHOR…著者の意

| 稽古場日記::評決 | 14:58 | comments (x) | trackback (x) |

  
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